69 / 85
4章 シルスの冒険
17話 美少女な式神の身体の中で・・・
しおりを挟む
美少女な式神の体内のコックピットは、
白磁の様な素材で覆われていた。
姫様のコックピットと違って、お風呂は備え付けておらず、
椅子と操縦桿らしき物があるだけの、質素な作りだった。
でもしっかり造りこまれた椅子の座り心地は、
里山旅館の一番高い椅子よりも、身体に馴染んだ。
「少将閣下、操縦桿を握ってみてください!」
外から声が聞こえた。
「了解」
少将閣下が「了解」はないかな?
とか思いながら、操縦桿を握ると、
360度モニターに外の映像が映った。
足元に、メカニックのはなもりが見えた。
「まさに巨人」
まあ人間サイズなだけだが・・・
「肌を通じて意思が伝わる仕組みです。
では、少将閣下、歩いてみてください。」
いきなり歩いてみて下さい、と言われても・・・
でも、とりあえず操縦桿に、「歩け」と意思を送ってみた。
『あるけ?』
と可愛い声が響いた。多分、美少女な式神の声だ。
喋れるんだ。
「いやいや、そうじゃなくてですね。」
はなもりは呆れた。
「だって・・・」
「すいません。姫様は、すぐに動かせたから・・・」
だよね。姫様優秀そうだし・・・
「マニュアルとかないんですか?」
「あるにはあるんですが、
古い上に専門用語が難しすぎて、
何が書かれているのか解りません。」
「えーマジですか~」
「マジです。えへっ♪」
えへっ♪じゃねーよ
こういう時、ロボットものの主人公とはか、
すぐに動かせるけど・・・現実は厳しい。
でも、心なしか、ニッキ―のそんな気持ちを、
美少女な式神が、察しているような気がした。
美少女な式神の身体の中で、
そんな優しい感触を感じたような、
感じていないような・・・
つづく
いつも読んで頂き、ありがとうございまする\(^▽^)/
次回は、月曜日更新でございまする♪
白磁の様な素材で覆われていた。
姫様のコックピットと違って、お風呂は備え付けておらず、
椅子と操縦桿らしき物があるだけの、質素な作りだった。
でもしっかり造りこまれた椅子の座り心地は、
里山旅館の一番高い椅子よりも、身体に馴染んだ。
「少将閣下、操縦桿を握ってみてください!」
外から声が聞こえた。
「了解」
少将閣下が「了解」はないかな?
とか思いながら、操縦桿を握ると、
360度モニターに外の映像が映った。
足元に、メカニックのはなもりが見えた。
「まさに巨人」
まあ人間サイズなだけだが・・・
「肌を通じて意思が伝わる仕組みです。
では、少将閣下、歩いてみてください。」
いきなり歩いてみて下さい、と言われても・・・
でも、とりあえず操縦桿に、「歩け」と意思を送ってみた。
『あるけ?』
と可愛い声が響いた。多分、美少女な式神の声だ。
喋れるんだ。
「いやいや、そうじゃなくてですね。」
はなもりは呆れた。
「だって・・・」
「すいません。姫様は、すぐに動かせたから・・・」
だよね。姫様優秀そうだし・・・
「マニュアルとかないんですか?」
「あるにはあるんですが、
古い上に専門用語が難しすぎて、
何が書かれているのか解りません。」
「えーマジですか~」
「マジです。えへっ♪」
えへっ♪じゃねーよ
こういう時、ロボットものの主人公とはか、
すぐに動かせるけど・・・現実は厳しい。
でも、心なしか、ニッキ―のそんな気持ちを、
美少女な式神が、察しているような気がした。
美少女な式神の身体の中で、
そんな優しい感触を感じたような、
感じていないような・・・
つづく
いつも読んで頂き、ありがとうございまする\(^▽^)/
次回は、月曜日更新でございまする♪
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる