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おまけ
おまけ 視点不明 光の趣味
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※この話は本編にあまり関係ありません。弐章の中の会話となります。
放課後、部員達は喋っていた。
「ねえねえ、皆って趣味ある?」
奏恵が皆に聞いた。
各々が考え始める。
「…………無い………………奏恵は?」
一番最初に言ったのは鶴だった。
珍しく話を聞いていたが面白そうな話は無いようだ。
「…んーっとね…可愛い物を集める事かな!」
確かに、鞄には可愛いぬいぐるみが付けてある。
「……へー…確かに可愛いよねー」
智花が反応する。
「智花は?」
「…私はねぇ…変わった武器の名前とか、由来とかそう言うの調べる事かな…暇潰しに滅茶苦茶良いの。」
「面白そうだね。…一番変わった武器の名前って何?」
「そうだな~アパッチ・リボルバーかな~どちらかというと名前より武器の方が変わってるね。…ピストルとダガー、ナックルダスターが合体している何でもありの武器らしいよ~」
「とダガーとナックルダスターが合体している意味ある?」
「無いんじゃない…?」
「そういえば光は?」
すると部室に光が居ない事に気付く。
さっきまで居たのだが何処に行ったのだろうか。
奏恵は光の端末を見つけた。恐らくすぐに帰って来るだろう。
「…電源付いてる…」
奏恵はいけないことをしている気がするが好奇心に勝てず端末を覗いた。
「………小説…?」
そこには、色んな物語が綴られていた。
「これあれだね。…光って小説書くんだー」
「…………でも…全部中途半端に終わってる…………」
「全部五話くらいで終わってるねー」
「まあ、光らしいけど…」
しかし、一つだけすぐに終わってない物語があった。
「…『花束』って奴が一番長いね。」
「でも…1年位何も書いてないね。」
主人公がサツキという名前の女の子が中心となって書かれた小説だ。
「今思ったけど…サ行の名前の主人公多いね。」
「何だったら、殆どサ行とカ行とタ行の名前だよね。」
その話をしていると、ずっと傍観者だった緋色が言った。
「そろそろ来るよ。光ちゃん。」
「え!?」
急いで元の定位置に戻り何事も無かったように振舞った。
「…?」
少しだけ光は不思議そうだったが気にせずに座った。
放課後、部員達は喋っていた。
「ねえねえ、皆って趣味ある?」
奏恵が皆に聞いた。
各々が考え始める。
「…………無い………………奏恵は?」
一番最初に言ったのは鶴だった。
珍しく話を聞いていたが面白そうな話は無いようだ。
「…んーっとね…可愛い物を集める事かな!」
確かに、鞄には可愛いぬいぐるみが付けてある。
「……へー…確かに可愛いよねー」
智花が反応する。
「智花は?」
「…私はねぇ…変わった武器の名前とか、由来とかそう言うの調べる事かな…暇潰しに滅茶苦茶良いの。」
「面白そうだね。…一番変わった武器の名前って何?」
「そうだな~アパッチ・リボルバーかな~どちらかというと名前より武器の方が変わってるね。…ピストルとダガー、ナックルダスターが合体している何でもありの武器らしいよ~」
「とダガーとナックルダスターが合体している意味ある?」
「無いんじゃない…?」
「そういえば光は?」
すると部室に光が居ない事に気付く。
さっきまで居たのだが何処に行ったのだろうか。
奏恵は光の端末を見つけた。恐らくすぐに帰って来るだろう。
「…電源付いてる…」
奏恵はいけないことをしている気がするが好奇心に勝てず端末を覗いた。
「………小説…?」
そこには、色んな物語が綴られていた。
「これあれだね。…光って小説書くんだー」
「…………でも…全部中途半端に終わってる…………」
「全部五話くらいで終わってるねー」
「まあ、光らしいけど…」
しかし、一つだけすぐに終わってない物語があった。
「…『花束』って奴が一番長いね。」
「でも…1年位何も書いてないね。」
主人公がサツキという名前の女の子が中心となって書かれた小説だ。
「今思ったけど…サ行の名前の主人公多いね。」
「何だったら、殆どサ行とカ行とタ行の名前だよね。」
その話をしていると、ずっと傍観者だった緋色が言った。
「そろそろ来るよ。光ちゃん。」
「え!?」
急いで元の定位置に戻り何事も無かったように振舞った。
「…?」
少しだけ光は不思議そうだったが気にせずに座った。
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