わたしの家の“変わったルール”

ロアケーキ

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“恥ずかしいこと”をした罰(後編)

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「ママ゛ァッ、お願いじますっ!…まいに、まいに“だけ”お仕置きをしてくださいっ!…私はもう無理ですっ!!」

わたしが床の上に四つん這いになると、まだテーブルの上に仰向けとなっている姉が叫び出した。
すでに顔は“涙と鼻水”で大変なことになっている。

「ダメよ。今日ばかりは、お姉ちゃんも厳しくするわ。早く“まいみたい”に四つん這いになりなさいっ!」

「…いやです。」

「…そう。じゃあ、その大事なところを叩くことからやり直しましょうか?……もちろん、これを使ってね。」

「…ひ、ひいっ!?」

母は、手に持っている布団叩きの“柄の部分”を姉に見せつける。
姉は観念したのか、急いでテーブルから降り、わたしの隣に四つん這いとなった。

「次、逆らったら本当に叩き直すからねっ!」

「は、はいっ!もうわがまま言いませんっ!!」

母は布団叩きを持ち直すと、わたし達のお尻に“ペチペチ”と当てる。
“冷たい木の感覚”が、これから痛めつけられるであろうお尻に、恐怖感を与えてくる。

「じゃあさっきと同じように、100発ずつ叩くわ。強めにするから覚悟しなさい。」

ビッヂンッ!

「いっだいっ!」

「1つ。」

ビッヂンッ!

「たいっ!」

「2つ。」

宣告通り、強めの一撃が、わたし達のお尻に降り注いだ。
一瞬、刺されるような痛みがお尻中に駆け巡ると、その後は、“じんじん”とする鈍い痛みがじわじわとお尻に残り続けた。

「うぇぇーん。」

隣から姉の泣き声がする。
最後に“この声”を聞いたのは、まだ“姉も”日常的にお仕置きをされていた頃だったので、なんだか懐かしくなってしまった。

ビッヂィンッ!!

「だぁぁいっ!」

「3つ。」

ビッヂンッ!

「いたいっ!」

「4つ。」

そんな姉への“警告”なのか、より痛々しい音が、部屋中に響き渡った。
そっと、母の方を見ると、“ガクガク”と震えている姉を、冷たく睨みつけているようだった。

ビッヂィィンッ!!

「ぎゃあ゛ぁぁぁっ!!」

「5つ。」

ビッヂンッ!

「い゛っ!」

「6つ。」

姉のお尻から響く音は、更に厳しさを増していた。
ふと見ると顔下の床には、すでに“いろんな液”が混ざった、水溜まりが出来ており、どんどん面積を広げていっている。

ビッヂィィィンッ!!

「ごめんなざぁいぃぃっ!!」

「7つ。」

ビッヂンッ!

「いだっ!」

「8つ。」

相変わらず、明らかに“わたしよりも”大きく、音が鳴り響いている。
きっと、叩かれた回数は同じでも、姉のお尻は“もっと酷いこと”になってると思う。

「ママ゛ァッ!」

「今度はなに?」

「私のお尻、絶対まいより強く叩かれてるっ!」

「当たり前でしょ。恥ずかしいことをした挙句、口答えまでして。……それとも、“不満”?」

“パチッ、パチッ”

「ひいっ…。」

見ると、母は姉の太ももを“布団叩きの柄”で、軽く叩いていた。
たぶん、『逆らったら、ここを叩く。』ということだろう。
それを察したのか、姉は青ざめた顔で震えている。

「どうなの?」

「…不満じゃないです。……お、お仕置きの続きを…お願いします。」

ビッヂィンッ!!

「いっだぃぃぃっ!!」

「9つ。」

ビッヂンッ!

「いっだいっ!」

「10。」

相変わらずの痛みが、わたしのお尻に広がっていく。
すでにお尻は、余すところなく“じんじん”とした痛みが、全体を覆っている。
これでやっと“20分の1”なのだ…。

「次は連続で叩くわ。覚悟しなさい。」

ビッヂンッ!ビッヂンッ!!ビッヂィンッ!!ビッヂィィンッ!!ビッヂィィィンッ!!

「ぎゃぁぁぁぁっ!?」

「11、12、13、14、15。」

「…ひぃっ!?」

あまりの悲惨さに、思わずわたしの声が漏れる。
“これ”を、今からわたしも受けるのだと思うと、身体が小刻みに震えだした。

ビッヂンッ!ビッヂンッ!ビッヂンッ!ビッヂンッ!ビッヂンッ!

「い゛っ、んっ!、あぁっ!!、いっだいぃっ!!ん゛っ!!」

「16、17、18、19、20。」

姉ほどではないはずだが、確実にわたしのお尻に痛みが伝わっていく。
連続で同じところを叩かれたため、5発目の痛みは、1発目とは“比べ物にならない”ほどのものだった。

「次は10連発ずつよ。しっかり歯を食いしばりなさい。」



…それから、どれくらい経っただろう。
もはや、『永遠に続くのではないか。』と思えるほどに、お仕置きは続いた。

「さあ、あとは2人で1発ずつよ。姿勢を正しなさい。」

母の声がわたしの頭の中に響き渡る。
『やっと、お仕置きが終わる。』という感情と、
『まだ、1発ある。』という感情が同時に芽生え、複雑な気持ちになる。

ビッヂィィィンッ!!!

「あ゛ぁぁぁぁぁっ!!!」

「199。」

ビッヂンッ!

「い゛ぃぃっ!!」

「200。」

すでに限界を迎えているお尻に、とどめの一撃が与えられる。
もはや、痛いというより“熱い”という感覚が、お尻全体を覆っていた。

“ボタッ…ボタボタボタボタッ”

「?」

何やら姉のほうから、水をこぼしたような音が聞こえてくる。
足元を見ると“黄色い液体”が水溜まりを作っており、部屋の中におしっこ特有の匂いが充満していった。

「……お姉ちゃん。…そんなに“反省”ができないの?」

怒気のこもった母の声が、静かに部屋の中へ響き渡る。
恐らく、“本気で怒っている”時に発せられるこの様子に、わたしの身体が“ビクッと”反応した。

「ご、ごめんなさいっ!?反省していますっ!!」

姉も“この様子”を感じ取ったのか、必死で謝る。
だが、“恐らく、もう遅い。”

「本当は、この後、まいに“だけ”しようと思っていたけど、代わりにお姉ちゃんへ“追加罰”を与えるわ。
…うんと厳しい罰にしてあげるから、覚悟しなさい。」

「そ…そんな…。」

「わかったら、さっさと、テーブルの上にオムツ替えの姿勢になりなさい。」

「うぅ…、はい…。」

ヨロヨロと姉が起き上がり、テーブルの上にレッグアップの姿勢となる。
…この姿勢でされるお仕置きは、まさか“またあのお仕置き”なのだろうか。

「まい。あんたのお仕置きはもう終わりよ。…悪いけど、玄関から“靴べら”を持ってきてくれる?」

「ひ、ひいっ!?」

姉の悲鳴が響き渡る。
きっと、わたしと同じく、お仕置きの内容が想像ついたのであろう。
わたしは頷くと、ヨロヨロとした足取りで玄関に向かった。

靴べらを手に、リビングに戻ると、なにやら姉が、母に必死で頼みごとをしている様子だった。

「他のお仕置きならなんでも受けますっ!…だから、せめて“ここ”へのお仕置きは、もう許してくださいっ!!」

前を両手で隠し、涙目で訴える。
…だが、その行動は“母の怒りを逆なでする行為”にしか見えなかった。

「お姉ちゃん、いい加減にしなさい。……この家の“ルール”とはいえ、少し甘やかし過ぎたみたいね。」

わたしが持ってきた靴べらを受け取ると、前を隠している手に“ペチペチ”と当てる。

「その手が邪魔ね。…まい、お姉ちゃんの上にまたがって足を抑えなさい。」

「はい。」

言われた通りにテーブルの上へ乗り、足を抑えた。
隠すことができなくなった“姉の大切なところ”が母の前に晒される。

すでに“酷いこと”になっており、これからのことを考えると、わたしの身体に震えが走った。

「これから、この悪いところを、“お姉ちゃんが反省した”と思うまでお仕置きします。
…ただ“泣き叫ぶだけ”じゃ、いつまでも終わらないから、そのつもりでいなさい。」

ビュンッ!、ビュッ!!

靴べらを素振りする音が、部屋中に響き渡る。
音が響くたび、姉の身体に震えが走り、足を持つ手が滑りそうになる。

「もう、ゆるしてください…。」

ビッヂィィィンッ!!

「ぎゃぁぁぁっ!!」

ものすごい音が響き、その瞬間、姉の身体が暴れ出す。
当たったところを見ると、靴べら型の痣が浮かび上がってくるところだった。

「ゆるじでくださいっ!お願いじますっ!!」

ビッヂィィィンッ!!

「いっだぁぁぁっ!!」

再び、耳を塞ぎたくなるような音が響き、暴れる姉の足が汗で“つるっと”滑る。
叩かれたところに目をやると、更に濃さを増した痣が、痛々しく浮かび上がっていた。

「もうい゛やぁぁぁぁっ!!」

ビッヂィィィンッ!!ビッヂィィィンッ!!




…その後、姉の声が枯れ果てるまで、“折檻”は続いた。
途中、何度も“失禁”をしてしまい、その度に、容赦のない一撃が、響き渡る。

全ての“罰”が終わった瞬間、姉は気絶してしまい、しばらく、起きることはなかった。

“かぶれないよう”、母はおしっこで濡れた部分を丁寧に拭き、姉をベッドへと運んだ。
その際、腫れた部分を冷やし、薬を塗ったりしていたが、姉が目を覚ました時、“絶叫する”のは免れないだろう…。

ただ、その日以降も“わたしへのお仕置き”は無くなることなく、変わらずに続いた。

それも、何故か姉の“おねしょ”が多くなってしまったため、
わたしの“大切なところ”からは、しばらく腫れが引くことはないのだった…。
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