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第28話「幸せからの」
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俺は美香と金曜日の夜から日曜日の夜までずっと一緒にいた。
土曜日はホテルの部屋で1日中、過ごして、日曜日は朝にホテルをチェックアウトして、俺が乗る夜の新幹線の時間までは大阪では南と呼ばれる心斎橋や難波の店を見て回ったりした。
新幹線に乗る少し前には俺は美香を抱きしめてキスした。
そして、また近いうちに必ず大阪に会いに来るから。後、これからは絶対に美香を信じるから。
そう言った。
そんな俺に美香は嬉しそうな顔を向けてくれた。
それから俺は美香と別れるのは勿論、寂しかったけれど、それでも幸せな気持ちで新幹線に乗り、東京へと帰った。
月曜日の朝、大学へ行く途中で、美香と寄り戻したことを瀬戸に連絡しなきゃ。
後、瀬戸が俺に言ってくれたことで、美香とまた一緒にいることができたとお礼も言わなきゃ。
俺はそんなことを思っていた。
そして、俺は大学の1時間目の授業を受ける講義室へ行った。
すると瀬戸がすぐに目に入ったので、俺は瀬戸の所へ行った。
俺が瀬戸に明るく話しかけようとすると何故だか瀬戸は俺を見て、顔をしかめた。
え? 一体、どうしたんだろう?
俺、瀬戸に何かしたか?
俺がそう思っていると、
「本田、ちょっと来いよ」
瀬戸がそう言い俺の腕を掴んで授業がもうすぐ始まるというのに講義室から連れ出した。
瀬戸は俺を以前、俺が浅川から告白された、あまり人が来ない場所へと連れてきた。
「どうしたんだよ。こんなところに来て」
俺がそう言うと瀬戸は凄く真剣な顔をして、
「お前さ、浅川のこと知ってる?」
「え?」
「お前と2人で大学から帰った次の日から大学に来てないだろ」
瀬戸に言われてそういえば俺とあの川辺で別れた次の日から浅川の姿を見ていなかったことを思い出した。
ただ、俺はもう浅川には関わりたくなかったから、敢えて浅川を捜すことはしなかったし、浅川と川辺に行ったのは水曜日で、それから俺は美香に会いに行くことばかり考えてたから、全く浅川のことには関心がなくて、今、瀬戸に言われるまで浅川が大学に来ていないということにも気付かなかった。
「そういえばそうだな。風邪でもひいたのかな」
俺がそう言うと瀬戸はまた顔をしかめた。
だから、何なんだよ。
あ、そういえば美香と寄りを戻したこと今、言っておいた方がいいよな。
俺がそう思って、美香とのことを瀬戸に言おうとした時、
「浅川さ、男に襲われたらしいぜ。水曜日の夜、川辺で」
瀬戸がそう言ったので、俺は目の前が真っ暗になった。
土曜日はホテルの部屋で1日中、過ごして、日曜日は朝にホテルをチェックアウトして、俺が乗る夜の新幹線の時間までは大阪では南と呼ばれる心斎橋や難波の店を見て回ったりした。
新幹線に乗る少し前には俺は美香を抱きしめてキスした。
そして、また近いうちに必ず大阪に会いに来るから。後、これからは絶対に美香を信じるから。
そう言った。
そんな俺に美香は嬉しそうな顔を向けてくれた。
それから俺は美香と別れるのは勿論、寂しかったけれど、それでも幸せな気持ちで新幹線に乗り、東京へと帰った。
月曜日の朝、大学へ行く途中で、美香と寄り戻したことを瀬戸に連絡しなきゃ。
後、瀬戸が俺に言ってくれたことで、美香とまた一緒にいることができたとお礼も言わなきゃ。
俺はそんなことを思っていた。
そして、俺は大学の1時間目の授業を受ける講義室へ行った。
すると瀬戸がすぐに目に入ったので、俺は瀬戸の所へ行った。
俺が瀬戸に明るく話しかけようとすると何故だか瀬戸は俺を見て、顔をしかめた。
え? 一体、どうしたんだろう?
俺、瀬戸に何かしたか?
俺がそう思っていると、
「本田、ちょっと来いよ」
瀬戸がそう言い俺の腕を掴んで授業がもうすぐ始まるというのに講義室から連れ出した。
瀬戸は俺を以前、俺が浅川から告白された、あまり人が来ない場所へと連れてきた。
「どうしたんだよ。こんなところに来て」
俺がそう言うと瀬戸は凄く真剣な顔をして、
「お前さ、浅川のこと知ってる?」
「え?」
「お前と2人で大学から帰った次の日から大学に来てないだろ」
瀬戸に言われてそういえば俺とあの川辺で別れた次の日から浅川の姿を見ていなかったことを思い出した。
ただ、俺はもう浅川には関わりたくなかったから、敢えて浅川を捜すことはしなかったし、浅川と川辺に行ったのは水曜日で、それから俺は美香に会いに行くことばかり考えてたから、全く浅川のことには関心がなくて、今、瀬戸に言われるまで浅川が大学に来ていないということにも気付かなかった。
「そういえばそうだな。風邪でもひいたのかな」
俺がそう言うと瀬戸はまた顔をしかめた。
だから、何なんだよ。
あ、そういえば美香と寄りを戻したこと今、言っておいた方がいいよな。
俺がそう思って、美香とのことを瀬戸に言おうとした時、
「浅川さ、男に襲われたらしいぜ。水曜日の夜、川辺で」
瀬戸がそう言ったので、俺は目の前が真っ暗になった。
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