34 / 166
ヴァンパイアポリスの事件ファイル ⑧
しおりを挟む
アヤメの肩にまわされていた我妻の腕が、アヤメの首をとらえる。
「ゲストの皆さん、ご静粛に願います。皆様にはご迷惑が掛からぬよう対策済みです。さて、それでは今ここに潜入されている捜査官の方々、どうかステージ前にいらしてください。ああ、そうだ。いくら待っても追加の応援部隊は来ませんよ。彼らはお疲れのようだったんで、ボイラー室で休んでもらっています。」
俺は真っ先にステージ前に出ていった。
「ふふふ。本当に、君も捜査官なんですか?あまりに意外過ぎて、捜査官だと聞いてもすぐには信じられませんでしたよ。だって、そうでしょ?そんな間抜けな顔で捜査官って。はははははは。」
「悪かったな。間抜け面で。」
「まだいますよね。あと4人いると聞いていたんですけど。」
そう言って、アヤメの首を絞め始める。
「待って。」
バンケットの制服を着た。杉山さん、灰野。ノエル、稲葉もステージ前に現れる。
「全員集合ですね。今日のイベントはアイドルのスペシャルライブをご用意していたんですが、ちょっと趣向を変えて皆様にヴァンパイアポリスの拷問ショーでもお見せしましょうか。」
会場から大きな歓声が上がる。
俺たち5人も、ステージにあげられた。体の大きなヴァンパイアに羽交い絞めにされて身動きが取れない。
「だ・れ・に・し・よ・う・か・な。誰が拷問されるのを見たいですか?」
「一番端の女だー!」「その痩せて小さな男にしろ!」「金髪のボーイ服のヤローだ!」
我妻の問いにあおられた客が口々に勝手なことを叫び出す。
「でも。僕の腕の中にこんな美人がいるんですから、まずは彼女から始めましょうか。残りの人たちも順番にね。」
我妻がアヤメの首にまわした腕をきつく締めあげる。
「うっ。」
アヤメの顔が苦痛にゆがむ。
その時、我妻の背後から小山のような大きな影が現れて、我妻に体当たりを食らわせる。
予想しない突然の体当たりに、我妻がよろめき頭につけたヘッドセットのマイクが落ちた。
アヤメの首を締め上げていた腕が緩む。
「ええっ、ハビブ???」
我妻を突き飛ばしたのは、作業着姿のハビブだった。
「※マサールヒール イチウ。」
(※こんばんは)
ハビブが手を上げる。
突然の、ハビブの登場に俺の頭は混乱した。が、この好機をアヤメは逃さなかった。
すばやく体勢を立て直すと、赤いドレスのスリットをヒラリとひるがえし、太もものホルスターからすばやく十手を引き抜いた。アヤメの髪の色が黒から赤へみるみる変化していく。赤いドレスに真っ赤な髪のアヤメは紅蓮の火柱のように見えた。
アヤメは、銀の十手を自在に操り、ものすごいスピードでステージ上で仲間を押さえつけていた男たちを次々と倒していく。男たちは頭や顔を押さえながらその場にうずくまった。
「やいやいやい。てめーらの悪事はすべて見させてもらったぜ。この紋所をしっかり見やがれ!大人しく縛につけばよし。歯向かうなら手加減しない。ヴァンパイアポリス、刑部アヤメ。押して参る!」
そう言って警察手帳をかざす。
(なんじゃありゃ。時代劇かよ。)
「カッコイイネ~!」
ハビブは、のんきに拍手を送っている。
この頃になると、パーティーのゲストたちも事の重大さに気が付いたのか、われ先に逃げようと会場に2つある出口に殺到した。
「逃がすと思ったぁ?マジありえないんだけど。大人しく捕まってほしいのよね。」
「ヴァンパイアポリスです。抵抗は無駄です。一列に並んでいただけますか?」
二つの出入り口を杉山さん、ノエルがすでに封鎖していた。
「てめぇ。どけよ!ケガするぜ!」
気の立ったヴァンパイアらしき男が小さな杉山さんに襲い掛かる。
杉山さんは、男のこぶしをするりとかわし、男の後頭部に蹴りを食らわせる。
「ぐうっ」
男は、声にならない梅ぎ声をあげてその場に倒れた。
「抵抗されたので、やむをえず対処しました。」
ノエルの周りでも乱闘が始まったが、ノエルにのされた人で山が出来ている。
「さて、我妻さん。今日はご招待ありがとう。まずは腕に仕込んであるものを外して、こちらに渡していただこうかしら。」
(ん?腕に仕込んだもの?)
我妻は言われるままにスーツの袖から、アームバンドのようなものを外してアヤメに向かって放り投げた。アームバンドには丸い機械のような装置がついている。
アヤメは、その機械をヒールの踵で踏みつぶす。
「あんた、こんなもの使って卑怯よ。痛かったんだから!」
「あれは、日本政府が対ヴァンパイア戦争の時に開発した武器の一種です。ヴァンパイアの動きを止める特殊な電磁波が出ているらしいですよ。」
いつの間にか隣で、見ていた灰野が説明する。
「あれ?灰野。あっちは手伝わなくっていいの?」
俺は杉山さんの方を指さす。
「大丈夫です。ああ見えてチヒロちゃんはすごく強いから。へたに僕が行って人質にでもなったら迷惑かけるし。」
稲葉は、ノエルの脇でノエルの乱闘を嬉々として楽しんでいる。
「さて、コスモスグループ代表の拷問ショーを始めましょうか。」
「そう行けばいいですがね。」
我妻が胸元からか自動式の小型拳銃を取り出す。
「すみませんね。用心の為にいつも持ち歩いているんですよ。中身はお分かりですよね。特注の銀の弾が入っています。」
「殊勝だわね。自ら銃刀法違反まで白状するなんて。」
「このまま私を行かせてく入れれば、あなたを撃つことはしません。いくらヴァンパイアが不死身でも、銀の銃弾ですから当たり所が悪ければひょっとしますよ。さぁ、どうしますか?」
「どうもこうもない。逮捕する。」
我妻の指が引き金にかかる。
俺はとっさに飛び出そうとするが、灰野が俺の服をがっちり掴んでいた。
「大丈夫ですよ。刑部さんなら。チヒロちゃんにも見てろって言われたでしょ。」
パシュッ。
空気が破裂したような軽い音がして弾が発射された。
キンッ。
アヤメが、打ち出された弾を十手で球を払い落とす。
「なに、お前、弾が見えるのか。」
「さぁ、どうかしら。もう一発撃ってみたら?」
パシュッ、パシュッ。
キンッ、キンッ。
アヤメには弾が確実に見えている。
「3発撃ったわね。だとすると残りは3発。撃ってみたら?当たるかもしれないわよ。」
我妻の目は、焦り、諦め、恐怖の色が順番に現れた。
我妻は拳銃を静かに床に置き、両手を上にあげる。
「それでは、我妻代表の拷問ショーのはじま、り、、。」
「刑部さん!相手は既に降伏の意志を示しています。過剰な暴力はヴァンパイア法で、禁止されています!」
封鎖を終えた杉山さんがステージ前に走って来てアヤメを一喝する。
「なによぉ。別に殺しはしないわよ。少しぐらい仕返ししたっていいじゃない、、。」
アヤメの髪の色が一気に黒に戻る。
「本田さん、灰野。あの一番端の列が人間です。身分証を確認して、確認できた人は帰宅させてください。」
「帰宅させていいんですか?」
「人間は我々の管轄ではありません。後日、日本の警察から調べてもらいます。」
俺と灰野は一番端の列に並んだ20人程の人間たちから、身元が確認できるものを提示してもらい、それを書きとめる作業をはじめた。
観念したからか、列に並んだ人間は、素直に身分証を提示する。その中にはうなだれた白鳥もいた。
作業が終わって、俺は大事なことを思い出す。
あっ、ハビブ。
ハビブは、呆然と犯罪者確保の様子を眺めていた。すでにボイラー室で目を覚ました応援部隊も合流している。
「ハビブ!」
俺は彼の肩を叩く。
「ア、イチウ。オマエ、ダイジョウブカ?」
「ハビブのおかげで助かったよ。でも一体ここで何してたんだ?」
「ワタシ、ココデ アルバイト ハジメタヨ。ボイラー ノ ギシ。」
そう言って、ハビブは首から下げた「身分証カード」を見せる。カードにはボイラー技術者と書いてある。
「ボイラー シツニ イッタラ オトコ ノ ヒト イッパイ タオレテタヨ。ヒトリヲ オコシテ ハナシ キイタラ テロダッテ イウカラ タスケニ キタ。イチウト アヤメチャン ガ イタカラビックリ シタヨ。コレモ カミノ オボシメシ。ジャ、ワタシ オシゴト モドリマス。」
そう言ってハビブは会場を出て行った。
ハビブと入れ替わりに。彼らは、手錠を掛けられたヴァンパイア達を次々と連行していった。
「ゲストの皆さん、ご静粛に願います。皆様にはご迷惑が掛からぬよう対策済みです。さて、それでは今ここに潜入されている捜査官の方々、どうかステージ前にいらしてください。ああ、そうだ。いくら待っても追加の応援部隊は来ませんよ。彼らはお疲れのようだったんで、ボイラー室で休んでもらっています。」
俺は真っ先にステージ前に出ていった。
「ふふふ。本当に、君も捜査官なんですか?あまりに意外過ぎて、捜査官だと聞いてもすぐには信じられませんでしたよ。だって、そうでしょ?そんな間抜けな顔で捜査官って。はははははは。」
「悪かったな。間抜け面で。」
「まだいますよね。あと4人いると聞いていたんですけど。」
そう言って、アヤメの首を絞め始める。
「待って。」
バンケットの制服を着た。杉山さん、灰野。ノエル、稲葉もステージ前に現れる。
「全員集合ですね。今日のイベントはアイドルのスペシャルライブをご用意していたんですが、ちょっと趣向を変えて皆様にヴァンパイアポリスの拷問ショーでもお見せしましょうか。」
会場から大きな歓声が上がる。
俺たち5人も、ステージにあげられた。体の大きなヴァンパイアに羽交い絞めにされて身動きが取れない。
「だ・れ・に・し・よ・う・か・な。誰が拷問されるのを見たいですか?」
「一番端の女だー!」「その痩せて小さな男にしろ!」「金髪のボーイ服のヤローだ!」
我妻の問いにあおられた客が口々に勝手なことを叫び出す。
「でも。僕の腕の中にこんな美人がいるんですから、まずは彼女から始めましょうか。残りの人たちも順番にね。」
我妻がアヤメの首にまわした腕をきつく締めあげる。
「うっ。」
アヤメの顔が苦痛にゆがむ。
その時、我妻の背後から小山のような大きな影が現れて、我妻に体当たりを食らわせる。
予想しない突然の体当たりに、我妻がよろめき頭につけたヘッドセットのマイクが落ちた。
アヤメの首を締め上げていた腕が緩む。
「ええっ、ハビブ???」
我妻を突き飛ばしたのは、作業着姿のハビブだった。
「※マサールヒール イチウ。」
(※こんばんは)
ハビブが手を上げる。
突然の、ハビブの登場に俺の頭は混乱した。が、この好機をアヤメは逃さなかった。
すばやく体勢を立て直すと、赤いドレスのスリットをヒラリとひるがえし、太もものホルスターからすばやく十手を引き抜いた。アヤメの髪の色が黒から赤へみるみる変化していく。赤いドレスに真っ赤な髪のアヤメは紅蓮の火柱のように見えた。
アヤメは、銀の十手を自在に操り、ものすごいスピードでステージ上で仲間を押さえつけていた男たちを次々と倒していく。男たちは頭や顔を押さえながらその場にうずくまった。
「やいやいやい。てめーらの悪事はすべて見させてもらったぜ。この紋所をしっかり見やがれ!大人しく縛につけばよし。歯向かうなら手加減しない。ヴァンパイアポリス、刑部アヤメ。押して参る!」
そう言って警察手帳をかざす。
(なんじゃありゃ。時代劇かよ。)
「カッコイイネ~!」
ハビブは、のんきに拍手を送っている。
この頃になると、パーティーのゲストたちも事の重大さに気が付いたのか、われ先に逃げようと会場に2つある出口に殺到した。
「逃がすと思ったぁ?マジありえないんだけど。大人しく捕まってほしいのよね。」
「ヴァンパイアポリスです。抵抗は無駄です。一列に並んでいただけますか?」
二つの出入り口を杉山さん、ノエルがすでに封鎖していた。
「てめぇ。どけよ!ケガするぜ!」
気の立ったヴァンパイアらしき男が小さな杉山さんに襲い掛かる。
杉山さんは、男のこぶしをするりとかわし、男の後頭部に蹴りを食らわせる。
「ぐうっ」
男は、声にならない梅ぎ声をあげてその場に倒れた。
「抵抗されたので、やむをえず対処しました。」
ノエルの周りでも乱闘が始まったが、ノエルにのされた人で山が出来ている。
「さて、我妻さん。今日はご招待ありがとう。まずは腕に仕込んであるものを外して、こちらに渡していただこうかしら。」
(ん?腕に仕込んだもの?)
我妻は言われるままにスーツの袖から、アームバンドのようなものを外してアヤメに向かって放り投げた。アームバンドには丸い機械のような装置がついている。
アヤメは、その機械をヒールの踵で踏みつぶす。
「あんた、こんなもの使って卑怯よ。痛かったんだから!」
「あれは、日本政府が対ヴァンパイア戦争の時に開発した武器の一種です。ヴァンパイアの動きを止める特殊な電磁波が出ているらしいですよ。」
いつの間にか隣で、見ていた灰野が説明する。
「あれ?灰野。あっちは手伝わなくっていいの?」
俺は杉山さんの方を指さす。
「大丈夫です。ああ見えてチヒロちゃんはすごく強いから。へたに僕が行って人質にでもなったら迷惑かけるし。」
稲葉は、ノエルの脇でノエルの乱闘を嬉々として楽しんでいる。
「さて、コスモスグループ代表の拷問ショーを始めましょうか。」
「そう行けばいいですがね。」
我妻が胸元からか自動式の小型拳銃を取り出す。
「すみませんね。用心の為にいつも持ち歩いているんですよ。中身はお分かりですよね。特注の銀の弾が入っています。」
「殊勝だわね。自ら銃刀法違反まで白状するなんて。」
「このまま私を行かせてく入れれば、あなたを撃つことはしません。いくらヴァンパイアが不死身でも、銀の銃弾ですから当たり所が悪ければひょっとしますよ。さぁ、どうしますか?」
「どうもこうもない。逮捕する。」
我妻の指が引き金にかかる。
俺はとっさに飛び出そうとするが、灰野が俺の服をがっちり掴んでいた。
「大丈夫ですよ。刑部さんなら。チヒロちゃんにも見てろって言われたでしょ。」
パシュッ。
空気が破裂したような軽い音がして弾が発射された。
キンッ。
アヤメが、打ち出された弾を十手で球を払い落とす。
「なに、お前、弾が見えるのか。」
「さぁ、どうかしら。もう一発撃ってみたら?」
パシュッ、パシュッ。
キンッ、キンッ。
アヤメには弾が確実に見えている。
「3発撃ったわね。だとすると残りは3発。撃ってみたら?当たるかもしれないわよ。」
我妻の目は、焦り、諦め、恐怖の色が順番に現れた。
我妻は拳銃を静かに床に置き、両手を上にあげる。
「それでは、我妻代表の拷問ショーのはじま、り、、。」
「刑部さん!相手は既に降伏の意志を示しています。過剰な暴力はヴァンパイア法で、禁止されています!」
封鎖を終えた杉山さんがステージ前に走って来てアヤメを一喝する。
「なによぉ。別に殺しはしないわよ。少しぐらい仕返ししたっていいじゃない、、。」
アヤメの髪の色が一気に黒に戻る。
「本田さん、灰野。あの一番端の列が人間です。身分証を確認して、確認できた人は帰宅させてください。」
「帰宅させていいんですか?」
「人間は我々の管轄ではありません。後日、日本の警察から調べてもらいます。」
俺と灰野は一番端の列に並んだ20人程の人間たちから、身元が確認できるものを提示してもらい、それを書きとめる作業をはじめた。
観念したからか、列に並んだ人間は、素直に身分証を提示する。その中にはうなだれた白鳥もいた。
作業が終わって、俺は大事なことを思い出す。
あっ、ハビブ。
ハビブは、呆然と犯罪者確保の様子を眺めていた。すでにボイラー室で目を覚ました応援部隊も合流している。
「ハビブ!」
俺は彼の肩を叩く。
「ア、イチウ。オマエ、ダイジョウブカ?」
「ハビブのおかげで助かったよ。でも一体ここで何してたんだ?」
「ワタシ、ココデ アルバイト ハジメタヨ。ボイラー ノ ギシ。」
そう言って、ハビブは首から下げた「身分証カード」を見せる。カードにはボイラー技術者と書いてある。
「ボイラー シツニ イッタラ オトコ ノ ヒト イッパイ タオレテタヨ。ヒトリヲ オコシテ ハナシ キイタラ テロダッテ イウカラ タスケニ キタ。イチウト アヤメチャン ガ イタカラビックリ シタヨ。コレモ カミノ オボシメシ。ジャ、ワタシ オシゴト モドリマス。」
そう言ってハビブは会場を出て行った。
ハビブと入れ替わりに。彼らは、手錠を掛けられたヴァンパイア達を次々と連行していった。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
深海の星空
柴野日向
青春
「あなたが、少しでも笑っていてくれるなら、ぼくはもう、何もいらないんです」
ひねくれた孤高の少女と、真面目すぎる新聞配達の少年は、深い海の底で出会った。誰にも言えない秘密を抱え、塞がらない傷を見せ合い、ただ求めるのは、歩む深海に差し込む光。
少しずつ縮まる距離の中、明らかになるのは、少女の最も嫌う人間と、望まれなかった少年との残酷な繋がり。
やがて立ち塞がる絶望に、一縷の希望を見出す二人は、再び手を繋ぐことができるのか。
世界の片隅で、小さな幸福へと手を伸ばす、少年少女の物語。
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
ハッピークリスマス ! 非公開にしていましたが再upしました。 2024.12.1
設樂理沙
青春
中学生の頃からずっと一緒だったよね。大切に思っていた人との楽しい日々が
この先もずっと続いていけぱいいのに……。
―――――――――――――――――――――――
|松村絢《まつむらあや》 ---大企業勤務 25歳
|堂本海(どうもとかい) ---商社勤務 25歳 (留年してしまい就職は一年遅れ)
中学の同級生
|渡部佳代子《わたなべかよこ》----絢と海との共通の友達 25歳
|石橋祐二《いしばしゆうじ》---絢の会社での先輩 30歳
|大隈可南子《おおくまかなこ》----海の同期 24歳 海LOVE?
――― 2024.12.1 再々公開 ――――
💍 イラストはOBAKERON様 有償画像
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
居候高校生、主夫になる。〜娘3人は最強番長でした〜
蓮田ユーマ
青春
父親が起こした会社での致命的なミスにより、責任と借金を負い、もう育てていくことが出来ないと告白された。
宮下楓太は父親の友人の八月朔日真奈美の家に居候することに。
八月朔日家には地元でも有名らしい3人の美人姉妹がいた……だが、有名な理由は想像とはまったく違うものだった。
愛花、アキラ、叶。
3人は、それぞれが通う学校で番長として君臨している、ヤンキー娘たちだった。
※小説家になろうに投稿していて、アルファポリス様でも投稿することにしました。
小説家になろうにてジャンル別日間6位、週間9位を頂きました。
運命の番?棄てたのは貴方です
ひよこ1号
恋愛
竜人族の侯爵令嬢エデュラには愛する番が居た。二人は幼い頃に出会い、婚約していたが、番である第一王子エリンギルは、新たに番と名乗り出たリリアーデと婚約する。邪魔になったエデュラとの婚約を解消し、番を引き裂いた大罪人として追放するが……。一方で幼い頃に出会った侯爵令嬢を忘れられない帝国の皇子は、男爵令息と身分を偽り竜人国へと留学していた。
番との運命の出会いと別離の物語。番でない人々の貫く愛。
※自己設定満載ですので気を付けてください。
※性描写はないですが、一線を越える個所もあります
※多少の残酷表現あります。
以上2点からセルフレイティング
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる