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第76話 第二位勇者と元勇者
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空間を裂いて現れたその男は、強烈な存在感と共に両刃の長剣を振り下ろした。
強い怒りと研ぎ澄まされた魔力が乗せられ、ベースとなる筋力も磨き鍛えられている。シムナが片手で受けると鱗の二枚に傷がつき、一撃の重さのあまり、両足がわずかに土の中へと沈み込んだ。
もっとも、それで終わりではない。
急に重みが消え、受けていた筈の刀身も消える。どこにいったか気配を追いかけると頭の上からフッと現れ、触手刃が受け止め行ってまた空振りする。
三度四度を一瞬のうちに繰り返し、最終的にシムナは後方に跳んで大きく退いた。
触れる肌から興奮が伝わる。
シムナの様子がおかしい。さっきまでの加虐者の性的興奮が、決闘者の闘争的興奮に変わっている。いつの間にか右手に片手剣、左手に槍を構え、勇者ソフィアの頃の戦闘スタイルに戻っていた。
『シムナ』
「しなずち様、一分くれ。頼む」
『……必要なら介入する』
「了解した」
「カヌア、ミサ様を連れて離脱しろ。後はこちらで何とかする」
「お気をつけて、陛下」
ミサの直下の空間が割れ、すっと落ちて消えていった。
空間を操っていたのはあっちの方か。
姿は見えなかったが、確実に女で能力持ちの転生者だ。能力の使用に魔力も言霊も使っていない。しかも空間使いなんて、なんて面倒で厄介なのだ。
追撃したい気持ちを抑え、自分の役割に集中する。
今の私はシムナの服。しかも、時間が欲しいという願いを了承したばかりで、勝手をするわけにはいかない。
だから、心に決める。
次に会ったらまず再起不能にすると。
「陛下、一分だ」
「かかって来いよ、クソソフィア」
「クソはアンタだ、クソ陛下」
二人は一歩踏み出し、二歩目の瞬間に至近距離まで急加速して斬り結ぶ。
動きの緩急のせいでコマ送りに見えるが、正確過ぎる剣と槍は互いの意志を全て捌き切っていた。男の薙ぎをシムナの剣が打ち払い、シムナの槍の連撃を男は剣先を掠らせるだけで避けてみせる。
どれほどの技巧と修練を積めばここまで至れるのか。届かぬ領域を見せつけられて僅かな嫉妬が心に湧いた。
五十程打ち合って十秒が経過する。
二人の身体には小さな傷の一つもなく、まだまだこれからと言わんばかりに回転が上がる。十五秒を過ぎるとバリエーションが増えて蹴りや足払いが混じり、シムナなどは槍を長剣に絡めると螺旋のように回して遠心力を生み、徐々に円を収束させて男に力だけ移して投げてまで見せた。
宙に浮いた身体をシムナの剣が二閃、槍が一閃して叩き落そうとする。男の剣は間に合わず、しかし『吹っ』の言霊で自身を吹っ飛ばして射程外に逃れる。
距離を取ってまた仕切り直し。
時間経過は三十秒。残り三十秒で、呼吸を整えるのに二秒使い、二十八秒余りに減る。
「シィッ!」
「『疾っ』!」
殆ど互角のスピードで再度距離を詰め、神速の剣戟が再開した。
武器の破損を厭わない全力の叩きつけ合い。金属同士が擦れ合う『シュンッ』や『シャオンッ』という音はなく、『ガンッ』や『ガギンッ』などの痛々しい打撃音が、パンクミュージックより早いビートで奏でられる。
五秒過ぎ、十秒過ぎ、二十秒過ぎ――――
『そこまで』
約束の一分で、私は地面から触手の森を生やす。
木の幹の様に太い一本と、枝のように細い数十本が分岐する肉の樹木。ゆらゆらと不規則に揺れて動きを掴ませず、男に差し向けて無理矢理打ち合いをやめさせる。
良い所だったのにと恨みがましい目が向けられ、私はシムナから半身を分離して首を垂れた。
一応の礼だけはしておき、ほんの一時視線を交わしてすぐ鱗の中に身体を戻す。
「てめぇがしなずちか?」
『はい。陛下、という事は、貴方がガルドーン勇王陛下ですか。我が女神の信徒たる十四尾のエハの為、彼の父親を謀殺した白狐達とこの国を滅ぼします。これは決定事項ですので、ご不満があるなら抗ってみると良いでしょう』
「ふざけんなっ。それがあったのは百年も前だ。今更、しかも部外者のテメェに何の権限があるってんだ?」
『信徒を守る為です。エハの母親であるミサ、ミサを勇国に売った長老四人、ミサを買った勇国と、未だ全てが残っている。また同じ事をしでかさない為にも、膿みは取り除かなければなりません。そして、それは女神の尖兵たる私の役目』
「勝手な押し付けかよ。人の関係性っていうのは複雑だ。テメェの物差しで測った全部がその通りだなんて思うんじゃねぇ!」
『エハとグアレスが苦しんでいるんですよ』
直前より、自分の声のトーンが落ちる。
篭めているのは現実への失望。篭ってしまっているのは怒りと悲しみ。有意識と無意識が心情を晒し、周囲の温度が数度下がったように感じる。
多分気のせいだ。私は極めて平静だから。
別に、静かに激情を叩きつけているわけではない。
『大事な事は、エハとグアレスが涙を流すような事を、お前らがしでかしてくれたという事だ』
「それこそ今更――」
『涙は今流れている。解決も今しなければならない。だから、この国自体を無くす。白狐の長老も無くす。ミサの悲しい過去も無くす。真っ平らにしてもう一度やり直す。まずはそこから。そこから、私達で幸せにして見せる』
「陛下。何を言っても無駄だ。しなずち様は問答をしてるんじゃなく、何をするかを宣言しているだけだ。その上で、どうするかはそっちに任せるって言っている。だがまぁ……なぁ、しなずち様。提案があるんだが良いか?」
シムナは剣と槍を鱗に戻し、私に対して意見を述べる。
表情は中立。こちら側でありながらあちらの立場を慮り、両者の決裂を避けようという意思が表情から読み取れた。
結果がどうなるかはあちら次第だが、私の巫女の話なのだからちゃんと聞かないとならないな。
『言ってごらん、シムナ』
「感謝する。しなずち様、一週間くらい待ってやっても良いんじゃないか? 長老四人は始末したし、ミサは片足、グアレスも封じた。陛下の力量は巫女の私より下とわかったし、急ぐ必要はない。何より、ちゃんとヴァテア殿下と話さないと、あの様子じゃ絶交されかねないと思わないか?」
『……………………うん』
ヴァテアの名を出され、頭と心の熱が一気に冷めた。
言霊の調査を頼んで置いて、勝手に暴走したのは私だ。愚痴の一つどころか、しっかり説明してきっちり埋め合わせをして頭を下げて許してもらわないと筋が通らない。
感情に任せてグアレスも痛めつけてしまった。
こっちのアフターフォローもちゃんとしないと、エハを連れて逃げられてしまう。とりあえず切断したミサの足からミサの分体を作って身も心も籠絡させ、エハにも会わせてママになってもらおう。媚薬もたっぷり盛って――あ、エルディア達にも謝らないといけない。急に九頭蛇になって侵攻を開始したから、変に巻き込んだ形になってしまった。場合によっては猶予期間中に帝国との折衝もすべきか? どうしよう?
私がうんうん唸っていると、指でピンと弾かれる。
冷たい瞳が私を見ていた。
意識がどこにいるかはわからない筈なのに、どうしてそんなに的確にわかるのだ? シムナと言いユーリカと言い、何か私に隠している事の一つもあるんじゃないか?
だが、そんな疑問を問いかける慈悲などあるわけがない。「さっさと決めろ」と瞳の色が示し、私は仕方なく全身を分離してガルドーンに真っ向から向き合った。
「十日後の朝、そちらの首都へ侵攻を開始します。それまでに何かあれば、リタの実家の『眠る羊亭』まで連絡を下さい」
「…………良いだろう。何が変わるわけもないだろうが、それまではお互いにやるべき事をやるとしよう」
「えぇ」
触手の森を地中にしまい、私達は踵を返した。
向こうはしばらく警戒していたが、十分離れるとしっかりとした足取りで去っていく。巫女のシムナより下と言っていたが、先の剣戟で然程の消耗も無いようだ。その余裕さを見ると、まだ底を見極めきれない。
十日の内に調べるとしようか。そのくらいの余裕と人員は揃っている。焦る事はない。
「はぁ……お爺様。もっと、もっとください。んっ――」
「ぁぁぐっ……ぅうあ――っ!」
「こっちは取り返しがつかないところまでやっちゃったか。エハとエルディアになんて言おうかな……?」
魔狼に跨る十二尾の白狐の痴態を眺め、私は今後の対応を脳裏で練った。
強い怒りと研ぎ澄まされた魔力が乗せられ、ベースとなる筋力も磨き鍛えられている。シムナが片手で受けると鱗の二枚に傷がつき、一撃の重さのあまり、両足がわずかに土の中へと沈み込んだ。
もっとも、それで終わりではない。
急に重みが消え、受けていた筈の刀身も消える。どこにいったか気配を追いかけると頭の上からフッと現れ、触手刃が受け止め行ってまた空振りする。
三度四度を一瞬のうちに繰り返し、最終的にシムナは後方に跳んで大きく退いた。
触れる肌から興奮が伝わる。
シムナの様子がおかしい。さっきまでの加虐者の性的興奮が、決闘者の闘争的興奮に変わっている。いつの間にか右手に片手剣、左手に槍を構え、勇者ソフィアの頃の戦闘スタイルに戻っていた。
『シムナ』
「しなずち様、一分くれ。頼む」
『……必要なら介入する』
「了解した」
「カヌア、ミサ様を連れて離脱しろ。後はこちらで何とかする」
「お気をつけて、陛下」
ミサの直下の空間が割れ、すっと落ちて消えていった。
空間を操っていたのはあっちの方か。
姿は見えなかったが、確実に女で能力持ちの転生者だ。能力の使用に魔力も言霊も使っていない。しかも空間使いなんて、なんて面倒で厄介なのだ。
追撃したい気持ちを抑え、自分の役割に集中する。
今の私はシムナの服。しかも、時間が欲しいという願いを了承したばかりで、勝手をするわけにはいかない。
だから、心に決める。
次に会ったらまず再起不能にすると。
「陛下、一分だ」
「かかって来いよ、クソソフィア」
「クソはアンタだ、クソ陛下」
二人は一歩踏み出し、二歩目の瞬間に至近距離まで急加速して斬り結ぶ。
動きの緩急のせいでコマ送りに見えるが、正確過ぎる剣と槍は互いの意志を全て捌き切っていた。男の薙ぎをシムナの剣が打ち払い、シムナの槍の連撃を男は剣先を掠らせるだけで避けてみせる。
どれほどの技巧と修練を積めばここまで至れるのか。届かぬ領域を見せつけられて僅かな嫉妬が心に湧いた。
五十程打ち合って十秒が経過する。
二人の身体には小さな傷の一つもなく、まだまだこれからと言わんばかりに回転が上がる。十五秒を過ぎるとバリエーションが増えて蹴りや足払いが混じり、シムナなどは槍を長剣に絡めると螺旋のように回して遠心力を生み、徐々に円を収束させて男に力だけ移して投げてまで見せた。
宙に浮いた身体をシムナの剣が二閃、槍が一閃して叩き落そうとする。男の剣は間に合わず、しかし『吹っ』の言霊で自身を吹っ飛ばして射程外に逃れる。
距離を取ってまた仕切り直し。
時間経過は三十秒。残り三十秒で、呼吸を整えるのに二秒使い、二十八秒余りに減る。
「シィッ!」
「『疾っ』!」
殆ど互角のスピードで再度距離を詰め、神速の剣戟が再開した。
武器の破損を厭わない全力の叩きつけ合い。金属同士が擦れ合う『シュンッ』や『シャオンッ』という音はなく、『ガンッ』や『ガギンッ』などの痛々しい打撃音が、パンクミュージックより早いビートで奏でられる。
五秒過ぎ、十秒過ぎ、二十秒過ぎ――――
『そこまで』
約束の一分で、私は地面から触手の森を生やす。
木の幹の様に太い一本と、枝のように細い数十本が分岐する肉の樹木。ゆらゆらと不規則に揺れて動きを掴ませず、男に差し向けて無理矢理打ち合いをやめさせる。
良い所だったのにと恨みがましい目が向けられ、私はシムナから半身を分離して首を垂れた。
一応の礼だけはしておき、ほんの一時視線を交わしてすぐ鱗の中に身体を戻す。
「てめぇがしなずちか?」
『はい。陛下、という事は、貴方がガルドーン勇王陛下ですか。我が女神の信徒たる十四尾のエハの為、彼の父親を謀殺した白狐達とこの国を滅ぼします。これは決定事項ですので、ご不満があるなら抗ってみると良いでしょう』
「ふざけんなっ。それがあったのは百年も前だ。今更、しかも部外者のテメェに何の権限があるってんだ?」
『信徒を守る為です。エハの母親であるミサ、ミサを勇国に売った長老四人、ミサを買った勇国と、未だ全てが残っている。また同じ事をしでかさない為にも、膿みは取り除かなければなりません。そして、それは女神の尖兵たる私の役目』
「勝手な押し付けかよ。人の関係性っていうのは複雑だ。テメェの物差しで測った全部がその通りだなんて思うんじゃねぇ!」
『エハとグアレスが苦しんでいるんですよ』
直前より、自分の声のトーンが落ちる。
篭めているのは現実への失望。篭ってしまっているのは怒りと悲しみ。有意識と無意識が心情を晒し、周囲の温度が数度下がったように感じる。
多分気のせいだ。私は極めて平静だから。
別に、静かに激情を叩きつけているわけではない。
『大事な事は、エハとグアレスが涙を流すような事を、お前らがしでかしてくれたという事だ』
「それこそ今更――」
『涙は今流れている。解決も今しなければならない。だから、この国自体を無くす。白狐の長老も無くす。ミサの悲しい過去も無くす。真っ平らにしてもう一度やり直す。まずはそこから。そこから、私達で幸せにして見せる』
「陛下。何を言っても無駄だ。しなずち様は問答をしてるんじゃなく、何をするかを宣言しているだけだ。その上で、どうするかはそっちに任せるって言っている。だがまぁ……なぁ、しなずち様。提案があるんだが良いか?」
シムナは剣と槍を鱗に戻し、私に対して意見を述べる。
表情は中立。こちら側でありながらあちらの立場を慮り、両者の決裂を避けようという意思が表情から読み取れた。
結果がどうなるかはあちら次第だが、私の巫女の話なのだからちゃんと聞かないとならないな。
『言ってごらん、シムナ』
「感謝する。しなずち様、一週間くらい待ってやっても良いんじゃないか? 長老四人は始末したし、ミサは片足、グアレスも封じた。陛下の力量は巫女の私より下とわかったし、急ぐ必要はない。何より、ちゃんとヴァテア殿下と話さないと、あの様子じゃ絶交されかねないと思わないか?」
『……………………うん』
ヴァテアの名を出され、頭と心の熱が一気に冷めた。
言霊の調査を頼んで置いて、勝手に暴走したのは私だ。愚痴の一つどころか、しっかり説明してきっちり埋め合わせをして頭を下げて許してもらわないと筋が通らない。
感情に任せてグアレスも痛めつけてしまった。
こっちのアフターフォローもちゃんとしないと、エハを連れて逃げられてしまう。とりあえず切断したミサの足からミサの分体を作って身も心も籠絡させ、エハにも会わせてママになってもらおう。媚薬もたっぷり盛って――あ、エルディア達にも謝らないといけない。急に九頭蛇になって侵攻を開始したから、変に巻き込んだ形になってしまった。場合によっては猶予期間中に帝国との折衝もすべきか? どうしよう?
私がうんうん唸っていると、指でピンと弾かれる。
冷たい瞳が私を見ていた。
意識がどこにいるかはわからない筈なのに、どうしてそんなに的確にわかるのだ? シムナと言いユーリカと言い、何か私に隠している事の一つもあるんじゃないか?
だが、そんな疑問を問いかける慈悲などあるわけがない。「さっさと決めろ」と瞳の色が示し、私は仕方なく全身を分離してガルドーンに真っ向から向き合った。
「十日後の朝、そちらの首都へ侵攻を開始します。それまでに何かあれば、リタの実家の『眠る羊亭』まで連絡を下さい」
「…………良いだろう。何が変わるわけもないだろうが、それまではお互いにやるべき事をやるとしよう」
「えぇ」
触手の森を地中にしまい、私達は踵を返した。
向こうはしばらく警戒していたが、十分離れるとしっかりとした足取りで去っていく。巫女のシムナより下と言っていたが、先の剣戟で然程の消耗も無いようだ。その余裕さを見ると、まだ底を見極めきれない。
十日の内に調べるとしようか。そのくらいの余裕と人員は揃っている。焦る事はない。
「はぁ……お爺様。もっと、もっとください。んっ――」
「ぁぁぐっ……ぅうあ――っ!」
「こっちは取り返しがつかないところまでやっちゃったか。エハとエルディアになんて言おうかな……?」
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