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44話「交錯する運命」
しおりを挟む「う……に……逃げ……く……!?」
ふと、瑞輝は、体が誰かに引きずられる感覚を感じた。
「悠、危険かもしれんが、また吉田が桃井にちょっかい出してきそうだったら足止め頼むぞ」
「わ、分かった。どうやるかは分かんないけど……」
「ああ。俺も分からん。が、こんな状況見たら、助けるしかないだろ。死者に引き寄せられるのを、目の前で見殺しにしには出来んからな」
男の声も聞こえる。瑞輝の耳に、また新たに、聞き覚えがあるが誰だか特定できない声が加わった。しかも、こっちはごく最近に聞いた声だ。
「だ……誰……ですか……?」
ずるずると引きずられる感触を感じながら、瑞輝は男に聞いた。男の声は背後から聞こえてくるので、自分を引きずっているのは、恐らく男だろう。
「うん? ええとだな……まあ、通りすがりだよ……って、ちとキザかな……」
男は、そう言いながら、息を切らして僕を引きずっているようだ。
「う……うわ……うわぁぁぁうおぉぉぉぉ!」
瑞輝の耳にはもう一人の……吉田の叫び声も聞こえている。
吉田君は、何故、あんな叫び声をあげているのだろうか。その叫び声からは、吉田君の明らかな動揺と苦しみが見て取れる。僕が魔法を使った時より更に輪をかけて混乱している様子を、声色から察することができる。なんて悲しい……悲痛な叫びなのだろう。瑞輝は自分の傷を忘れるほどに悲しくなり、目が潤んだ。
「お前……お前……桃井てめぇぇぇぇ!」
悠は、桃井と、それを引きずる駿一と吉田の間に立って、手を広げている。駿一が移動するにつれ、悠もそれに合わせて後ろに下がっていく。そうする理由には、より近くで桃井、そして駿一を守りたいと思う一方で、吉田から少しでも離れたいという気持ちがあった。
もしかしたら襲われるかもしれない。そうなったらあたしはどうなるのだろう。悠は考えずにはいられなかった。桃井君が殺されかけたのだから、あたしだって、どうなるか分からない。人間には見えないし、すり抜けるから平気だけど……幽霊同士だったら、互いに触ることができる。吉田君は悪霊みたいになってるし、気持ちも色々おかしくなってるし、最悪の場合は吉田君に襲われて死ぬかもしれない。……でも、逆に考えれば、生きている人間に干渉できないもどかしさは無い。幽霊同士だから、生きている人間同士と同じように、さわれるのだ。
悠は吉田への恐怖の気持ちを抑えて、足を震わせながら、そこに立っている。吉田はなにやら狼狽した様子で、罵声のような、悲鳴のような声を上げ続けているが、悠と駿一、桃井の三人へ近付く気配は無い。それどころか、もがきながら、段々と遠ざかっているように、悠には見えた。
「うおぉぉl! わけ分かんねぇよ……お前らわけ分かんねぇ!」
「……ったく、わけ分かんねえのはこっちだよ」
駿一が愚痴る。
「桃井さん!?」
桃井の耳に、更に聞き慣れた声が聞こえた。この声の主が誰なのかは、瑞輝にははっきりと分かった。四季織梓である。
「あ……梓さん……」
「梓さん、早かったな」
「はい、準備は出来ていましたから。……あら、桃井さん、女の子の姿に……って、大変! 酷い怪我です!」
全身に酷い打撲を負っていて、所々、骨まで折れているようだ。パッと見て、これだけの、浅いとは言えない傷が見つかるのだから、目に見えない所ではどうなっていることか。梓は心配に思っている。
「とにかく、病院へ運ぶです。それにしても、なんて黒くて激しい霊気なんでしょう……」
梓がちらりと、吉田の方を向いた。荒れ狂う黒い霊気は、まるで乱気流のように混沌として、そして激しく渦巻いている。
「ここに来る前から感じてたですが……なんと禍々しい……」
梓は駿一が電話する前から、町のどこかに漂う、ただならぬ気配を感じ取っていた。岩駆町の町内において、あれだけ激しい怨念を発していれば、梓の家にまで、その気配が伝わっても不思議ではなかった。
祓わなくては。あの様子だと次に何をするか分からない。あの霊を放っておいたら、生きている人に悪影響を及ぼす何かをすることは明白だ。梓はそう思い、怨霊払いの準備をしていた。そんな時に、駿一からの電話がかかってきたというわけだ。
「でも……」
早く怨霊を祓わなくては。そのためにここに来たのだから。梓の頭の中で、そんな言葉が響く。梓は、この場の状況を一目見て、大体の状況は掴んでいた。桃井があの怨霊に、やられていたということは、梓には手に取るように分かる。なので、あの怨霊が、怨霊の例に漏れず、常に心をかき乱されて混乱している状態に陥っているのは火を見るように明らかだ。桃井だけではなく、全く関係の無い人物に何かしらの感情を抱いて、その人に危害を加えることさえある。端的に言えば暴走状態なのだ。今はまだ、辛うじて自我は保っているものの、このまま野放しにしては危険極まりない。
しかし……この状況の中では、梓はその予定を変更せざるを得ない。
「……とにかく、桃井さんを病院へ運ぶです。このまま放っておいたら、死んでしまうかもしれないです!」
梓が駿一とは逆の方の桃井の肩を担いだ。ちらちらと怨霊の方も向いて、警戒している。いつ、こちらへ攻撃してくるか分からないからだ。
怨霊は相変わらず酷く混乱している様子で、悶え、暴走している。あの怨霊と桃井さんとの関係が、どういった関係なのかは分からないが、この様子だと、桃井さんがターゲットだったことは間違いないだろうと、梓は踏んだ。
だとすれば、あの状態は、かえって好都合かもしれない。桃井さんを明確なターゲットとはしなくなっているから、手負いの桃井さんをこの場から離すのには都合がいい。その分、他の誰かに危害が及ぶ恐れもあるが、ひとまずこの場を乗り切るという観点から考えると、非常にやりやすい状況だ。
――亡霊が見えなくなってからも、梓は怨霊の憎悪をその身に感じ取っていた。あの怨霊を野放しにしておくのは危険だが、本来のターゲットである桃井さんを、目の届かない所まで離したのだから、もうそう簡単には悪さは出来ないだろう。よほど、波長や気持ちの相性が悪い人と会わない限りは……。
「病院まで、そう遠くありません。このまま桃井さんを担いで病院まで運びましょう」
「分かった」
梓の言葉に、駿一が頷く。
ひとまず、桃井の回復を待って、桃井に事情を聴くのがいいだろう。梓はそう、今後の見通しを立てていた。
ふと、瑞輝は、体が誰かに引きずられる感覚を感じた。
「悠、危険かもしれんが、また吉田が桃井にちょっかい出してきそうだったら足止め頼むぞ」
「わ、分かった。どうやるかは分かんないけど……」
「ああ。俺も分からん。が、こんな状況見たら、助けるしかないだろ。死者に引き寄せられるのを、目の前で見殺しにしには出来んからな」
男の声も聞こえる。瑞輝の耳に、また新たに、聞き覚えがあるが誰だか特定できない声が加わった。しかも、こっちはごく最近に聞いた声だ。
「だ……誰……ですか……?」
ずるずると引きずられる感触を感じながら、瑞輝は男に聞いた。男の声は背後から聞こえてくるので、自分を引きずっているのは、恐らく男だろう。
「うん? ええとだな……まあ、通りすがりだよ……って、ちとキザかな……」
男は、そう言いながら、息を切らして僕を引きずっているようだ。
「う……うわ……うわぁぁぁうおぉぉぉぉ!」
瑞輝の耳にはもう一人の……吉田の叫び声も聞こえている。
吉田君は、何故、あんな叫び声をあげているのだろうか。その叫び声からは、吉田君の明らかな動揺と苦しみが見て取れる。僕が魔法を使った時より更に輪をかけて混乱している様子を、声色から察することができる。なんて悲しい……悲痛な叫びなのだろう。瑞輝は自分の傷を忘れるほどに悲しくなり、目が潤んだ。
「お前……お前……桃井てめぇぇぇぇ!」
悠は、桃井と、それを引きずる駿一と吉田の間に立って、手を広げている。駿一が移動するにつれ、悠もそれに合わせて後ろに下がっていく。そうする理由には、より近くで桃井、そして駿一を守りたいと思う一方で、吉田から少しでも離れたいという気持ちがあった。
もしかしたら襲われるかもしれない。そうなったらあたしはどうなるのだろう。悠は考えずにはいられなかった。桃井君が殺されかけたのだから、あたしだって、どうなるか分からない。人間には見えないし、すり抜けるから平気だけど……幽霊同士だったら、互いに触ることができる。吉田君は悪霊みたいになってるし、気持ちも色々おかしくなってるし、最悪の場合は吉田君に襲われて死ぬかもしれない。……でも、逆に考えれば、生きている人間に干渉できないもどかしさは無い。幽霊同士だから、生きている人間同士と同じように、さわれるのだ。
悠は吉田への恐怖の気持ちを抑えて、足を震わせながら、そこに立っている。吉田はなにやら狼狽した様子で、罵声のような、悲鳴のような声を上げ続けているが、悠と駿一、桃井の三人へ近付く気配は無い。それどころか、もがきながら、段々と遠ざかっているように、悠には見えた。
「うおぉぉl! わけ分かんねぇよ……お前らわけ分かんねぇ!」
「……ったく、わけ分かんねえのはこっちだよ」
駿一が愚痴る。
「桃井さん!?」
桃井の耳に、更に聞き慣れた声が聞こえた。この声の主が誰なのかは、瑞輝にははっきりと分かった。四季織梓である。
「あ……梓さん……」
「梓さん、早かったな」
「はい、準備は出来ていましたから。……あら、桃井さん、女の子の姿に……って、大変! 酷い怪我です!」
全身に酷い打撲を負っていて、所々、骨まで折れているようだ。パッと見て、これだけの、浅いとは言えない傷が見つかるのだから、目に見えない所ではどうなっていることか。梓は心配に思っている。
「とにかく、病院へ運ぶです。それにしても、なんて黒くて激しい霊気なんでしょう……」
梓がちらりと、吉田の方を向いた。荒れ狂う黒い霊気は、まるで乱気流のように混沌として、そして激しく渦巻いている。
「ここに来る前から感じてたですが……なんと禍々しい……」
梓は駿一が電話する前から、町のどこかに漂う、ただならぬ気配を感じ取っていた。岩駆町の町内において、あれだけ激しい怨念を発していれば、梓の家にまで、その気配が伝わっても不思議ではなかった。
祓わなくては。あの様子だと次に何をするか分からない。あの霊を放っておいたら、生きている人に悪影響を及ぼす何かをすることは明白だ。梓はそう思い、怨霊払いの準備をしていた。そんな時に、駿一からの電話がかかってきたというわけだ。
「でも……」
早く怨霊を祓わなくては。そのためにここに来たのだから。梓の頭の中で、そんな言葉が響く。梓は、この場の状況を一目見て、大体の状況は掴んでいた。桃井があの怨霊に、やられていたということは、梓には手に取るように分かる。なので、あの怨霊が、怨霊の例に漏れず、常に心をかき乱されて混乱している状態に陥っているのは火を見るように明らかだ。桃井だけではなく、全く関係の無い人物に何かしらの感情を抱いて、その人に危害を加えることさえある。端的に言えば暴走状態なのだ。今はまだ、辛うじて自我は保っているものの、このまま野放しにしては危険極まりない。
しかし……この状況の中では、梓はその予定を変更せざるを得ない。
「……とにかく、桃井さんを病院へ運ぶです。このまま放っておいたら、死んでしまうかもしれないです!」
梓が駿一とは逆の方の桃井の肩を担いだ。ちらちらと怨霊の方も向いて、警戒している。いつ、こちらへ攻撃してくるか分からないからだ。
怨霊は相変わらず酷く混乱している様子で、悶え、暴走している。あの怨霊と桃井さんとの関係が、どういった関係なのかは分からないが、この様子だと、桃井さんがターゲットだったことは間違いないだろうと、梓は踏んだ。
だとすれば、あの状態は、かえって好都合かもしれない。桃井さんを明確なターゲットとはしなくなっているから、手負いの桃井さんをこの場から離すのには都合がいい。その分、他の誰かに危害が及ぶ恐れもあるが、ひとまずこの場を乗り切るという観点から考えると、非常にやりやすい状況だ。
――亡霊が見えなくなってからも、梓は怨霊の憎悪をその身に感じ取っていた。あの怨霊を野放しにしておくのは危険だが、本来のターゲットである桃井さんを、目の届かない所まで離したのだから、もうそう簡単には悪さは出来ないだろう。よほど、波長や気持ちの相性が悪い人と会わない限りは……。
「病院まで、そう遠くありません。このまま桃井さんを担いで病院まで運びましょう」
「分かった」
梓の言葉に、駿一が頷く。
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