174 / 186
18 楽しい思い出の章
自宅警備兵団と伯爵家の三姉妹 伯爵家の秘宝 FINAL 行は酔い良い、帰りは非情
しおりを挟む「あれこっちにも、ミミックに食べられた跡があるよ」
桃子ちゃんは宝物殿を走り回りながら、幾つかを指し示した。
小梅はぼくの背中から、飛び降りると
「桜子ちゃん、侵入され過ぎじゃない?」
「大丈夫よ。今週は第3宝物殿誘導週間なの、だからね、罠の一部を解除して盗賊の皆さんを誘導して、ミミックに食べられてもらうの、それだと、危険を冒さずどれがミミックか解るでしょう」
なんか桜子さんが、怖い事言い始めたけど。
なんか伯爵家怖い。
「それに貴重な宝箱と解っているのは、クロースさんたちに、第2宝物殿に移してもらっているから」
「でも、もし本物かも知れない宝箱を持ち去られたら?」
「行は酔い良い、帰りは非情、だから大丈夫よ。それに腕の良い盗賊さんが、こんな簡単な噂を信じるとは思えないし」
こんな感じで、ぼくらは幾つかのミミックを破壊した。
そして、消去法でいつの日か本物の【青銅の自動人形タロースの生成術式書】を、手にするのだろう。
無理せず何かを手に入れる・・・伯爵家、恐るべきだ。
さて、桜子さんにおんぶして貰う件だが、一仕事やり終え満足した桜子さんは、その件を忘れてしまったみたいだ。
ぼくは桜子さんの背中を眺めながら、家路に着いた。
完
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixabay並びにUnsplshの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名などはすべて仮称です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる