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ーあとがきー
しおりを挟むふわふわと頭の中に漂っていたイメージがあり
それが脳内でうっとおしく、どこかに吐き出して脳内から追い出したいという思いでここへ辿り着いた
私が人として生きて思うこと「総じて人は弱い」
どんな人でも1人では心細く寂しいのだ
だから誰かと心を寄せ合い、身体を温め合って生きていく
家族や友、そのほかの他人を通じて己という存在を確認し安心する
中でも「恋人」というのは永遠のテーマである
一方の強い想いだけで成立するものでは無く
絶妙なバランスとタイミングにおいて成立するもの
では、互いに想い合える人に出会えればそれは幸せか?
若い頃の私であれば「幸せ」と答えたかもしれない
けれど大人である今の私は「否」だと思う
個人差はあれど人の純粋な欲求である「性欲」
これを遠慮せずさらけ出せる相手でなくては欲求不満となり不和の基になり得る
人にとって「食べる」「寝る」と同等の生理的な欲であることを考えれば
ここの感覚が合わないことで、毎日着々とストレスになるわけだ
多少の衝突はセックスで解消されると言っても過言では無い
互いの肌に触れ快感を共有する行為はそれだけ大事なものであると考える
そのように人間とは、心の安定と身体の悦びと、どちらも手に入れたい欲深い生き物なのだ
中には、本命の恋人や妻とはノーマルなセックスを心掛け
性癖丸出しのハードなセックスは外でやるような器用な者も存在する
故に「心と身体」どちらの相性も良い恋人が見つかれば、それこそが本当に「幸せ」と言えるだろう
私の考える恋愛の真理がこういう内容なので「R18」とした
己の経験からしか物を産み出せぬ私において
唯一のファンタジー要素が→生活に困っていない男「理人」の存在である
対して微妙な年齢に差し掛かり、まだグズグズと迷走している主人公「慶」とは
世の女性が共感できる部分を持ち合わせている存在だろうと思う
こうして私が脳内から追い出したいものを
ここへ吐き出した形でこの話となった
もし貴方の目に触れたのなら
せめて息抜きにでもなれば幸いである
ただこれで私の脳内が静かになったかといえば
それがそうでもないという結果であることをお伝えしておく
また会う日まで…
ーさいこー
応援ありがとうございます!
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