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“お年玉”ペンペン
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「明けましておめでとうっ!はるかちゃん、あきほちゃん、…はい、お年玉。」
「わぁっ!ありがとうっ!!」
「今年も、ありがとうございます。」
今日は元日。
新年の始まりとともに、叔父さんや叔母さんが従兄弟を連れてやってくる日だ。
…そして、わたしがなによりも楽しみにしている“お年玉”をもらえる日でもある。
「ふふ。ちゃんと、大事に使うんだよ。」
「はーい。さき叔母さんありがとうっ♫」
わたしは、ネズミマークが可愛いポチ袋を大事に握りしめ、ママのもとに向かった。
「はい、ママ…。今年も“あれ”するんでしょ?」
「ええ、そうよ。…悪いけど、お姉ちゃんにもママに渡すように言っておいて。」
「はーい。」
…このお年玉は、ベルトコンベアー式にママが回収するのが毎年の恒例だ。
わたしはお姉ちゃんに“このこと”を伝えると、すごく嫌そうな顔になり、ママのもとへ向かっていった。
・
「じゃあ、また来年も来るからね。」
「さき叔母さん、みんなも、またきてねっ♫」
親戚の集まりが終わり、みんなが帰ったあとの頃。
すでに、みんなにもらった“お年玉”は、全てママが預かっている。
だが、別にママはわたし達からお年玉を取り上げたわけではない。
これは、これから始まる“毎年恒例”の行事のため、準備をしただけであった。
「じゃあ、2人とも、お年玉が欲しかったら“お尻を出しなさい”。」
…そう。わたしの家では、お年玉をもらうために、歳の数だけ“お尻ペンペン”をされる必要があるのだ。
毎年の元旦にされるこの行事は、我が家の“風物詩”となっている。
「…はぁ。今年も“ペンペン”するの?」
「もちろんよ。お年玉が欲しかったらね。……お姉ちゃんは、いらないの?」
お姉ちゃんは、年齢が上がるごとに、この行事に対して、文句を言っている。
…でも、ママの意見は何年経っても変わることがなく、こうして今年もまた、この“言い合い”が始まった。
「……そろそろ、恥ずかしいんだけど…。」
「そう。…じゃあ、お年玉はいらないのね。」
「そ、それは…。」
きっと、いまごろお姉ちゃんは、“欲しいもの”と“恥ずかしさ”を天秤にかけているのだろう。
だんだんと顔が赤くなっているが、じゃないと、お年玉はもらえないため、必死で考えているみたいだった。
「……はぁ…わかったよ。…“ペンペン”を受けます。」
どうやら、“欲しいもの”のほうが勝ったみたいだ。
それでも、現実を受け止められないのか、涙目でお尻に手を当てながら、ママと向き合っていた。
・
「じゃあ、さっきいったように、2人とも“お尻を出しなさい。”」
「はーいっ。」
「……うぅ…。」
わたしは“スッと”ズボンとパンツを下ろし、お尻が丸出しになるくらいの位置で止めた。
「…お姉ちゃん、なにしてるの?…早くはるかみたいにお尻を出しなさい。」
ふと、お姉ちゃんの方を見ると、スカートの中に手を入れ、パンツを下ろそうとしている様子だった。
…ただ、恥ずかしいのか、なかなか“その次の動作”に行けないでいる。
「やっぱり、恥ずかしいよぉ…。」
涙目となったお姉ちゃんは、訴えるようにママの方を向いて抗議した。
「じゃあ、あきほはそのままでいいわ。……そのかわり、後で恥ずかしい“特典”を付けてあげる。」
「は、恥ずかしい…?……なにするの?」
「それは、後から教えてあげるわ。…さあ、はるか、ママの膝の上に来なさい。」
「わかった。」
お姉ちゃんがこうなることを予想していたのか、ママはそうお姉ちゃんに告げると椅子に座った。
“ポンッポンッと”自分の膝を叩き、『この上に乗る』よう、合図が出る。
“ポスッと”わたしが膝の上で腹ばいになると、“ガシッと”背中を手で押さえられる。
「じゃあ、はるかは10歳になったから10発のペンペンね。…“右と左”どっちがいい?」
「ひ、ひだり…。」
「わかったわ。…左側を真っ赤にしてあげる。」
バシッ!
「いっ!」
その声がわたしの耳に届くと同時、左側のお尻に鋭い痛みが走る。
ママの手が離れると、そこは“ジンジン”とした痛みに変わり、継続的にわたしを痛めつけるのだった。
バシッ!バシッ!バチンッ!
「いっだいっ!ああっ!んっ!!」
繰り返し与えられるお尻への痛みに、わたしの目からは涙が“じわっと”溢れ出しそうになる。
バチンッ!バチンッ!
「あんっ!たいぃっ!」
左側のお尻“だけ”に与えられるこの痛みは、蓄積されることで更に強い痛みとなっている。
パァンッ!パァンッ!バシッ!
「い゛いぃっ!……はぁ…はぁ…。」
『あと1発っ…!』
頭の中はそれしか考えられなくなり、自然とママのスカートの裾を“ぎゅっと”握った。
バッヂィィンッ!!
「いっだぁぁいっ!!」
これまでよりも強く叩かれた10発目は、わたしの身体を仰け反らせる。
わたしのお尻からは、湯気が出ている錯覚がするくらいだ。
「おしまいよ。今年も綺麗な“紅白”になったわね。」
いまのわたしのお尻は、片方のお尻だけ真っ赤にされ、“紅白色”となっている状態だ。
よくわからないけど、ママが言うには縁起がいい色らしい…。
「ママァ…いたいよぉ。」
「よしよしっ。よく頑張ったわね。…約束通り、後でお年玉をあげるわ。」
「やったぁっ。ありがとうママァっ♫」
ママに抱き抱えられ、頭を撫でられる。
久しぶりのこの感覚に、安心感を抱いていた。
……ずっと、この“時間”が続けばいいのに…。
・
「さあ、そろそろ交代よ。…あきほ、膝の上にきなさい。」
「……わかってる。」
「はるかはお尻出したままにしておきなさい。」
「うん。」
ママの膝から下ろされ、わたしはお姉ちゃんの方を“チラッと”確認する。
恥ずかしさから既に顔は真っ赤で、“もじもじ”しながら、ママの膝の上に腹ばいとなっていた。
「さっき言った特典の1つ目よ。…はるか、お姉ちゃんのお尻がよく見える位置にきなさい。」
「はーいっ。」
「えっ!?……ちょっと…。」
わたしは、言われた通り、お姉ちゃんのお尻側に周り、その近くに膝立ちとなった。
「お、お母さんっ!…これは流石にやりすぎだよぉ…。」
「素直にお尻出せないのが悪いんでしょ?…さあ、その恥ずかしがり屋なお尻を出しましょうね。」
“ペロンッ♫”
そう言うと、ママはお姉ちゃんのスカートをめくり、真っ白くて少し大人っぽいパンツを丸出しにした。
「次はお尻ね。」
「ちょ、ちょっとまってっ!?」
「待ちません。」
“スルッ”
「ああぁっ!」
遂に、お姉ちゃんのお尻を隠していた最後の守りを下げられる。
少し小ぶりの小さなお尻は、その恥ずかしさに耐えきれないのか、“フルフルと”小刻みに揺れていた。
「じゃあ、あきほは14歳になったから、14回ペンペンね。…右と左、どっちをペンペンされたい?」
「…グスッ……、みぎ…。」
「わかったわ。…はるか、しっかりと見ておくのよ。」
「はーいっ。」
「いやぁ…。」
パァンッ!
「きゃあっ!」
宣言通り、お姉ちゃんの右側のお尻に1つ、“もみじマーク”が浮き上がってくる。
お姉ちゃんのお尻の白さに反して、その薄い赤はとても綺麗に思えた。
バシッ!バシッ!バチンッ!バチンッ!
「たいぃっ!いっだぁぁい!!」
一定のペースでお尻へ平手が下ろされる。
そのたびに、お姉ちゃんの身体は“ピクッ、ピクッと”揺れ、その痛みを表していた。
バッヂィン!バチンッ!バチンッ!
「あ゛あぁっ!もうゆるしてぇっ!」
みるみるうちに薄い赤から“濃い赤”へと、お尻の色が変わっていく。
わたしの時よりも少し強めの音は、反抗したお姉ちゃんへのちょっとした罰なのかな、と思えた。
・
「…グスッ……、お尻いだぁい…。」
「ほら、あきほ、最後の1発よ。」
右側のお尻から白い部分が失われる頃、ようやく、最後の1発となった。
ママは自分の手に“はぁーっと”息を吹きかけると、高々と、腕を振り上げる。
バッヂィィンッ!!
「ぎゃぁぁっ!!」
これまでで1番大きい音が部屋中に響き渡る。
これまでよりも濃く、少し青紫っぽくなった手形がお姉ちゃんのお尻に浮かび上がっていた。
「…グスッ……、やっと…おわり。」
「残念だけど、まだ終わりじゃないわよ。…特典の2つ目が残ってるから。」
「…え?」
「はるか、お姉ちゃんのお尻をママがいいって言うまで“撫でなさい。”」
「そ、そんなぁ…。」
「わかった。」
わたしは、恐る恐る、綺麗な紅白となった“赤の部分”に触れてみた。
「あったかい…。」
叩かれたばかりのお尻は、“ほかほかと”わたしの手に熱を伝えてくれる。
そして、わたしの冷たい手が当たった瞬間、お姉ちゃんは“ビクンッと”びっくりしたように反応していた。
“ペタッ、ペタッ”
“ピクッ、ビクンッ”
この反応が癖になり、少し遊んでしまう。
「はるかのいじわる…。」
お姉ちゃんは気付いているのか、ふてくされた感じでわたしに文句を言ってきた。
わたしはほどほどにして、次に、“白い部分”を触ってみた。
「こっちは冷たい…。」
先程の暖かさに反して、左側のお尻からは“ひんやり”とした感覚が伝わってくる。
でも、柔らかさは変わらず、赤いほうに手を戻すと、お尻を“ムニッと”摘んでみた。
「い゛っ!」
つい、強めに摘んでしまい、お姉ちゃんの悲鳴が聞こえる。
「はるかぁ…あんまり強く掴まないでぇ…。」
「お姉ちゃん、ごめん。つい、柔らかくて…。」
「っ!?……恥ずかしいから言わないでぇ…。」
お姉ちゃんは“ふりふり”とお尻を揺らしながら、必死に耐えている。
その後も、お姉ちゃんのお尻を触り続け、時々、お姉ちゃんの“可愛い悲鳴”が部屋中にこだまするのだった。
・
「…そろそろいいかしらね。はるか、お姉ちゃんのお尻を離しなさい。」
「…はーい。」
“パッ”
少し名残惜しいけど、わたしは素直にお姉ちゃんのお尻から手を離した。
「……はあっ…はぁ…。」
お姉ちゃんは、やっと終わった“辱め”に、安心しているみたいだった。
“ペンッ、ペンッ”
「ほら、あきほ。もう降りていいわよ。あと、2人ともお尻をしまっていいからね。」
「はーいっ。」
「…はい。」
わたしは熱が引いてきたお尻をしまい、服の暖かさに心地よくなる。
「いつっ…。」
お姉ちゃんはまだ少し痛いのか、パンツを優しくあげている様子だった。
「はいっ。約束の“お年玉”よ。…ちゃんと大事に使いなさいね。」
「はーいっ!ありがとう、ママっ♫」
「……ありがとう。」
ようやく、1番楽しみだったものを貰うことができた。
お姉ちゃんも頑張った甲斐があったのか、とても嬉しそうな様子だった。
「さあ、2人とも、夜になったし、そろそろ初詣に行くわよ。」
「はーいっ!今年こそ大吉とるんだーっ♫」
「わかった。」
ママの言葉に、わたし達は、外に出る準備を始める。
…今年も、賑やかに新年を迎えることができて、とても幸せな気持ちだった。
……この“お年玉”は、しっかりと大事に使おうと思う。
「完」
「わぁっ!ありがとうっ!!」
「今年も、ありがとうございます。」
今日は元日。
新年の始まりとともに、叔父さんや叔母さんが従兄弟を連れてやってくる日だ。
…そして、わたしがなによりも楽しみにしている“お年玉”をもらえる日でもある。
「ふふ。ちゃんと、大事に使うんだよ。」
「はーい。さき叔母さんありがとうっ♫」
わたしは、ネズミマークが可愛いポチ袋を大事に握りしめ、ママのもとに向かった。
「はい、ママ…。今年も“あれ”するんでしょ?」
「ええ、そうよ。…悪いけど、お姉ちゃんにもママに渡すように言っておいて。」
「はーい。」
…このお年玉は、ベルトコンベアー式にママが回収するのが毎年の恒例だ。
わたしはお姉ちゃんに“このこと”を伝えると、すごく嫌そうな顔になり、ママのもとへ向かっていった。
・
「じゃあ、また来年も来るからね。」
「さき叔母さん、みんなも、またきてねっ♫」
親戚の集まりが終わり、みんなが帰ったあとの頃。
すでに、みんなにもらった“お年玉”は、全てママが預かっている。
だが、別にママはわたし達からお年玉を取り上げたわけではない。
これは、これから始まる“毎年恒例”の行事のため、準備をしただけであった。
「じゃあ、2人とも、お年玉が欲しかったら“お尻を出しなさい”。」
…そう。わたしの家では、お年玉をもらうために、歳の数だけ“お尻ペンペン”をされる必要があるのだ。
毎年の元旦にされるこの行事は、我が家の“風物詩”となっている。
「…はぁ。今年も“ペンペン”するの?」
「もちろんよ。お年玉が欲しかったらね。……お姉ちゃんは、いらないの?」
お姉ちゃんは、年齢が上がるごとに、この行事に対して、文句を言っている。
…でも、ママの意見は何年経っても変わることがなく、こうして今年もまた、この“言い合い”が始まった。
「……そろそろ、恥ずかしいんだけど…。」
「そう。…じゃあ、お年玉はいらないのね。」
「そ、それは…。」
きっと、いまごろお姉ちゃんは、“欲しいもの”と“恥ずかしさ”を天秤にかけているのだろう。
だんだんと顔が赤くなっているが、じゃないと、お年玉はもらえないため、必死で考えているみたいだった。
「……はぁ…わかったよ。…“ペンペン”を受けます。」
どうやら、“欲しいもの”のほうが勝ったみたいだ。
それでも、現実を受け止められないのか、涙目でお尻に手を当てながら、ママと向き合っていた。
・
「じゃあ、さっきいったように、2人とも“お尻を出しなさい。”」
「はーいっ。」
「……うぅ…。」
わたしは“スッと”ズボンとパンツを下ろし、お尻が丸出しになるくらいの位置で止めた。
「…お姉ちゃん、なにしてるの?…早くはるかみたいにお尻を出しなさい。」
ふと、お姉ちゃんの方を見ると、スカートの中に手を入れ、パンツを下ろそうとしている様子だった。
…ただ、恥ずかしいのか、なかなか“その次の動作”に行けないでいる。
「やっぱり、恥ずかしいよぉ…。」
涙目となったお姉ちゃんは、訴えるようにママの方を向いて抗議した。
「じゃあ、あきほはそのままでいいわ。……そのかわり、後で恥ずかしい“特典”を付けてあげる。」
「は、恥ずかしい…?……なにするの?」
「それは、後から教えてあげるわ。…さあ、はるか、ママの膝の上に来なさい。」
「わかった。」
お姉ちゃんがこうなることを予想していたのか、ママはそうお姉ちゃんに告げると椅子に座った。
“ポンッポンッと”自分の膝を叩き、『この上に乗る』よう、合図が出る。
“ポスッと”わたしが膝の上で腹ばいになると、“ガシッと”背中を手で押さえられる。
「じゃあ、はるかは10歳になったから10発のペンペンね。…“右と左”どっちがいい?」
「ひ、ひだり…。」
「わかったわ。…左側を真っ赤にしてあげる。」
バシッ!
「いっ!」
その声がわたしの耳に届くと同時、左側のお尻に鋭い痛みが走る。
ママの手が離れると、そこは“ジンジン”とした痛みに変わり、継続的にわたしを痛めつけるのだった。
バシッ!バシッ!バチンッ!
「いっだいっ!ああっ!んっ!!」
繰り返し与えられるお尻への痛みに、わたしの目からは涙が“じわっと”溢れ出しそうになる。
バチンッ!バチンッ!
「あんっ!たいぃっ!」
左側のお尻“だけ”に与えられるこの痛みは、蓄積されることで更に強い痛みとなっている。
パァンッ!パァンッ!バシッ!
「い゛いぃっ!……はぁ…はぁ…。」
『あと1発っ…!』
頭の中はそれしか考えられなくなり、自然とママのスカートの裾を“ぎゅっと”握った。
バッヂィィンッ!!
「いっだぁぁいっ!!」
これまでよりも強く叩かれた10発目は、わたしの身体を仰け反らせる。
わたしのお尻からは、湯気が出ている錯覚がするくらいだ。
「おしまいよ。今年も綺麗な“紅白”になったわね。」
いまのわたしのお尻は、片方のお尻だけ真っ赤にされ、“紅白色”となっている状態だ。
よくわからないけど、ママが言うには縁起がいい色らしい…。
「ママァ…いたいよぉ。」
「よしよしっ。よく頑張ったわね。…約束通り、後でお年玉をあげるわ。」
「やったぁっ。ありがとうママァっ♫」
ママに抱き抱えられ、頭を撫でられる。
久しぶりのこの感覚に、安心感を抱いていた。
……ずっと、この“時間”が続けばいいのに…。
・
「さあ、そろそろ交代よ。…あきほ、膝の上にきなさい。」
「……わかってる。」
「はるかはお尻出したままにしておきなさい。」
「うん。」
ママの膝から下ろされ、わたしはお姉ちゃんの方を“チラッと”確認する。
恥ずかしさから既に顔は真っ赤で、“もじもじ”しながら、ママの膝の上に腹ばいとなっていた。
「さっき言った特典の1つ目よ。…はるか、お姉ちゃんのお尻がよく見える位置にきなさい。」
「はーいっ。」
「えっ!?……ちょっと…。」
わたしは、言われた通り、お姉ちゃんのお尻側に周り、その近くに膝立ちとなった。
「お、お母さんっ!…これは流石にやりすぎだよぉ…。」
「素直にお尻出せないのが悪いんでしょ?…さあ、その恥ずかしがり屋なお尻を出しましょうね。」
“ペロンッ♫”
そう言うと、ママはお姉ちゃんのスカートをめくり、真っ白くて少し大人っぽいパンツを丸出しにした。
「次はお尻ね。」
「ちょ、ちょっとまってっ!?」
「待ちません。」
“スルッ”
「ああぁっ!」
遂に、お姉ちゃんのお尻を隠していた最後の守りを下げられる。
少し小ぶりの小さなお尻は、その恥ずかしさに耐えきれないのか、“フルフルと”小刻みに揺れていた。
「じゃあ、あきほは14歳になったから、14回ペンペンね。…右と左、どっちをペンペンされたい?」
「…グスッ……、みぎ…。」
「わかったわ。…はるか、しっかりと見ておくのよ。」
「はーいっ。」
「いやぁ…。」
パァンッ!
「きゃあっ!」
宣言通り、お姉ちゃんの右側のお尻に1つ、“もみじマーク”が浮き上がってくる。
お姉ちゃんのお尻の白さに反して、その薄い赤はとても綺麗に思えた。
バシッ!バシッ!バチンッ!バチンッ!
「たいぃっ!いっだぁぁい!!」
一定のペースでお尻へ平手が下ろされる。
そのたびに、お姉ちゃんの身体は“ピクッ、ピクッと”揺れ、その痛みを表していた。
バッヂィン!バチンッ!バチンッ!
「あ゛あぁっ!もうゆるしてぇっ!」
みるみるうちに薄い赤から“濃い赤”へと、お尻の色が変わっていく。
わたしの時よりも少し強めの音は、反抗したお姉ちゃんへのちょっとした罰なのかな、と思えた。
・
「…グスッ……、お尻いだぁい…。」
「ほら、あきほ、最後の1発よ。」
右側のお尻から白い部分が失われる頃、ようやく、最後の1発となった。
ママは自分の手に“はぁーっと”息を吹きかけると、高々と、腕を振り上げる。
バッヂィィンッ!!
「ぎゃぁぁっ!!」
これまでで1番大きい音が部屋中に響き渡る。
これまでよりも濃く、少し青紫っぽくなった手形がお姉ちゃんのお尻に浮かび上がっていた。
「…グスッ……、やっと…おわり。」
「残念だけど、まだ終わりじゃないわよ。…特典の2つ目が残ってるから。」
「…え?」
「はるか、お姉ちゃんのお尻をママがいいって言うまで“撫でなさい。”」
「そ、そんなぁ…。」
「わかった。」
わたしは、恐る恐る、綺麗な紅白となった“赤の部分”に触れてみた。
「あったかい…。」
叩かれたばかりのお尻は、“ほかほかと”わたしの手に熱を伝えてくれる。
そして、わたしの冷たい手が当たった瞬間、お姉ちゃんは“ビクンッと”びっくりしたように反応していた。
“ペタッ、ペタッ”
“ピクッ、ビクンッ”
この反応が癖になり、少し遊んでしまう。
「はるかのいじわる…。」
お姉ちゃんは気付いているのか、ふてくされた感じでわたしに文句を言ってきた。
わたしはほどほどにして、次に、“白い部分”を触ってみた。
「こっちは冷たい…。」
先程の暖かさに反して、左側のお尻からは“ひんやり”とした感覚が伝わってくる。
でも、柔らかさは変わらず、赤いほうに手を戻すと、お尻を“ムニッと”摘んでみた。
「い゛っ!」
つい、強めに摘んでしまい、お姉ちゃんの悲鳴が聞こえる。
「はるかぁ…あんまり強く掴まないでぇ…。」
「お姉ちゃん、ごめん。つい、柔らかくて…。」
「っ!?……恥ずかしいから言わないでぇ…。」
お姉ちゃんは“ふりふり”とお尻を揺らしながら、必死に耐えている。
その後も、お姉ちゃんのお尻を触り続け、時々、お姉ちゃんの“可愛い悲鳴”が部屋中にこだまするのだった。
・
「…そろそろいいかしらね。はるか、お姉ちゃんのお尻を離しなさい。」
「…はーい。」
“パッ”
少し名残惜しいけど、わたしは素直にお姉ちゃんのお尻から手を離した。
「……はあっ…はぁ…。」
お姉ちゃんは、やっと終わった“辱め”に、安心しているみたいだった。
“ペンッ、ペンッ”
「ほら、あきほ。もう降りていいわよ。あと、2人ともお尻をしまっていいからね。」
「はーいっ。」
「…はい。」
わたしは熱が引いてきたお尻をしまい、服の暖かさに心地よくなる。
「いつっ…。」
お姉ちゃんはまだ少し痛いのか、パンツを優しくあげている様子だった。
「はいっ。約束の“お年玉”よ。…ちゃんと大事に使いなさいね。」
「はーいっ!ありがとう、ママっ♫」
「……ありがとう。」
ようやく、1番楽しみだったものを貰うことができた。
お姉ちゃんも頑張った甲斐があったのか、とても嬉しそうな様子だった。
「さあ、2人とも、夜になったし、そろそろ初詣に行くわよ。」
「はーいっ!今年こそ大吉とるんだーっ♫」
「わかった。」
ママの言葉に、わたし達は、外に出る準備を始める。
…今年も、賑やかに新年を迎えることができて、とても幸せな気持ちだった。
……この“お年玉”は、しっかりと大事に使おうと思う。
「完」
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