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アニメオタク僕が炎上系ラッパーの性玩具にされた話
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「・・ちっ、男かよ」
目を覚ますと見慣れない部屋で男が僕の服を脱がそうとしていた。
緊張のあまり適当に頼んだバングラデシュみたいな名前のお酒を飲んだあたりから記憶がないのだ。
否、それがお酒だったかすら怪しい。スムージーみたいな形状の飲み物だったことは覚えているが。
・・・そんなこと、今はどうでもいい。
それよりも自分よりひと周り年上らしい痩せ型の男が上半身裸で、なぜか二人きりになっていることが問題だ。
かなり気まずいが、とりあえず話しかけてみることにした。
「・・・あの、シュラ様ですよね」
彼は黙って頷き、見たことのない銘柄の煙草をくわえ、ジッポで火をつけた。
「ここはどこですか、全く記憶がなくて」
「・・・ラブホ」
男は不機嫌そうにこう付け加えた。
「ホールの隅でぐったりしてるアンタを見つけて、女子高生だと思ってホテルに連れてったらこのザマだ」
まぁ、それは仕方ない。
それもこの間仲間内でゲーム大会をして、罰ゲームとして女装をしてひとりで近所のクラブに行ったからだ。
しかも自分は明らかに人権がないくらいの身長で、ダメ押しに女子高生の香りだと評判のキャンペニッシュトーキョーの香水をつけて参加したので女子高生と間違えたのも無理はない。
自分でも鏡の前で少し興奮してしまったのだから。
薄暗いホールで見つけたなら余計にそう思えたのだろう。
「なんだよ、文句あるなら口で言え」
僕の顔を見て言ったのだろう。そう、煙草の臭いを嗅ぐと眉をしかめる癖があるのだ。
「・・ごめんなさい。つい癖で」
さっきまで居たクラブも最悪だった。
オタク生まれオタク育ちの、萌アニメにしか興味がなかった自分にとってそのジャンルには縁がなく、不良の世界のものだと思っていた。
鼓膜が産まれそうなほど大音量のバイブスに男女の間で泳ぐ入れ墨、そして合法なのか怪しい青臭い煙草の臭い。
吐き気がするほど無秩序の世界で、その場から去ろうとしたとき、ステージ上で気怠くリリックを展開する彼を見た。
唯一、この光景で知っているシュラ様はどちらかと言えば我らの敵と思っていた。
それもネット上でオタクを見下して煽る投稿ばかりして炎上して、少なくともオタクの間では悪い意味で有名なラッパーであると認識しているからだ。
なのにこうやって同じ空間で二人きりになっている。
しかも僕はシュラ様がオタク男を女子高生だと勘違いしてホテルに連れ込んだという最強のネタを掴んでしまった。
いつでもトリッターに秘密を暴露する準備はできている。
そんな優位な状況に少し気が大きくなり彼に言い放った。
「シュラ様、いい加減オタクに謝ってくださいよ。あなたまだ謝ってないじゃないですか」
「なんで謝る必要があんだよ。事実だろ」
「そんな態度をしてると今のことをトリッターに晒しますよ」
僕は自分の鞄からスマホを取り出そうとした。
・・・それが悪かった。
スマホを出すつもりが鞄の中身を全部ぶちまけてしまったのだ。
最悪なことに僕より先に学生証を見つけてしまい、大学生であることも本名もバレてしまった。
「赤兎テルキ・・か。しかも未成年じゃん。じゃあさっきクラブで飲酒したことを大学にチクろうか」
一気に形勢が変わった。
青ざめた顔を見て、シュラ様は床に落ちた美少女のぬいぐるみに指差した。
「この子、誰」
「リリア・・僕の嫁です」
初期からずっと応援している女児アニメの主人公だ。
「嫁だって、気持ち悪い。だからキモオタは嫌いなんだよ」
やはり嫌悪感を隠さない彼は悪魔のような提案をした。
「テルキ、この子でシコってみろよ。好きなんだろ」
「・・・」
目の前で男が冷ややかな眼差しを向けているのに抜けるわけがない。
僕はリリアを眺め、ミニスカートをめくり、桃色のショーツから皮被りの情けないイチモツを取り出し、ぎこちなく手で触った。
「こんなの、ムリ」
羞恥と屈辱で視界がゆがみ始めたころ、彼はズボンを下ろし、決して太くはないが二十センチぐらいの長細い竿を取り出し、目の前に差し出した。
すると無言で僕の後ろ髪を掴み、僕の口に突っ込んだ。
「・・ヴォエ!」
喉奥の吐く神経にリーチしたのか、反射的にゲロが出た。
膝元でリリアのぬいぐるみがゲロにまみれた。
そんなこともお構いなしに彼は異常なほど長い竿を僕の口に何度も執拗に押し込んだ。
息ができず汚い嗚咽を繰り返す僕に彼は恍惚とした表情を浮かべながら罵倒した。
「もっと舌を使え、キモータが」
薄い陰毛が鼻にかかり、ヤニの臭いでさらに吐き気がした。
しばらくすると口の中で竿が小刻みに動き、中身が出た。
彼は一息つくと僕をベッドに押し倒した。
「お前、ほんとに女っぽい顔してるよな」
シュラ様は僕の両腕を押さえ馬乗りになって、切れ長の目は恥ずかしがる様子を眺めた。
ナイフで撫でるようなサディスティックな視線を必死に振り解こうとしたが、やはり大人の男。
卓球部の僕じゃどうしようもなく、思うがまま。彼はまだ精子が乾かない僕の唇を舐め始めた。
厚めの唇は僕の唇を優しく包み込み舌をねじ込ませた。
さっき思い切り吐いた上に口内射精までされて口の中が酸いままだというのに。
この人、とんでもない変態なのかもしれない。
ふとそう思ったが、嫌がるたびに自分もまんざらでもない情動に駆られ、口にできなかった。
この人になら穢されてもいい・・言葉通り、好きになってしまったのだ。
真っ白なシーツの上で無抵抗になった僕は、ローションを絡ませた細長い指が菊門を時間をかけてゆっくりと犯してゆくのを奇矯な声をあげて喜んでいた。
初めての感触に小刻みに震える体をシュラ様は親猫のように舐めてくれる。
「きれいな体をしやがって、処女かよ」
獣のような吐息を交えながら耳元で何度も罵倒され、短小の僕のモノは信じられないくらいに膨張をしている。
「挿れるぞ」
後ろから彼のいきり勃つ二十センチ砲が僕の雌と化した穴に意図も容易く貫通した。
蟻の戸渡に感じる睾丸の感触がなんとも言えない。
それから彼から受ける激しいピストン運動に身を捩じらせた。
「動くな雌豚が」
腰を掴まれた僕は強制的に受ける衝動に完全に理性を失った。
菊門で擦れる彼の血管を感じ、体の中で熱を帯びていった。
「・・だめぇ・・こわれちゃう」
「テルキ・・イクぞ!」
その声と同時に僕の体の奥で熱いものが流れるのを感じた。
彼の卑猥な息が背中にかかる。
荒れた息が落ち着くと細い腕が僕の体を絡みついた。
「一緒に煙草、吸わないか」
僕はゆっくりうなずいた。
それから裸のまま二人で煙草を吸うことになった。
彼に教えられた通り、煙をゆっくりと吸い込んだが、気管に絡みつく謎の重さに咳込んだ。
「無理するなよ」
彼は心配そうに僕の背中を撫でた。
はじめての味はそんな感じだ。これからも吸わない自信はある。
僕は煙草の灰を落とし、ぽつりと言った。
「やっぱり、トリッターに晒すのはやめます」
「何をいまさら」
シュラ様は笑いながら僕の髪をくしゃくしゃと撫でた。
初めて見た彼の子供のような笑顔。余計に好きになりそうだ。
今後、街に出ると心のどこかでその最悪な煙草の匂いを探すことになることさえ露知らず、
遠くから吠えるパトカーのサイレンの音が心地よく、朝日の昇らない部屋で彼の隣で眠ることにした。
目を覚ますと見慣れない部屋で男が僕の服を脱がそうとしていた。
緊張のあまり適当に頼んだバングラデシュみたいな名前のお酒を飲んだあたりから記憶がないのだ。
否、それがお酒だったかすら怪しい。スムージーみたいな形状の飲み物だったことは覚えているが。
・・・そんなこと、今はどうでもいい。
それよりも自分よりひと周り年上らしい痩せ型の男が上半身裸で、なぜか二人きりになっていることが問題だ。
かなり気まずいが、とりあえず話しかけてみることにした。
「・・・あの、シュラ様ですよね」
彼は黙って頷き、見たことのない銘柄の煙草をくわえ、ジッポで火をつけた。
「ここはどこですか、全く記憶がなくて」
「・・・ラブホ」
男は不機嫌そうにこう付け加えた。
「ホールの隅でぐったりしてるアンタを見つけて、女子高生だと思ってホテルに連れてったらこのザマだ」
まぁ、それは仕方ない。
それもこの間仲間内でゲーム大会をして、罰ゲームとして女装をしてひとりで近所のクラブに行ったからだ。
しかも自分は明らかに人権がないくらいの身長で、ダメ押しに女子高生の香りだと評判のキャンペニッシュトーキョーの香水をつけて参加したので女子高生と間違えたのも無理はない。
自分でも鏡の前で少し興奮してしまったのだから。
薄暗いホールで見つけたなら余計にそう思えたのだろう。
「なんだよ、文句あるなら口で言え」
僕の顔を見て言ったのだろう。そう、煙草の臭いを嗅ぐと眉をしかめる癖があるのだ。
「・・ごめんなさい。つい癖で」
さっきまで居たクラブも最悪だった。
オタク生まれオタク育ちの、萌アニメにしか興味がなかった自分にとってそのジャンルには縁がなく、不良の世界のものだと思っていた。
鼓膜が産まれそうなほど大音量のバイブスに男女の間で泳ぐ入れ墨、そして合法なのか怪しい青臭い煙草の臭い。
吐き気がするほど無秩序の世界で、その場から去ろうとしたとき、ステージ上で気怠くリリックを展開する彼を見た。
唯一、この光景で知っているシュラ様はどちらかと言えば我らの敵と思っていた。
それもネット上でオタクを見下して煽る投稿ばかりして炎上して、少なくともオタクの間では悪い意味で有名なラッパーであると認識しているからだ。
なのにこうやって同じ空間で二人きりになっている。
しかも僕はシュラ様がオタク男を女子高生だと勘違いしてホテルに連れ込んだという最強のネタを掴んでしまった。
いつでもトリッターに秘密を暴露する準備はできている。
そんな優位な状況に少し気が大きくなり彼に言い放った。
「シュラ様、いい加減オタクに謝ってくださいよ。あなたまだ謝ってないじゃないですか」
「なんで謝る必要があんだよ。事実だろ」
「そんな態度をしてると今のことをトリッターに晒しますよ」
僕は自分の鞄からスマホを取り出そうとした。
・・・それが悪かった。
スマホを出すつもりが鞄の中身を全部ぶちまけてしまったのだ。
最悪なことに僕より先に学生証を見つけてしまい、大学生であることも本名もバレてしまった。
「赤兎テルキ・・か。しかも未成年じゃん。じゃあさっきクラブで飲酒したことを大学にチクろうか」
一気に形勢が変わった。
青ざめた顔を見て、シュラ様は床に落ちた美少女のぬいぐるみに指差した。
「この子、誰」
「リリア・・僕の嫁です」
初期からずっと応援している女児アニメの主人公だ。
「嫁だって、気持ち悪い。だからキモオタは嫌いなんだよ」
やはり嫌悪感を隠さない彼は悪魔のような提案をした。
「テルキ、この子でシコってみろよ。好きなんだろ」
「・・・」
目の前で男が冷ややかな眼差しを向けているのに抜けるわけがない。
僕はリリアを眺め、ミニスカートをめくり、桃色のショーツから皮被りの情けないイチモツを取り出し、ぎこちなく手で触った。
「こんなの、ムリ」
羞恥と屈辱で視界がゆがみ始めたころ、彼はズボンを下ろし、決して太くはないが二十センチぐらいの長細い竿を取り出し、目の前に差し出した。
すると無言で僕の後ろ髪を掴み、僕の口に突っ込んだ。
「・・ヴォエ!」
喉奥の吐く神経にリーチしたのか、反射的にゲロが出た。
膝元でリリアのぬいぐるみがゲロにまみれた。
そんなこともお構いなしに彼は異常なほど長い竿を僕の口に何度も執拗に押し込んだ。
息ができず汚い嗚咽を繰り返す僕に彼は恍惚とした表情を浮かべながら罵倒した。
「もっと舌を使え、キモータが」
薄い陰毛が鼻にかかり、ヤニの臭いでさらに吐き気がした。
しばらくすると口の中で竿が小刻みに動き、中身が出た。
彼は一息つくと僕をベッドに押し倒した。
「お前、ほんとに女っぽい顔してるよな」
シュラ様は僕の両腕を押さえ馬乗りになって、切れ長の目は恥ずかしがる様子を眺めた。
ナイフで撫でるようなサディスティックな視線を必死に振り解こうとしたが、やはり大人の男。
卓球部の僕じゃどうしようもなく、思うがまま。彼はまだ精子が乾かない僕の唇を舐め始めた。
厚めの唇は僕の唇を優しく包み込み舌をねじ込ませた。
さっき思い切り吐いた上に口内射精までされて口の中が酸いままだというのに。
この人、とんでもない変態なのかもしれない。
ふとそう思ったが、嫌がるたびに自分もまんざらでもない情動に駆られ、口にできなかった。
この人になら穢されてもいい・・言葉通り、好きになってしまったのだ。
真っ白なシーツの上で無抵抗になった僕は、ローションを絡ませた細長い指が菊門を時間をかけてゆっくりと犯してゆくのを奇矯な声をあげて喜んでいた。
初めての感触に小刻みに震える体をシュラ様は親猫のように舐めてくれる。
「きれいな体をしやがって、処女かよ」
獣のような吐息を交えながら耳元で何度も罵倒され、短小の僕のモノは信じられないくらいに膨張をしている。
「挿れるぞ」
後ろから彼のいきり勃つ二十センチ砲が僕の雌と化した穴に意図も容易く貫通した。
蟻の戸渡に感じる睾丸の感触がなんとも言えない。
それから彼から受ける激しいピストン運動に身を捩じらせた。
「動くな雌豚が」
腰を掴まれた僕は強制的に受ける衝動に完全に理性を失った。
菊門で擦れる彼の血管を感じ、体の中で熱を帯びていった。
「・・だめぇ・・こわれちゃう」
「テルキ・・イクぞ!」
その声と同時に僕の体の奥で熱いものが流れるのを感じた。
彼の卑猥な息が背中にかかる。
荒れた息が落ち着くと細い腕が僕の体を絡みついた。
「一緒に煙草、吸わないか」
僕はゆっくりうなずいた。
それから裸のまま二人で煙草を吸うことになった。
彼に教えられた通り、煙をゆっくりと吸い込んだが、気管に絡みつく謎の重さに咳込んだ。
「無理するなよ」
彼は心配そうに僕の背中を撫でた。
はじめての味はそんな感じだ。これからも吸わない自信はある。
僕は煙草の灰を落とし、ぽつりと言った。
「やっぱり、トリッターに晒すのはやめます」
「何をいまさら」
シュラ様は笑いながら僕の髪をくしゃくしゃと撫でた。
初めて見た彼の子供のような笑顔。余計に好きになりそうだ。
今後、街に出ると心のどこかでその最悪な煙草の匂いを探すことになることさえ露知らず、
遠くから吠えるパトカーのサイレンの音が心地よく、朝日の昇らない部屋で彼の隣で眠ることにした。
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