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第43話「雪人さんの近況」
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雪人さんからのLINEのメッセージを読んで、呆然とした後、私も雪人さんにLINEでメッセージを送った。
“久しぶりにメッセージをくださったと思ったら、別れのメッセージで凄く悲しいです。でも、せめて、最後に電話でお話したいです”
と入れて。
だけど、返信は翌日になっても返ってくることはなかった。
雪人さん、一体、どうしてしまったんだろう。
私が思っていた雪人さんはLINEであんなことは済まさない人だったけど。
でも、雪人さんの元彼女の人が雪人さんはアメリカで色々大変そうだと言っていた。
あれがもし本当なら、それで別れようって言ったのかもしれない。
後、私は雪人さんが送ってきたLINEのメッセージの中にどうしても府に落ちないことがあった。
それは雪人さんが私のことを“君”と呼んでいたことだった。
君なんて雪人さんに今まで1度も呼ばれたことがない。
それに下の名前で呼んでくれるようになってからは2人での時はいつも美春って呼んでくれていた。
だから、雪人さんが私のことを“君”と呼んできたことに凄く違和感があった。
そして、私はやっぱり、その違和感が引っ掛かり、やっぱり、長谷さんに言ったようにアメリカに行って、直接、雪人さんから別れのことを聞こうと決めた。
それから1週間後、私は職場に許可をもらい、仕事のこともあるので、4日間だけ雪人さんがいるアメリカに滞在することにした。
雪人さんから今の職場や住んでいるところは聞いていた。
だけど、雪人さんに会いにいきますとLINEやメールで連絡しても全然返信は来なくて、電話をしても留守番電話になったままで繋がらなかった。
そんなに私と話すのが嫌なんだろうかと不安にもなったけど、とりあえず、私はアメリカに渡った。
私は今日は平日なので、雪人さんの職場にまずは向かった。
会社に着いて私は受付で社員証を見せて、事情を話した。
すると受付の人は雪人さんが所属している職場まで案内してくれた。
また、雪人さんの今の職場はアメリカにあるので、アメリカ人がたくさんいるのはあたりまえだけど、ちらほらと日本人もいて、スムーズに雪人さんのことを聞くことができた。
「倉崎雪人……ああ、まだこっちに来て、あまり経ってない子ね」
何人かが事務所から出てきてくれて、私の話を聞いてくれた後、40代前半くらいかなと思う女性がそう言った。
「でも、倉崎くんなら、今、会社休んでるわよ」
さらにその女性がそう言った。
「え? 休んでる? それは今日は休んでるってことでしょうか」
「違うわよ。さっき、今、会社休んでるって言ったでしょ。彼、結構、重い病気にかかってしまってね。だから、今、病院に入院しているはずよ」
私は女性のその言葉に驚いた。
え? 病気?
入院?
じゃあ、あのLINEのメッセージは病院から送ってきたってことなの?
私がそう思っていると、
「入院している病院、ここからそんなに遠くないから、行ってみたらどうかしら?」
女性がそう言い、ちょっと待っててねと事務所に入り、数分後に病院がある場所の地図と病院の電話番号を描いた紙をくれた。
だから、私はその女性に何度もお礼を言って、雪人さんが入院しているという病院へと向かった。
“久しぶりにメッセージをくださったと思ったら、別れのメッセージで凄く悲しいです。でも、せめて、最後に電話でお話したいです”
と入れて。
だけど、返信は翌日になっても返ってくることはなかった。
雪人さん、一体、どうしてしまったんだろう。
私が思っていた雪人さんはLINEであんなことは済まさない人だったけど。
でも、雪人さんの元彼女の人が雪人さんはアメリカで色々大変そうだと言っていた。
あれがもし本当なら、それで別れようって言ったのかもしれない。
後、私は雪人さんが送ってきたLINEのメッセージの中にどうしても府に落ちないことがあった。
それは雪人さんが私のことを“君”と呼んでいたことだった。
君なんて雪人さんに今まで1度も呼ばれたことがない。
それに下の名前で呼んでくれるようになってからは2人での時はいつも美春って呼んでくれていた。
だから、雪人さんが私のことを“君”と呼んできたことに凄く違和感があった。
そして、私はやっぱり、その違和感が引っ掛かり、やっぱり、長谷さんに言ったようにアメリカに行って、直接、雪人さんから別れのことを聞こうと決めた。
それから1週間後、私は職場に許可をもらい、仕事のこともあるので、4日間だけ雪人さんがいるアメリカに滞在することにした。
雪人さんから今の職場や住んでいるところは聞いていた。
だけど、雪人さんに会いにいきますとLINEやメールで連絡しても全然返信は来なくて、電話をしても留守番電話になったままで繋がらなかった。
そんなに私と話すのが嫌なんだろうかと不安にもなったけど、とりあえず、私はアメリカに渡った。
私は今日は平日なので、雪人さんの職場にまずは向かった。
会社に着いて私は受付で社員証を見せて、事情を話した。
すると受付の人は雪人さんが所属している職場まで案内してくれた。
また、雪人さんの今の職場はアメリカにあるので、アメリカ人がたくさんいるのはあたりまえだけど、ちらほらと日本人もいて、スムーズに雪人さんのことを聞くことができた。
「倉崎雪人……ああ、まだこっちに来て、あまり経ってない子ね」
何人かが事務所から出てきてくれて、私の話を聞いてくれた後、40代前半くらいかなと思う女性がそう言った。
「でも、倉崎くんなら、今、会社休んでるわよ」
さらにその女性がそう言った。
「え? 休んでる? それは今日は休んでるってことでしょうか」
「違うわよ。さっき、今、会社休んでるって言ったでしょ。彼、結構、重い病気にかかってしまってね。だから、今、病院に入院しているはずよ」
私は女性のその言葉に驚いた。
え? 病気?
入院?
じゃあ、あのLINEのメッセージは病院から送ってきたってことなの?
私がそう思っていると、
「入院している病院、ここからそんなに遠くないから、行ってみたらどうかしら?」
女性がそう言い、ちょっと待っててねと事務所に入り、数分後に病院がある場所の地図と病院の電話番号を描いた紙をくれた。
だから、私はその女性に何度もお礼を言って、雪人さんが入院しているという病院へと向かった。
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