最強転生幼女(ロリ)は獣娘(ケモムス)と共に。～最強幼女は自分だけのクラスで無双しながらのんびりスローライフを送りたい。～

3 拠点作成(クラフト)

12.幼女は素材集めと共に

私とリノは近くの森にある木材を採取しに来ている。
ちなみにリノは人足ノ足飾じんそくのアンクレットと呼ばれる装飾品で人の足の姿になっている。
下半身の尾ひれが人の足になり白いビキニと水色のパレオを巻いた姿だ。

「さぁてと。私が木を3本切り倒してそれで終わりだから。その間の護衛よろしく！」

リノがそう言って手に鉄製の斧を持つ。
あれもリノが作ったアイテムらしい。
なんでも、錬金術では様々な効果をつけられるらしく、あの斧にもついているのだとか。
確か見せて貰ったデータではこうだった。

─────────────
きこり鉄斧
分類:ツール
ランク:S
品質:360
効果
採取増加+++
採取速度上昇+++
耐久力+++
素材品質UP+++
─────────────

錬金術師を詳しくしらない私でも品質が高いのは分かる。
普通に売られている物は100程度のはずだ。

「それじゃ、いきますか！」

リノがそう言って斧を振り下ろす。
コーンッ！
コーンッ！
コーンッ！
3回ほど斧で木を切ると木がゆっくりと倒れ始める。
そして地面に倒れるのと同時に纏まった木材に変化した。

「何それ！？」

「適正ツールを使って生産クラスが採取を行うと切り出しとかせずに解体されるんだよ。」

そう言って木材の品質を確認する。

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ダークウッド木材×10
分類:木材素材
ランク:A
品質:250
効果
ダメージ増加++
付与枠増加+++
木の温もり
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私も覗き込むがうーん、これは良いのか悪いのか・・・

「まぁまぁかな。武器を作るには品質低いけどツールなら充分。
けど、高ければ高いほど良いツールになるし、お店で買うインゴットだと品質も低いだろうからそれ考えるともっと品質高い方が安心できるんだけどね。」

そう言って苦笑いすると斧を持ち直して別の木へ向かう。

「残り2本！ちゃちゃっとやっちゃおうか。」

そう言って一気に2本の木を切り倒して木材の品質を確認する。

「どう？」

「ま、同じくらいかな。
一応これで素材は足りるよ。」

リノが微笑んで言った。

「そっか、なら帰ろっか。」

私が言うとリノが頷いた。

「ねぇ、ヒメちゃんはルーンエンチャント出来るんだよね？」

リノが思い出した様に言った。

「うん。出来るけど・・・」

「それってさ家の壁とかに出来ないかな？」

リノが言った。
武器にしかやったことは無いが確かエンチャントだけなら武器以外にもツールや壁等の建物にも出来るはずだ。

「家に？けど、私のエンチャントは一時的な物だよ？ちゃんとした刻み付けるタイプのルーンエンチャントは私出来ないから。」

「それは大丈夫。一時的なエンチャントを永続化させる術はありますので。ただ、永続化させるのに時間かかるから何回か同じエンチャントして貰う事になるかも。」

リノが言った。
まぁ、でもその程度ならお安い物だ。

「それくらいなら任せてよ。」

私が言うとリノは嬉しそうに微笑んだ。