愛する息子へ

村上しんご

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罠に掛かったママ友

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 タクヤが私と一つになる気が無い事を悟った私は、この関係を欲望の捌け口だと割り切って考えようとしているが、モヤモヤとした胸の内は晴れることは無かった。



 タクヤが他の女を抱く姿をこの目で見ていても愛おしさは増すばかりで、彼女たちに対しての激しい怒りの感情以外は込み上げてこなかった。

 タクヤの策略にハマって堕とされた彼女たちには非が無い筈なのに、その身体を抱きしめながらペニスを埋め込まれていく姿に、嫉妬の雑念が込み上げて感情の制御が全くできなかった。

 しかも彼女たちとの行為が終わった後で、傷ついた私の心を優しく慰めてくれるかの様なタクヤの施しに、私は増々のめり込む一方だった。



 咲子以外にも次から次へと女を垂らしんでいくタクヤは、母親の私を利用してその身体を上手に頂いていた。

 年齢や容姿は様々だが彼女たちの第一印象は、誰もがみんな大人しそうで、嫌らしい事などとは無縁なその見た目は一様にしてしおらしかった。

 そんな彼女たちは次第にタクヤとの関係にのめり込み、欲望を剥き出しにした淫乱へと変貌していく。



 大人の女性たちを次々と虜にしていくタクヤを、止められるものはもう誰もいないだろう。

 そんなタクヤが今狙っているのは、同じ年頃の女の子を持つ私のママ友だった。

 真紀子という名前の彼女と私がママ友になったのも、勿論タクヤにせがまれたからで、その時から彼女はタクヤに狙いを定められていた。



 やはり見た目が大人しそうで何処か上品な彼女は、大き目なサイズの服を好んで着てるからか、目立ちはしないが良く見ると抜群のスタイルでタクヤの好みにハマっている。

 子供を産んだことすら信じられない清楚な雰囲気は、今までタクヤが狙った女性と同様に、隠れた美貌を兼ね備えた控え目な美人だった。

 そんな真紀子を家に招こうと言い出したのはタクヤで、言いなりの私はそれに素直に従って彼女を誘うしかなかった。



 勿論それが単なるお招きではなく、彼女の身体を頂こうとするタクヤの悪巧みだと知っていたが、私にはタクヤの言葉を拒むことは出来なかった。

 何も知らない彼女は危機感もなく自分の娘を引き連れて、招待された私の家に招かれるままに上がり込んでくる。

 それを後ろでジッと見ているタクヤは、彼女のスラリとした後姿に舌舐め擦りを繰り返し、涎まで垂らしてニヤニヤと笑っていた。



 タクヤの頭の中では既に彼女は着ている服を全部脱がされて、小柄で華奢なその身体は好き勝手に弄ばれている事だろう。

 今まで本性を隠し通してきたタクヤは、甘えるフリをして彼女に密着し、品定めでもする様に何気にその身体を触って感触を味わっていた。

 悪気など全く感じさせないタクヤのあどけない様子に、警戒すら見せない彼女は、きわどい部分を触られても今では何とも思ってすらいない。



「おばさ~~~ん!」



 リビングのソファーに座った彼女にそう言って飛びつくタクヤは、小ぶりだがボリュームのある彼女の胸に早速顔を埋めて頬擦りを繰り返していった。



「タクヤく~ん…元気だったぁ~」



 嫌らしさなど全く感じさせない無邪気な様子に、何の疑問も抱かない彼女は、タクヤの頭を優しく撫でて愛情を注いでいる。

 心地良さそうに胸に埋もれて柔らかい感触を味わうタクヤの顔は、彼女からは見えないが何かを企んでいるかの様にニヤニヤとほくそ笑んでいる。

 何気に胸元の辺りを徘徊していたタクヤの手は、いつの間にかその胸を握り締め、プニプニと弄んでいるのに彼女は全く気にしてない。



 娘の由紀子ちゃんがポカーンと見つめるその前で、2人のスキンシップは延々と続けられて、由紀子ちゃんは退屈そうにアクビを繰り返していた。

 自分の子供の様にタクヤを可愛がる真紀子には、胸に抱き締めるその子供が自分の事を嫌らしい目で見ている事に全く気付いていないだろう。

 娘の由紀子ちゃんには目もくれずに、タクヤとの戯れに熱中する姿は、ほのぼのとしていて疚しい様子などどこにも見られない。



 拒否されない事を良い事に図に乗っていくタクヤは、真紀子の膝の上に頭を乗せて寝転がり、甘える様に彼女の股間に顔を埋めて匂いをクンクンと嗅ぎ始めていった。

 しかし真紀子には卑猥な事をされているという認識など微塵も無く、タクヤの背中をポンポンとあやしながら私との話に花を咲かせていく。

 彼女の匂いを嗅いでウットリとしているタクヤは、何気に太股をスリスリと撫でながら、うっかり触ってしまったかのようにアソコの辺りをツンツンと刺激し始めていた。



 しかしラフな格好で家に訪れた真紀子はデニムのジーンズを履いていて、刺激は余り伝わってないのか平然として私との話に没頭している。

 反応の見せない彼女の様子を良い事に、行動がどんどんエスカレートしていくタクヤは、アソコの部分に唇をピタリと押し当てて、熱い息をハァハァと吹きかけていった。

 するとじわじわと温みが伝わってきているのか、彼女の腰がモジモジと動き出し、ジッとしていられない様子を見せ始めていく。



 しかしその様子は欲情を覚えて興奮した感じではなく、オシッコでも我慢してるような忙しなさだった。



「ごめんなさい…トイレ貸してもらえる?」



「ええ…どうぞ…」



「由紀子も行く?」



 その問いかけに首を振る由紀子ちゃんの様子を見て、ギラギラと目を輝かせるタクヤは、トイレに向かう真紀子の後姿をいつまでも目で追い続けている。

 欲望を剥き出しにしたその視線は、飢えた野獣の様な底知れない恐ろしさを漂わせて、真紀子という獲物に狙いを定めていた。

 彼女がトイレに籠って暫くすると、タクヤは不意に立ち上がり私に目で合図を送って、何処かへ向かって歩き出していく。



「タクヤ君…どこ行くの?」



「…うん…ちょっとね…」



 由紀子ちゃんの問いかけに言葉を濁すタクヤは、真紀子の後を追うようにトイレに向かって走り出していった。



「由紀子ちゃん、おばさんが絵本を読んであげましょうか?」



「うん、読んで!読んで!」



 私の家のトイレには鍵など付いていない。今頃タクヤはトイレのドアをガチャリと開けて、彼女の無防備になった恥ずかしい姿を目の当たりにしている事だろう。



「おばさ~ん!何してるの~早く戻って来てよ~」



「こらぁ~こんなとこまで入ってきちゃダメでしょ?!」



 思った通りタクヤの怖ろしさなど知らない彼女は、子供だと高を括ってやんわりと言い聞かせている。



「今戻るからリビングで大人しく待っててね…」



「えぇ~っ…一緒に行こうよ~待ってるからさぁ~」



 トイレから聞こえてくる2人のそんなやり取りを耳にしながら、私は由紀子ちゃんに淡々と絵本を読み聞かせていった。

 これから彼女が全てを奪われてい行く事は、予想は付いているのに私は素知らぬフリをする事しか出来なかった。



「わかったから…い、今行くから…引っ張らないで…」



「おばさん…僕が綺麗にしてあげるよ…」



「こらっ!…そんな事しちゃダメっ!………あああっ…」



 今までとは打って変わった鬼気迫る彼女の声と、ドタバタとした慌ただしい物音が、トイレから聞こえてきてるのに由紀子ちゃんは気付かずに絵本に夢中になっている。

 しおらしい声で絵本を読み続けながらも、私にはトイレから聞こえてくる物音と気配で、2人が今どんな事態になっているのかを頭に思い浮かべていた。

 きっとタクヤは今オシッコをしたばかりの、彼女の股間に強引に顔を埋めてアソコをペロペロと舐めている筈だ。



 男を知っている人妻とはいえタクヤの手に掛かれば、ひとたまりも無いだろう。

 束の間の沈黙が続いた後に「ああっ!」という彼女の甲高い声が瞬く間に響き渡り、絵本に夢中になっていた由紀子ちゃんが不意に顔を上げていく。



「ん!…ママどうしたんだろう?」



 一気に押し寄せる静けさに、不安げな様子を見せる由紀子ちゃんは、何かを訴えかける様に私の顔をジッと見つめていた。



「大丈夫だよ…ママは直ぐに戻ってくるからね…ここに居ようね…」



 女にされている母親の姿など、何も知らないこの子に見せてしまうのは余りにも残酷で、私は今すぐにでもトイレに向かって駆け出してしまいそうな由紀子ちゃんを必死になって宥めていった。

 暫くするとトイレのドアがガチャリと開き、呆然としている真紀子と満面の笑みを浮かべるタクヤが、手を取りながらリビングに戻ってくる。

 少し頬を赤く染めた真紀子の様子は、今までとは打って変わってオドオドしていて、タクヤに怯えている様子が犇々と伝わっていた。



「ママ~!何してたの?戻ってくるの遅いよ~」



「…う、うん…ちょっと…ね…」



 由紀子ちゃんの言葉にも上の空な真紀子は、必死になってタクヤと距離を取ろうとしているが、真紀子の手を握り締めたタクヤはその手を全く離さなかった。



「おばさん…何してるの?座ろうよ…」



「………う、うん……」



 真紀子は何かを言いたそうにチラチラと私に目を向けているが、内に秘めた思いを口にする事など出来る筈が無い。

 ビクビクした様子でソファーに座り、勢いよくその上に駆け上がるタクヤに、背後からベッタリと纏わりつかれていく。



「ひぃっ!」



 完全に怯えた様子を見せる真紀子は石のように固まって、くっ付いたタクヤに引き攣った顔を見せながら、何も出来ずに俯いていく。

 額からはダラダラと汗を流し、その身体は小刻みに震え始め、その姿はトイレで何かしらがあった事をあからさまに感じさせている。

 今直ぐにでもこの家から逃げ出したいはずなのに、想像すらつかなかった衝撃的な出来事に、頭が混乱してどうして良いのかわからずに途方に暮れている。



 そんな彼女に背後からへばり付くタクヤは、怯え切って何もできずにいる彼女の様子を嘲笑いながら、Tシャツの袖の隙間から小さな手をそっと中に忍び込ませていった。



「由紀子ちゃん、絵本の続き読もうか?」



「うん!」



 タクヤが真紀子の身体を愛撫し始めようとしてるのは分かっていたが、私は気付かないふりをして由紀子ちゃんに絵本を読み聞かせていった。

 自分の母親が私の息子の手によって弄ばれていく姿など、この子に見せる訳にはいかない。

 Tシャツの中に潜り込んだタクヤの手は、彼女の胸元に向かってゆっくりと進みだし、谷間をモゾモゾと蠢き始めている。



 まるでブラジャーのフロントホックを外してるかの様なその手の動きは、何だかとても嫌らしく思えて横目で見ている私までドキドキさせていた。

 しかし真紀子は胸元の動きを目の当たりにしているのに、それを止めようともせずに青ざめた顔で只それを呆然と眺めていた。

 プチっという音が微かに聴こえてくると同時に、その胸がTシャツの中でプルンと揺れ始め、真紀子が慌てて胸元を押さえるがそれは後の祭りでしかない。



 プックリと突起した先っぽの部分がTシャツ越しに浮き出して、タクヤの小さな手がそこに向かってゆっくりと進み始めていく。

 虚ろな瞳でそれを見つめる彼女は、頻りに首を振り続けて拒絶する態度を見せてはいるが、何も口にすることが出来ずにそれはタクヤの指に優しく摘ままれていった。

 Tシャツ越しにでも分かるその手の動きは余りにも卑猥で、それを直視する真紀子の顔が見る見る赤くなっていく。



 突起した部分はタクヤの小さな指に摘ままれて、形に沿ってゆっくりと行ったり来たりを繰り返されている。

 真っ赤な顔でそれを見つめる真紀子は、指の動きに合わせてビクンビクンと身体を痙攣させて、泣き出しそうな顔で由紀子ちゃんの様子を恐る恐る伺っている。

 幸いにも由紀子ちゃんは私との読書に夢中になり、目の前で行われている卑猥な行為には全く気付いていない。



 真紀子は少しホッとした顔を見せるものの、容赦の無い指先は弱点を見付けようと、敏感な部分の周辺を淡々と蠢き続けていく。

 次第に息を弾ませていく真紀子は、力を失ったかのように遠くを見つめ、唇をぽっかりと半開きに広げて虚ろな視線を漂わせていく。

 押し寄せてくる快感を必死になって堪えているその姿は、既に周りなど見えなくなって、3歳児に愛撫されている事実すらも忘れている様だった。



 暫くすると真紀子が今まで以上に身体を大きく震わせて、タクヤの指が弱い部分を集中的に攻め始めていく。

 真紀子は泣き出しそうな顔で震える唇を大きく開き、声は出ていないがそれは明らかに喘いでいるのと変わらなかった。

 先端を摘まんだ指先が力を込めて抓り始めると、真紀子の膝がガクガクと震えだし、閉じられていた脚がゆっくりと開かれていく。



 あられもない格好で天を仰ぎながら白目を剥くその姿は、絶頂を迎えてしまったかのようで、その身体が波打つようにビクンビクンと痙攣を繰り返していった。

 意識を半分失くしたかのような彼女は、背後のタクヤにグッタリと凭れ掛かり、激しい運動をした後の様に肩で大きく息を繰り返している。

 背後からそれを満足げに見下ろすタクヤは、その情けない姿にニンマリと微笑んで、ギラギラと瞳を輝かせながら彼女に手を差し伸べていった。



「おばさん、寝室行こうよ…見せたいものがあるんだ…」



 2度目の絶頂を迎えて朦朧とする真紀子には、拒否する事も逃げる事すらも思い浮かばないだろう。

 タクヤに手を引かれて寝室に向かう彼女は、魂の抜けた人形の様に自分の意思など関係無く誘導されている。

 覚束無い足取りの彼女を寝室に連れ込むと、タクヤはニヤニヤと笑いながらそのドアをゆっくりと閉ざしていく。



 2人が居なくなり静まり返ったリビングの中で、絵本を読み聞かせる私の声が淡々と響き渡っていった。

 時は刻々と過ぎて絵本を読み終えようとしてるのに、2人が消えた寝室からは物音一つ聴こえてこなかった。

 次第に不安げな顔を見せていく由紀子ちゃんは、徐々に寝室の方をチラチラと気にしだし、少しづつ泣き出しそうな顔になっていく。



「おばさん…ママどうしたんだろう…戻ってこないよ…」



 母親の窮地を感じているのか、由紀子ちゃんの余りにも痛々しいその様子に、私は憐れみを感じてジッとしてなどいられなくなっていた。



「ちょっと待ってて…おばさんが見てくるから…ねっ…」



 由紀子ちゃんを置き去りにしてきたのは、母親の無様な姿を見せる事など出来ないからで、私にはドアの向こうで何が行なわれているか知っている。

 ゆっくりと扉を開けると、四つん這いになって剥き出しのお尻を突き出した真紀子が、前のめりに崩れる様になりながら、下半身丸出しのタクヤに後ろから黙々と突かれていた。

 両手で口を押えて必死に声を我慢する真紀子は、ジーンズとパンティを膝の所まで降ろされて、無防備になったアソコにタクヤの硬くなったモノをブチ込まれている。



 静まり返った寝室の中では、タクヤの女にされてしまった真紀子の荒々しい息遣いが、フーフーと悲し気に響き渡っていた。

 快感を押し殺すように身悶えているその姿は、切なさに満ち溢れているのに、タクヤはそれを嘲笑う様に彼女の中を心置きなく楽しんでいる。

 私は何も知らずに母の心配する由紀子ちゃんが不憫でならなかった。何も言わずに寝室のドアをそっと閉めると、何事も無かったかの様に由紀子ちゃんに作り笑いを見せていった。



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