42 / 47
1章
1-42.勇者
しおりを挟む
「「……ディバインラスターフラッド!」」
詠唱が終わると、突然現れた眩い光が僕の視界を包んだ。その光は徐々に広がり、巨大になったユーベル全体を包み込む。
「はあああぁぁぁぁぁぁぁぁ……!」
エミナさんが猛る。
「おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ……!」
僕も自然と叫んでいた。
ユーベルを包み込んだ光は徐々にその輝きを増していき、ユーベルの姿は光の中に消え……。
「ふ……その程度が君たちの力なんだね」
「ユーベル!?」
ユーベルの声が響く。
「安心したよ。君達は僕の脅威とはなりえない」
ユーベルは落ち着いた様子で、そう喋った。
「うあっ!?」
突如、僕の視界から光が消え、代わりに黒い……漆黒の闇が視界を包み込んだ。
「あ……が……あぁ……」
体中に激痛が走っている。目もよく見えない。手足の感覚が無い。動かしているが、動いているかどうか分からない。
「トリ……ート……」
魔法が仕えたかどうか分からない。魔力は残っているのか?
「うぐ……」
視界が少し回復したのだろう。僕の目の前に二本の足が、ぼんやりと見える。
「エ……ミナ……さん?」
その先にあるのは黄色い津波か……いや、あれはユーベルだ。
「諦めない……諦めないんだから……!」
エミナさんの苦しそうな声が聞こえる。
「闇を射抜く光の刃、その先にあるのは希望の道……シャイニングビーム!」
エミナさんは、よろめきながらシャイニングビームを放っている。その姿は、少しの風が吹けば倒れそうなほどで、シャイニングビームの反動で倒れないのが不思議なくらいだ。
「その消耗しきった体で、よくもまあ、ここまで抵抗できるものだ」
エミナさんのシャイニングビームはユーベルに当たったが、ユーベルは何も感じていない様子だ。それどころか、エミナさんを見て楽しんでいるようにも見える。
「父さん、母さん、ロビン、シェールさん……修練所のマスターだってみんな、こんな時のために備えてたの! 間違いは犯したけど……許せないけど……でも、願いは同じ! 貴方を封印した勇者様達だって……そして、ミズキちゃんだって!」
「エミナさん……そ、そうだよ……」
僕は、感覚のない体でどうにか立ち上がろうと、もがいた。魔力も体力も尽きてしまったのだろうけれど、立って……そしてエミナさんの手を握って、安心させることくらいは出来る筈だ。
手を突く。
段々と感覚が蘇ってきた。
思い出したように体中に激痛が走る。
足を地面に突き立て、力を入れる。
体重が支えきれない。僕は再び崩れ落ちた。
「もう、勝てる見込みは無いかもしれない……けど……う……うおおっ!」
もう一度地面に足を突き立て、無理矢理に力を入れる。
体が悲鳴をあげる。
体中の傷、痣が痛む。バトルドレスもすっかりボロボロだ。
こうやって意識を保っている事すら、不思議に思える。
「でも……諦めちゃ、駄目なんだ……っ!」
最後の力を振り絞り、僕は立った。
そして、エミナさんの手を掴み、ぎゅっと握った。
「エミナ……さん!」
「ミ……ミズキちゃん……生きてたんだ!」
エミナさんも息が絶え絶えで、意識を保っているのもやっとのようだが、僕の手をぎゅっと握りしめてくれた。
「うん、なんか……まだ生きてるみたい」
「良かった……でも、もうどうする事も出来ないよ。魔王はあの調子で、どんどん大きくなってるし」
「エミナさん……」
僕はユーベルの方を見た。黄色い触手の津波は僕の前に見える地平を全て埋め尽くし、なおも広がりを見せている。
こちらに来ないのは、ユーベルのさっきの言葉から察するに、絶望するエミナさんを面白がっているからだろう。それに飽きたら、僕たちなんて容易く葬られてしまう。息をするよりも楽に。
でも……それによって、まだ猶予が出来ているのなら……。
「エミナさん、まだ希望は捨てちゃだめだよ」
「うん。ミズキちゃんが一緒なら、まだ……もう一回、二人で!」
「うん……」
「「暗黒に光を、混沌に秩序を、災いに福徳を、呪詛に祝福を、邪悪を払いのけ滅せし力を今こそ我に……ディバインラスターフラッド!」」
僕とエミナさんの前に、眩い光が広がる。
「こ、これ……」
この輝きは、前よりも強い。
「おおぉ……おおぉぉぉぉ……」
ユーベルの叫び声だ。あの巨体から発せられる声が、地響きのように僕の耳へと伝わってきた。
ユーベルの体がディバインラスターフラッドとぶつかり、激しい摩擦が生じている。まるで嵐か巨大な竜巻のようだ。
「ミズキちゃん、これなら……」
「うん、いける……!」
ユーベルの体が縮み、押し返されていく。これを維持すれば……。
「この余を押し返す人間……余をここまで侮辱したからには、容赦はしない!」
ユーベルの言葉が聞こえた直後だ。
体全体がねじ曲がり、激しい痛みを覚えた。まるで体がばらばらに千切れたみたいな今までに感じた事の無い激痛。そして、エミナさんと……僕自身の叫び声も辺りに響いた。
「あぁ……きゃぁぁぁぁぁ!」
「うう……うあぁぁぁぁぁぁ!」
「たかが人間が、余に勝てるわけがなかろう! 余の力を前に、バラバラに砕け散るが良いぞ! あははははははは!」
魔王の高笑いが聞こえる。
「ぐう……がはっ……!」
口の中に広がる血の味、鼻を突く血の匂い。僕はどこかに吹き飛ばされているらしく、状況は全く分からない。
「うわあああぁぁぁぁ! ああっああぁぁぁぁ」
エミナさんの激しい悲鳴が聞こえる。こんな声を出すエミナさんは初めてだ。
ただ事ではないのだろうが……エミナさんの方の状況も、全く分からない。
ただ……一つだけ分かった。僕達は、負けたんだ。
「あ……う……」
朦朧とした意識が徐々に回復してきた。体は地に伏している。痛みは感じない……いや、何も感じない。トリートも唱えたが、魔力はもう空っぽみたいだ。
「あぁ……うわぁぁぁ!」
エミナさんは隣で大声をあげながら悶え苦しんでいる。
「エミナ……さん……?」
「いやぁぁぁ!」
エミナさんは僕の事が目に入っていないのか。痛みに顔を歪ませて悶えるだけだ。
「エミナさん……」
僕は、エミナさんに手を伸ばそうとした。体が自由に動かないので、もう、それくらいしか出来そうにないからだ。
「……あれ?」
手が、無い。
「あ……あぁ……」
僕の右手が吹き飛んでいる。
「ひ……手が……」
心臓が激しく鼓動する。僕は右腕を失った。
「……」
しかし、痛みは感じない。何故だろう。動揺したのは一瞬だけで、今は冷静に周りを見ている。痛過ぎるからとか、そんな感じなのか。
「やっぱり魔王だ。僕が勝てるわけなかった……え……」」
左足の膝から下も無い。脇腹も深くえぐられている。
「そうか……僕はもう、死ぬから……痛みも感じられなくなってるのか……」
エミナさんは、僕よりも傷が浅いから、痛みを感じて悶えているのかもしれない。
「ごめん、エミナさん……」
エミナさんの方を向く。
「あう……あ……があぁ……」
エミナさんが体を痙攣させ始めた。叫びは喘ぎ声に変わっていく。もう意識を繋ぎ止めていられないのだろう。
「エミナさん……エミナさんだけは、どうにか……」
よく見ると、エミナさんの体は僕よりも酷い状態だ。
左肩から右足にかけて、斜めにごっそり抉られて、無くなっていた。
「エミナさん……回復しないと……」
咄嗟に手をかざそうとした。しかし、右手は無い。左手も動かないらしい。それより、僕の魔力はもう空だ。どうする事もできない。
「エミナさん魔法を……このままじゃ死んじゃうよ……」
エミナさんの魔力が残っているのなら、命は繋ぎ止められるかもしれない。
「あがぁ……あぁ……」
エミナさんは喘ぐだけだ。
「エミナさん……」
「う……が……」
エミナさんの目から、精気が無くなっていくのが分かる。
「駄目だよ……エミナさん……!」
「あが……」
痙攣がぴたりと収まった。痙攣だけじゃない。エミナさんの動きが全部止まった。声も、もう聞こえない。
「駄目だ……駄目なんだ……エミナさんは死んじゃ駄目なんだ……生きて……生き延びて……そうすれば……?」
体の……いや、心の中心から、熱い何かが……眩しくて、大きい何かが沸き上がり……気持ちが……昂る。
「こ……これは……」
「――私に続きし者よ……」
「え……」
「――そして、私の辿り着いた、更に先の到達点に至りし者よ」
「貴方は……勇者!?」
「如何にも。時を、そして次元を超越し、私は貴方に語りかけています」
「勇者様なんだ……ごめん、負けちゃった……僕、貴方達の力になれそうにないよ」
「いいえ。確かに、貴方達は死の手前にいます。ですが……貴方達は私を感じられるほど高みに達したという事。ならば、死はずっと遠退く」
「それって……あ……」
感じる。自分の体の……いや、この場合、体とかは関係無い。自分の存在の中に、温かい何かが入り込んでくる。
「この……温もりは……」
「貴方達と話せた事、嬉しく思います。これが最初で最後かもしれないけど……大丈夫。私はいつでも貴方達の中に居ます」
「勇者……、様……」
「さあ……今こそ、その力を顕現させる時!」
「う……」
眩しい光に包まれたような感覚を覚え、僕は目を瞑った。
詠唱が終わると、突然現れた眩い光が僕の視界を包んだ。その光は徐々に広がり、巨大になったユーベル全体を包み込む。
「はあああぁぁぁぁぁぁぁぁ……!」
エミナさんが猛る。
「おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ……!」
僕も自然と叫んでいた。
ユーベルを包み込んだ光は徐々にその輝きを増していき、ユーベルの姿は光の中に消え……。
「ふ……その程度が君たちの力なんだね」
「ユーベル!?」
ユーベルの声が響く。
「安心したよ。君達は僕の脅威とはなりえない」
ユーベルは落ち着いた様子で、そう喋った。
「うあっ!?」
突如、僕の視界から光が消え、代わりに黒い……漆黒の闇が視界を包み込んだ。
「あ……が……あぁ……」
体中に激痛が走っている。目もよく見えない。手足の感覚が無い。動かしているが、動いているかどうか分からない。
「トリ……ート……」
魔法が仕えたかどうか分からない。魔力は残っているのか?
「うぐ……」
視界が少し回復したのだろう。僕の目の前に二本の足が、ぼんやりと見える。
「エ……ミナ……さん?」
その先にあるのは黄色い津波か……いや、あれはユーベルだ。
「諦めない……諦めないんだから……!」
エミナさんの苦しそうな声が聞こえる。
「闇を射抜く光の刃、その先にあるのは希望の道……シャイニングビーム!」
エミナさんは、よろめきながらシャイニングビームを放っている。その姿は、少しの風が吹けば倒れそうなほどで、シャイニングビームの反動で倒れないのが不思議なくらいだ。
「その消耗しきった体で、よくもまあ、ここまで抵抗できるものだ」
エミナさんのシャイニングビームはユーベルに当たったが、ユーベルは何も感じていない様子だ。それどころか、エミナさんを見て楽しんでいるようにも見える。
「父さん、母さん、ロビン、シェールさん……修練所のマスターだってみんな、こんな時のために備えてたの! 間違いは犯したけど……許せないけど……でも、願いは同じ! 貴方を封印した勇者様達だって……そして、ミズキちゃんだって!」
「エミナさん……そ、そうだよ……」
僕は、感覚のない体でどうにか立ち上がろうと、もがいた。魔力も体力も尽きてしまったのだろうけれど、立って……そしてエミナさんの手を握って、安心させることくらいは出来る筈だ。
手を突く。
段々と感覚が蘇ってきた。
思い出したように体中に激痛が走る。
足を地面に突き立て、力を入れる。
体重が支えきれない。僕は再び崩れ落ちた。
「もう、勝てる見込みは無いかもしれない……けど……う……うおおっ!」
もう一度地面に足を突き立て、無理矢理に力を入れる。
体が悲鳴をあげる。
体中の傷、痣が痛む。バトルドレスもすっかりボロボロだ。
こうやって意識を保っている事すら、不思議に思える。
「でも……諦めちゃ、駄目なんだ……っ!」
最後の力を振り絞り、僕は立った。
そして、エミナさんの手を掴み、ぎゅっと握った。
「エミナ……さん!」
「ミ……ミズキちゃん……生きてたんだ!」
エミナさんも息が絶え絶えで、意識を保っているのもやっとのようだが、僕の手をぎゅっと握りしめてくれた。
「うん、なんか……まだ生きてるみたい」
「良かった……でも、もうどうする事も出来ないよ。魔王はあの調子で、どんどん大きくなってるし」
「エミナさん……」
僕はユーベルの方を見た。黄色い触手の津波は僕の前に見える地平を全て埋め尽くし、なおも広がりを見せている。
こちらに来ないのは、ユーベルのさっきの言葉から察するに、絶望するエミナさんを面白がっているからだろう。それに飽きたら、僕たちなんて容易く葬られてしまう。息をするよりも楽に。
でも……それによって、まだ猶予が出来ているのなら……。
「エミナさん、まだ希望は捨てちゃだめだよ」
「うん。ミズキちゃんが一緒なら、まだ……もう一回、二人で!」
「うん……」
「「暗黒に光を、混沌に秩序を、災いに福徳を、呪詛に祝福を、邪悪を払いのけ滅せし力を今こそ我に……ディバインラスターフラッド!」」
僕とエミナさんの前に、眩い光が広がる。
「こ、これ……」
この輝きは、前よりも強い。
「おおぉ……おおぉぉぉぉ……」
ユーベルの叫び声だ。あの巨体から発せられる声が、地響きのように僕の耳へと伝わってきた。
ユーベルの体がディバインラスターフラッドとぶつかり、激しい摩擦が生じている。まるで嵐か巨大な竜巻のようだ。
「ミズキちゃん、これなら……」
「うん、いける……!」
ユーベルの体が縮み、押し返されていく。これを維持すれば……。
「この余を押し返す人間……余をここまで侮辱したからには、容赦はしない!」
ユーベルの言葉が聞こえた直後だ。
体全体がねじ曲がり、激しい痛みを覚えた。まるで体がばらばらに千切れたみたいな今までに感じた事の無い激痛。そして、エミナさんと……僕自身の叫び声も辺りに響いた。
「あぁ……きゃぁぁぁぁぁ!」
「うう……うあぁぁぁぁぁぁ!」
「たかが人間が、余に勝てるわけがなかろう! 余の力を前に、バラバラに砕け散るが良いぞ! あははははははは!」
魔王の高笑いが聞こえる。
「ぐう……がはっ……!」
口の中に広がる血の味、鼻を突く血の匂い。僕はどこかに吹き飛ばされているらしく、状況は全く分からない。
「うわあああぁぁぁぁ! ああっああぁぁぁぁ」
エミナさんの激しい悲鳴が聞こえる。こんな声を出すエミナさんは初めてだ。
ただ事ではないのだろうが……エミナさんの方の状況も、全く分からない。
ただ……一つだけ分かった。僕達は、負けたんだ。
「あ……う……」
朦朧とした意識が徐々に回復してきた。体は地に伏している。痛みは感じない……いや、何も感じない。トリートも唱えたが、魔力はもう空っぽみたいだ。
「あぁ……うわぁぁぁ!」
エミナさんは隣で大声をあげながら悶え苦しんでいる。
「エミナ……さん……?」
「いやぁぁぁ!」
エミナさんは僕の事が目に入っていないのか。痛みに顔を歪ませて悶えるだけだ。
「エミナさん……」
僕は、エミナさんに手を伸ばそうとした。体が自由に動かないので、もう、それくらいしか出来そうにないからだ。
「……あれ?」
手が、無い。
「あ……あぁ……」
僕の右手が吹き飛んでいる。
「ひ……手が……」
心臓が激しく鼓動する。僕は右腕を失った。
「……」
しかし、痛みは感じない。何故だろう。動揺したのは一瞬だけで、今は冷静に周りを見ている。痛過ぎるからとか、そんな感じなのか。
「やっぱり魔王だ。僕が勝てるわけなかった……え……」」
左足の膝から下も無い。脇腹も深くえぐられている。
「そうか……僕はもう、死ぬから……痛みも感じられなくなってるのか……」
エミナさんは、僕よりも傷が浅いから、痛みを感じて悶えているのかもしれない。
「ごめん、エミナさん……」
エミナさんの方を向く。
「あう……あ……があぁ……」
エミナさんが体を痙攣させ始めた。叫びは喘ぎ声に変わっていく。もう意識を繋ぎ止めていられないのだろう。
「エミナさん……エミナさんだけは、どうにか……」
よく見ると、エミナさんの体は僕よりも酷い状態だ。
左肩から右足にかけて、斜めにごっそり抉られて、無くなっていた。
「エミナさん……回復しないと……」
咄嗟に手をかざそうとした。しかし、右手は無い。左手も動かないらしい。それより、僕の魔力はもう空だ。どうする事もできない。
「エミナさん魔法を……このままじゃ死んじゃうよ……」
エミナさんの魔力が残っているのなら、命は繋ぎ止められるかもしれない。
「あがぁ……あぁ……」
エミナさんは喘ぐだけだ。
「エミナさん……」
「う……が……」
エミナさんの目から、精気が無くなっていくのが分かる。
「駄目だよ……エミナさん……!」
「あが……」
痙攣がぴたりと収まった。痙攣だけじゃない。エミナさんの動きが全部止まった。声も、もう聞こえない。
「駄目だ……駄目なんだ……エミナさんは死んじゃ駄目なんだ……生きて……生き延びて……そうすれば……?」
体の……いや、心の中心から、熱い何かが……眩しくて、大きい何かが沸き上がり……気持ちが……昂る。
「こ……これは……」
「――私に続きし者よ……」
「え……」
「――そして、私の辿り着いた、更に先の到達点に至りし者よ」
「貴方は……勇者!?」
「如何にも。時を、そして次元を超越し、私は貴方に語りかけています」
「勇者様なんだ……ごめん、負けちゃった……僕、貴方達の力になれそうにないよ」
「いいえ。確かに、貴方達は死の手前にいます。ですが……貴方達は私を感じられるほど高みに達したという事。ならば、死はずっと遠退く」
「それって……あ……」
感じる。自分の体の……いや、この場合、体とかは関係無い。自分の存在の中に、温かい何かが入り込んでくる。
「この……温もりは……」
「貴方達と話せた事、嬉しく思います。これが最初で最後かもしれないけど……大丈夫。私はいつでも貴方達の中に居ます」
「勇者……、様……」
「さあ……今こそ、その力を顕現させる時!」
「う……」
眩しい光に包まれたような感覚を覚え、僕は目を瞑った。
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界で普通の高校生として過ごしていた「白崎レナ」は謎の空間の亀裂に飲み込まれ、狭間の世界と呼ばれる空間に移動していた。彼はそこで世界の「管理者」と名乗る女性と出会い、彼女と何時でも交信できる能力を授かり、異世界に転生される。
次に彼が意識を取り戻した時には見知らぬ女性と男性が激しく口論しており、会話の内容から自分達から誕生した赤子は呪われた子供であり、王位を継ぐ権利はないと男性が怒鳴り散らしている事を知る。そして子供というのが自分自身である事にレナは気付き、彼は母親と供に追い出された。
時は流れ、成長したレナは自分がこの世界では不遇職として扱われている「支援魔術師」と「錬金術師」の職業を習得している事が判明し、更に彼は一般的には扱われていないスキルばかり習得してしまう。多くの人間から見下され、実の姉弟からも馬鹿にされてしまうが、彼は決して挫けずに自分の能力を信じて生き抜く――
――後にレナは自分の得た職業とスキルの真の力を「世界の管理者」を名乗る女性のアイリスに伝えられ、自分を見下していた人間から逆に見上げられる立場になる事を彼は知らない。
※タイトルを変更しました。(旧題:不遇職に役立たずスキルと馬鹿にされましたが、実際はそれほど悪くはありません)。書籍化に伴い、一部の話を取り下げました。また、近い内に大幅な取り下げが行われます。
※11月22日に第一巻が発売されます!!また、書籍版では主人公の名前が「レナ」→「レイト」に変更しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる