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第30話「新しい職場」
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月曜日になり、私は少し緊張しながら今日からお世話になる職場に向かった。
私が今日から勤務する会社は京都の四条にあり、昨日、行った八坂神社も歩いていけるような距離にあるところだった。
また、昨日は八坂神社の辺りを中心に回ったけど、会社がある方は大きなデパートなどが幾つもあり、同じ四条でも、だいぶ雰囲気が違っていた。
ただ、それでもこっち方面にも大きなお漬物屋さんなどがある辺りは京都だなと感じる。
私が今日から勤務する会社は四条の街中にある結構、大きなビルで、このビル全体が今日から私が勤務する、『ビューティフルパラダイス』という会社だった。
何か会社名だけだとあまり電機メーカー関係の会社とは思えないんだけどな。
私はそう思いながらビルの中に入った。
そして、受付で今日からここにお世話になるものですと話すと受付の方が何処かへ電話してくれて、その数分後に背の高い、わりとカッコいい私よりは少し年上かなと思うような男性が現れた。
「野中美春さんですか」
その男性は私の前に立つなりそう言った。
「え? あ、はい、そうです」
「初めまして。俺、久我潤人(くがじゅんと)と言います。今日から野中さんの職場になるところで、課長補佐してて、課長に言われて俺が迎えにきました」
課長補佐?
若そうだけど、凄く優秀なのかな。
私がそう思っていると、
「あ、これから野中さんの職場になるこの会社の開発部は人数が少ないから、俺みたいな若い奴でもこういった役職がつくんだ」
まるで私が思ってたことが解ったみたいなことを久我さんが言った。
「ちなみに俺は若いっていっても、今29歳だから、もうすぐ三十路だけどね」
雪人さんよりは年上だけど、雪人さんと同じ歳かもう少し若くも見えるなと私は久我さんの話を聞きながら思っていた。
そして、私はこのビルの8階にある部屋に久我さんと一緒に行った。
ちなみにこのビルは10階建てだった。
「皆さん、ちょっとだけいいですか。今日からこの職場で暫くの間、一緒に働くことになった、野中さんを紹介したいんで」
久我さんがそう言うと忙しそうだった人達は皆、私達の方を見た。
何か緊張するなあ。
私がそう思っていると、
「緊張しなくても大丈夫だよ。この職場の人達、皆、いい人達だし、仕事のこと以外では結構、気さくだから」
久我さんが笑顔でそう言ってくれた。
すると他のこの職場の社員さん(男性も女性も)口々に、
「そうそう、この職場はそんなに気を張らなくても大丈夫だから」
とか、
「気軽に何でも聞いてね」
など言ってくれた。
私はそんな人達を見て、良かった、これなら、この職場でうまくやっていけそう。
そう思って安堵した。
私が今日から勤務する会社は京都の四条にあり、昨日、行った八坂神社も歩いていけるような距離にあるところだった。
また、昨日は八坂神社の辺りを中心に回ったけど、会社がある方は大きなデパートなどが幾つもあり、同じ四条でも、だいぶ雰囲気が違っていた。
ただ、それでもこっち方面にも大きなお漬物屋さんなどがある辺りは京都だなと感じる。
私が今日から勤務する会社は四条の街中にある結構、大きなビルで、このビル全体が今日から私が勤務する、『ビューティフルパラダイス』という会社だった。
何か会社名だけだとあまり電機メーカー関係の会社とは思えないんだけどな。
私はそう思いながらビルの中に入った。
そして、受付で今日からここにお世話になるものですと話すと受付の方が何処かへ電話してくれて、その数分後に背の高い、わりとカッコいい私よりは少し年上かなと思うような男性が現れた。
「野中美春さんですか」
その男性は私の前に立つなりそう言った。
「え? あ、はい、そうです」
「初めまして。俺、久我潤人(くがじゅんと)と言います。今日から野中さんの職場になるところで、課長補佐してて、課長に言われて俺が迎えにきました」
課長補佐?
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「あ、これから野中さんの職場になるこの会社の開発部は人数が少ないから、俺みたいな若い奴でもこういった役職がつくんだ」
まるで私が思ってたことが解ったみたいなことを久我さんが言った。
「ちなみに俺は若いっていっても、今29歳だから、もうすぐ三十路だけどね」
雪人さんよりは年上だけど、雪人さんと同じ歳かもう少し若くも見えるなと私は久我さんの話を聞きながら思っていた。
そして、私はこのビルの8階にある部屋に久我さんと一緒に行った。
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「皆さん、ちょっとだけいいですか。今日からこの職場で暫くの間、一緒に働くことになった、野中さんを紹介したいんで」
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「緊張しなくても大丈夫だよ。この職場の人達、皆、いい人達だし、仕事のこと以外では結構、気さくだから」
久我さんが笑顔でそう言ってくれた。
すると他のこの職場の社員さん(男性も女性も)口々に、
「そうそう、この職場はそんなに気を張らなくても大丈夫だから」
とか、
「気軽に何でも聞いてね」
など言ってくれた。
私はそんな人達を見て、良かった、これなら、この職場でうまくやっていけそう。
そう思って安堵した。
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