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“お残し”は許しませんっ!2(ちなつ目線)

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…あれから3年。
日々厳しいお仕置きを受けて育ったおにぃちゃんは真面目になり、最近お仕置きされることはほとんど無くなった。

……そのかわりに私は生活態度が悪く、学校の成績もなぜか良くないため、ママから厳しいお仕置きをされることになった。

「これからちなつには、お兄ちゃんよりも厳しくて恥ずかしいお仕置きをしてあげるから、覚悟しなさい。」

私が“初めて”お仕置きを受けた日にママからかけられた言葉は、今も鮮明に覚えている。

…そして今日は学校から“通知表”が届いた日。

今回は頑張ったと思うが、恐ろしくてまだ中身を確認していない封筒を持ち、とぼとぼを家に帰宅した。



「…ちなつ、…何これ?」

キッチンの椅子に座ったママは私の通知表を確認した瞬間、声のトーンが下がった。

「よくがんばったは1つも無し。がんばったは2つだけ。…あとは全部“がんばろう”じゃない。」

「…え?」

通知表の3段階の評価を聞き、私は耳を疑った。

「…そ、そんな、……今回は結構がんばったんだよ?」

「全然がんばってないじゃないっ!それに先生からのコメントも『落ち着きが足りない』・『居眠りが多い』とか散々なことが書いてあるわよっ!?」

「…い、居眠りは3回だけだよ。」

「それでも十分に多いわよっ!早く寝なさいって言ってるのに、いつも遅くまで起きてるからでしょっ!!」

「ひっ。」

「…これはまたお仕置きが必要みたいね。早く服を全部脱ぎなさい。」

「い、いやだぁ。」

バヂンッ!

「い゛っ!?」

「早くしなさいっ!」

頰に当たった平手打ちが、ジクジクを痛みを残す。

私はしぶしぶと靴下と上着を脱いで床に捨て、スカートのチャックを下ろした。
パサッと落ちるスカートを確認し、次はシャツを脱いで上半身が裸になる。

最後にパンツをゆっくりと下ろして足から取り、そのまま床に捨てた。

「うぅぅ…。」

…僅かにあった服の熱が奪われ、むき出しになった場所がスースーとする感覚。

手を後ろに組んでママの方を向くと、叩かれた痛みとは“別に”頬が熱くなるのがわかる。

初めてお仕置きを言い渡された日から、私のお仕置きは“全裸”と決まっていた。

もちろん反抗はしたが、その度にお仕置きが増えるので、今では嫌々従っている。

…しかも最近は“恥ずかしいところ”に産毛も生えてきたため、隠すことができない“この姿勢”に、頰がより熱さを増していった。

「じゃあテーブルに上がって四つん這いになりなさい。」

「…はい。」

言われた通りの姿勢になり、足をめいいっぱいに広げると、ママは部屋を出て行く。
そして戻ってきたママの手には、“プラスチック製のハンガー”が握られていた。

「今日は“これ”を使うわ。」

「…ママ、“それ”めっちゃ痛いやつ。…せめて定規にして。」

「ダメに決まってるでしょ。いつからお仕置きを選べるようになったの?…やっぱり厳しい罰が必要ね。」

「ひぃっ、ご、ごめんなさ…」

ビッヂンッ!

「いだぁぁいっ!?」

突然のお尻の激痛に、私はつい手でお尻を庇ってしまう。

「ちなつっ!何やってんのっ!早く姿勢戻しなさいっ!!」

「だ、だってぇ…。」

「……早く戻さないと、“お尻の穴”にもお仕置きするわよ?」

「ひ、ひぃっ!?それはいやぁっ!!」

“あの時”の激痛を思い出し、身体が勝手に元の姿勢へと動き出す。

ビッヂンッ!ビッヂンッ!

「ぎゃぁぁぁっ!?」

「反抗ばかりする生意気なお尻にはこうよっ!」

ビッヂィィンッ!!

「いっだぁぁいぃっ!?」

お尻の真ん中へこれまでよりも強い痛みが走り、私の身体からは脂汗が流れ出す。

「ちょっとはお兄ちゃんを見習って真面目になれないのっ!?」

ビッヂンッ!ビッヂィィンッ!?

「ご、ごめんなざいぃぃっ!!」

今度は左右の太もも裏をそれぞれ叩かれて、私の身体が跳ね上がる。

「…うわぁ、ちなつまたママからお仕置きされてる。いたそー(笑)」

痛みの余韻に身体が震えていると、リビングに今は聞きたくない声が響き渡る。

「お、おにぃちゃんっ!?」

「裸で“そんな姿勢”になって、恥ずかしくないの?(笑)」

その事実を言われた瞬間、私の中で忘れていた“羞恥心”が溢れ出した。

「う、うるさいなぁっ!?…てゆうかジロジロ見てないであっち行ってよっ!この変態っ!!」

ビッヂィィンッ!!

「いっだぁぁあっ!?」

突然、むき出しになった“お尻の穴”に衝撃が走り、私の叫び声が部屋中に響き渡る。

「あんた、自分の兄に何言ってんの?それが“反省してる子”の態度?」

「ち、ちがっ!?…ご、ごめんなさいっ!!」

「…てか“自業自得”だろ。…あ、ママこれ今日渡された通知表。」

お尻の穴を押さえてうずくまる私を無視して、おにぃちゃんはママに通知表を開きながら見せる。

「がんばったは2つ。がんばろうは0。あとは全部“よくがんばった”ね。…偉いじゃない。ちなつとは大違いだわ。」

「まあね。」

「…じゃあお兄ちゃんには、このまま“ちなつのお仕置き”をやってもらおうかしら。」

「うん。いいよ。」

「…はぁっ!?」

いきなりの展開に、私の頭が理解することを拒む。

「何?…文句があるの?…今もお尻の穴を庇って反省の色が見えないから、お兄ちゃんにお願いしたんだけど。」

「そ、それは…このお仕置きが痛すぎるからで…」

「お仕置きなんだから、痛いのは当たり前でしょ。…まだ反抗的だし、“悪いお股”にもお仕置きした方がいいみたいね。」

「ひぃっ!?」

ママはそういうとハンガーをテーブルに置き、私を無理矢理“おむつ替え”の姿勢にする。
そして身体をがっちりと抑え固定し、私の無防備なお股がおにぃちゃんの前に晒された。

「お兄ちゃん、じゃあそこにあるハンガーで、ちなつのお股をお仕置きしてくれる?」

「はーい。」

「数は特に決めないから、“ちなつが反省した”って思えるまで続けなさい。」

「わかった。」

お兄ちゃんはテーブルの上にあったハンガーを手に取ると、私のお股へ“ピトッ”と当てる。

嫌な汗をかいた部分へ冷たいプラスチックが当たる感覚に、私の顔がみるみると青くなっていく。

「お、おにぃちゃん…、ちなつ、反省したよ。だからもうゆるし…」

ビッヂィィンッ!!

「ぎゃぁぁぁっ!?」

お股の中心に激痛が走り、私の足指がギュッと閉じられた。
…本当はもっと抵抗したいが、ママに押さえつけられ、これ以上動けないでいる。

「こらちなつっ!じっとしてなさいっ!」

「も、もうむりぃぃっ!?」

「…はぁ、今日もお尻真っ赤な“なさけない”妹。」

いつの日か私が笑いながら言ったおにぃちゃんへの“皮肉”が、そのまま自分に帰ってくる。

呆れ顔のおにぃちゃんは“次”を打つため、ハンガーを振り上げた。

ビッヂィィンッ!!ビッヂィィンッ!!

「あ゛っ!?……ああ゛ぁぁぁぁっ!!」

一瞬の鋭い痛みと、その数秒後に来るジクジクとした痛みが私に絡みついてくる。

「お、お゛にぃじゃぁんっ!ごめんなざぃぃっ!なまいぎなごともう言いまぜんんっ!?」

ビッヂィィンッ!!

「いぎゃぁぁぁぁっ!?」

「…じゃあ、後“100回”叩いてから、お話ししよっか?」

「ひゃ、ひゃくっ!?…ぞ、そんなに耐えられないよぉっ!!」

…絶望的な回数を伝えたおにぃちゃんは、そのまま大きく腕を振り上げる。

「ちなつ、がんばっ♪」

ビッヂィィンッ!!

……それから私が許されたのは、本当に“100叩き”が終わった後だった。


「完」
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