RISING 〜夜明けの唄〜

Takaya

文字の大きさ
上 下
531 / 729
第十二篇第三章 激震の大監獄

人魚と兎の戯れ

しおりを挟む






「流水覚醒…“ 流麗人魚ストリームマーメイド”ッ!!」



リズが流水の覚醒を引き起こす。

煌びやかな青き鱗と尾鰭を持った人魚の姿へ
変貌を遂げると胸元に貝殻のビキニ、そして
腰元にパレオが巻かれて行く。



「えーっ…ちょエロ過ぎっ。リアタイでこれ見れてるとかマジ尊いしっ…これなら推しのエル様も鼻血モンでしょっ?」


「………?推し…って好きってコトだよね…エル様を…リズが…?」


「へ…ちがうの?いやいや、だって…エル様って言ってるし…安定の推しなんじゃないのっ?」


「………エル様ってのは…リズが付けたあだ名だよ?“エルヴィスは俺様キャラ”だから…略して“エル様”…」


「……ブハッ!ちょそれマジぃ?めちゃ騙されてたんだけどぉ。ただのあだ名かよ…!」



ルミナにとっては驚きの事にまたしても吹き
出して笑い始めるとリズは首を傾げる。



「エル様は、アドアドが好き。アドアドもエル様がだーい好きっ…二人は両思いなんだよ…リズにはまだそういう特別な好きって感情があるっていうのはわかんないんだけどねっ」


「へぇ…じゃあリズは恋してないんだっ?ちな…うちはしてるよ…もう何年も前からね…その好きピのタメにもさあ…バイブス上げて戦わなきゃいけないワケ…!」



リズの覚醒を前にして大監獄看守長ルミナの
身体に槿色の大地のギフトと波動がオーラへ
変換されて流れ始める。



「大地覚醒…“ 跳鳴奏兎バウンスラビット”…!」



ルミナに大地の覚醒が起こる。

カチューシャが兎の毛へと変化し彼女の身体
に纏われていた服が全体的に槿色のモコモコ
とした素材へと変わり行く。

そして、お尻に丸い尻尾が現れた。



「うちは好きピに尽くすタメだけにこの監獄を仕事場にしてんの…特別な感情ってヤツ」


「わっかんない…でもリズの居場所は反乱軍…みんな家族なんだ…だからリズだって戦うよ…っ」


「あーね…ならガチでやりあっちゃおっか?もう後には引かせてやんないかんね…リズ…ほら、バイブス上げなよっ!!」



先程よりも圧倒的な脚力と跳躍力を手にした
ルミナはリズの頭上へと跳ぶと素早く蹴りを
仕掛けて行くがリズは辺り一体に水流の道を
作り上げ其の上へと乗る。

そして、まるで水流の道を辿りながら空中を
游ぐかの様に行動を始める。

覚醒を起こしたルミナのスピードは覚醒前と
比べると倍以上の速さを誇っている。

しかしだ、リズの覚醒のチカラは人魚。

そして、彼女が用意した流水の道は水の中を
意味しており世界は広く深いが此の世の中に
於いて人魚の遊泳速度を上回る生物等居ない
とされている。

そして、其の流水の道はギフトのチカラ。

其の海は彼女にとって自由自在でありルミナ
を超える速度を持つリズの有利さが際立つ。

其れでもルミナも一歩すら譲る気は無いよと
言った表情でリズを追い蹴り掛かる。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

ロリっ子がおじさんに種付けされる話

オニオン太郎
大衆娯楽
なろうにも投稿した奴です

【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)

幻田恋人
恋愛
 夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。  でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。  親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。  童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。  許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…  僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

処理中です...