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序章・対の戦い編
1-5 5 夏希視点 絶体絶命の時しか覚醒しない曲者
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「騎士の激励(中)!」
香露音は夜の騎士の能力を使う。
どうやら夏希にかけたようだ。
「これでちょっとぐらい守ってくれる!」(あとは知らないから!頑張れ!)
どうやら、防御系の能力らしい。
「ありがとう!」
「さっさとこっち見ないと、痛い目に合うぜぇ?」(さぁて…どういたぶるか?)
男Cが、夏希に襲いかかる。
「縮地(小)!」(ああダルいダルい!そういう奇襲モテないって!)
緋色が守ってくれた。しかし、キャラが少し変わっている気がする。
「あんたの敵はまず私。モブが出しゃばんな!」(さあ、どうぶっ殺そう…?)
どうやら気のせいではなく、完全に変わっている。
「ぶ、武器生成(小)…よし!」
二人だけに任せる訳にはいかない。
これは3on3だからだ。もうひとり来る。
「ヒャッハー!」
上から男Bが襲い掛かってきた。辛うじて受け止める。
「アヒャヒャヒャヒャ!」(上から!下に、それから左!)
心の中を読めるので、攻撃が分かる。
「隙あり!隼(小)!」
隙を見つけ攻撃に転じる。当たりどころがよく、300もライフを削った。
「夏希!」(そいつのライフは残り1000…!いける!?)
「緋色!ご心配なく!」
緋色は安心したような顔になり、男Cとの戦いに戻った。
ヒットアンドアウェイを繰り返し、順調に削っていく。
男Cの残りの体力は300になった。
「くっ…、くそ!」(強え!)
夏希はもう一度攻撃を加えようと振り上げる。
「絶対射撃(大)!」(隙ありだぜ!)
「し、しまった…!夏希!」(危ない!)
香露音の声に反応し、防御するが武器が壊れ、思い切り吹き飛ばされる。
「一撃で倒せると思ったんだけどな~騎士サマがトロイから。」(図星で歪んだ顔が見るのが俺の好きな十八番だせ!)
「っ…!」(この野郎!)
「香露音!夏希は気にしないでそいつに意識を!私が行く!」(クッソギリギリだけど夏希はまだゼロじゃない!)
「了解!」(こいつに意識を!)
「ぐぅ………!」
一気に1500削られた。残りは男Cと同じ程の300。
「大丈夫!?」(生きてるだけマシな方か…!)
「本当に危なかった…」
しかし、あまりの大ダメージですぐには動けない。
「夏希が立つまで守る。」(今から二人……頑張ったらいけるか…?)
緋色は電光石火を使い、二人に斬りつける。
しかし、銃弾が緋色の邪魔をする。
「散弾(中)!」
「チッ…!騎士の喝采(中)!」
ある程度の銃弾は香露音の能力で防いでいるがそれでも、防ぎきれない。
「っう!」(やべぇ…!足に当たった!)
「緋色!この!鎌鼬(小)!」
なけなしの力で男二人に打ち込む。
足止め程度で全くダメージが入らない。
「この野郎!」
男Cは夏希にめがけて武器を振り下ろす。
「だから!私が守るって…!聞けよ!」(縮地と唐傘…!こっちだって足が痛えんだよ!)
緋色は辛うじて受け止める。
「ぐっ……!」(押される…!でもまだ!耐えてやる!)
「俺が空いてるぜ!」
今度は男Bが夏希に刃を向ける。
「だからなんだよ!」(輪廻を使って凌ぐ!)
男Cを蹴り飛ばし、輪廻を使って刃を跳ね飛ばす。
「絶対に負けない…!負けてなるものか…」(痛い………!何で私は弱いんだよ!本当に、こんな肝心の時に!)
緋色の悲痛な声が聞こえる。
「電光石火(小)!」(……もう体力の限界なんだよ!こっちは!何で!私はまだ無能力者なんだ!何時私は!自分を認めれる!?)
緋色は叫び続けながら攻撃を止めない。
「まだまだ!閃律(小)!」(朱い流星が言ったことが本当なら、私を早く認めろ!1分?30秒?そんなに長くなくてもいい!認めるんだ!緋色!)
緋色は攻撃を受けても諦めない。
「グフッ!グッ…まだまだ!縮地(小)!」(何だったら思い込みでも構わない!今まで私を否定した言葉を否定しろ!お願いだよ………!)
「オラオラ!」
相手の攻撃に緋色は吹き飛ばされる。残りは200程しかない。
「私だって…頑張ってきたんだ…さっさと報われないと困るんだよ!隼(小)!」(さあ!早く!信じてくれ!緋色!)
男Bを斬りつける。あと一歩のところで剣が壊れた。
「ああ、もう!」(早く!認めろ!思い込みでもいい!一瞬でも構わない!)
緋色は夏希のもとに吹き飛ばされた。
「緋色!」
足を震えさせながら立つ。死にかけでも緋色は夏希を見て微笑む。
「私だって…………カッコつけてもいいでしょ?」
心の声と一致している。緋色は本心で夏希に聞いている。
「こういう時くらいは!いいんじゃない!」
夏希は背中を叩く。夏希は産まれたての子鹿のように
「やっぱり?」
緋色はそう言い、満面の笑みで叫ぶ。
「そうこなくっちゃ!」
緋色は今、開眼した。誰よりも渇望した緋色が今、能力に目覚める…!
「嘘だろ…!?」(能力を開眼しやがった!?)
男Bも驚いている。いや、全員だ。その場にいる全員が驚いている。
「緋色が能力を…!」(さぁ!どんな能力!?)
緋色は両手を見る。
「これが…私の…能力。」(直ぐに分かる…!私の力………!)
緋色は広げた両手を握りしめ叫ぶ。
「香露音、来て!武器生成(中)!」(夏希!私が今から考えてる事全部読み取って、香露音に伝えて!)
「さあ、香露音、行くよ!」
「わ、わかった!」(意味分からんけど…というか、あの武器は一体…?)
夏希は緋色の考えを読み取る。
「先に無能力者を叩く。香露音、伏せて!」
二人は一斉に伏せる。それと同時に緋色が能力を発動する。
「武器操作・乱舞(中!)」
二本のワイヤーが、光の様にあちこちに反射し、敵を穿いていく。
「ガハッ!」(何だよ…!これ!)
「ガァ…!」(う、動けない…!)
香露音と夏希がトドメを刺しに行く。
「最後だ!縮地(中)!」
「これで!隼(小)!」
二人のライフはゼロになり、消えた。
「ッチ!」(使いモンになんねえゴミ共め!)
全体が性格悪い。こいつが一番悪いと感じる。
「こいつは死線。簡単に攻略できると思うな!」(さあ、行くぞ!)
「香露音!」
「OK!次はちゃんと分かる!」(よく見れば何処に行くか大体分かる!)
あの一瞬で香露音は見切ったようだ。
「武器操作・回帰(中)!」(舐めるなよ!)
今度は死線が規則的に反射し綺麗な形になる。
「香露音!」
緋色は叫ぶ。夏希も構える。
「電光石火(中)!たあああ!」
「このままで終わらせないぜ!絶対射撃(大)!」
二つの能力が激突する。相殺された。
「ッチ!」(……!夏希!)
「もう一発!ぜっ…」
香露音に隠れて夏希が構えている。
「隼(小)……!」
狙うは頸。高速で切り込み、ライフを削る。
「ぐ……ぞ…」(俺が…負けるなんて…)
男Aが倒れ消えた。
三人は、夏希と香露音と緋色のチームは勝った。
元の世界に戻る。
「くっ…くそ!お、覚えてろよ!」
負け犬の台詞を吐いて男は逃げていった。
「先輩、勝ったんですね!見てました!」(他の人から聞いたけど無能力者もそこそこ強くて困ってたらしい…)
「凄いです!格好いいです!」(何あの連携!かっこ良すぎ!)
「緋色先輩!開眼おめでとう御座います!」(死線とか格好いいなぁ!)
「おめでとう御座います!」(私達だけじゃなくて、此処に居る人が皆見てた。それ程凄かった…!)
「あ、ありがとね~…」(あーーーー!無理!褒められるの無理!無理無理!あーあー!ありがとう、嬉しいよ!でも無理!)
どうやら緋色は褒められるのが苦手なようだ。恥ずかしがり屋なのかもしれない。
「クレープ食べよ!美味しい美味しい、クレープー!」(お腹空いた~)
「そ、そうだね!食べよ食べよ!」(話をこっちに逸らす!)
緋色が必死に逸らしているのを見るのは楽しいが、それよりもクレープが先だ。
疲れた身体に甘い物。女子には欠かせない。
ついでに、本当に困ってたらしく、感謝のお詫びにクレープをまけてくれた。
とっても、甘くて美味しいクレープだった。
香露音は夜の騎士の能力を使う。
どうやら夏希にかけたようだ。
「これでちょっとぐらい守ってくれる!」(あとは知らないから!頑張れ!)
どうやら、防御系の能力らしい。
「ありがとう!」
「さっさとこっち見ないと、痛い目に合うぜぇ?」(さぁて…どういたぶるか?)
男Cが、夏希に襲いかかる。
「縮地(小)!」(ああダルいダルい!そういう奇襲モテないって!)
緋色が守ってくれた。しかし、キャラが少し変わっている気がする。
「あんたの敵はまず私。モブが出しゃばんな!」(さあ、どうぶっ殺そう…?)
どうやら気のせいではなく、完全に変わっている。
「ぶ、武器生成(小)…よし!」
二人だけに任せる訳にはいかない。
これは3on3だからだ。もうひとり来る。
「ヒャッハー!」
上から男Bが襲い掛かってきた。辛うじて受け止める。
「アヒャヒャヒャヒャ!」(上から!下に、それから左!)
心の中を読めるので、攻撃が分かる。
「隙あり!隼(小)!」
隙を見つけ攻撃に転じる。当たりどころがよく、300もライフを削った。
「夏希!」(そいつのライフは残り1000…!いける!?)
「緋色!ご心配なく!」
緋色は安心したような顔になり、男Cとの戦いに戻った。
ヒットアンドアウェイを繰り返し、順調に削っていく。
男Cの残りの体力は300になった。
「くっ…、くそ!」(強え!)
夏希はもう一度攻撃を加えようと振り上げる。
「絶対射撃(大)!」(隙ありだぜ!)
「し、しまった…!夏希!」(危ない!)
香露音の声に反応し、防御するが武器が壊れ、思い切り吹き飛ばされる。
「一撃で倒せると思ったんだけどな~騎士サマがトロイから。」(図星で歪んだ顔が見るのが俺の好きな十八番だせ!)
「っ…!」(この野郎!)
「香露音!夏希は気にしないでそいつに意識を!私が行く!」(クッソギリギリだけど夏希はまだゼロじゃない!)
「了解!」(こいつに意識を!)
「ぐぅ………!」
一気に1500削られた。残りは男Cと同じ程の300。
「大丈夫!?」(生きてるだけマシな方か…!)
「本当に危なかった…」
しかし、あまりの大ダメージですぐには動けない。
「夏希が立つまで守る。」(今から二人……頑張ったらいけるか…?)
緋色は電光石火を使い、二人に斬りつける。
しかし、銃弾が緋色の邪魔をする。
「散弾(中)!」
「チッ…!騎士の喝采(中)!」
ある程度の銃弾は香露音の能力で防いでいるがそれでも、防ぎきれない。
「っう!」(やべぇ…!足に当たった!)
「緋色!この!鎌鼬(小)!」
なけなしの力で男二人に打ち込む。
足止め程度で全くダメージが入らない。
「この野郎!」
男Cは夏希にめがけて武器を振り下ろす。
「だから!私が守るって…!聞けよ!」(縮地と唐傘…!こっちだって足が痛えんだよ!)
緋色は辛うじて受け止める。
「ぐっ……!」(押される…!でもまだ!耐えてやる!)
「俺が空いてるぜ!」
今度は男Bが夏希に刃を向ける。
「だからなんだよ!」(輪廻を使って凌ぐ!)
男Cを蹴り飛ばし、輪廻を使って刃を跳ね飛ばす。
「絶対に負けない…!負けてなるものか…」(痛い………!何で私は弱いんだよ!本当に、こんな肝心の時に!)
緋色の悲痛な声が聞こえる。
「電光石火(小)!」(……もう体力の限界なんだよ!こっちは!何で!私はまだ無能力者なんだ!何時私は!自分を認めれる!?)
緋色は叫び続けながら攻撃を止めない。
「まだまだ!閃律(小)!」(朱い流星が言ったことが本当なら、私を早く認めろ!1分?30秒?そんなに長くなくてもいい!認めるんだ!緋色!)
緋色は攻撃を受けても諦めない。
「グフッ!グッ…まだまだ!縮地(小)!」(何だったら思い込みでも構わない!今まで私を否定した言葉を否定しろ!お願いだよ………!)
「オラオラ!」
相手の攻撃に緋色は吹き飛ばされる。残りは200程しかない。
「私だって…頑張ってきたんだ…さっさと報われないと困るんだよ!隼(小)!」(さあ!早く!信じてくれ!緋色!)
男Bを斬りつける。あと一歩のところで剣が壊れた。
「ああ、もう!」(早く!認めろ!思い込みでもいい!一瞬でも構わない!)
緋色は夏希のもとに吹き飛ばされた。
「緋色!」
足を震えさせながら立つ。死にかけでも緋色は夏希を見て微笑む。
「私だって…………カッコつけてもいいでしょ?」
心の声と一致している。緋色は本心で夏希に聞いている。
「こういう時くらいは!いいんじゃない!」
夏希は背中を叩く。夏希は産まれたての子鹿のように
「やっぱり?」
緋色はそう言い、満面の笑みで叫ぶ。
「そうこなくっちゃ!」
緋色は今、開眼した。誰よりも渇望した緋色が今、能力に目覚める…!
「嘘だろ…!?」(能力を開眼しやがった!?)
男Bも驚いている。いや、全員だ。その場にいる全員が驚いている。
「緋色が能力を…!」(さぁ!どんな能力!?)
緋色は両手を見る。
「これが…私の…能力。」(直ぐに分かる…!私の力………!)
緋色は広げた両手を握りしめ叫ぶ。
「香露音、来て!武器生成(中)!」(夏希!私が今から考えてる事全部読み取って、香露音に伝えて!)
「さあ、香露音、行くよ!」
「わ、わかった!」(意味分からんけど…というか、あの武器は一体…?)
夏希は緋色の考えを読み取る。
「先に無能力者を叩く。香露音、伏せて!」
二人は一斉に伏せる。それと同時に緋色が能力を発動する。
「武器操作・乱舞(中!)」
二本のワイヤーが、光の様にあちこちに反射し、敵を穿いていく。
「ガハッ!」(何だよ…!これ!)
「ガァ…!」(う、動けない…!)
香露音と夏希がトドメを刺しに行く。
「最後だ!縮地(中)!」
「これで!隼(小)!」
二人のライフはゼロになり、消えた。
「ッチ!」(使いモンになんねえゴミ共め!)
全体が性格悪い。こいつが一番悪いと感じる。
「こいつは死線。簡単に攻略できると思うな!」(さあ、行くぞ!)
「香露音!」
「OK!次はちゃんと分かる!」(よく見れば何処に行くか大体分かる!)
あの一瞬で香露音は見切ったようだ。
「武器操作・回帰(中)!」(舐めるなよ!)
今度は死線が規則的に反射し綺麗な形になる。
「香露音!」
緋色は叫ぶ。夏希も構える。
「電光石火(中)!たあああ!」
「このままで終わらせないぜ!絶対射撃(大)!」
二つの能力が激突する。相殺された。
「ッチ!」(……!夏希!)
「もう一発!ぜっ…」
香露音に隠れて夏希が構えている。
「隼(小)……!」
狙うは頸。高速で切り込み、ライフを削る。
「ぐ……ぞ…」(俺が…負けるなんて…)
男Aが倒れ消えた。
三人は、夏希と香露音と緋色のチームは勝った。
元の世界に戻る。
「くっ…くそ!お、覚えてろよ!」
負け犬の台詞を吐いて男は逃げていった。
「先輩、勝ったんですね!見てました!」(他の人から聞いたけど無能力者もそこそこ強くて困ってたらしい…)
「凄いです!格好いいです!」(何あの連携!かっこ良すぎ!)
「緋色先輩!開眼おめでとう御座います!」(死線とか格好いいなぁ!)
「おめでとう御座います!」(私達だけじゃなくて、此処に居る人が皆見てた。それ程凄かった…!)
「あ、ありがとね~…」(あーーーー!無理!褒められるの無理!無理無理!あーあー!ありがとう、嬉しいよ!でも無理!)
どうやら緋色は褒められるのが苦手なようだ。恥ずかしがり屋なのかもしれない。
「クレープ食べよ!美味しい美味しい、クレープー!」(お腹空いた~)
「そ、そうだね!食べよ食べよ!」(話をこっちに逸らす!)
緋色が必死に逸らしているのを見るのは楽しいが、それよりもクレープが先だ。
疲れた身体に甘い物。女子には欠かせない。
ついでに、本当に困ってたらしく、感謝のお詫びにクレープをまけてくれた。
とっても、甘くて美味しいクレープだった。
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