異世界探訪記

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十日目。クリスタル洞窟の深部にて

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十日目。
 どんでん返しの先で、ノーム族と名乗る小人の集落にたどり着いた。この星に来て初めて交流可能な種族に泣き崩れてしまった。落ち着いた頃を見計らって、彼等は俺の事を暖かく迎え入れてくれ、その日はそのまま宴会に縺れ込んだ。
 彼等は俺の事を人族のお兄さんと呼び、こう言うのを食べるんだろう?と魚とジャガイモ、桃とゴボウを竹籠に入れて差し出してきた。赤ベコの様に頷くと差し出してきたノームに笑われてしまった。
 宴会場は集落の中心部で燦然と輝くクリスタルの支柱周辺だった。このクリスタルは地上の上まで伸びているらしく、この洞窟内に居たとしても輝き具合でどれくらいの時刻か分かるらしい。それから、天井には古代のノームが穴をあけて送風装置を取り付けたらしく火が焚けるそうだ。ノーム達に断ってから火を焚き、差し出された食材と持ってきた食材を調理する。
 ノーム達は火で鉱石を炙ってそれを食べている。水と酒は飲むらしいが、野菜や魚、肉は不味く感じると言う。ノームの話では鉱石を食べる種族は他にも居て、この星では珍しい食性ではないそうだ。
 後は何だったか・・・・・・。
 そうそう、今居る土地は西の果てと呼ばれる地方で、人類と一括りにする通常二足歩行で言葉を話す種族達の分布は疎らまばらとの事。この星に来て半年、降り立った周辺を適当に歩き回っても人と認識できる動物が居ないのは当たり前だったと言うことが分かった。
 洞窟の入り口辺りの所を南東に進むと森があり、三日、四日進むと森族と呼ばれる草食性の人族、エルフの住むここより大きな集落があるのだそう。後二、三日でエルフの商隊がこちらへ来るそうなのでそれまでゆっくりして行きなさいとノームが言ってきたのでお言葉に甘えることにした。
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