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六話
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「ん?二人して同じ武器か?」
戻ってきた俺達に不思議そうな声を上げるクックさん。
「はい。多少違いはありますが、得意武器は同じですので」
手にした武器は槍。まぁ、順当な選出だ。クックさんは面白いものでも見るかのようにしげしげと俺たちを見回し、うんうん頷く。
「二人とも魔法は使えるか?」
この世界では魔法を使えない者は居ないので戦闘に使える程度魔法を扱えるかの質問だ。
「実践での魔法使用は経験がないですが、生活魔法程度なら」
元々村で住んでいたから魔法を使う機会などありもせず、最低限使えるようにと使えるときには率先して魔法を使用していたが、戦闘などの極限状態での使用は控えていた。得物を使ってや無手で対処すれば事足りる事しか起きなかったのもあるが。
「・・・・・・ふむ?それにしては魔力の淀みが少ないな」
「そうなんですか?日常的に身体強化魔法を使ってたからでしょうか」
「そうなのか。えっと・・・・・・」
「アランです。ドラム村のエリフォードの息子、アランと申します」
「エリーです。ドラム村のランナベルトの娘、エリスフィーと申します」
俺の言葉おきいた後頷いてから言い淀むクックさんにそういえば名乗ってなかったと思い名乗る。エリーが続いた。それを聞いて和やかに頷くと、「僕の上の息子もアランと言うんだ。後で紹介しよう」と言い出した。
「と、話を戻そうか。アラン君の実家の職業は・・・・・・差し障りなかったら教えてくれるかい?」
「はい。宿屋です。主に脚力と腕力を強化して村中を回り、食材を集めていましたが途中から全身を強化してました」
「私はアランの許嫁ですのでそれの手伝いを」
「なるほど。合理的だ」
俺とエリーの言葉に納得がいったのか、頷くクックさん。
「手早く終わらせた後はエリーの弱化魔法や阻害魔法で負荷を増やして得物の訓練を」
「なるほど。革新的だ」
追加情報で空いた時間に何をしていたか話すと学者の目つきで言葉を転がすように紡ぎ出すクックさん。・・・・・・ちょっと怖い。
その後、唐突に懐から紙を取り出し何やら書き留めるのを見送ってから、
「後でその訓練方法をレシピに書いてギルドに登録するといい。僕が一筆認めるし、レシピに書き出す場所はギルドから提供しよう。登録はすぐにできるはずだ。・・・・・・訓練方法などは冒険者ギルドの領分でね、詳しくは後でカウンターにでも尋ねるといい」
「わ、わかりました」
「さて、先に進めようか。二人とも構えて構えて」
「「はい」」
クックさんの言葉に従って構えを取る。俺は槍の柄の中心を右手で持ち、石突きの少し手前を左手で持つ。そして槍を臍と同じ高さで地面と水平に。
エリーは持ち方は変わらず左手を頭の高さ、右手を臍の下。
「へぇ」
ゾクゥ・・・・・・!?
それを見たクックさんは愉悦の表情を一瞬だけ見せた。それに対し、俺たちは無意識の内に俺は右手を引き戻し、エリーは右手を回して防御の態勢に入りつつ後方へ跳び退る。
「おっと失礼。何かするつもりはなかったんだが」
俺たちの反応に、申し訳なさそうに頭をかくクックさん。そして少しの間顎に手を当て何事かを考えるそぶりを見せる。
「構えは堂に入って美しかったね。それに、僕としては何か攻撃しようとした覚えはなかったけどその何かに反応して防ごうとした反応速度、防御の仕方も一級品だ。その感覚を忘れなければまず死なないだろう」
俺たちの行動を批評するようにつらつらと言葉を紡ぐクックさん。今までやってきたことが報われたような感覚がして少し感動してしまう。
「では、僭越ながら人生の先達として攻撃を見てあげよう。反撃はするがね。かかってきなさい」
右手を前に、左手を腰だめにして左足を半歩下げたオーソドックスな無手の構えを取るクックさん。跳び退った影響で距離があるからそこまでではないが圧迫感が凄い。
隙も見当たらず、たとえ見えたとしてもそれは誘いであるのが解る程度の簡単なフェイク。誘いには乗らずにじりじりと間合いを詰めるが、無手にもかかわらず槍を持った俺たちより間合いがずっと広い。先ほどまで話していた距離にどうにかこうにか戻っては来たものの、そこから先へは立ち入れそうにはない。
ならば。
一瞬、体の力を抜きつつ深呼吸をして新鮮な空気を体中に巡らせる。その後に意を決して正面から俺の持つ最速で以て目の前の男を突きに行く。
「度胸、技、キレ、早さ。どれをとっても現時点では申し分ないね」
俺の渾身の一撃は右手の人差し指、その先で受け止められた。それ以上は進まない。
試してはいないが直感がそう囁くから更に力を込めるのを諦め、穂先を上に弾きつつ石突きを地面に突き立て、それを支えにしつつ飛び蹴りを放つ。これは上半身を傾けるだけで躱された。
俺の背後から追撃していたエリーは俺の体で作った死角から足の甲に向けて槍を突き込む。
「連携もとれているね。前から話し合っていたわけではないのに。素晴らしい」
エリーの攻撃は刃の潰れた槍の穂先で草履の緒を切るほど鋭かったがそれは誘い込まれていたらしい。多分、攻撃を見切って足をほんの少しずらすだけで躱されたのだと思う。その後、エリーは槍を引き戻そうとするが一瞬だけ硬直した後得物を放棄。
「絡め取られた後の判断が速い。優秀だ」
その間に俺のかかと落としがクックさんに迫るが上半身を回すように捻ってやり過ごし、跳ね上げた左足は右手で押さえられる。
エリーが足払いを仕掛けるが意に介することもなく受け止め、引き抜けるようになったらしい槍をたぐり寄せ下段から上段へほぼ垂直に突き上げるがこちらは左手の人差し指と中指で挟み込まれた。
いったん距離を取る。
「離脱も速いな。いいことだ」
呟いてクックさんは構えを解く。それが終了の合図となって俺達も緊張を解いた。
戻ってきた俺達に不思議そうな声を上げるクックさん。
「はい。多少違いはありますが、得意武器は同じですので」
手にした武器は槍。まぁ、順当な選出だ。クックさんは面白いものでも見るかのようにしげしげと俺たちを見回し、うんうん頷く。
「二人とも魔法は使えるか?」
この世界では魔法を使えない者は居ないので戦闘に使える程度魔法を扱えるかの質問だ。
「実践での魔法使用は経験がないですが、生活魔法程度なら」
元々村で住んでいたから魔法を使う機会などありもせず、最低限使えるようにと使えるときには率先して魔法を使用していたが、戦闘などの極限状態での使用は控えていた。得物を使ってや無手で対処すれば事足りる事しか起きなかったのもあるが。
「・・・・・・ふむ?それにしては魔力の淀みが少ないな」
「そうなんですか?日常的に身体強化魔法を使ってたからでしょうか」
「そうなのか。えっと・・・・・・」
「アランです。ドラム村のエリフォードの息子、アランと申します」
「エリーです。ドラム村のランナベルトの娘、エリスフィーと申します」
俺の言葉おきいた後頷いてから言い淀むクックさんにそういえば名乗ってなかったと思い名乗る。エリーが続いた。それを聞いて和やかに頷くと、「僕の上の息子もアランと言うんだ。後で紹介しよう」と言い出した。
「と、話を戻そうか。アラン君の実家の職業は・・・・・・差し障りなかったら教えてくれるかい?」
「はい。宿屋です。主に脚力と腕力を強化して村中を回り、食材を集めていましたが途中から全身を強化してました」
「私はアランの許嫁ですのでそれの手伝いを」
「なるほど。合理的だ」
俺とエリーの言葉に納得がいったのか、頷くクックさん。
「手早く終わらせた後はエリーの弱化魔法や阻害魔法で負荷を増やして得物の訓練を」
「なるほど。革新的だ」
追加情報で空いた時間に何をしていたか話すと学者の目つきで言葉を転がすように紡ぎ出すクックさん。・・・・・・ちょっと怖い。
その後、唐突に懐から紙を取り出し何やら書き留めるのを見送ってから、
「後でその訓練方法をレシピに書いてギルドに登録するといい。僕が一筆認めるし、レシピに書き出す場所はギルドから提供しよう。登録はすぐにできるはずだ。・・・・・・訓練方法などは冒険者ギルドの領分でね、詳しくは後でカウンターにでも尋ねるといい」
「わ、わかりました」
「さて、先に進めようか。二人とも構えて構えて」
「「はい」」
クックさんの言葉に従って構えを取る。俺は槍の柄の中心を右手で持ち、石突きの少し手前を左手で持つ。そして槍を臍と同じ高さで地面と水平に。
エリーは持ち方は変わらず左手を頭の高さ、右手を臍の下。
「へぇ」
ゾクゥ・・・・・・!?
それを見たクックさんは愉悦の表情を一瞬だけ見せた。それに対し、俺たちは無意識の内に俺は右手を引き戻し、エリーは右手を回して防御の態勢に入りつつ後方へ跳び退る。
「おっと失礼。何かするつもりはなかったんだが」
俺たちの反応に、申し訳なさそうに頭をかくクックさん。そして少しの間顎に手を当て何事かを考えるそぶりを見せる。
「構えは堂に入って美しかったね。それに、僕としては何か攻撃しようとした覚えはなかったけどその何かに反応して防ごうとした反応速度、防御の仕方も一級品だ。その感覚を忘れなければまず死なないだろう」
俺たちの行動を批評するようにつらつらと言葉を紡ぐクックさん。今までやってきたことが報われたような感覚がして少し感動してしまう。
「では、僭越ながら人生の先達として攻撃を見てあげよう。反撃はするがね。かかってきなさい」
右手を前に、左手を腰だめにして左足を半歩下げたオーソドックスな無手の構えを取るクックさん。跳び退った影響で距離があるからそこまでではないが圧迫感が凄い。
隙も見当たらず、たとえ見えたとしてもそれは誘いであるのが解る程度の簡単なフェイク。誘いには乗らずにじりじりと間合いを詰めるが、無手にもかかわらず槍を持った俺たちより間合いがずっと広い。先ほどまで話していた距離にどうにかこうにか戻っては来たものの、そこから先へは立ち入れそうにはない。
ならば。
一瞬、体の力を抜きつつ深呼吸をして新鮮な空気を体中に巡らせる。その後に意を決して正面から俺の持つ最速で以て目の前の男を突きに行く。
「度胸、技、キレ、早さ。どれをとっても現時点では申し分ないね」
俺の渾身の一撃は右手の人差し指、その先で受け止められた。それ以上は進まない。
試してはいないが直感がそう囁くから更に力を込めるのを諦め、穂先を上に弾きつつ石突きを地面に突き立て、それを支えにしつつ飛び蹴りを放つ。これは上半身を傾けるだけで躱された。
俺の背後から追撃していたエリーは俺の体で作った死角から足の甲に向けて槍を突き込む。
「連携もとれているね。前から話し合っていたわけではないのに。素晴らしい」
エリーの攻撃は刃の潰れた槍の穂先で草履の緒を切るほど鋭かったがそれは誘い込まれていたらしい。多分、攻撃を見切って足をほんの少しずらすだけで躱されたのだと思う。その後、エリーは槍を引き戻そうとするが一瞬だけ硬直した後得物を放棄。
「絡め取られた後の判断が速い。優秀だ」
その間に俺のかかと落としがクックさんに迫るが上半身を回すように捻ってやり過ごし、跳ね上げた左足は右手で押さえられる。
エリーが足払いを仕掛けるが意に介することもなく受け止め、引き抜けるようになったらしい槍をたぐり寄せ下段から上段へほぼ垂直に突き上げるがこちらは左手の人差し指と中指で挟み込まれた。
いったん距離を取る。
「離脱も速いな。いいことだ」
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