「伝説を超える時」

愛理

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第2部「最高の力を手に入れる為に」

第6話「薬草を採りに」

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 朝になった。
 ファルとリンナは山へ出かけることにした。
「もし無理だと思ったら、引き返してくださいね」
 リリカが言う。
「ああ、でも、大丈夫だ。じゃあ行ってくる」
 そして、ファルとリンナは山に出かけた。

「ファル、リリカはとても素敵な人ね。何だかとても懐かしい感じがします」
「リンナもか?」
「ファルもですか?」
「ああ。何なんだろうな。何だかもの凄く懐かしく感じるんだよな」
「もしかするとスカイ国と何か関係があるのかもしれませんね」
「リリカの父さんが”輝きの石”のことを知っているから、もしかして、その辺りと関係があるのかもな」
「そうですね。でも、それなら、尚更、薬草をこの手にしないといけませんね」
「ああ、急ごう」
 そして、2人はひたすら山へと向かった。
 そして、目的の山に着いた。
「この山だ。この山の頂上に薬草があるらしい」
「……確かに魔物の気配がしますね。ファル、気をつけていきましょう」
「ああ」
 そして、2人は山へと足を踏み込んだ。

 山に足を踏み込んだ途端に何匹もの魔物が2人を襲ってきた。
 ファルが攻撃をして、リンナは回復役に回り、何とか2人でも、魔物と同等に戦っていた。
「ふうっ。次から次へと出てきやがる」
 ファルが魔物を倒して、すぐにそう言った。
 そして、2人はまたひたすら頂上を目指し歩き出した。

 そして、頂上に着いた。
 そこにはとても綺麗な緑色をした草が生えていた。
「あれだわ」
 リンナがそう言ったと同時にゴゴゴと大きな音がした。
 そして、とんでもなく大きな魔物が現れた。
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