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第81話 思った以上に無い余裕
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勇王への宣戦布告から、今日で六日が経った。
十日の猶予は、意外な事にこちらの方が余裕がない。
捕虜達の為に町を用意し、インフラを整備し、生活に必要な畑や家具、家畜に護衛獣を揃えてと、たったこれだけで四日が過ぎてしまった。住む場所についても捕虜同士で一悶着あり、特に白狐達は尾の本数で種族的価値が決まる為、本数が三本以上違う者同士が隣り合う事を毛嫌いする始末だ。
仕方なくシハイノツルギでその辺りの認識を弄り、その他にも続々と現れる問題に対処し続けて更に二日が経過。
纏め役に就いてもらったゴルドノーザ町長も東奔西走していて、あと数日はこの生活が続くだろうと予想している。勇国への侵攻準備はシムナとラスティに完全に投げざるを得ず、私が始めた戦争の準備に私が参加しなくてどうするのかと、自責の念に苛まれる毎日を送っていた。
「しなずち殿。今日の分の書類です」
頬をげっそりやつれさせたゴルドノーザ町長に、人の身長程の高さがある書類のタワーを容赦なく押し付けられる。
古代遺跡の中に設えた執務室が、今の私の主戦場だ。
敵はこの書類の束。内容の殆どは住民達の陳情や、発生したトラブルに関する報告書。出来たての町ならいくらでも出てくる事で、しかし、何故私がやらなければならないのか不思議でならない。
ここに座るべきは、町長である目の前の彼ではないのか?
私がじっと見つめると、ゴルドノーザ町長はサッと目を逸らした。
彼自身も相応に忙しく、大変な立場なのはわかっている。無理して倒れないように滋養強壮剤の差し入れは毎日していて、巫女となった彼の三人の娘達にもサポートを任せている。
寝ずの事務仕事を三日共にし、相応に仲良くなりもした。
実務面での信頼も過度に十分。そろそろ席を譲って構わないんじゃないかと思わなくもない。
「ゴルドノーザ町長。捕虜達を奪い返すチャンスが来たんじゃないかな?」
「仰る意味が分かりかねますな? 町の運営はまだ軌道に乗っておりません。しなずち殿が促成栽培した野菜と果物の第一期収穫分で、保ったとしても一週間。家畜化したキングシープとスレイプニルはまだまだ数が足らず、魔狩人の数も十分でない以上、食肉の調達は巫女様達に頼るしかありません。自立にはまだ早いかと」
「白狐達なら狩りに出れるよね? ゴウとかゼンとか、血の気の多そうなのが結構いるし。狩り部隊の編成と運用とか、結構な収益になると思うんだ」
「それこそしなずち殿が先頭に立ってやるべき事でしょう? 若い白狐の多くは、しなずち殿の巫女になった者達への失恋から立ち直っておりません。若い娘ばかり十三人も手籠めにした責を果たして頂きたい」
「忙しすぎて全然仕込めてないよ…………リタの眷属化だけは何とか済ませたけど、魔神の封印解除もまだ。このままじゃ、十日経っても勇国に攻め入れないかな……?」
「そちらの方がよろしいかと。短い間ですが、共に仕事をしてよくわかりました。貴方は戦よりこちらの方が向いております」
「むぅ……」
面白くないが、自分でも自覚しつつある事だけに何も言えない。
書類の山の一番上を触手で取り、別の触手に生やした目で見て内容を把握、問題なさそうと判断してサインを入れる。
これを一度に十倍の本数で行うと、山は見る見る内に減っていった。要検討の書類だけは別に分け、一人で十人分の仕事量を処理し続ける。睡眠欲も疲労もないので、日夜ずっと働き続ける事も可能だ。
でも、将来的に見るとこれは良くない。
私はあくまで妖怪であり、施政者ではない。近い内にこの町を離れなければならず、その時に今私がしている仕事をこの町の人間達がしなければならない。
ゴルドノーザ町長には、既に引き継ぎ人員の選定を頼んである。
バルンカイト町長や白狐の顔役達は決定済みとして、その他に読み書き計算ができる、巨視的かつ多角的視点を有する若者が十数名程度必要だ。更にはその後継者達の育成方法も検討し、最低ひな型くらいは作っておきたい。
寺子屋か、学校か、それに類する何か。
周辺で転生者を見かけたら、教師としてスカウトしておくか。衣食住と結婚子作りまで約束すれば、この世界でなら飛びついてくるだろう。
危険な世界での安定した生活は、望んでも手に入れられるものではないのだから。
「まぁ、先の事は今夜にでも皆で話し合いましょう。今日の要検討案件は幾つですかな? そろそろ自宅のベッドで寝たいものです」
「さすがに昨日と一昨日よりはマシと思いたいなぁ……今日は十件か。白狐達の尾数差別廃止の徹底、共同浴場五十箇所の設置、全家屋へのトイレとかまどの設置、井戸の掘削、商隊向けの酒場と宿屋の建設、路上での性行為への注意喚起…………一応聞くけど、前からこんなに風紀乱れてないよね? 真昼間から物陰でやりまくりの脱ぎまくりって、いくら私でも正気?って思うんだけど?」
「生命の危機に直面し過ぎて、幾らかタガが外れてしまったのでしょう。勇国では子作りは神聖な代物としてみなされていて、他人に見せる様な慣わしはありません。自警団の設立と警備巡回で対処しましょう。――――しなずち殿の巫女達による猥談が酷いと苦情が出ているようですが、其方は?」
「『両足を掴んで身動きを取れなくするとたくさん搾れる』、『谷間に顔を挟んで窒息するくらいギュってすると、一回でお腹が妊婦みたいになる』、『後ろに指を入れたらビクンッてなって元気になるから、もう出ないとか言われたら三本くらいやってやれ』――――犯人は割れたから厳重注意しておこう。こんなの、アシィナ以外に言うのはたった一人しかいない」
「心中お察し致します」
書類の一枚を体内に押し込み、後で本人に付きつけようと心に決める。
残りの九枚の内、六件は現在進行中だ。トイレは下水用の用水地に水が溜まり次第使え、かまどは適切な石材をカラとカルに探してもらっている。尾数差別はシハイノツルギで昨日済ませ、井戸と浴場と酒場と宿屋は大して時間はかからない。
これなら、日が暮れるまでに今日は終われる。
あとの三枚に変なのが無ければ。
「こっちの分は大丈夫。次は?」
「『前の住まいより快適なので、親類を呼び寄せたい』だそうで」
「勇国との戦争が終わったらいくらでも許可するよ。次」
「『町の名前を決めて欲しい。千二百人に希望を募ったら、一位はゴルドノーザ、二位はバルンカイト、三位はミカ・ヴァス』」
「ミカ・ヴァス?」
「ミカはミカ様の事で、ヴァスは『安息』の意。繋げて『ミカ様の安息』。ミサ様と同じにしたくないという白狐族達の総意でしょう。希望数が白狐の数と同じです」
「採用。町全体をミカ・ヴァスと命名し、八つに分けた区の名前を元の町と村の名前に名付ける。明日の朝に告知を張り出すよう手配して」
「承知致しました」
書類にサインを入れて、町長に渡す。
いつまでも名前がないのは良くないと考えていた所だ。良いタイミングで陳情が来てくれて助かった。
これで『この町』とかの曖昧な表現を脱せる。
提案した人物は良い視点を持っているようだ。後で特定して運営の後継者候補に混ざってもらおう。きっと良い仕事をしてくれる。
「次が最後かな?」
「そのようで――――ん?」
「ん?」
内容の冒頭を見て、ゴルドノーザ町長が固まった。
普段と質の違う汗が香り、急激なストレスの上昇を感じ取る。この六日間でここまでの反応は一度もなく、何か異常な事態が起こりでもしたか?
書類が差し出され、書かれている内容に私は頭を抱えた。
『勇国第三王妃カヌア・ティエル・ラスタビアがグアレス誘拐を目論み、町内に潜伏しております。彼女に協力する白狐が複数おり、空からエンペラーイーグルを擁する魔狩人の監視も厳しい為、陳情書の形でご報告致します。また、この件に関しまして、造反した白狐の処分は私どもにお任せいただけませんでしょうか? 誠に勝手ながら、ご温情を賜りたく存じます。白狐族族長代理セイガ』
よりにもよって、今こんな爆弾を抱えさせてくれるなよ……。
十日の猶予は、意外な事にこちらの方が余裕がない。
捕虜達の為に町を用意し、インフラを整備し、生活に必要な畑や家具、家畜に護衛獣を揃えてと、たったこれだけで四日が過ぎてしまった。住む場所についても捕虜同士で一悶着あり、特に白狐達は尾の本数で種族的価値が決まる為、本数が三本以上違う者同士が隣り合う事を毛嫌いする始末だ。
仕方なくシハイノツルギでその辺りの認識を弄り、その他にも続々と現れる問題に対処し続けて更に二日が経過。
纏め役に就いてもらったゴルドノーザ町長も東奔西走していて、あと数日はこの生活が続くだろうと予想している。勇国への侵攻準備はシムナとラスティに完全に投げざるを得ず、私が始めた戦争の準備に私が参加しなくてどうするのかと、自責の念に苛まれる毎日を送っていた。
「しなずち殿。今日の分の書類です」
頬をげっそりやつれさせたゴルドノーザ町長に、人の身長程の高さがある書類のタワーを容赦なく押し付けられる。
古代遺跡の中に設えた執務室が、今の私の主戦場だ。
敵はこの書類の束。内容の殆どは住民達の陳情や、発生したトラブルに関する報告書。出来たての町ならいくらでも出てくる事で、しかし、何故私がやらなければならないのか不思議でならない。
ここに座るべきは、町長である目の前の彼ではないのか?
私がじっと見つめると、ゴルドノーザ町長はサッと目を逸らした。
彼自身も相応に忙しく、大変な立場なのはわかっている。無理して倒れないように滋養強壮剤の差し入れは毎日していて、巫女となった彼の三人の娘達にもサポートを任せている。
寝ずの事務仕事を三日共にし、相応に仲良くなりもした。
実務面での信頼も過度に十分。そろそろ席を譲って構わないんじゃないかと思わなくもない。
「ゴルドノーザ町長。捕虜達を奪い返すチャンスが来たんじゃないかな?」
「仰る意味が分かりかねますな? 町の運営はまだ軌道に乗っておりません。しなずち殿が促成栽培した野菜と果物の第一期収穫分で、保ったとしても一週間。家畜化したキングシープとスレイプニルはまだまだ数が足らず、魔狩人の数も十分でない以上、食肉の調達は巫女様達に頼るしかありません。自立にはまだ早いかと」
「白狐達なら狩りに出れるよね? ゴウとかゼンとか、血の気の多そうなのが結構いるし。狩り部隊の編成と運用とか、結構な収益になると思うんだ」
「それこそしなずち殿が先頭に立ってやるべき事でしょう? 若い白狐の多くは、しなずち殿の巫女になった者達への失恋から立ち直っておりません。若い娘ばかり十三人も手籠めにした責を果たして頂きたい」
「忙しすぎて全然仕込めてないよ…………リタの眷属化だけは何とか済ませたけど、魔神の封印解除もまだ。このままじゃ、十日経っても勇国に攻め入れないかな……?」
「そちらの方がよろしいかと。短い間ですが、共に仕事をしてよくわかりました。貴方は戦よりこちらの方が向いております」
「むぅ……」
面白くないが、自分でも自覚しつつある事だけに何も言えない。
書類の山の一番上を触手で取り、別の触手に生やした目で見て内容を把握、問題なさそうと判断してサインを入れる。
これを一度に十倍の本数で行うと、山は見る見る内に減っていった。要検討の書類だけは別に分け、一人で十人分の仕事量を処理し続ける。睡眠欲も疲労もないので、日夜ずっと働き続ける事も可能だ。
でも、将来的に見るとこれは良くない。
私はあくまで妖怪であり、施政者ではない。近い内にこの町を離れなければならず、その時に今私がしている仕事をこの町の人間達がしなければならない。
ゴルドノーザ町長には、既に引き継ぎ人員の選定を頼んである。
バルンカイト町長や白狐の顔役達は決定済みとして、その他に読み書き計算ができる、巨視的かつ多角的視点を有する若者が十数名程度必要だ。更にはその後継者達の育成方法も検討し、最低ひな型くらいは作っておきたい。
寺子屋か、学校か、それに類する何か。
周辺で転生者を見かけたら、教師としてスカウトしておくか。衣食住と結婚子作りまで約束すれば、この世界でなら飛びついてくるだろう。
危険な世界での安定した生活は、望んでも手に入れられるものではないのだから。
「まぁ、先の事は今夜にでも皆で話し合いましょう。今日の要検討案件は幾つですかな? そろそろ自宅のベッドで寝たいものです」
「さすがに昨日と一昨日よりはマシと思いたいなぁ……今日は十件か。白狐達の尾数差別廃止の徹底、共同浴場五十箇所の設置、全家屋へのトイレとかまどの設置、井戸の掘削、商隊向けの酒場と宿屋の建設、路上での性行為への注意喚起…………一応聞くけど、前からこんなに風紀乱れてないよね? 真昼間から物陰でやりまくりの脱ぎまくりって、いくら私でも正気?って思うんだけど?」
「生命の危機に直面し過ぎて、幾らかタガが外れてしまったのでしょう。勇国では子作りは神聖な代物としてみなされていて、他人に見せる様な慣わしはありません。自警団の設立と警備巡回で対処しましょう。――――しなずち殿の巫女達による猥談が酷いと苦情が出ているようですが、其方は?」
「『両足を掴んで身動きを取れなくするとたくさん搾れる』、『谷間に顔を挟んで窒息するくらいギュってすると、一回でお腹が妊婦みたいになる』、『後ろに指を入れたらビクンッてなって元気になるから、もう出ないとか言われたら三本くらいやってやれ』――――犯人は割れたから厳重注意しておこう。こんなの、アシィナ以外に言うのはたった一人しかいない」
「心中お察し致します」
書類の一枚を体内に押し込み、後で本人に付きつけようと心に決める。
残りの九枚の内、六件は現在進行中だ。トイレは下水用の用水地に水が溜まり次第使え、かまどは適切な石材をカラとカルに探してもらっている。尾数差別はシハイノツルギで昨日済ませ、井戸と浴場と酒場と宿屋は大して時間はかからない。
これなら、日が暮れるまでに今日は終われる。
あとの三枚に変なのが無ければ。
「こっちの分は大丈夫。次は?」
「『前の住まいより快適なので、親類を呼び寄せたい』だそうで」
「勇国との戦争が終わったらいくらでも許可するよ。次」
「『町の名前を決めて欲しい。千二百人に希望を募ったら、一位はゴルドノーザ、二位はバルンカイト、三位はミカ・ヴァス』」
「ミカ・ヴァス?」
「ミカはミカ様の事で、ヴァスは『安息』の意。繋げて『ミカ様の安息』。ミサ様と同じにしたくないという白狐族達の総意でしょう。希望数が白狐の数と同じです」
「採用。町全体をミカ・ヴァスと命名し、八つに分けた区の名前を元の町と村の名前に名付ける。明日の朝に告知を張り出すよう手配して」
「承知致しました」
書類にサインを入れて、町長に渡す。
いつまでも名前がないのは良くないと考えていた所だ。良いタイミングで陳情が来てくれて助かった。
これで『この町』とかの曖昧な表現を脱せる。
提案した人物は良い視点を持っているようだ。後で特定して運営の後継者候補に混ざってもらおう。きっと良い仕事をしてくれる。
「次が最後かな?」
「そのようで――――ん?」
「ん?」
内容の冒頭を見て、ゴルドノーザ町長が固まった。
普段と質の違う汗が香り、急激なストレスの上昇を感じ取る。この六日間でここまでの反応は一度もなく、何か異常な事態が起こりでもしたか?
書類が差し出され、書かれている内容に私は頭を抱えた。
『勇国第三王妃カヌア・ティエル・ラスタビアがグアレス誘拐を目論み、町内に潜伏しております。彼女に協力する白狐が複数おり、空からエンペラーイーグルを擁する魔狩人の監視も厳しい為、陳情書の形でご報告致します。また、この件に関しまして、造反した白狐の処分は私どもにお任せいただけませんでしょうか? 誠に勝手ながら、ご温情を賜りたく存じます。白狐族族長代理セイガ』
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