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第二章
26 過去②
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「お父様、お母様……」
その日、アメリアは自分の部屋で両親の無事を祈っていた。つい先日、彼女の両親は国家反逆罪の容疑を掛けられ、連行されていった。
だからこそ、アメリアは二人の無事と無罪を祈らずにはいられなかった。
そして、ユーティス侯爵令嬢であるアメリアとルナリアは両親の罪が確定していないという事で、自宅謹慎を強いられている状態であった。故に、彼女は両親の無事と無罪をひたすら祈っていた。それしかする事が無いという理由もあったが、それでも祈らずにはいられなかったのだ。
いるかどうかも分からない『神』という存在に縋ったのは、彼女の人生において後にも先にもこの時だけだっただろう。それ程までにアメリアは両親の無事と無罪を只々ひたすらに『神』という存在に祈っていた。
「お父様、お母様、どうか、どうかご無事で……」
そして、アメリアが両親の無事を願う長い祈りを終えようとした、その時だった。
――――ドンドンドンドンドンドンッッッ!!!!
「お嬢様、お嬢様!!」
「っ、一体どうしたの!?」
部屋の扉を激しく叩く音と共に、慌てた様な声色で侍女が部屋の外からアメリアに声を掛けてくる。彼女は侍女の声色から、何か大変な事態が起きたのだろうという事が簡単に想像できた。
だが、侍女の次の言葉はアメリアの想像の遥か上をいくものだった。
「お嬢様、教会によってお嬢様に『魔女』の疑惑が掛けられました!! お嬢様を捕えようと、教会の騎士達が大挙してこの屋敷に押し寄せてきています!!」
「えっ!?」
「もう、もう時間がありません!! 表では、他の使用人や侯爵家に仕える私兵達が何とか教会の騎士達を食い止めていますが、屋敷に侵入されるのは時間の問題です!!」
「そんなっ……」
「今ならまだ間に合います。一刻も早く逃げる準備を!!」
「わ、分かったわ!!」
アメリアは何が起こっているのか完全には呑み込めていないが、それでも危機的な状態に陥っているという事だけは一瞬で理解できた。彼女は侍女の言葉に従い逃げる為の準備を進めて行く。
元々、アメリアは両親が国家反逆罪で連行された時から、何時でも逃げる事が出来る様に予め準備を整えていた。今回はそれが功を奏し、彼女は侍女の知らせから数分程度で逃げる為の準備を全て終える事が出来たのだ。
全ての準備を終えたアメリアが部屋から出ると、そこには先程声を掛けてきた侍女の姿があった。
「お嬢様、大丈夫ですか!?」
「ええ、問題ないわ。メイア、もう時間が無いのでしょう? 急ぎましょう」
「分かりました。お嬢様、この屋敷には非常用の脱出通路がありましたよね。今からそれを使って屋敷から脱出しましょう」
「分かったわ」
そして、アメリアは侍女、メイアと共に屋敷内を進んで行く。屋敷の外からは、何か争うような音が断続的に聞こえてきている。恐らく、侯爵家の私兵達と教会の騎士達が戦っているのだろう。だが、今はそれに気を取られている場合ではない、今はここから逃げる事だけを考えなくては、と思い直して彼女は屋敷内を進む。
そんな時、通路の角から自身の侍女や護衛と共にアメリアの妹であるルナリアが現れた。ルナリアは、アメリアの姿を見るなり彼女の元へと駆け寄っていく。
「ルナ!!」
「お姉様!!」
「ルナ、状況は分かっているかしら?」
「ええ、教会の騎士達がお姉様を捕える為に屋敷に押し寄せていると聞きました」
「その通りよ。私は一刻も早くこの屋敷から脱出するつもり。貴女もついて来て」
「分かりました」
そして、ルナリアと合流したアメリアはここから脱出する為に、屋敷内を進んで行く。
だが、その時のアメリアは脱出の事に気を取られ、その事で頭が一杯になっていた。故に、気が付かなかったのだ。アメリアの後ろにいたルナリアの口元が醜く歪んでいる事に。
アメリア達が屋敷を進む事数分、彼女達は屋敷にある遊戯室に来ていた。ここにはユーティス侯爵家に仕える者の中でもごく一部の者しか知らない秘密があった。
この遊戯室には地下室に通ずる入口が隠されているのだ。更に、その地下室の奥にも隠し扉があり、その扉の先にはこの屋敷から脱出する為の非常用の通路があるのだ。
この通路の存在を知っているのは、この屋敷で働いている者だけだ。教会の騎士でもこの場所を探し当てるのには少なからず時間が掛かるだろう。その間にここを抜け、親類であるデニスを頼るのだ。アメリアは、伯父であるデニスなら何とかしてくれるだろうと考えていた。
「ここなら、しばらく時間を稼げるでしょう」
「そうね……」
「ですが、ここで悠長にしている訳にもいきません。急ぎましょう」
そして、アメリア達は明かりとなるランプを片手に地下通路を進む。非常用の隠し通路というだけあって、手入れは殆どいないが、通るだけなら何も問題は無い。隠し通路を進む事十数分、アメリア達の視線の先に大きな扉が見えた。彼女達はその扉の元へと駆け寄る。
「この先は外に繋がっているのよね?」
「はい、すぐに開けますので少々お待ちください」
そう、この扉こそ地下通路の終点。この扉の先は外に繋がっているのだ。
「まずはお嬢様から……」
「ええ、分かっているわ」
そして、アメリアは取っ手に手を掛け、勢いよく扉を開き、そのままの勢いで外へと飛び出した。
だが、アメリアが外に出た瞬間、彼女は余りの出来事に思わず呆然としてしまう。何故なら、アメリアが外に出たと同時に、彼女を四方八方から取り囲む様にどこからともなく教会の騎士達が現れたのだ。しかも、その数は少なくとも百人以上は居るだろう。
「どう……して……」
おかしい。この隠し通路は本当にいざという時の為の物だ。隠し通路の存在を知っている者はユーティス侯爵家の関係者しかいない筈。しかも、この場にいる兵は一人や二人ではない。明らかにこの場所に自分達が現れると想定している数だ。一体何がどうなっているのかさっぱり分からない。アメリアの頭の中ではそんな疑問で溢れかえっていた。
そんな時、彼女の後ろから誰かが嘲笑しているような笑い声が聞こえてきた。
「ふふっ、ふふふふっ」
「ル、ナ……?」
その笑い声の主はアメリアの後ろにいるルナリアだ。こんな絶体絶命の状況だというのにルナリアは笑って、いや嗤っていた。まるで、この状況が愉快で仕方がないと言わんばかりの表情を浮かべていたのだ。
ルナリアの浮かべるその表情を見たアメリアは最悪の可能性に思い至った。
「ルナ、貴女、まさか……?」
「ええ、お姉様の想像通りよ。ごめんなさい、本当はね、私あちら側なの」
ルナリアはアメリアに謝罪の言葉を述べながらも悪びれる様子は一切ない。それどころか、不敵な笑みを浮かべるだけだ。
「貴方達、お姉様達を捕えなさい。ただし、殺しては駄目よ」
「はっ!!」
そして、ルナリアの命に従い彼女の周りにいた護衛達が、アメリアと傍にいたメイアを捕まえようと近づいてくる。彼女達は必死に抵抗するが、非力な令嬢と侍女一人ではどうしようもない。
「いやっ、離してくださいっ!!」
「くっ、お嬢様!!」
メイアがアメリアを庇おうとするが、四方八方を囲まれ、通路に戻る事も出来ない現状ではその抵抗も空しく、二人は呆気なく捕まってしまった。
アメリアとメイアが捕まった事を確認したルナリアは優雅な足取りで教会の騎士の元まで向かっていく。
「ルナリア様、ご協力感謝いたします」
「いえ、この程度の協力は当然ですわ」
騎士の感謝の言葉にルナリアは当然と言わんばかりの表情で返事を返している。その事から分かるのは、ルナリアは最初からあちら側だったという事だ。それどころか、もっと最悪の可能性にも思い至った。ルナリアが騎士達にこの通路の事を教えていたとするなら、騎士達がここで待ち構えていた理由にも納得がいくのだ。
『ルナリアはアメリアの事を裏切った』、それが、それだけが真実だった。
「ルナッ、ルナッ、どうして!? 答えてっ!! ルナッ!! どうしてなの!? お願い、答えてっ!!」
だが、アメリアの必死の叫びもルナリアには届かない。ルナリアは呆れ顔を浮かべると、アメリアの叫びを無視して、護衛と共に何処かへと歩き去っていく。
「ルナッ、ルナッ!! どうして!? どうしてなの!?」
「おい、早く連れて行け」
「はっ!!」
「お嬢様っ!!」
「いやっ、いやっ、いやっ!!!!」
アメリアは必死に抵抗するが、両手を縛られた状態では碌な抵抗は出来ない。そして、アメリアはメイアと共に無理矢理馬車に乗せられ、そのまま教会へと連行されるのだった。
その日、アメリアは自分の部屋で両親の無事を祈っていた。つい先日、彼女の両親は国家反逆罪の容疑を掛けられ、連行されていった。
だからこそ、アメリアは二人の無事と無罪を祈らずにはいられなかった。
そして、ユーティス侯爵令嬢であるアメリアとルナリアは両親の罪が確定していないという事で、自宅謹慎を強いられている状態であった。故に、彼女は両親の無事と無罪をひたすら祈っていた。それしかする事が無いという理由もあったが、それでも祈らずにはいられなかったのだ。
いるかどうかも分からない『神』という存在に縋ったのは、彼女の人生において後にも先にもこの時だけだっただろう。それ程までにアメリアは両親の無事と無罪を只々ひたすらに『神』という存在に祈っていた。
「お父様、お母様、どうか、どうかご無事で……」
そして、アメリアが両親の無事を願う長い祈りを終えようとした、その時だった。
――――ドンドンドンドンドンドンッッッ!!!!
「お嬢様、お嬢様!!」
「っ、一体どうしたの!?」
部屋の扉を激しく叩く音と共に、慌てた様な声色で侍女が部屋の外からアメリアに声を掛けてくる。彼女は侍女の声色から、何か大変な事態が起きたのだろうという事が簡単に想像できた。
だが、侍女の次の言葉はアメリアの想像の遥か上をいくものだった。
「お嬢様、教会によってお嬢様に『魔女』の疑惑が掛けられました!! お嬢様を捕えようと、教会の騎士達が大挙してこの屋敷に押し寄せてきています!!」
「えっ!?」
「もう、もう時間がありません!! 表では、他の使用人や侯爵家に仕える私兵達が何とか教会の騎士達を食い止めていますが、屋敷に侵入されるのは時間の問題です!!」
「そんなっ……」
「今ならまだ間に合います。一刻も早く逃げる準備を!!」
「わ、分かったわ!!」
アメリアは何が起こっているのか完全には呑み込めていないが、それでも危機的な状態に陥っているという事だけは一瞬で理解できた。彼女は侍女の言葉に従い逃げる為の準備を進めて行く。
元々、アメリアは両親が国家反逆罪で連行された時から、何時でも逃げる事が出来る様に予め準備を整えていた。今回はそれが功を奏し、彼女は侍女の知らせから数分程度で逃げる為の準備を全て終える事が出来たのだ。
全ての準備を終えたアメリアが部屋から出ると、そこには先程声を掛けてきた侍女の姿があった。
「お嬢様、大丈夫ですか!?」
「ええ、問題ないわ。メイア、もう時間が無いのでしょう? 急ぎましょう」
「分かりました。お嬢様、この屋敷には非常用の脱出通路がありましたよね。今からそれを使って屋敷から脱出しましょう」
「分かったわ」
そして、アメリアは侍女、メイアと共に屋敷内を進んで行く。屋敷の外からは、何か争うような音が断続的に聞こえてきている。恐らく、侯爵家の私兵達と教会の騎士達が戦っているのだろう。だが、今はそれに気を取られている場合ではない、今はここから逃げる事だけを考えなくては、と思い直して彼女は屋敷内を進む。
そんな時、通路の角から自身の侍女や護衛と共にアメリアの妹であるルナリアが現れた。ルナリアは、アメリアの姿を見るなり彼女の元へと駆け寄っていく。
「ルナ!!」
「お姉様!!」
「ルナ、状況は分かっているかしら?」
「ええ、教会の騎士達がお姉様を捕える為に屋敷に押し寄せていると聞きました」
「その通りよ。私は一刻も早くこの屋敷から脱出するつもり。貴女もついて来て」
「分かりました」
そして、ルナリアと合流したアメリアはここから脱出する為に、屋敷内を進んで行く。
だが、その時のアメリアは脱出の事に気を取られ、その事で頭が一杯になっていた。故に、気が付かなかったのだ。アメリアの後ろにいたルナリアの口元が醜く歪んでいる事に。
アメリア達が屋敷を進む事数分、彼女達は屋敷にある遊戯室に来ていた。ここにはユーティス侯爵家に仕える者の中でもごく一部の者しか知らない秘密があった。
この遊戯室には地下室に通ずる入口が隠されているのだ。更に、その地下室の奥にも隠し扉があり、その扉の先にはこの屋敷から脱出する為の非常用の通路があるのだ。
この通路の存在を知っているのは、この屋敷で働いている者だけだ。教会の騎士でもこの場所を探し当てるのには少なからず時間が掛かるだろう。その間にここを抜け、親類であるデニスを頼るのだ。アメリアは、伯父であるデニスなら何とかしてくれるだろうと考えていた。
「ここなら、しばらく時間を稼げるでしょう」
「そうね……」
「ですが、ここで悠長にしている訳にもいきません。急ぎましょう」
そして、アメリア達は明かりとなるランプを片手に地下通路を進む。非常用の隠し通路というだけあって、手入れは殆どいないが、通るだけなら何も問題は無い。隠し通路を進む事十数分、アメリア達の視線の先に大きな扉が見えた。彼女達はその扉の元へと駆け寄る。
「この先は外に繋がっているのよね?」
「はい、すぐに開けますので少々お待ちください」
そう、この扉こそ地下通路の終点。この扉の先は外に繋がっているのだ。
「まずはお嬢様から……」
「ええ、分かっているわ」
そして、アメリアは取っ手に手を掛け、勢いよく扉を開き、そのままの勢いで外へと飛び出した。
だが、アメリアが外に出た瞬間、彼女は余りの出来事に思わず呆然としてしまう。何故なら、アメリアが外に出たと同時に、彼女を四方八方から取り囲む様にどこからともなく教会の騎士達が現れたのだ。しかも、その数は少なくとも百人以上は居るだろう。
「どう……して……」
おかしい。この隠し通路は本当にいざという時の為の物だ。隠し通路の存在を知っている者はユーティス侯爵家の関係者しかいない筈。しかも、この場にいる兵は一人や二人ではない。明らかにこの場所に自分達が現れると想定している数だ。一体何がどうなっているのかさっぱり分からない。アメリアの頭の中ではそんな疑問で溢れかえっていた。
そんな時、彼女の後ろから誰かが嘲笑しているような笑い声が聞こえてきた。
「ふふっ、ふふふふっ」
「ル、ナ……?」
その笑い声の主はアメリアの後ろにいるルナリアだ。こんな絶体絶命の状況だというのにルナリアは笑って、いや嗤っていた。まるで、この状況が愉快で仕方がないと言わんばかりの表情を浮かべていたのだ。
ルナリアの浮かべるその表情を見たアメリアは最悪の可能性に思い至った。
「ルナ、貴女、まさか……?」
「ええ、お姉様の想像通りよ。ごめんなさい、本当はね、私あちら側なの」
ルナリアはアメリアに謝罪の言葉を述べながらも悪びれる様子は一切ない。それどころか、不敵な笑みを浮かべるだけだ。
「貴方達、お姉様達を捕えなさい。ただし、殺しては駄目よ」
「はっ!!」
そして、ルナリアの命に従い彼女の周りにいた護衛達が、アメリアと傍にいたメイアを捕まえようと近づいてくる。彼女達は必死に抵抗するが、非力な令嬢と侍女一人ではどうしようもない。
「いやっ、離してくださいっ!!」
「くっ、お嬢様!!」
メイアがアメリアを庇おうとするが、四方八方を囲まれ、通路に戻る事も出来ない現状ではその抵抗も空しく、二人は呆気なく捕まってしまった。
アメリアとメイアが捕まった事を確認したルナリアは優雅な足取りで教会の騎士の元まで向かっていく。
「ルナリア様、ご協力感謝いたします」
「いえ、この程度の協力は当然ですわ」
騎士の感謝の言葉にルナリアは当然と言わんばかりの表情で返事を返している。その事から分かるのは、ルナリアは最初からあちら側だったという事だ。それどころか、もっと最悪の可能性にも思い至った。ルナリアが騎士達にこの通路の事を教えていたとするなら、騎士達がここで待ち構えていた理由にも納得がいくのだ。
『ルナリアはアメリアの事を裏切った』、それが、それだけが真実だった。
「ルナッ、ルナッ、どうして!? 答えてっ!! ルナッ!! どうしてなの!? お願い、答えてっ!!」
だが、アメリアの必死の叫びもルナリアには届かない。ルナリアは呆れ顔を浮かべると、アメリアの叫びを無視して、護衛と共に何処かへと歩き去っていく。
「ルナッ、ルナッ!! どうして!? どうしてなの!?」
「おい、早く連れて行け」
「はっ!!」
「お嬢様っ!!」
「いやっ、いやっ、いやっ!!!!」
アメリアは必死に抵抗するが、両手を縛られた状態では碌な抵抗は出来ない。そして、アメリアはメイアと共に無理矢理馬車に乗せられ、そのまま教会へと連行されるのだった。
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