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第18話「幸せな日々」
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倉崎さんに告白された次の週の土曜日に今度は恋人同士として、倉崎さんと一緒に出かけることになった。
倉崎さんと恋人同士になったことは、すぐに長谷さんには報告した。
すると自分のことのように凄く喜んでくれて、長谷さんと仲良くなれて本当に良かったなと思った。
そして、今日は倉崎さんと出かける約束をした土曜日で、今、私は倉崎さんの車の助手席に乗って、目的地に向かっていた。
行先は私に倉崎さんが何処に行きたいかを聞いてくれたので、色んな動物が見たいと言ったら、都内から車で1時間程かかる場所にある、動物園と遊園地とショッピングモールが一緒になっているテーマパークに一緒に行こうと言ってくれたので、そこへ向かっていた。
私は運転してくれている倉崎さんの横顔をじっと眺めた。
何だか夢みたいだな。
だって、まさか倉崎さんとこんな風に恋人同士になって、一緒にこんな風に出かけられるなんて思ってなかったから。
私がそんなことを思いながら、倉崎さんの横顔を暫く眺めたままでいると、
「もう、何見てるの?」
と優しい声と口調で倉崎さんが言った。
「あ、すいません。何かこんな風に倉崎さんと恋人同士として、一緒に出かけることができるなんて、夢みたいだなあと思って」
私がそう言うと倉崎さんは、くすっと笑って、
「それなら、俺もそうだけど、そういう風に素直に言ってくれるのは嬉しいよ」
そう言った。
恋人同士になってからの倉崎さんは、何だか前よりも、もっと優しくなった気がする。
また、色んなことを話してくれるようになった気もする。
例えば他愛もない話もしてくれるようになった。
私はそんな倉崎さんが嬉しくて堪らなくて、どうかこの幸せがずっと続きますようにと倉崎さんの横顔を見ながら、そう思っていた。
そして、倉崎さんが行こうと言ってくれたテーマパークについた。
このテーマパークの名前は『夢色』といった。
入り口から遊園地も一緒ということもあってか、このテーマパークの名前のようにパステルカラーの可愛い風船や、他にも可愛い置物が沢山あった。
「わあ、入り口だけでもう楽しい」
私がそう言うと倉崎さんはニコッと笑って、
「そんな風に言ってくれて嬉しいよ」
そう言った。
そして、私達は最初は動物園ゾーンに行くことにした。
動物園ゾーンにはかなり沢山の種類の動物がいた。
「わあ、ホワイトタイガーもいる。強そうだけど、毛並みが凄く綺麗」
私は何だかこのホワイトタイガーが気に入り、他の動物の所より長くいてしまった。
「すいません、もういいです。他の場所に行きましょう」
私がそう言うと、
「あのさ、今日はプライベートなんだし、というか、もう恋人同士になったんだし、敬語使わなくていいよ」
倉崎さんがそう言った。
「え、でも」
「恋人同士なのにずっと敬語使ってるのも変だろ」
「はい、じゃあ、なるべく敬語使わずに話します」
「ていうか、まだ全然、敬語だけど」
「あ」
「まあ、徐々にでいいよ。あ、ホワイトタイガーで多分、この動物園にいる、動物全部見たから、この近くにお土産屋さんあるみたいだから、覗きに行こうか」
「はいっ!」
そして、私達は動物園内にある、お土産屋さんに行った。
お土産屋さんは動物の形をしたクッキーのお菓子とか、後、動物のぬいぐるみ沢山あった。
私は長谷さんにお菓子でも買っていこうかと思い、一生懸命見ていると、
「はい」
と倉崎さんがいつの間に買ったのか、ホワイトタイガーの小さなぬいぐるみを私に差し出した。
「え」
「さっき、凄く一生懸命にホワイトタイガー見てたから、好きなんだろうなと思って」
「でも、悪いです。前も猫のペンダントいただいたのに」
「あれはお礼。これは彼氏として初めてのプレゼントだから気にしないで」
そう言い倉崎さんはホワイトタイガーのぬいぐるみを私に抱きしめさせた。
「じゃあ、有難くいただきます。ありがとうございます」
「うん、後、さっき言ったようになるべく敬語早くなくしてね」
「はい」
そして、お土産屋さんを出た後、、今度はレストランゾーンに行き、昼食を食べて、その後、遊園地ゾーンに行った。
私は絶叫があまり得意ではないので、あまり怖い乗り物は選ばずに、でも、結構、楽しめる乗り物に何個か乗った。
私はこのテーマパークで倉崎さんと一緒に過ごしながら、車の中でも思っていた、このまま倉崎さんとの幸せな時間がずっと続きますように。
そう思っていた。
だけど―。
倉崎さんが、もう午後4時だから、そろそろ都内の方へ戻ろうかと言い、私がコクンと頷いた後、
「雪人くん」
と後ろから声がして、私と倉崎さんが同時に後ろを振り向くと、そこには恐らく、倉崎さんの特別な人―小柄な女性が立っていて、私は一気に不安な想いにかられてしまった。
倉崎さんと恋人同士になったことは、すぐに長谷さんには報告した。
すると自分のことのように凄く喜んでくれて、長谷さんと仲良くなれて本当に良かったなと思った。
そして、今日は倉崎さんと出かける約束をした土曜日で、今、私は倉崎さんの車の助手席に乗って、目的地に向かっていた。
行先は私に倉崎さんが何処に行きたいかを聞いてくれたので、色んな動物が見たいと言ったら、都内から車で1時間程かかる場所にある、動物園と遊園地とショッピングモールが一緒になっているテーマパークに一緒に行こうと言ってくれたので、そこへ向かっていた。
私は運転してくれている倉崎さんの横顔をじっと眺めた。
何だか夢みたいだな。
だって、まさか倉崎さんとこんな風に恋人同士になって、一緒にこんな風に出かけられるなんて思ってなかったから。
私がそんなことを思いながら、倉崎さんの横顔を暫く眺めたままでいると、
「もう、何見てるの?」
と優しい声と口調で倉崎さんが言った。
「あ、すいません。何かこんな風に倉崎さんと恋人同士として、一緒に出かけることができるなんて、夢みたいだなあと思って」
私がそう言うと倉崎さんは、くすっと笑って、
「それなら、俺もそうだけど、そういう風に素直に言ってくれるのは嬉しいよ」
そう言った。
恋人同士になってからの倉崎さんは、何だか前よりも、もっと優しくなった気がする。
また、色んなことを話してくれるようになった気もする。
例えば他愛もない話もしてくれるようになった。
私はそんな倉崎さんが嬉しくて堪らなくて、どうかこの幸せがずっと続きますようにと倉崎さんの横顔を見ながら、そう思っていた。
そして、倉崎さんが行こうと言ってくれたテーマパークについた。
このテーマパークの名前は『夢色』といった。
入り口から遊園地も一緒ということもあってか、このテーマパークの名前のようにパステルカラーの可愛い風船や、他にも可愛い置物が沢山あった。
「わあ、入り口だけでもう楽しい」
私がそう言うと倉崎さんはニコッと笑って、
「そんな風に言ってくれて嬉しいよ」
そう言った。
そして、私達は最初は動物園ゾーンに行くことにした。
動物園ゾーンにはかなり沢山の種類の動物がいた。
「わあ、ホワイトタイガーもいる。強そうだけど、毛並みが凄く綺麗」
私は何だかこのホワイトタイガーが気に入り、他の動物の所より長くいてしまった。
「すいません、もういいです。他の場所に行きましょう」
私がそう言うと、
「あのさ、今日はプライベートなんだし、というか、もう恋人同士になったんだし、敬語使わなくていいよ」
倉崎さんがそう言った。
「え、でも」
「恋人同士なのにずっと敬語使ってるのも変だろ」
「はい、じゃあ、なるべく敬語使わずに話します」
「ていうか、まだ全然、敬語だけど」
「あ」
「まあ、徐々にでいいよ。あ、ホワイトタイガーで多分、この動物園にいる、動物全部見たから、この近くにお土産屋さんあるみたいだから、覗きに行こうか」
「はいっ!」
そして、私達は動物園内にある、お土産屋さんに行った。
お土産屋さんは動物の形をしたクッキーのお菓子とか、後、動物のぬいぐるみ沢山あった。
私は長谷さんにお菓子でも買っていこうかと思い、一生懸命見ていると、
「はい」
と倉崎さんがいつの間に買ったのか、ホワイトタイガーの小さなぬいぐるみを私に差し出した。
「え」
「さっき、凄く一生懸命にホワイトタイガー見てたから、好きなんだろうなと思って」
「でも、悪いです。前も猫のペンダントいただいたのに」
「あれはお礼。これは彼氏として初めてのプレゼントだから気にしないで」
そう言い倉崎さんはホワイトタイガーのぬいぐるみを私に抱きしめさせた。
「じゃあ、有難くいただきます。ありがとうございます」
「うん、後、さっき言ったようになるべく敬語早くなくしてね」
「はい」
そして、お土産屋さんを出た後、、今度はレストランゾーンに行き、昼食を食べて、その後、遊園地ゾーンに行った。
私は絶叫があまり得意ではないので、あまり怖い乗り物は選ばずに、でも、結構、楽しめる乗り物に何個か乗った。
私はこのテーマパークで倉崎さんと一緒に過ごしながら、車の中でも思っていた、このまま倉崎さんとの幸せな時間がずっと続きますように。
そう思っていた。
だけど―。
倉崎さんが、もう午後4時だから、そろそろ都内の方へ戻ろうかと言い、私がコクンと頷いた後、
「雪人くん」
と後ろから声がして、私と倉崎さんが同時に後ろを振り向くと、そこには恐らく、倉崎さんの特別な人―小柄な女性が立っていて、私は一気に不安な想いにかられてしまった。
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