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喧嘩両成敗
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バヂンッ!
「いっだぁぁいっ!!」
バヂンッ!
「いだぁぁぁっ!!」
日曜日の朝。
リビングには、お尻を叩かれる音と叫び声がこだましていた。
仁王立ちで足を肩幅に開き、手は頭の上に置いた姿勢でお仕置きを受ける姉。
スカートとパンツは床に捨てられ、素っ裸となったお尻には、痛々しいケインの痕が、みみず腫れとなって広がっていた。
その様子を後ろから見つめる私も、スカートとパンツを脱がされ、気をつけの姿勢を命じられている。
バッヂィィンッ!!
「っ…だぁぁぁっ!?」
フルフルと震えるお尻は、時折強く叩かれ、その度に、姉の息が詰まるのがわかる。
そんな悲惨なお尻となっても、お仕置きはまだまだ終わる気配がない。
何故こんなことになったのか。
…きっかけは、些細なことで始まった姉との喧嘩だった。
同級生の姉は勉強が苦手で、よく私に宿題を手伝わさせていた。
冬休みの終わりが近づき、焦った姉は私にほとんど手付かずの宿題を押し付けようとしてきた。
ついに我慢の限界が来て怒った私は、姉の悪口を言い出してしまい。
それが口喧嘩となり、最終的には取っ組み合いの喧嘩となり…。
「あんたなんか、わたしより後に生まれたくせに、生意気なのよっ!?」
「たった数分の違いでしょっ!いつもそればっかりっ!!おねえちゃんのバカッ!!」
「なつみっ!まなみっ!…あんた達朝っぱらから何やってんのっ!?」
その様子がお母さんに見つかり、私達の喧嘩は強制的に終了させられた。
喧嘩両成敗。
家で決められているルールに従い、私達は厳しいお仕置きを受けることになったのだ。
・
「まったくっ!」
バヂンッ!
「ああ゛ぁぁっ!」
「喧嘩するなっていつも言ってるのにっ!」
バッヂィィンッ!!
「っ…ご、ごめんなざいぃぃっ!!」
ダンッ ダンッ
余りの痛みからか、遂に姉はお尻を庇い、地団駄を踏むように床を蹴っている。
母は振り上げていたケインを下ろすと、姉をきつく睨みつけた。
「…なつみ、お仕置き中に姿勢を崩すなんて、反省する気がないってこと?」
「ご、ごめんなざいっ!」
「はぁ…、最初からやり直しね」
「ぞ、ぞんなぁ…」
「さっさと姿勢を戻しなさい。ちゃんと姿勢を保って受け切るまで、お仕置きは終わらないからね」
…我が家のお仕置きは厳しく、少しでも姿勢を崩したり、反抗的な態度を取ると、何度でもやり直しされてしまうのだ。
顔を青くした姉は、ゆっくりと姿勢を戻す。
真っ赤に腫れ上がったお尻は、所々が青く染まっていた。
『お、おねえちゃん、いたそう…』
ついさっきまで喧嘩していたことも忘れ、私は姉のお尻の心配をする。
…結局、姉のお仕置きが終わるのは、それから1時間後のことだった。
……そして私には、姉の“5倍”のお仕置きが与えられた。
「完」
「いっだぁぁいっ!!」
バヂンッ!
「いだぁぁぁっ!!」
日曜日の朝。
リビングには、お尻を叩かれる音と叫び声がこだましていた。
仁王立ちで足を肩幅に開き、手は頭の上に置いた姿勢でお仕置きを受ける姉。
スカートとパンツは床に捨てられ、素っ裸となったお尻には、痛々しいケインの痕が、みみず腫れとなって広がっていた。
その様子を後ろから見つめる私も、スカートとパンツを脱がされ、気をつけの姿勢を命じられている。
バッヂィィンッ!!
「っ…だぁぁぁっ!?」
フルフルと震えるお尻は、時折強く叩かれ、その度に、姉の息が詰まるのがわかる。
そんな悲惨なお尻となっても、お仕置きはまだまだ終わる気配がない。
何故こんなことになったのか。
…きっかけは、些細なことで始まった姉との喧嘩だった。
同級生の姉は勉強が苦手で、よく私に宿題を手伝わさせていた。
冬休みの終わりが近づき、焦った姉は私にほとんど手付かずの宿題を押し付けようとしてきた。
ついに我慢の限界が来て怒った私は、姉の悪口を言い出してしまい。
それが口喧嘩となり、最終的には取っ組み合いの喧嘩となり…。
「あんたなんか、わたしより後に生まれたくせに、生意気なのよっ!?」
「たった数分の違いでしょっ!いつもそればっかりっ!!おねえちゃんのバカッ!!」
「なつみっ!まなみっ!…あんた達朝っぱらから何やってんのっ!?」
その様子がお母さんに見つかり、私達の喧嘩は強制的に終了させられた。
喧嘩両成敗。
家で決められているルールに従い、私達は厳しいお仕置きを受けることになったのだ。
・
「まったくっ!」
バヂンッ!
「ああ゛ぁぁっ!」
「喧嘩するなっていつも言ってるのにっ!」
バッヂィィンッ!!
「っ…ご、ごめんなざいぃぃっ!!」
ダンッ ダンッ
余りの痛みからか、遂に姉はお尻を庇い、地団駄を踏むように床を蹴っている。
母は振り上げていたケインを下ろすと、姉をきつく睨みつけた。
「…なつみ、お仕置き中に姿勢を崩すなんて、反省する気がないってこと?」
「ご、ごめんなざいっ!」
「はぁ…、最初からやり直しね」
「ぞ、ぞんなぁ…」
「さっさと姿勢を戻しなさい。ちゃんと姿勢を保って受け切るまで、お仕置きは終わらないからね」
…我が家のお仕置きは厳しく、少しでも姿勢を崩したり、反抗的な態度を取ると、何度でもやり直しされてしまうのだ。
顔を青くした姉は、ゆっくりと姿勢を戻す。
真っ赤に腫れ上がったお尻は、所々が青く染まっていた。
『お、おねえちゃん、いたそう…』
ついさっきまで喧嘩していたことも忘れ、私は姉のお尻の心配をする。
…結局、姉のお仕置きが終わるのは、それから1時間後のことだった。
……そして私には、姉の“5倍”のお仕置きが与えられた。
「完」
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