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ちょんまげランドへ、いざ出陣! ②
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花魁道中が終わる前になんとか、赤目を巻くことが出来た。
アヤメに赤目と常盤さんが来ていることを教える手もあったが、場がシラケそうなのでやめにする。
「最後まで見たかったのに。」
と不満げだったアヤメも、すぐにお江戸の街並みを模した通りに夢中になっている。
「あ、そろそろ時間だから。」
「時間って何?」
「ここのランドマークのお城から「エレクトリックちょんまげパレード」を鑑賞できるチケットがあるんだよ。」
「ええ、本当に?ここのお城って入れるんだ。」
アヤメが目を輝かせる。
俺は、福引でもらった手通行形を確認する。手形には「6時30分までに、この手形をお持ちになってちょんまげ城正門までお越しください」とある。俺たちはお城の方へ向かって歩き出した。
~ちょんまげ城 正門口~
「あっ。ここだ。すみません。あのこれ。」
俺は手形を侍姿の門番に差し出す。
ドンドンッ。和太鼓が鳴る。
「お殿様のおな~り~。」
俺から手形を見せられた侍の門番は、唐突に大声を出す。
すると中から、待ちかまえていたように大勢の腰元姿のスタッフが現れて、俺たちをお城の中に連れ込んだ。
「はいはい、殿様はこっち。お姫様はあっちね。」
年かさのいった腰元の指示で、俺とアヤメは引き離される。
「じゃ、お着換えしましょうか。」
「え?着換えって何ですか?」
「すべて私たちにお任せください。」
腰元たちは慣れた手つきで俺を裸にして、あっという間に俺を紋付き袴のお殿様に仕上げる。
「お姫様の方は、少し時間がかかりますので、先に天守閣でお待ちください。」
一人の腰元に案内されて天守閣に向かう。
「今日の殿様は、若くて見栄えがするわ。昨日の殿様は、78歳でちょっと年寄り過ぎたからねぇ。」
天守閣に向かうエレベーターの中で腰元がそんなことを言う。
一日一組限定のこのチケットにはこんなオプションがついていたとは知らなかった。
天守閣から外を眺める。この真下の通りを「エレクトリックちょんまげパレード」が練り歩くと腰元さんが教えてくれた。
ドン、、。ヒューー。バーーーン。
大きな花火が上がった。
「まもなく、エレクトリックちょんまげパレードが、ちょんまげ城正門前の通りにて開催されます。皆様、ちょんまげ城正門前までお越しください。」
下の通りには既にたくさんの観衆が集まっている。
「お姫様、こちらです。間に合いましたね。」
そう言いながら腰元が慌てて天守閣に入ってきた。
その後ろには着物姿のアヤメが。
さっきのサンタクロース風なワンピースも可愛がったが、色が白く黒髪のアヤメの日本のお姫様姿に、心臓の鼓動が早くなる。
「ほらほら、お姫様が可愛いからって見とれてないでうちの自慢のパレードも見てちょんまげよ。」
腰元のおばさんが俺の尻を叩いて、天守閣のテラスへと俺たちを案内した。
「エレクトリックちょんまげパレード!始まりまーす!」
アナウンスとともにサンバのリズムが響きだす。
電飾に彩られたお城の形のおおきな山車。電飾で光る衣装を身に着けた足軽ダンス隊、腰元ダンサーズが見事なダンスを繰り広げる。
「きゃー。きれい!」
アヤメはパレードに夢中だったが、俺は、お姫様姿のアヤメが気になってパレードに身が入らなかった。
次々と山車がやってくる。侍装束のダンスチーム。町娘たちの踊りも素晴らしい。
観衆の熱狂も最高潮だった。
その時、パレードの電飾が一気に消え、あたりがざわつき始める。
「さて、ここで皆様にご紹介いたしますのは、、。当、ちょんまげ城当主の若き殿様と、姫君でございます。」
アナウンスとともに俺とアヤメにスポットライトが当たる。
(え、え。聞いてないよ~。)
「皆様、このお二人は城下でも噂のおしどり夫婦。このお二人がお城を守っている限り、ちょんまげランドは安泰でございまする~。皆様この若いお二人に大きな拍手を!」
アナウンス嬢が勝手なことを言っている。
「さぁ、殿、姫様。手をつないで、沿道の町民に手を振ってくださいな!」
うしろから腰元に促され、俺とアヤメは手をつなぎ沿道の観衆にに手を振った。
大きな歓声が観衆から湧きあがる。
でも、俺はアヤメの手の柔らかさにドキドキして目が回りそうだった。
スポットライトが消え、またパレードが始まる。俺は放心したままアヤメの手を握り続けた。
アヤメが手を振りほどくまで、もう少しだけ、、、。
「はいはい。ご苦労様。」
腰元の一声で、慌てて俺はアヤメの手を放した。
「いや~。今日のお客さんは、ハンサムな殿様と別嬪なお姫様に当たってラッキーだったね。」
腰元がお世辞を言う。いや、半分はお世辞じゃない。アヤメのお姫様は本当にきれいだと俺は思った。
パレードが終わり、俺とアヤメは元の洋服に着替えた。
腰元のおばさんから、ちょんまげランド公式キャラクターのちょんの助、まげ太郎のぬいぐるみと、二人で撮影した記念写真をお土産にもらい、俺たちは城を後にする。
ちょんまげランドも閉館時刻が近づき、人もまばらになってきた。俺たちも駐車場へ向かう人の波に合流する。
ちょんまげパレード、オプションへの強制参加は、俺に大きなダメージを与えていた。
おしどり夫婦、ちょんまげランドの安泰、アヤメのお姫様姿、そしてやわらかい手。いろんな妄想が頭の中をぐるぐると駆け巡る。
「一宇、疲れたの?」
アヤメが唐突に声をかけてきた。
「疲れたって言うか、びっくりしてさ。俺はただ天守閣でパレード見るだけだと思ってたから。」
「ははは。びっくりしたわね。でも、楽しかったじゃない。でも、私的にはお姫様よりは、侍か、忍者のコスプレがしたかったわ。」
「でも、アヤメのお姫様姿、似合ってたよ。」
疲れた頭が俺に本音を言わせた。
「ふーん。ありがと。一宇の殿様もそれほど悪くなかったわ。」
そう言われて俺は照れまくったが、言った本人も照れ臭かったのか車の方に走っていってしまった。
「帰りは、助手席に乗るだろ?」
「うん。」
混雑した駐車場を抜け、一般道に入る。
このまま帰るのが惜しい気がする
俺はすぐに高速には乗らず、下道をだらだらと走る。国道4号線。この道を走っていけば仙台には帰れる。
俺にはもう一つすべきことがある。今日のうちに、つまりアヤメの誕生日のうちに、体を張って(?)ゲットしたプレゼントを渡すことだ。
ちょんまげランドが楽しかったらしく、とアヤメは饒舌になっている。
アヤメが楽しんでくれたことを、俺は心から嬉しく思った。
ピンクの看板が目に入る。「本格コーヒーとフラミンゴ・フラミンゴカフェ」
「なんだ、あのフラミンゴカフェって?」
「フラミンゴとコーヒー?なんだろう。行ってみない?」
「よし!行ってみるか。」俺は、俺は自動運転を解除し、Uターンする。
フラミンゴカフェは、本格コーヒーを飲みながら、フラミンゴを観察できるカフェだった。
福島県民の自由な発想にまたまた脱帽、、、。
店内には水槽のようなガラスで仕切られた壁があり、そのガラスの向こうに本物のフラミンゴが放し飼いになっている。お客はフラミンゴを見ながらコーヒーを飲むわけだが、時間が時間だったのでほとんどのフラミンゴは寝ているようだった。
「私、フラミンゴって初めて見た!」
それでも、アヤメは喜んでフラミンゴを見ている。
コーヒーを二つ注文する。
俺は、カバンの中からジュエリーショップ・カオスから受け取った真っ赤な箱を取り出す。
「アヤメ。誕生日おめでとう。」
そう言って箱をアヤメの前に差し出す。
「え。なんで知ってるの?ああ、高梨さんね、気を遣わせるから言わないでって言ったのに。それに、長命なヴァンパイアにとって誕生日ってさほど重要でもないのよ、」
「まぁ、でも。一応受け取って。」
「開けてもいい?」
「もちろん。アヤメにプレゼントしたんだから。」
アヤメが箱を開ける、、、。
アヤメに赤目と常盤さんが来ていることを教える手もあったが、場がシラケそうなのでやめにする。
「最後まで見たかったのに。」
と不満げだったアヤメも、すぐにお江戸の街並みを模した通りに夢中になっている。
「あ、そろそろ時間だから。」
「時間って何?」
「ここのランドマークのお城から「エレクトリックちょんまげパレード」を鑑賞できるチケットがあるんだよ。」
「ええ、本当に?ここのお城って入れるんだ。」
アヤメが目を輝かせる。
俺は、福引でもらった手通行形を確認する。手形には「6時30分までに、この手形をお持ちになってちょんまげ城正門までお越しください」とある。俺たちはお城の方へ向かって歩き出した。
~ちょんまげ城 正門口~
「あっ。ここだ。すみません。あのこれ。」
俺は手形を侍姿の門番に差し出す。
ドンドンッ。和太鼓が鳴る。
「お殿様のおな~り~。」
俺から手形を見せられた侍の門番は、唐突に大声を出す。
すると中から、待ちかまえていたように大勢の腰元姿のスタッフが現れて、俺たちをお城の中に連れ込んだ。
「はいはい、殿様はこっち。お姫様はあっちね。」
年かさのいった腰元の指示で、俺とアヤメは引き離される。
「じゃ、お着換えしましょうか。」
「え?着換えって何ですか?」
「すべて私たちにお任せください。」
腰元たちは慣れた手つきで俺を裸にして、あっという間に俺を紋付き袴のお殿様に仕上げる。
「お姫様の方は、少し時間がかかりますので、先に天守閣でお待ちください。」
一人の腰元に案内されて天守閣に向かう。
「今日の殿様は、若くて見栄えがするわ。昨日の殿様は、78歳でちょっと年寄り過ぎたからねぇ。」
天守閣に向かうエレベーターの中で腰元がそんなことを言う。
一日一組限定のこのチケットにはこんなオプションがついていたとは知らなかった。
天守閣から外を眺める。この真下の通りを「エレクトリックちょんまげパレード」が練り歩くと腰元さんが教えてくれた。
ドン、、。ヒューー。バーーーン。
大きな花火が上がった。
「まもなく、エレクトリックちょんまげパレードが、ちょんまげ城正門前の通りにて開催されます。皆様、ちょんまげ城正門前までお越しください。」
下の通りには既にたくさんの観衆が集まっている。
「お姫様、こちらです。間に合いましたね。」
そう言いながら腰元が慌てて天守閣に入ってきた。
その後ろには着物姿のアヤメが。
さっきのサンタクロース風なワンピースも可愛がったが、色が白く黒髪のアヤメの日本のお姫様姿に、心臓の鼓動が早くなる。
「ほらほら、お姫様が可愛いからって見とれてないでうちの自慢のパレードも見てちょんまげよ。」
腰元のおばさんが俺の尻を叩いて、天守閣のテラスへと俺たちを案内した。
「エレクトリックちょんまげパレード!始まりまーす!」
アナウンスとともにサンバのリズムが響きだす。
電飾に彩られたお城の形のおおきな山車。電飾で光る衣装を身に着けた足軽ダンス隊、腰元ダンサーズが見事なダンスを繰り広げる。
「きゃー。きれい!」
アヤメはパレードに夢中だったが、俺は、お姫様姿のアヤメが気になってパレードに身が入らなかった。
次々と山車がやってくる。侍装束のダンスチーム。町娘たちの踊りも素晴らしい。
観衆の熱狂も最高潮だった。
その時、パレードの電飾が一気に消え、あたりがざわつき始める。
「さて、ここで皆様にご紹介いたしますのは、、。当、ちょんまげ城当主の若き殿様と、姫君でございます。」
アナウンスとともに俺とアヤメにスポットライトが当たる。
(え、え。聞いてないよ~。)
「皆様、このお二人は城下でも噂のおしどり夫婦。このお二人がお城を守っている限り、ちょんまげランドは安泰でございまする~。皆様この若いお二人に大きな拍手を!」
アナウンス嬢が勝手なことを言っている。
「さぁ、殿、姫様。手をつないで、沿道の町民に手を振ってくださいな!」
うしろから腰元に促され、俺とアヤメは手をつなぎ沿道の観衆にに手を振った。
大きな歓声が観衆から湧きあがる。
でも、俺はアヤメの手の柔らかさにドキドキして目が回りそうだった。
スポットライトが消え、またパレードが始まる。俺は放心したままアヤメの手を握り続けた。
アヤメが手を振りほどくまで、もう少しだけ、、、。
「はいはい。ご苦労様。」
腰元の一声で、慌てて俺はアヤメの手を放した。
「いや~。今日のお客さんは、ハンサムな殿様と別嬪なお姫様に当たってラッキーだったね。」
腰元がお世辞を言う。いや、半分はお世辞じゃない。アヤメのお姫様は本当にきれいだと俺は思った。
パレードが終わり、俺とアヤメは元の洋服に着替えた。
腰元のおばさんから、ちょんまげランド公式キャラクターのちょんの助、まげ太郎のぬいぐるみと、二人で撮影した記念写真をお土産にもらい、俺たちは城を後にする。
ちょんまげランドも閉館時刻が近づき、人もまばらになってきた。俺たちも駐車場へ向かう人の波に合流する。
ちょんまげパレード、オプションへの強制参加は、俺に大きなダメージを与えていた。
おしどり夫婦、ちょんまげランドの安泰、アヤメのお姫様姿、そしてやわらかい手。いろんな妄想が頭の中をぐるぐると駆け巡る。
「一宇、疲れたの?」
アヤメが唐突に声をかけてきた。
「疲れたって言うか、びっくりしてさ。俺はただ天守閣でパレード見るだけだと思ってたから。」
「ははは。びっくりしたわね。でも、楽しかったじゃない。でも、私的にはお姫様よりは、侍か、忍者のコスプレがしたかったわ。」
「でも、アヤメのお姫様姿、似合ってたよ。」
疲れた頭が俺に本音を言わせた。
「ふーん。ありがと。一宇の殿様もそれほど悪くなかったわ。」
そう言われて俺は照れまくったが、言った本人も照れ臭かったのか車の方に走っていってしまった。
「帰りは、助手席に乗るだろ?」
「うん。」
混雑した駐車場を抜け、一般道に入る。
このまま帰るのが惜しい気がする
俺はすぐに高速には乗らず、下道をだらだらと走る。国道4号線。この道を走っていけば仙台には帰れる。
俺にはもう一つすべきことがある。今日のうちに、つまりアヤメの誕生日のうちに、体を張って(?)ゲットしたプレゼントを渡すことだ。
ちょんまげランドが楽しかったらしく、とアヤメは饒舌になっている。
アヤメが楽しんでくれたことを、俺は心から嬉しく思った。
ピンクの看板が目に入る。「本格コーヒーとフラミンゴ・フラミンゴカフェ」
「なんだ、あのフラミンゴカフェって?」
「フラミンゴとコーヒー?なんだろう。行ってみない?」
「よし!行ってみるか。」俺は、俺は自動運転を解除し、Uターンする。
フラミンゴカフェは、本格コーヒーを飲みながら、フラミンゴを観察できるカフェだった。
福島県民の自由な発想にまたまた脱帽、、、。
店内には水槽のようなガラスで仕切られた壁があり、そのガラスの向こうに本物のフラミンゴが放し飼いになっている。お客はフラミンゴを見ながらコーヒーを飲むわけだが、時間が時間だったのでほとんどのフラミンゴは寝ているようだった。
「私、フラミンゴって初めて見た!」
それでも、アヤメは喜んでフラミンゴを見ている。
コーヒーを二つ注文する。
俺は、カバンの中からジュエリーショップ・カオスから受け取った真っ赤な箱を取り出す。
「アヤメ。誕生日おめでとう。」
そう言って箱をアヤメの前に差し出す。
「え。なんで知ってるの?ああ、高梨さんね、気を遣わせるから言わないでって言ったのに。それに、長命なヴァンパイアにとって誕生日ってさほど重要でもないのよ、」
「まぁ、でも。一応受け取って。」
「開けてもいい?」
「もちろん。アヤメにプレゼントしたんだから。」
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