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肆章・緋の休息地編
4-3 95 春斗視点 空白の針
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という事で、放課後に時計台に来た。
「で?…なんで全員居るの?」
如月さん率いる後輩共々何故か全員居る。
流石に6人がボロッボロの時計台で集まってたら不審過ぎる。
「…いやぁ…ねぇ…」
「そりゃあ…ねぇ…」
「うん…まぁ…」
「気になる…よねぇ…」
「…っていう事…」
らしい。
「…っていう事…じゃ分からないんだけど?五十嵐さん。」
「…っていう事。」
「……復唱必要無いんだけど。」
「っていう事なの…とりあえず行ってきて。」
「ええ…」
何故いるか結局分からないまま行く事になった。
何でこんなに中身がアスレチックになっているのか。
階段は抜け落ちてるし。
床も抜け落ちてるし。
天井一部無いし。
変に衝撃を与えれば更に道が無くなりそうだ。…ワンチャン時計台すら無くなるし。
「…よっと…何で体力無い癖にここに居るのかな、あの人は…!」
本人曰く体育館一周でしんどいくらいの体力の無さ。
何故外の世界ではあそこまで動けるかは分からない。
本当になんでだよ。
「…はぁ…はぁ…これ滅茶苦茶しんどいな…」
15分かかってようやく屋上についた。
そして、5分かかって樫妻先輩の所に辿り着いた。
…滅茶苦茶行きにくい所に行きやがって。
滑ったら僕は死ぬところだったんだけど…!?
何でそんな命がけのところに行けるんだよ…
「……?」
樫妻先輩は黙って、僕を見る。
「…どうも。」
ただそれだけを言う。
やっぱり僕を知らないか。
「…こんにちは。……ここに居たら危ないんじゃないですか?」
「……でも…ほら…景色は綺麗。」
「確かに…綺麗。」
「それに…そっちもその危ない場所にわざわざ来てる。」
それを言われたら何も言い返せないんだけど。
「…よくここに来るんですか?」
「…うん。………楽しいから。」
「この景色を見る事が?」
「…どちらかというと…ここまでに来るまでが楽しい。」
こんな鬼畜コースが?
僕は身の危険を感じながら来たんだけど。
「…変わって…ますね…」
「フフッ…そうかな。…………でも…此処には自由があるから。」
この人は何も無い先に自由を感じられないんだ。
苦しいから、自由を感じれる。
この人は自由を掴み取る過程に自由を感じれるんじゃないか。
僕はそう感じた。
「………執行者…」
今のこの人はアナライズで余裕で見れる。
だから、能力の名前が直ぐに見えた。
「………そうだよ……………………」
「…蒼小学園で…聞きましたよ。」
「…?私…そんな有名になるような事したっけ…?」
「黄金の王を倒したとか何とか…の話は割と有名ですよ。」
「…ふ~ん…………偶々だと思うよ。…なんで勝てたのか私にもよく分からないし。今戦ったら私は負けるよ。」
「それは、戦う理由が無いからですか。」
「……………………」
図星を突かれたかの様に樫妻先輩は黙った。
まぁ…突いたけど。
「…僕はですね…見てないんですよ。…去年の栄光賞。単に記憶が無いんですよね。だから、どんな風に戦ってたか分かってなくて。」
「だから、聞いた話なんだね。」
「そうですね。…でも、お陰で小学園内が変わったんですよ。」
「私のお陰?」
「そうですよ。無能力者が上位の能力者を倒しまくったから、無能力者を能力者が虐めるような体制が極端に少なくなりました。…まあ、先生すら悪い贔屓もしなくなったので大分目に見えて分かりますね。」
「ふ~ん…」
まあ、この人はそういうのは自覚無いと思う。
何かを成し遂げても無自覚で、何かを成し遂げようとしたらいつも出来ない。
この人はそういう人。
「……あの時…何の為に戦ったんですか?」
「さぁね。」
「単に忘れてるだけなんじゃないですか?」
「…」
この人の怖い所はふとした時の突然の殺意だ。
無責任に言い過ぎると本当に殺されかねない。
この人は『お前に何が分かる?』と言いたげな目で睨み付けてくる。
でも、顔は(若干)笑っているから…物凄く怖い。
「戦った理由を…簡単に忘れる訳が無いでしょう。」
「じゃあ、簡単に忘れた訳じゃあないんじゃないですか?」
怖い。怖い怖い。
大丈夫かな…僕、殺されないかな…味方じゃない時の樫妻先輩こんなに怖いのか…
「…僕はですね…守りたい人が居るんです。…その人は、限りなく阿呆で馬鹿で無鉄砲で…」
「…良いとこないじゃん…」
「でも、たまーに正直で…揶揄うと面白くて、誰よりも優しい人なんです。」
「…面白いのは…良いとこ…?」
まぁ、それは樫妻先輩、貴方なんですけどね!どうせ、阿呆だから気付かないんでしょうね!
鈍感系女子はモテないですよ!
モテないっ人に言うから僕もモテないんですけどね!
はは(泣)
「…まあまあ。…その守りたい人は、とんだ阿呆で馬鹿だから…何をしでかすか分かんなくて……それでも…その行動は…いつも誰かの為なんです。でも…その行動は馬鹿過ぎて理解出来ないから…その人は一人なんです。」
「…そんな人が居るんだね~…人の為に何か出来るって…羨ましいなぁ…」
だから、貴方のことだって!
「…一人なのは…恐らく自分で…そうしてるんだと思いますが…やっぱり……一人って寂しいじゃないですか。」
「………まぁ…そうかもしれないね。」
「…だから…僕は出来るだけ……その人を一人にさせたくないんです。」
「そんなにその人の事好きなんだねー」
「え…!?す、好き!?」
「…」
変な目で見られる。
というか、守りたい本人に他人事のように好きなんだねーって言われる僕の身にもなってみたらいいんじゃないかって思う。
そんなにそう聞かれるような事言ったかなぁ…?
「じゃ無くて!」
そういう路線に行ってはいけない。
「だから…僕は…その守りたい人を守る為に強くなります。今のままじゃ…僕はその人だけじゃなくて、僕の周りのフツーの人も守れない。」
「君には立派な理由があるんだね。」
やばい。ちょっと恥ずかしい。
じゃ無くて!
「…だから…能力を無効化出来る能力者に勝てたのは…きっと必死になれる程の誰かが居たんじゃないですかー?」
先輩は…恐らく、僕の為に頑張ってくれていた筈なんだ。
「分かったよ。その代わり、私の助けが要るなら言いなよ。」
こんな事を僕に言ってくれたんだから。
樫妻先輩は黙る。
「……………………………」
思い出したくもない記憶を無理やり思い出すように。
僕は樫妻先輩の隣に座る。何か落ち着くんだよなぁ…先輩の隣にいると。
「………………私は…また……………頑張らないと…いけないのかなぁ…」
「もう直ぐで…終わりですよ。そう信じてやるしか無いんです。」
「…そっか。…春斗…ありがと。」
樫妻先輩は僕に微笑む。
うんうん。やっぱり笑ってる顔が一番良い。
うんうん。アナライズしても何も見えない。…見せろよ。
「さっきまで丸裸だったのに見せてくれないんですか?」
「うん。隠してるからね。」
「こじ開けても見えないんですが。」
「そりゃあ隠してるからね。」
ドヤられても。
「で?あの人達は何で見てるの。」
「ああ、あの五人ですか?」
「うん。…本当に何で?」
そこはやっぱり分からないのかあ…
「…さあ?」
「あと、さっき言ってた、守りたい人って誰なの?」
は?この人本当に分かんないの?本当に鈍感通り越して馬鹿だな。
普通分かるだろ…?
「え…」
「実は好きな人だったりして…?」
…言ってやりましょうか。…守りたい人ってのは貴方ですよ!
そしたら、貴方の耳は真っ赤になると思いますよ!
「まぁ、異性だとは言ってないから分かんないけどね。」
勝手に結論付けられる。
5人の呆れてる姿が容易に想像できる。
そうかー…この人鈍感かー…キングオブ鈍感だなー…
僕の五十倍くらいは鈍感だと思う。…うん。
「…まぁ、あの五人…さっきから、私達をこっそり見てるから、私もこっそり驚かしてやる…!」
何で楽しそうなんだろう?嫌な予感。
すると樫妻先輩は躊躇無く飛び降りる。
「は?はぁ!?」
すると死線を上手に扱い、気配隠蔽して5人の所に突撃する。
「ごっきげんよーう!」
5つの悲鳴が聞こえる。
そら、樫妻先輩がいると思ってる反対側から来るんだもんな…
急ごう。
僕は最短距離を行き、樫妻先輩の元へ急いだ。
「で?…なんで全員居るの?」
如月さん率いる後輩共々何故か全員居る。
流石に6人がボロッボロの時計台で集まってたら不審過ぎる。
「…いやぁ…ねぇ…」
「そりゃあ…ねぇ…」
「うん…まぁ…」
「気になる…よねぇ…」
「…っていう事…」
らしい。
「…っていう事…じゃ分からないんだけど?五十嵐さん。」
「…っていう事。」
「……復唱必要無いんだけど。」
「っていう事なの…とりあえず行ってきて。」
「ええ…」
何故いるか結局分からないまま行く事になった。
何でこんなに中身がアスレチックになっているのか。
階段は抜け落ちてるし。
床も抜け落ちてるし。
天井一部無いし。
変に衝撃を与えれば更に道が無くなりそうだ。…ワンチャン時計台すら無くなるし。
「…よっと…何で体力無い癖にここに居るのかな、あの人は…!」
本人曰く体育館一周でしんどいくらいの体力の無さ。
何故外の世界ではあそこまで動けるかは分からない。
本当になんでだよ。
「…はぁ…はぁ…これ滅茶苦茶しんどいな…」
15分かかってようやく屋上についた。
そして、5分かかって樫妻先輩の所に辿り着いた。
…滅茶苦茶行きにくい所に行きやがって。
滑ったら僕は死ぬところだったんだけど…!?
何でそんな命がけのところに行けるんだよ…
「……?」
樫妻先輩は黙って、僕を見る。
「…どうも。」
ただそれだけを言う。
やっぱり僕を知らないか。
「…こんにちは。……ここに居たら危ないんじゃないですか?」
「……でも…ほら…景色は綺麗。」
「確かに…綺麗。」
「それに…そっちもその危ない場所にわざわざ来てる。」
それを言われたら何も言い返せないんだけど。
「…よくここに来るんですか?」
「…うん。………楽しいから。」
「この景色を見る事が?」
「…どちらかというと…ここまでに来るまでが楽しい。」
こんな鬼畜コースが?
僕は身の危険を感じながら来たんだけど。
「…変わって…ますね…」
「フフッ…そうかな。…………でも…此処には自由があるから。」
この人は何も無い先に自由を感じられないんだ。
苦しいから、自由を感じれる。
この人は自由を掴み取る過程に自由を感じれるんじゃないか。
僕はそう感じた。
「………執行者…」
今のこの人はアナライズで余裕で見れる。
だから、能力の名前が直ぐに見えた。
「………そうだよ……………………」
「…蒼小学園で…聞きましたよ。」
「…?私…そんな有名になるような事したっけ…?」
「黄金の王を倒したとか何とか…の話は割と有名ですよ。」
「…ふ~ん…………偶々だと思うよ。…なんで勝てたのか私にもよく分からないし。今戦ったら私は負けるよ。」
「それは、戦う理由が無いからですか。」
「……………………」
図星を突かれたかの様に樫妻先輩は黙った。
まぁ…突いたけど。
「…僕はですね…見てないんですよ。…去年の栄光賞。単に記憶が無いんですよね。だから、どんな風に戦ってたか分かってなくて。」
「だから、聞いた話なんだね。」
「そうですね。…でも、お陰で小学園内が変わったんですよ。」
「私のお陰?」
「そうですよ。無能力者が上位の能力者を倒しまくったから、無能力者を能力者が虐めるような体制が極端に少なくなりました。…まあ、先生すら悪い贔屓もしなくなったので大分目に見えて分かりますね。」
「ふ~ん…」
まあ、この人はそういうのは自覚無いと思う。
何かを成し遂げても無自覚で、何かを成し遂げようとしたらいつも出来ない。
この人はそういう人。
「……あの時…何の為に戦ったんですか?」
「さぁね。」
「単に忘れてるだけなんじゃないですか?」
「…」
この人の怖い所はふとした時の突然の殺意だ。
無責任に言い過ぎると本当に殺されかねない。
この人は『お前に何が分かる?』と言いたげな目で睨み付けてくる。
でも、顔は(若干)笑っているから…物凄く怖い。
「戦った理由を…簡単に忘れる訳が無いでしょう。」
「じゃあ、簡単に忘れた訳じゃあないんじゃないですか?」
怖い。怖い怖い。
大丈夫かな…僕、殺されないかな…味方じゃない時の樫妻先輩こんなに怖いのか…
「…僕はですね…守りたい人が居るんです。…その人は、限りなく阿呆で馬鹿で無鉄砲で…」
「…良いとこないじゃん…」
「でも、たまーに正直で…揶揄うと面白くて、誰よりも優しい人なんです。」
「…面白いのは…良いとこ…?」
まぁ、それは樫妻先輩、貴方なんですけどね!どうせ、阿呆だから気付かないんでしょうね!
鈍感系女子はモテないですよ!
モテないっ人に言うから僕もモテないんですけどね!
はは(泣)
「…まあまあ。…その守りたい人は、とんだ阿呆で馬鹿だから…何をしでかすか分かんなくて……それでも…その行動は…いつも誰かの為なんです。でも…その行動は馬鹿過ぎて理解出来ないから…その人は一人なんです。」
「…そんな人が居るんだね~…人の為に何か出来るって…羨ましいなぁ…」
だから、貴方のことだって!
「…一人なのは…恐らく自分で…そうしてるんだと思いますが…やっぱり……一人って寂しいじゃないですか。」
「………まぁ…そうかもしれないね。」
「…だから…僕は出来るだけ……その人を一人にさせたくないんです。」
「そんなにその人の事好きなんだねー」
「え…!?す、好き!?」
「…」
変な目で見られる。
というか、守りたい本人に他人事のように好きなんだねーって言われる僕の身にもなってみたらいいんじゃないかって思う。
そんなにそう聞かれるような事言ったかなぁ…?
「じゃ無くて!」
そういう路線に行ってはいけない。
「だから…僕は…その守りたい人を守る為に強くなります。今のままじゃ…僕はその人だけじゃなくて、僕の周りのフツーの人も守れない。」
「君には立派な理由があるんだね。」
やばい。ちょっと恥ずかしい。
じゃ無くて!
「…だから…能力を無効化出来る能力者に勝てたのは…きっと必死になれる程の誰かが居たんじゃないですかー?」
先輩は…恐らく、僕の為に頑張ってくれていた筈なんだ。
「分かったよ。その代わり、私の助けが要るなら言いなよ。」
こんな事を僕に言ってくれたんだから。
樫妻先輩は黙る。
「……………………………」
思い出したくもない記憶を無理やり思い出すように。
僕は樫妻先輩の隣に座る。何か落ち着くんだよなぁ…先輩の隣にいると。
「………………私は…また……………頑張らないと…いけないのかなぁ…」
「もう直ぐで…終わりですよ。そう信じてやるしか無いんです。」
「…そっか。…春斗…ありがと。」
樫妻先輩は僕に微笑む。
うんうん。やっぱり笑ってる顔が一番良い。
うんうん。アナライズしても何も見えない。…見せろよ。
「さっきまで丸裸だったのに見せてくれないんですか?」
「うん。隠してるからね。」
「こじ開けても見えないんですが。」
「そりゃあ隠してるからね。」
ドヤられても。
「で?あの人達は何で見てるの。」
「ああ、あの五人ですか?」
「うん。…本当に何で?」
そこはやっぱり分からないのかあ…
「…さあ?」
「あと、さっき言ってた、守りたい人って誰なの?」
は?この人本当に分かんないの?本当に鈍感通り越して馬鹿だな。
普通分かるだろ…?
「え…」
「実は好きな人だったりして…?」
…言ってやりましょうか。…守りたい人ってのは貴方ですよ!
そしたら、貴方の耳は真っ赤になると思いますよ!
「まぁ、異性だとは言ってないから分かんないけどね。」
勝手に結論付けられる。
5人の呆れてる姿が容易に想像できる。
そうかー…この人鈍感かー…キングオブ鈍感だなー…
僕の五十倍くらいは鈍感だと思う。…うん。
「…まぁ、あの五人…さっきから、私達をこっそり見てるから、私もこっそり驚かしてやる…!」
何で楽しそうなんだろう?嫌な予感。
すると樫妻先輩は躊躇無く飛び降りる。
「は?はぁ!?」
すると死線を上手に扱い、気配隠蔽して5人の所に突撃する。
「ごっきげんよーう!」
5つの悲鳴が聞こえる。
そら、樫妻先輩がいると思ってる反対側から来るんだもんな…
急ごう。
僕は最短距離を行き、樫妻先輩の元へ急いだ。
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