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第5話 誰かに狙われる元勇者(下)
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『勇者ソフィアを保護し、王都ギュンドラに送り届けよ』
隊長からその任を聞いて、私はうんざりした。
彼女は私の初めての弟子だ。およそ三年前、先王に勇者の助力をせよと命じられ、丁度暇をしていた私に預けられたのだ。
頭が良く、努力もする頑張り屋。
欠点はたった一つで、それが途方も無く問題だらけ。剣も槍も鞭も拳も、片端からやらせてみて一つとして才がなかった。
ただ、よほど勉強したのだろう。
人や魔獣の肉体構造と急所の知識は突飛でていた。それらを狙う腕は勇者とは思えないほど稚拙なものだったが、別に見つけた彼女の才能が一応の解決策となってくれた。
彼女の力は掛け算だ。
一つの事を一つの手段でやり遂げるのではなく、三つも四つも手段を用いて達成する。その時に必要な技能は一つでは足らず、二つ以上で初めて一流以上の技能となる。
短剣だけなら三流以下。
槍だけを持たせたら三流以下。
短剣と槍を持たせたら一流すら足下に及ばず、あまりの差に思わず笑った。そして、わかってからは指導に熱が入って入り、薬や毒の扱いから暗器技術の極みまで、私の持つ全てを残らず余さず教えてしまった。
たったの二年が非常に長く、充実した日々だったように思う。
まさに自慢の弟子だ。
だからこそ、彼女が完成した時に私は気付いた。魔術と女の魅力以外、何も勝てない弟子が前にいる。逆立ちしても敵わない、戦技の化け物を作り出してしまった、と。
――――心が、空虚に乾いた。
私達ダークエルフが他種族に高圧的なのは、自身が優れている事の表れだ。種としてだけでなく、技術も、知識も、経験も、自分を形作る全てが優れていると自他に示している。
では、私は何なのだ?
禁忌に手を染めて里を追放されたとはいえ、ギュンドラ王家に代々仕える暗部の一族の元若手筆頭。
薬と毒、暗器の扱いには国内で並ぶものはなく、里長でも私には敵わない。
それをあの娘は、他の技術を取り込んで、更に洗練された暗器術に昇華させた。
実戦なら負ける気はないが、総合的な技能を考えると目を背けたくなる。たったの二年……たったの二年で私は置いてけぼりにされてしまい、寄って立つ土台が音を立てて崩れていく錯覚を覚えた。
私は、一体何なのか?
幾日も答えが見つからず、全てに置いて行かれる悪夢を毎夜のように見てうなされる。心が軋んで耐えられなくなり、私はソフィアを放り出して今の部隊に転属した。
ギュンドラ王の密命を担う汚れ役部隊。
敵対貴族への工作や暗殺、某国の姫君を誘拐して王の供物に仕立てる、偽の証文を盾に他国の辺境領主を脅迫する等々、世間一般のダークエルフのイメージに合う様々な非道に手を染めた。
困難は多くあった。
達成する度に安堵が心を満たした。
少しでも心の安寧を保つために任を果たし続け、そして今日、儚くも打ち壊される。ターゲットとしてではあるがお前を前にして、過去の悪夢が現実の私の手を震わせる。
よりにもよって、何故今なのだ?
「ユーリカ。街は寝たか?」
黒い外套とマスクに身を包んだ男が闇から現れた。
名は知らない。
隊の皆は隊長とだけ呼んでいる。真祖のヴァンパイアで、建国当初からギュンドラの裏舞台で活躍する古株らしい。
同じく古株だった里長が言っていた。
「宿の周辺三区画を眠らせる十分な量を焚いたわ。警戒されていなければ勇者もおねんねよ」
「ガイズには陛下から、今夜子を成せと『送ってもらった』。そちらはおそらく問題ない」
事前に対策を打つ慎重さに、敬意を抱くと共に苛立ちを覚える。
邪推ではあるが、私の薬師としての腕が足りないと言われている気がした。失敗する可能性があるからわざわざ手を回してやっている。そんな風に。
「私の腕が信用ならないと?」
「一つ上手くいかなければ失敗するより、一つ失敗しても上手くいく方が良い。特に私達のような仕事は、な」
諭すような言い方がいちいち癪に障る。
私はこの男が嫌いだ。
この世の全てをわかっているような落ち着きと、全て見通しているとでもいうような物言いが大嫌いだ。常に私の前を行っている自負か余裕か、言動に纏わりつくそれらが目について耳について嫌で嫌でたまらない。
しかし、彼は上官で私は部下。
愚痴は漏らしても命令には従わなければならず、「行くぞ」と告げた背中を追ってすぐに駆け出す。
ターゲットのいる宿屋には、監視役の人族二人が先行している。
合流し、ソフィアを保護したら、そのままギュンドラへ。
それで、今回の仕事はおしまいだ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
勇者を射止めた娘の宿屋は、そこらにある宿と大きく変わりはなかった。
ドアがあり、裏口があり、窓がある。
どこからでも侵入できるが、今回運び出す代物は大きく重い。おそらく担いで出る必要があり、私達は正面玄関からこそこそ中に入った。
今夜は新月だけあって完全な暗闇だ。
宿直担当が灯す明かりが一つ、正面のカウンターの醜態を照らしている。ぐっすり寝入っているようで、私達の姿が照らされても穏やかな寝息を乱すことは無かった。
「ユーリカ。視界が暗くなってきた。暗視の魔術をかけ直してくれや」
「わかった。ヤバックはどう?」
「大丈夫だろうが、一応頼む」
「かけ直したらヤバックは宿泊者名簿を調べろ。ジョンソン、ユーリカ。私達は起きている者がいないかの確認と見張りだ」
「「「了解」」」
ジョンソンとヤバックに暗視魔術をかけ直し、隊長の指示に従って各々動く。
薬の効果は絶対じゃないし、個体差がある。唐突に目を覚ましたり、効きが悪かったり、イレギュラーの発生は常に想定と覚悟を必要とする。
同時に、可能な限り迅速に。
問題はないに越した事は無い。
「二階一番奥」
名簿を確認したヤバックがターゲットの部屋を伝え、全員で速やかに階段に向かう。
物音どころか衣擦れ一つ立てず、木製の階段が軋みを上げる前に二階の床へと上がり切る。
――――嫌な臭いに、私と隊長が足を止めた。
「どうしたんだ?」
「血の臭いだ。奥から二番目の部屋で、大量の血が流れ『始めた』」
「気配は?」
「二階で動いている者はいない。ジョンソン」
隊長が目くばせすると、ジョンソンが先行して奥から二番目の部屋に向かう。
この宿屋は個室に鍵がついていたが、彼の鍵開けの技術は超一流。慣れた手つきで数秒とかからず開けて見せ、ゆっくりドアを開いていく。
吹き出した血臭に、私と彼は顔をしかめた。
「ひでぇ……」
ジョンソンに続いて中を確認したヤバックが、眉間に皺を寄せて歯を食いしばる。
散々凄惨な現場を作り、見て来た私達をして、その反応をするとは興味が惹かれる。しかし、あまりに強すぎる臭いが私の嗅覚を押して退け、今いる場所より足を前に進ませない。
「隊長。ドンファズの野郎は来てるんですかねぇ?」
「残虐のドンファズか? いや、声もかかっていない」
「アイツじゃねぇなら、緊急事態でしょうね。ヤバック、ターゲットの部屋を解錠してくれ」
ジョンソンがヤバックを退け、隊長と私を招き寄せる。
邪悪、が一番に来た。
ベッドに横たわる二十歳前後の男性。上半身から流れた血がベッドを赤く染め、床に大量に滴っている。それだけなら普通の殺人現場だろうが、血は壁と窓と天井を伝って巨大な目をそれぞれに描いていた。
私は、あの目に見覚えがある。
獲物を狙う蛇の目だ。
「この男、ソフィアの連れだったわね。まさか、ソフィアは狙われている? 今回も陛下のお愉しみかと思ったけど、違うの?」
「お愉しみの筈だ。筈だが……」
「それ以前に、タイミングがおかしいだろうが。隊長達の感覚が正しいなら、俺達が二階に上がってこの部屋を開けるまでの間にこれをやったことになる。一体どんな方法で?」
困惑する私達は隊長に視線を集める。
不測の事態だ。
状況と場合によってはこのメンバーで解決する必要があり、どうするのかは隊長の判断に委ねられる。私達は彼の答えをじっと待ち、別にかかった声に顔を向ける。
「ユーリカ。ターゲットの部屋は魔術錠がかかってる。俺じゃ――――!?」
ヤバックの叫びが、静寂を終わらせた。
隊長からその任を聞いて、私はうんざりした。
彼女は私の初めての弟子だ。およそ三年前、先王に勇者の助力をせよと命じられ、丁度暇をしていた私に預けられたのだ。
頭が良く、努力もする頑張り屋。
欠点はたった一つで、それが途方も無く問題だらけ。剣も槍も鞭も拳も、片端からやらせてみて一つとして才がなかった。
ただ、よほど勉強したのだろう。
人や魔獣の肉体構造と急所の知識は突飛でていた。それらを狙う腕は勇者とは思えないほど稚拙なものだったが、別に見つけた彼女の才能が一応の解決策となってくれた。
彼女の力は掛け算だ。
一つの事を一つの手段でやり遂げるのではなく、三つも四つも手段を用いて達成する。その時に必要な技能は一つでは足らず、二つ以上で初めて一流以上の技能となる。
短剣だけなら三流以下。
槍だけを持たせたら三流以下。
短剣と槍を持たせたら一流すら足下に及ばず、あまりの差に思わず笑った。そして、わかってからは指導に熱が入って入り、薬や毒の扱いから暗器技術の極みまで、私の持つ全てを残らず余さず教えてしまった。
たったの二年が非常に長く、充実した日々だったように思う。
まさに自慢の弟子だ。
だからこそ、彼女が完成した時に私は気付いた。魔術と女の魅力以外、何も勝てない弟子が前にいる。逆立ちしても敵わない、戦技の化け物を作り出してしまった、と。
――――心が、空虚に乾いた。
私達ダークエルフが他種族に高圧的なのは、自身が優れている事の表れだ。種としてだけでなく、技術も、知識も、経験も、自分を形作る全てが優れていると自他に示している。
では、私は何なのだ?
禁忌に手を染めて里を追放されたとはいえ、ギュンドラ王家に代々仕える暗部の一族の元若手筆頭。
薬と毒、暗器の扱いには国内で並ぶものはなく、里長でも私には敵わない。
それをあの娘は、他の技術を取り込んで、更に洗練された暗器術に昇華させた。
実戦なら負ける気はないが、総合的な技能を考えると目を背けたくなる。たったの二年……たったの二年で私は置いてけぼりにされてしまい、寄って立つ土台が音を立てて崩れていく錯覚を覚えた。
私は、一体何なのか?
幾日も答えが見つからず、全てに置いて行かれる悪夢を毎夜のように見てうなされる。心が軋んで耐えられなくなり、私はソフィアを放り出して今の部隊に転属した。
ギュンドラ王の密命を担う汚れ役部隊。
敵対貴族への工作や暗殺、某国の姫君を誘拐して王の供物に仕立てる、偽の証文を盾に他国の辺境領主を脅迫する等々、世間一般のダークエルフのイメージに合う様々な非道に手を染めた。
困難は多くあった。
達成する度に安堵が心を満たした。
少しでも心の安寧を保つために任を果たし続け、そして今日、儚くも打ち壊される。ターゲットとしてではあるがお前を前にして、過去の悪夢が現実の私の手を震わせる。
よりにもよって、何故今なのだ?
「ユーリカ。街は寝たか?」
黒い外套とマスクに身を包んだ男が闇から現れた。
名は知らない。
隊の皆は隊長とだけ呼んでいる。真祖のヴァンパイアで、建国当初からギュンドラの裏舞台で活躍する古株らしい。
同じく古株だった里長が言っていた。
「宿の周辺三区画を眠らせる十分な量を焚いたわ。警戒されていなければ勇者もおねんねよ」
「ガイズには陛下から、今夜子を成せと『送ってもらった』。そちらはおそらく問題ない」
事前に対策を打つ慎重さに、敬意を抱くと共に苛立ちを覚える。
邪推ではあるが、私の薬師としての腕が足りないと言われている気がした。失敗する可能性があるからわざわざ手を回してやっている。そんな風に。
「私の腕が信用ならないと?」
「一つ上手くいかなければ失敗するより、一つ失敗しても上手くいく方が良い。特に私達のような仕事は、な」
諭すような言い方がいちいち癪に障る。
私はこの男が嫌いだ。
この世の全てをわかっているような落ち着きと、全て見通しているとでもいうような物言いが大嫌いだ。常に私の前を行っている自負か余裕か、言動に纏わりつくそれらが目について耳について嫌で嫌でたまらない。
しかし、彼は上官で私は部下。
愚痴は漏らしても命令には従わなければならず、「行くぞ」と告げた背中を追ってすぐに駆け出す。
ターゲットのいる宿屋には、監視役の人族二人が先行している。
合流し、ソフィアを保護したら、そのままギュンドラへ。
それで、今回の仕事はおしまいだ。
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勇者を射止めた娘の宿屋は、そこらにある宿と大きく変わりはなかった。
ドアがあり、裏口があり、窓がある。
どこからでも侵入できるが、今回運び出す代物は大きく重い。おそらく担いで出る必要があり、私達は正面玄関からこそこそ中に入った。
今夜は新月だけあって完全な暗闇だ。
宿直担当が灯す明かりが一つ、正面のカウンターの醜態を照らしている。ぐっすり寝入っているようで、私達の姿が照らされても穏やかな寝息を乱すことは無かった。
「ユーリカ。視界が暗くなってきた。暗視の魔術をかけ直してくれや」
「わかった。ヤバックはどう?」
「大丈夫だろうが、一応頼む」
「かけ直したらヤバックは宿泊者名簿を調べろ。ジョンソン、ユーリカ。私達は起きている者がいないかの確認と見張りだ」
「「「了解」」」
ジョンソンとヤバックに暗視魔術をかけ直し、隊長の指示に従って各々動く。
薬の効果は絶対じゃないし、個体差がある。唐突に目を覚ましたり、効きが悪かったり、イレギュラーの発生は常に想定と覚悟を必要とする。
同時に、可能な限り迅速に。
問題はないに越した事は無い。
「二階一番奥」
名簿を確認したヤバックがターゲットの部屋を伝え、全員で速やかに階段に向かう。
物音どころか衣擦れ一つ立てず、木製の階段が軋みを上げる前に二階の床へと上がり切る。
――――嫌な臭いに、私と隊長が足を止めた。
「どうしたんだ?」
「血の臭いだ。奥から二番目の部屋で、大量の血が流れ『始めた』」
「気配は?」
「二階で動いている者はいない。ジョンソン」
隊長が目くばせすると、ジョンソンが先行して奥から二番目の部屋に向かう。
この宿屋は個室に鍵がついていたが、彼の鍵開けの技術は超一流。慣れた手つきで数秒とかからず開けて見せ、ゆっくりドアを開いていく。
吹き出した血臭に、私と彼は顔をしかめた。
「ひでぇ……」
ジョンソンに続いて中を確認したヤバックが、眉間に皺を寄せて歯を食いしばる。
散々凄惨な現場を作り、見て来た私達をして、その反応をするとは興味が惹かれる。しかし、あまりに強すぎる臭いが私の嗅覚を押して退け、今いる場所より足を前に進ませない。
「隊長。ドンファズの野郎は来てるんですかねぇ?」
「残虐のドンファズか? いや、声もかかっていない」
「アイツじゃねぇなら、緊急事態でしょうね。ヤバック、ターゲットの部屋を解錠してくれ」
ジョンソンがヤバックを退け、隊長と私を招き寄せる。
邪悪、が一番に来た。
ベッドに横たわる二十歳前後の男性。上半身から流れた血がベッドを赤く染め、床に大量に滴っている。それだけなら普通の殺人現場だろうが、血は壁と窓と天井を伝って巨大な目をそれぞれに描いていた。
私は、あの目に見覚えがある。
獲物を狙う蛇の目だ。
「この男、ソフィアの連れだったわね。まさか、ソフィアは狙われている? 今回も陛下のお愉しみかと思ったけど、違うの?」
「お愉しみの筈だ。筈だが……」
「それ以前に、タイミングがおかしいだろうが。隊長達の感覚が正しいなら、俺達が二階に上がってこの部屋を開けるまでの間にこれをやったことになる。一体どんな方法で?」
困惑する私達は隊長に視線を集める。
不測の事態だ。
状況と場合によってはこのメンバーで解決する必要があり、どうするのかは隊長の判断に委ねられる。私達は彼の答えをじっと待ち、別にかかった声に顔を向ける。
「ユーリカ。ターゲットの部屋は魔術錠がかかってる。俺じゃ――――!?」
ヤバックの叫びが、静寂を終わらせた。
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