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番外編「幸せが溢れるように」(ラウル篇)
第9話「ラズベル国へ」
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宿に泊まりながら、4日間でラウルはラズベル国に辿り着いた。
エデック国もかなり大きなくにだけど、このラズベル国は更に大きな国だった。
だから、その分、警備も厳重だった。
「何処の誰かも解らない者を通すわけにはいきません」
ラウルはラズベル国の城下町には何とか入れたものの、お城の門の所で門番の兵士にそう言われた。
ラウルはここで自分はエデック国の王子だと言おうかどうか迷った。
そう言って、エデック国の王子であることを証明できるものを見せれば多分、ここを通してもらえるだろうと思ったから。
でも、それではサリアに変な誤解を与えてしまうかもしれないと思い、ラウルは自分がエデック国の王子だということは言うのはやめた。
そして、ラウルはそれならどうやってサリアに会いにいこうと考えた。
でも、その時、
「またサリア姫が逃げたぞ!」
男性の大きな声が聴こえて、門番をしていた兵士は走って声がする方へと走っていった。
だから、ラウルはチャンスだと思いお城の中へ入ることにした。
そして、ラウルはお城の中に入り、あまり人が通らないようなお城の城水路を歩いた。
ラウルはエデック国の王子なので、他の国のお城に何度か行ったことがあって、また、幼かった時は好奇心から行った国のお城の中を冒険していて、お城の中にある城水路は何処ででも特定の時しか人がいなかったから。
また、何処のお城のつくりも殆どが似ていたから。
そして、ラウルが城水路を辿って、今度はお城の建物の中へ入れそうな入口を捜していると……。
お城の中へ入れそうだと思った入口の所にサリアが立っているのを見つけた。
「サリア!」
思わずラウルはそう呼んでしまった。
するとサリアはラウルの方を見て、ラウルに気づき、
「ラウル!」
ラウルの所まで来て、ラウルに抱きついた。
だけど、そのサリアのラウルの名前を呼んだ声が大きくて、サリアを捜していた兵士達に見つかってしまい、ラウルもサリアも捕まってしまった。
エデック国もかなり大きなくにだけど、このラズベル国は更に大きな国だった。
だから、その分、警備も厳重だった。
「何処の誰かも解らない者を通すわけにはいきません」
ラウルはラズベル国の城下町には何とか入れたものの、お城の門の所で門番の兵士にそう言われた。
ラウルはここで自分はエデック国の王子だと言おうかどうか迷った。
そう言って、エデック国の王子であることを証明できるものを見せれば多分、ここを通してもらえるだろうと思ったから。
でも、それではサリアに変な誤解を与えてしまうかもしれないと思い、ラウルは自分がエデック国の王子だということは言うのはやめた。
そして、ラウルはそれならどうやってサリアに会いにいこうと考えた。
でも、その時、
「またサリア姫が逃げたぞ!」
男性の大きな声が聴こえて、門番をしていた兵士は走って声がする方へと走っていった。
だから、ラウルはチャンスだと思いお城の中へ入ることにした。
そして、ラウルはお城の中に入り、あまり人が通らないようなお城の城水路を歩いた。
ラウルはエデック国の王子なので、他の国のお城に何度か行ったことがあって、また、幼かった時は好奇心から行った国のお城の中を冒険していて、お城の中にある城水路は何処ででも特定の時しか人がいなかったから。
また、何処のお城のつくりも殆どが似ていたから。
そして、ラウルが城水路を辿って、今度はお城の建物の中へ入れそうな入口を捜していると……。
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「サリア!」
思わずラウルはそう呼んでしまった。
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「ラウル!」
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だけど、そのサリアのラウルの名前を呼んだ声が大きくて、サリアを捜していた兵士達に見つかってしまい、ラウルもサリアも捕まってしまった。
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