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第十二篇第三章 激震の大監獄
人魚と兎の戯れ
しおりを挟む「流水覚醒…“ 流麗人魚”ッ!!」
リズが流水の覚醒を引き起こす。
煌びやかな青き鱗と尾鰭を持った人魚の姿へ
変貌を遂げると胸元に貝殻のビキニ、そして
腰元にパレオが巻かれて行く。
「えーっ…ちょエロ過ぎっ。リアタイでこれ見れてるとかマジ尊いしっ…これなら推しのエル様も鼻血モンでしょっ?」
「………?推し…って好きってコトだよね…エル様を…リズが…?」
「へ…ちがうの?いやいや、だって…エル様って言ってるし…安定の推しなんじゃないのっ?」
「………エル様ってのは…リズが付けたあだ名だよ?“エルヴィスは俺様キャラ”だから…略して“エル様”…」
「……ブハッ!ちょそれマジぃ?めちゃ騙されてたんだけどぉ。ただのあだ名かよ…!」
ルミナにとっては驚きの事にまたしても吹き
出して笑い始めるとリズは首を傾げる。
「エル様は、アドアドが好き。アドアドもエル様がだーい好きっ…二人は両思いなんだよ…リズにはまだそういう特別な好きって感情があるっていうのはわかんないんだけどねっ」
「へぇ…じゃあリズは恋してないんだっ?ちな…うちはしてるよ…もう何年も前からね…その好きピのタメにもさあ…バイブス上げて戦わなきゃいけないワケ…!」
リズの覚醒を前にして大監獄看守長ルミナの
身体に槿色の大地のギフトと波動がオーラへ
変換されて流れ始める。
「大地覚醒…“ 跳鳴奏兎”…!」
ルミナに大地の覚醒が起こる。
カチューシャが兎の毛へと変化し彼女の身体
に纏われていた服が全体的に槿色のモコモコ
とした素材へと変わり行く。
そして、お尻に丸い尻尾が現れた。
「うちは好きピに尽くすタメだけにこの監獄を仕事場にしてんの…特別な感情ってヤツ」
「わっかんない…でもリズの居場所は反乱軍…みんな家族なんだ…だからリズだって戦うよ…っ」
「あーね…ならガチでやりあっちゃおっか?もう後には引かせてやんないかんね…リズ…ほら、バイブス上げなよっ!!」
先程よりも圧倒的な脚力と跳躍力を手にした
ルミナはリズの頭上へと跳ぶと素早く蹴りを
仕掛けて行くがリズは辺り一体に水流の道を
作り上げ其の上へと乗る。
そして、まるで水流の道を辿りながら空中を
游ぐかの様に行動を始める。
覚醒を起こしたルミナのスピードは覚醒前と
比べると倍以上の速さを誇っている。
しかしだ、リズの覚醒のチカラは人魚。
そして、彼女が用意した流水の道は水の中を
意味しており世界は広く深いが此の世の中に
於いて人魚の遊泳速度を上回る生物等居ない
とされている。
そして、其の流水の道はギフトのチカラ。
其の海は彼女にとって自由自在でありルミナ
を超える速度を持つリズの有利さが際立つ。
其れでもルミナも一歩すら譲る気は無いよと
言った表情でリズを追い蹴り掛かる。
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