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Episode5 二人の関係
1 二人の関係
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翌朝。
皆から集めておいた洗濯をしていると、声をかけられ振り返る。
そこには二番がいて「洗濯か」なんて聞かれたんで短く返事を返す。
ここには洗濯機が二台あり、その両方を使って洗濯をしている。
俺の分も合わせて六人分だと量があるからな。
最初の頃は、五番は男の洗濯と一緒で嫌じゃないのかとか、男が洗濯して問題ないのか聞いたが「今までのバイトの人の時も気にしたことないよー」とアッサリした返答が返ってきて、皆一緒に纏めて洗濯をしている。
俺は母親とかの洗濯もしたことあるし、とくに気にもならないからな。
まあ、母親と一緒の扱いにしたら流石に五番も膨れっ面になりそうだから言わないが。
そんなことを考えていると、ピーピーという洗濯終了の音がなる。
流石にこの量は一回じゃ運びきれないし、無理して運んでひっくり返したら面倒なので、俺はいつもカゴ二つに洗濯を入れて二回往復している。
「こっちのやつ運んでやるよ。丁度暇してたとこだからな」
「悪いな」
外まで運んでもらい礼を伝えると、二番はそのまま洗濯を干し始める。
流石に俺の仕事をそこまでさせたら悪いと言うが「二人のが早く終わるだろ」と、青空に負けないくらいの爽やかな笑みを向けられたら断れるはずもなく、二人で洗濯を干す。
いつもなら時間がかる作業で、干し終わると昼飯の準備を始めなくてはいけなくなるのに、今日はまだ余裕がある。
昨日の五番の手伝いとは大違いで助かっちまった。
「ありがとな」
「気にすんな。あー、このあと暇か?」
その質問に、昼飯を作る時間まではとくにすることはないと伝えると「んじゃ、またお前の漫画読ませてくれよ」と言われて、二番と俺の部屋に向かった。
病室のように何もなくて、二番達みたいに何かを自分で置いたりもしてない部屋にポツリと置かれた俺のリュックから漫画を何冊か取り出すと、机の上に広げる。
研究所から離れることを許されない二番は漫画を買うことができず、今まではバイトの人に買ってきてもらってたらしい。
でも、どんな漫画があるのか知らない二番は適当に買ってきてもらうしかなく、その中で自分の好みに合う漫画は今までに一作だけだったと前に聞いた。
そこで、研究所でのバイトがある度に俺のおすすめの漫画を貸したら、それが二番にドハマり。
それからも続きの巻や別の漫画を持ってきては二番に貸したが、どれも好みに合ったらしく、俺と二番が好きな漫画の好みが同じだと知ってから話すことが増えた。
でも、わざわざ部屋に来るのは初めてだ。
普段は貸した漫画を自室で読んでるのに、今は俺の部屋で漫画を読んでいる。
その表情は、泣いたり笑ったりと忙しく、感情が豊かな奴だなと笑いそうになる。
「あー! 続きが気になるぜ」
「その漫画の新刊は来年だからな。俺も気になってんだよな」
そんな話をしているとスマホが振動し、ディスプレイを見れば冬也の名。
「二番悪い。ちょっと電話でるわ」
応答ボタンをタップすると、まるでゾンビのような唸り声が電話越しに聞こえてくる。
大体予想はつくが、どうしたのか聞けば思った通り宿題を一緒にやってくれというヘルプコール。
まだ夏休みが始まって二日目、慌てだすような日数じゃないが、コイツが早く宿題を終わらせたいのには理由がある。
早く宿題を片付けて残りの沢山の日数を遊び尽くしたいから。
なんて、そんなアホらしい理由に毎度付き合わされる俺の身にもなれっての。
ギリギリになって泣きつくような奴よりはマシかもしれないが、これはこれで疲れる。
こっちは普通のペースでやっていけば終わるってのに、コイツに付き合って数日で終わらせるんだからな。
勿論徹夜で。
「悪いが、今年は無理だからな」
「なんでだよー」
「話しただろ。用事で夏休みの間はいないって」
帰れない距離じゃないんだが、こんなバカらしい理由で帰るつもりはない。
それに夏休みの間はここでのバイトもあるからな。
まあ、このことは冬也には内緒だが。
電話の向こうで繰り返される「そこをなんとか」という言葉。
いくら親友でも、今回ばかりは自分の力で何とかしてもらうしかない。
「悪いな、今年は一人で頑張ってくれ」
「親友を見捨てるのかよー」
見捨てるも何も、毎年俺をあてにしてる奴に言われたくない言葉だ。
でも、こんな奴でも親友だからな。
「はぁ……。じゃあお前が知りたいとこだけ答えてやるよ」
数問わからないところに答えた俺は、電話の向こうで感謝する冬也に苦笑いを浮かべ「じゃあ、また夏休み明けにな」と言って通話を切る。
夏休みなんかの長期休みのときは毎年こんな感じだから本当に迷惑だ。
まあ今回は研究所でのバイトのお陰で逃げることができてよかった。
なんて思っていると、視線を感じて前を向く。
なんか二番がじっと見てるんだが、俺なんかしたか。
もしかして会話が煩くて集中して漫画を読めなかったとか。
「悪いな煩くして」
「いや、別に……」
明らかになんか素っ気ない。
さっきまでの元気はどこいったんだよ。
なんか漫画は開いてるのに読み進める様子もないし。
「あのさ、俺とお前ってどんな関係だ?」
真剣な顔して何を聞いてきたかと思えば、どんな関係って何だよ。
二番は俺に何を言わせたいんだ。
兎に角正直に思ったまま答える。
「友達だろ」
そう、数週間前の外での会話や、こうして二人で漫画の話で盛り上がったり他愛ない会話をして。
これはもう友達。
なのに、俺の考えは間違いだったのか。
何故か二番が暗い。
まさか、友達とか勝手に思ってたのは俺だけだったりして。
それって凄く恥ずかしいやつじゃねーか。
「悪い! 俺一人で友達なんて思っててさ。二番はそんなつもり無かったよな」
明るい感じで言ってんのに、二番は黙ったまま。
この沈黙どうにかしてくれ。
まさかこれは宿題に付き合わなかった冬也の呪いなんじゃないかと思えてくる。
電話越しでも少しは手伝ったんだから今年くらい見逃せよ。
そんなことをぐるぐると考えていたら、二番が何かを口にした。
よく聞き取れずに聞き返すと「親友ってどうやったらなれるんだ」なんて、俺の考えとは全く違う言葉につい吹き出して笑ってしまう。
顔を真っ赤にして「何がおかしいんだよ」なんて言う二番だが、そりゃ笑うだろ。
真面目な見た目からは想像できない中身と口調。
一見怖い奴かと思えば本当は凄くいい奴で、夜には星を眺めたりする意外な一面もあって。
そんな奴にどうやったら親友になれるのかなんて聞かれたら、意外な一面騒ぎじゃない。
ギャップありすぎだろう。
「おい! いつまで笑ってるつもりだ」
「あははは!! 悪い悪い。親友になる方法だよな」
そう聞かれても返答に困るんだよな。
友達もそうだけど、気づいたらいつの間にかなってるもんだし。
「説明し辛いんだけどさ、友達とか親友って気付いたらなってるもんじゃないか?」
「確かに、漫画の中でもいつの間にか友達から親友に変わった奴がいたな」
二番も納得したところで昼飯の準備の時間だ。
朝飯は洗濯前に皆にパンを運んだが、昼飯は何にするべきか。
取り敢えず冷蔵庫の中を見てから決めようと、俺は二番と別れた後キッチンへ向う。
材料も昨日買ってきたのがあるし、昼は手抜きかもしんないが素麺に決めた。
先ずは麺を茹でようと鍋を探そうとしたとき、ひょっこりと顔を覗かせて「今日は素麺か」と声がして驚く。
まさか人がいたなんて思いもしなかったのもそうだが、なんで別れたはずの二番がいるんだよ。
皆から集めておいた洗濯をしていると、声をかけられ振り返る。
そこには二番がいて「洗濯か」なんて聞かれたんで短く返事を返す。
ここには洗濯機が二台あり、その両方を使って洗濯をしている。
俺の分も合わせて六人分だと量があるからな。
最初の頃は、五番は男の洗濯と一緒で嫌じゃないのかとか、男が洗濯して問題ないのか聞いたが「今までのバイトの人の時も気にしたことないよー」とアッサリした返答が返ってきて、皆一緒に纏めて洗濯をしている。
俺は母親とかの洗濯もしたことあるし、とくに気にもならないからな。
まあ、母親と一緒の扱いにしたら流石に五番も膨れっ面になりそうだから言わないが。
そんなことを考えていると、ピーピーという洗濯終了の音がなる。
流石にこの量は一回じゃ運びきれないし、無理して運んでひっくり返したら面倒なので、俺はいつもカゴ二つに洗濯を入れて二回往復している。
「こっちのやつ運んでやるよ。丁度暇してたとこだからな」
「悪いな」
外まで運んでもらい礼を伝えると、二番はそのまま洗濯を干し始める。
流石に俺の仕事をそこまでさせたら悪いと言うが「二人のが早く終わるだろ」と、青空に負けないくらいの爽やかな笑みを向けられたら断れるはずもなく、二人で洗濯を干す。
いつもなら時間がかる作業で、干し終わると昼飯の準備を始めなくてはいけなくなるのに、今日はまだ余裕がある。
昨日の五番の手伝いとは大違いで助かっちまった。
「ありがとな」
「気にすんな。あー、このあと暇か?」
その質問に、昼飯を作る時間まではとくにすることはないと伝えると「んじゃ、またお前の漫画読ませてくれよ」と言われて、二番と俺の部屋に向かった。
病室のように何もなくて、二番達みたいに何かを自分で置いたりもしてない部屋にポツリと置かれた俺のリュックから漫画を何冊か取り出すと、机の上に広げる。
研究所から離れることを許されない二番は漫画を買うことができず、今まではバイトの人に買ってきてもらってたらしい。
でも、どんな漫画があるのか知らない二番は適当に買ってきてもらうしかなく、その中で自分の好みに合う漫画は今までに一作だけだったと前に聞いた。
そこで、研究所でのバイトがある度に俺のおすすめの漫画を貸したら、それが二番にドハマり。
それからも続きの巻や別の漫画を持ってきては二番に貸したが、どれも好みに合ったらしく、俺と二番が好きな漫画の好みが同じだと知ってから話すことが増えた。
でも、わざわざ部屋に来るのは初めてだ。
普段は貸した漫画を自室で読んでるのに、今は俺の部屋で漫画を読んでいる。
その表情は、泣いたり笑ったりと忙しく、感情が豊かな奴だなと笑いそうになる。
「あー! 続きが気になるぜ」
「その漫画の新刊は来年だからな。俺も気になってんだよな」
そんな話をしているとスマホが振動し、ディスプレイを見れば冬也の名。
「二番悪い。ちょっと電話でるわ」
応答ボタンをタップすると、まるでゾンビのような唸り声が電話越しに聞こえてくる。
大体予想はつくが、どうしたのか聞けば思った通り宿題を一緒にやってくれというヘルプコール。
まだ夏休みが始まって二日目、慌てだすような日数じゃないが、コイツが早く宿題を終わらせたいのには理由がある。
早く宿題を片付けて残りの沢山の日数を遊び尽くしたいから。
なんて、そんなアホらしい理由に毎度付き合わされる俺の身にもなれっての。
ギリギリになって泣きつくような奴よりはマシかもしれないが、これはこれで疲れる。
こっちは普通のペースでやっていけば終わるってのに、コイツに付き合って数日で終わらせるんだからな。
勿論徹夜で。
「悪いが、今年は無理だからな」
「なんでだよー」
「話しただろ。用事で夏休みの間はいないって」
帰れない距離じゃないんだが、こんなバカらしい理由で帰るつもりはない。
それに夏休みの間はここでのバイトもあるからな。
まあ、このことは冬也には内緒だが。
電話の向こうで繰り返される「そこをなんとか」という言葉。
いくら親友でも、今回ばかりは自分の力で何とかしてもらうしかない。
「悪いな、今年は一人で頑張ってくれ」
「親友を見捨てるのかよー」
見捨てるも何も、毎年俺をあてにしてる奴に言われたくない言葉だ。
でも、こんな奴でも親友だからな。
「はぁ……。じゃあお前が知りたいとこだけ答えてやるよ」
数問わからないところに答えた俺は、電話の向こうで感謝する冬也に苦笑いを浮かべ「じゃあ、また夏休み明けにな」と言って通話を切る。
夏休みなんかの長期休みのときは毎年こんな感じだから本当に迷惑だ。
まあ今回は研究所でのバイトのお陰で逃げることができてよかった。
なんて思っていると、視線を感じて前を向く。
なんか二番がじっと見てるんだが、俺なんかしたか。
もしかして会話が煩くて集中して漫画を読めなかったとか。
「悪いな煩くして」
「いや、別に……」
明らかになんか素っ気ない。
さっきまでの元気はどこいったんだよ。
なんか漫画は開いてるのに読み進める様子もないし。
「あのさ、俺とお前ってどんな関係だ?」
真剣な顔して何を聞いてきたかと思えば、どんな関係って何だよ。
二番は俺に何を言わせたいんだ。
兎に角正直に思ったまま答える。
「友達だろ」
そう、数週間前の外での会話や、こうして二人で漫画の話で盛り上がったり他愛ない会話をして。
これはもう友達。
なのに、俺の考えは間違いだったのか。
何故か二番が暗い。
まさか、友達とか勝手に思ってたのは俺だけだったりして。
それって凄く恥ずかしいやつじゃねーか。
「悪い! 俺一人で友達なんて思っててさ。二番はそんなつもり無かったよな」
明るい感じで言ってんのに、二番は黙ったまま。
この沈黙どうにかしてくれ。
まさかこれは宿題に付き合わなかった冬也の呪いなんじゃないかと思えてくる。
電話越しでも少しは手伝ったんだから今年くらい見逃せよ。
そんなことをぐるぐると考えていたら、二番が何かを口にした。
よく聞き取れずに聞き返すと「親友ってどうやったらなれるんだ」なんて、俺の考えとは全く違う言葉につい吹き出して笑ってしまう。
顔を真っ赤にして「何がおかしいんだよ」なんて言う二番だが、そりゃ笑うだろ。
真面目な見た目からは想像できない中身と口調。
一見怖い奴かと思えば本当は凄くいい奴で、夜には星を眺めたりする意外な一面もあって。
そんな奴にどうやったら親友になれるのかなんて聞かれたら、意外な一面騒ぎじゃない。
ギャップありすぎだろう。
「おい! いつまで笑ってるつもりだ」
「あははは!! 悪い悪い。親友になる方法だよな」
そう聞かれても返答に困るんだよな。
友達もそうだけど、気づいたらいつの間にかなってるもんだし。
「説明し辛いんだけどさ、友達とか親友って気付いたらなってるもんじゃないか?」
「確かに、漫画の中でもいつの間にか友達から親友に変わった奴がいたな」
二番も納得したところで昼飯の準備の時間だ。
朝飯は洗濯前に皆にパンを運んだが、昼飯は何にするべきか。
取り敢えず冷蔵庫の中を見てから決めようと、俺は二番と別れた後キッチンへ向う。
材料も昨日買ってきたのがあるし、昼は手抜きかもしんないが素麺に決めた。
先ずは麺を茹でようと鍋を探そうとしたとき、ひょっこりと顔を覗かせて「今日は素麺か」と声がして驚く。
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