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第十六篇第一章 “日の出戦争”
王城を目指す進軍
しおりを挟む陽動四隊の内、此方は王城を目指す隊達。
二番隊隊長アドリー・エイテッドを起点にし
左陣側を目指すメンバー達を記そう。
「私達は私達の為すべき事を遂行する迄。油断せずに行こう」
そう言って気を引き締めた此の男。
革命軍幹部デューク・オースティン。
「オイオイ、かてぇっての。オースティン家の坊ちゃんよ。俺達はツイてんだ……中々こんな時代の分かれ目なんて…拝むのはレアだぜッ!?」
デュークを見てそう笑ったのは此の大男。
反乱軍幹部ギルド・ラーケイド。
「ギルド殿の仰る通りかも知れぬ。しかし想いは皆、デューク殿と同じであるよ。気負いは足を鈍らせる……安らかなる世の安寧の為……ひたすらに前へと進もう」
両者に呼応を見せた黒装束の僧侶。
反乱軍幹部ゼロ・アンダーブレイズ。
「此れだけの強者が集う事。其れだけで既にとんでもない強運だ……私も皆に負けぬ劣らぬ様……興じて見せよう…!」
誓いを胸に前へと向いた青髪の青年。
演舞蒼剣士シャーレ・スティーバ。
「緊張でガチガチかと思ったけど……あの刀バカが良い味出してるわ……はぁ…今回は素直に褒めといてあげる……」
そして二番隊を指揮するのは此の女性。
反乱軍参謀アドリー・エイテッドだ。
二番隊と対を成し、王城右陣側から陽動部隊
としての任を受け持つ四番隊。
其の隊を指揮するのは革命軍副長ティア。
「抗う覚悟は決まってる……今や懐かしきとも言える景色だが……俺は相応の覚悟を持って此処に来た……覚悟しやがれ、プレジア政府ッ!!」
意気や良しとばかりに燃ゆる此の男。
革命軍幹部ロイ・バーナード。
「わははは……俺っち達の血が騒ぐってモンだよなァ……こーゆう展開はよォ……なあッ!?兄弟ッ!!」
笑みを浮かべながら駆けるアフロの大男。
革命軍幹部ウォッカ・スパーナ。
「グハハハ……ドンパチこそ漢の花道よ…散るならド派手にが極道者の流儀だからなァ…イモ引いてなんか居られねェってんだよォ…兄弟ッ!!」
ウォッカに呼応した筋骨隆々の大男。
反乱軍幹部アドラス・ホーキンス。
「なんや……あん二人は兄弟なんか……?似てへん……ちゅうより…あんな濃ゆい兄弟おってええんかッ!!?」
背後の会話に何故か心臓を揺らす青年。
瞬閃槍騎士シグマ・オルフェアス。
「あらあら……あの二人は本当の兄弟じゃありませんよ。しかしまあ…私の隊が一番、和やかな気がしますね」
和やか、とはまた違う気もするのだが、空気
は悪く無いと感じて言葉を放った此の女性。
独立師団革命軍副長、兼同盟軍陽動四隊指揮
四番隊隊長ティア・ミルキートライヴ。
王城を目指す二番隊と四番隊。
此方の動きも想定通りに進んで来た。
そして待ち受ける政府軍の戦力も続々と此方
の動きに合わせて活発となって来ていた。
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