16 / 43
あなたには言えない
しおりを挟む
隠れ家の扉を開ける。つい数時間前に離れた部屋が、とてと懐かしく感じた。
シムトの襲撃のあと、なるべく早くここから離れようとトーカが急ぎで応援部隊を呼んだ。後のことを任せクキと3人で隠れ家に戻った時には、空が暗くなりかけていた。
リビングの電気をつける。応急処置しかしていないクキの治療をするため、トーカが薬箱を取りに行った。俺はクキを連れてソファへ移動した。
「そんな顔しないでよ。ケガも大した事なかったんだしさ」
クキはそう言うが傷口に巻いた布には血が滲んでいる。シムトの言葉が頭をよぎった。
『君以外には何でもできるんですよ』
「それにしてもヒスイくん、応急処置の手際よかったよねぇ。誰かに習ったの?」
クキが俺に気を使って話題を変えてくれた。
「あ、ああ。学校……アジトで教えてもらったんだ」
「そうなんだ!いいなぁ。アジト楽しそうだよねぇ。俺も行きたい」
「お前は絶対連れてかんぞ」
トーカが薬箱を手に戻ってきた。
「え~。ケチ~」
クキが半分楽しみながら文句を言っているが、トーカは無視して治療の準備をしていく。
「ヒスイ、手伝ってくれ」
言われるままに箱から包帯を出して用意したり、薬を渡したりしていく。トーカはテキパキとあっという間に治療を終え、そのまま薬箱を戻しに行ってしまった。
「トーカ、また様子が変だ」
「ん~?まあ今回ヒスイくんを連れていきながら、自分が閉じ込められてる間に危険な目にあわせたからね」
「俺が無理やりついてったんだぞ」
「俺が後押ししてね。でもヒスイくんのことは全て責任負おうとしてんのよ、あの人。過保護だよね~」
「過保護……」
まだ俺は信頼されてないんだろうか。
「ヒスイくんを信じる信じないじゃないんだよ。あれはトーカの問題」
また考えてる事を読まれた。俺はそんなにわかりやすいんだろうか。
「ヒスイくんはわかりやすいよ~。トーカにそっくりだもん」
ケラケラ笑われる。俺がわかりやすいと言うより、クキが聡いんじゃないだろうか。
「でも、そうだねぇ。アジトに帰るなら俺はついてけないし、このままってのも心配だなぁ。よし!ここはクキさんが一肌脱いであげましょう!」
そうか。仕事は終わったし、もうアジトに帰るんだな。みんなの顔を思い出してなぜだか不安がよぎった。
「じゃあ、おやすみ」
「ああ、おやすみ」
「おやすみ~」
その晩、俺はクキの指示にしたがって早々に部屋に行った。
『しばらくしたら俺がトーカから色々聞き出すから、部屋で聞き耳たててなよ』
扉を少しだけ開けてリビングの様子を伺う。クキが飲み物を淹れて戻ってきたところだ。
トーカはこちらに背を向けてるので表情はわからない。
「で、なにをそんなに思い悩んでるのかな」
直球だな!
でもトーカに驚いた様子はない。クキっていつもこんなんなのかな。
「何のことだ?」
「しらばっくれちゃって~。ずっとテンション低めだったっしょ。ヒスイくん心配してたよ~」
「………」
「どうせシムトのことでしょ」
トーカが少し反応する。
「あいつがいるかもと考えてたのに迂闊にヒスイくんを残していって、あげくに危険な目にあわせた。全部俺の責任だ~とか考えてるんでしょ」
「………」
「それはヒスイくんに失礼なんじゃない。あの子は覚悟を決めてあの場にいたんだ。ついでにヒスイくんといた俺にも失礼」
クキ、さりげなく自分の文句も伝えてるな。
「……はあ~。わかったよ。話すよ。話せばいいんだろ」
「そうそう。クキ様の追及からは逃れられないんだから」
「本当に。お前は強いね。……いや、弱いのは俺だけか」
降参とばかりに両手をあげて、トーカは素直に語りだした。
「お前たちを信じてないわけじゃない。でもシムトとのことを聞いた時に怖くなったんだ。ヒスイが目の前で仲間を失ってたかもしれない。ヤドの庇護下にあることを、強制的に人を傷つける道具にさせられてたかもしれない」
「でも、あの子は自分の力で道を切り拓いたよ」
「ああ。あいつは強い。全て受け入れて前へ進んでる。わかっているのに怖いんだ。勝手だろ。あいつには言えやしない」
「まるで親だねぇ」
「親……か。立場上、俺は家族は作れないだろうと思ってたんだけどな。自分が傷つくのは平気でも、相手にはできるだけ安全な所にいてほしい。こういうのを親心っていうのかね」
「親になったことないからわかんないけど。いいなぁ。愛だねぇ」
クキがしみじみ浸っている。トーカは全部話してしまって完全に脱力していた。
「あ~あ。ヤドが代替わりしたら、適当に命の捨て所を見つけて死ぬつもりだったんだけどなぁ」
「え⁉︎なにそれ!初耳なんですけど!」
俺も驚いて声が出そうになる。慌てて手で口を押さえた。
「ヤドの庇護っていう理由が無くなったら、もういいかなと思ってたんだよ。組織のみんなのことが心配だったから次のヤドについては少し探ってたけど」
「そしたらヒスイくんに会っちゃったってわけだ」
「ヤドの車を張ってたらいきなり子供が乗り込むんだから、ビックリしたよ。シレーッとそのまま出てくるし。ほっとけないから会いに行ったら、なんか捨てられた子犬みたいな目してるしさ。あれこれ世話焼いてるうちにすっかり気分は親ですよ」
「それはそれは。キチンと育てあげるまでは死ねませんな」
「ほんと厄介なものに関わってしまいましたよ」
笑い声が2人分あがる。トーカの雰囲気はすっかり優しいものになっていた。
俺はそっと扉を閉めてベッドに向かった。思わぬトーカの本音にどうしたらいいかわからなくなって、布団を頭まで被って丸まる。気づくとそのまま眠ってしまっていた。
「おはよう」
翌朝起きると、2人はもう起きて朝食の準備をしていた。
「おはよ~。よく寝れた?」
クキがウインクしてくる。そっと近づいて「ありがとう」と昨夜の礼を伝えると、もう一度ウインクして食事の用意に戻っていった。
「ヒスイ、食べたらアジトに戻る準備をしてくれ。昼までには出発する」
朝食中にトーカからこの後の予定を伝えられる。
「わかった」
「俺はケガが治るまでここで療養の許可でたもんね~。夢の自堕落生活」
「治ったら休んだ分も働けよ」
「オニ!」
トーカもいつも通りに戻ってる。良かった。昨日聞き耳たててたことは言えないけど。
「クキはここに残るのか」
「うん。ケガが治るまではね」
「俺も残れないかな」
2人に不思議な顔をされる。
「ヒスイくん……」
「アジトに戻るのが怖いか?」
トーカに本音を言い当てられてビクッとなる。
「今回のことで気づいたんだな。自分のせいで周りが傷つけられるかもしれないと」
素直に頷く。顔を上げられず俯いていると、クキの傷が目に入った。
「ヒスイ、俺の目を見なさい」
トーカは真っ直ぐに俺を見ている。
「お前が今の立場を受け入れるなら、決して孤独になってはいけないよ。アジトのみんなのことは大丈夫。お前を1人にしないために俺がいるんだから」
昨夜のトーカを思い出す。親のような気持ちだと。その言葉が実感となって俺に染み込んでいった。
「うん。わかった。食べたら支度する」
「急がなくていいからな」
母さんが死んでから、こんな風に誰かの温かい目を向けられる日が来るなんて思ってもいなかった。
「寂しいよ~。俺のこと忘れないでね」
隠れ家を出る時、クキが大袈裟に泣いて抱きついてきた。
「どうせいつも俺の仕事を手伝ってんだから、また会えるだろ」
トーカは呆れ顔だ。
「そうだけど~。ヒスイくんホント可愛くて弟みたいなんだもん」
父親に続いて兄貴までできたみたいだ。そのうち大家族にでもなるんじゃないか。
「トーカにいじめられたら言うんだよ~。弱みはいっぱいにぎってあるかね」
「やめろ」
あはははと笑いながら「大丈夫だよ」とクキを抱きしめ返す。その後しぶしぶ離れるクキに礼を言って出発した。
クキは俺たちが見えなくなるまで手を振っていた。
アルアの待ってる車が見えてきた。
ああ、終わったんだな。
ふっと出たため息に、トーカが「さあ、帰ろうか」と優しく微笑んでいた。
シムトの襲撃のあと、なるべく早くここから離れようとトーカが急ぎで応援部隊を呼んだ。後のことを任せクキと3人で隠れ家に戻った時には、空が暗くなりかけていた。
リビングの電気をつける。応急処置しかしていないクキの治療をするため、トーカが薬箱を取りに行った。俺はクキを連れてソファへ移動した。
「そんな顔しないでよ。ケガも大した事なかったんだしさ」
クキはそう言うが傷口に巻いた布には血が滲んでいる。シムトの言葉が頭をよぎった。
『君以外には何でもできるんですよ』
「それにしてもヒスイくん、応急処置の手際よかったよねぇ。誰かに習ったの?」
クキが俺に気を使って話題を変えてくれた。
「あ、ああ。学校……アジトで教えてもらったんだ」
「そうなんだ!いいなぁ。アジト楽しそうだよねぇ。俺も行きたい」
「お前は絶対連れてかんぞ」
トーカが薬箱を手に戻ってきた。
「え~。ケチ~」
クキが半分楽しみながら文句を言っているが、トーカは無視して治療の準備をしていく。
「ヒスイ、手伝ってくれ」
言われるままに箱から包帯を出して用意したり、薬を渡したりしていく。トーカはテキパキとあっという間に治療を終え、そのまま薬箱を戻しに行ってしまった。
「トーカ、また様子が変だ」
「ん~?まあ今回ヒスイくんを連れていきながら、自分が閉じ込められてる間に危険な目にあわせたからね」
「俺が無理やりついてったんだぞ」
「俺が後押ししてね。でもヒスイくんのことは全て責任負おうとしてんのよ、あの人。過保護だよね~」
「過保護……」
まだ俺は信頼されてないんだろうか。
「ヒスイくんを信じる信じないじゃないんだよ。あれはトーカの問題」
また考えてる事を読まれた。俺はそんなにわかりやすいんだろうか。
「ヒスイくんはわかりやすいよ~。トーカにそっくりだもん」
ケラケラ笑われる。俺がわかりやすいと言うより、クキが聡いんじゃないだろうか。
「でも、そうだねぇ。アジトに帰るなら俺はついてけないし、このままってのも心配だなぁ。よし!ここはクキさんが一肌脱いであげましょう!」
そうか。仕事は終わったし、もうアジトに帰るんだな。みんなの顔を思い出してなぜだか不安がよぎった。
「じゃあ、おやすみ」
「ああ、おやすみ」
「おやすみ~」
その晩、俺はクキの指示にしたがって早々に部屋に行った。
『しばらくしたら俺がトーカから色々聞き出すから、部屋で聞き耳たててなよ』
扉を少しだけ開けてリビングの様子を伺う。クキが飲み物を淹れて戻ってきたところだ。
トーカはこちらに背を向けてるので表情はわからない。
「で、なにをそんなに思い悩んでるのかな」
直球だな!
でもトーカに驚いた様子はない。クキっていつもこんなんなのかな。
「何のことだ?」
「しらばっくれちゃって~。ずっとテンション低めだったっしょ。ヒスイくん心配してたよ~」
「………」
「どうせシムトのことでしょ」
トーカが少し反応する。
「あいつがいるかもと考えてたのに迂闊にヒスイくんを残していって、あげくに危険な目にあわせた。全部俺の責任だ~とか考えてるんでしょ」
「………」
「それはヒスイくんに失礼なんじゃない。あの子は覚悟を決めてあの場にいたんだ。ついでにヒスイくんといた俺にも失礼」
クキ、さりげなく自分の文句も伝えてるな。
「……はあ~。わかったよ。話すよ。話せばいいんだろ」
「そうそう。クキ様の追及からは逃れられないんだから」
「本当に。お前は強いね。……いや、弱いのは俺だけか」
降参とばかりに両手をあげて、トーカは素直に語りだした。
「お前たちを信じてないわけじゃない。でもシムトとのことを聞いた時に怖くなったんだ。ヒスイが目の前で仲間を失ってたかもしれない。ヤドの庇護下にあることを、強制的に人を傷つける道具にさせられてたかもしれない」
「でも、あの子は自分の力で道を切り拓いたよ」
「ああ。あいつは強い。全て受け入れて前へ進んでる。わかっているのに怖いんだ。勝手だろ。あいつには言えやしない」
「まるで親だねぇ」
「親……か。立場上、俺は家族は作れないだろうと思ってたんだけどな。自分が傷つくのは平気でも、相手にはできるだけ安全な所にいてほしい。こういうのを親心っていうのかね」
「親になったことないからわかんないけど。いいなぁ。愛だねぇ」
クキがしみじみ浸っている。トーカは全部話してしまって完全に脱力していた。
「あ~あ。ヤドが代替わりしたら、適当に命の捨て所を見つけて死ぬつもりだったんだけどなぁ」
「え⁉︎なにそれ!初耳なんですけど!」
俺も驚いて声が出そうになる。慌てて手で口を押さえた。
「ヤドの庇護っていう理由が無くなったら、もういいかなと思ってたんだよ。組織のみんなのことが心配だったから次のヤドについては少し探ってたけど」
「そしたらヒスイくんに会っちゃったってわけだ」
「ヤドの車を張ってたらいきなり子供が乗り込むんだから、ビックリしたよ。シレーッとそのまま出てくるし。ほっとけないから会いに行ったら、なんか捨てられた子犬みたいな目してるしさ。あれこれ世話焼いてるうちにすっかり気分は親ですよ」
「それはそれは。キチンと育てあげるまでは死ねませんな」
「ほんと厄介なものに関わってしまいましたよ」
笑い声が2人分あがる。トーカの雰囲気はすっかり優しいものになっていた。
俺はそっと扉を閉めてベッドに向かった。思わぬトーカの本音にどうしたらいいかわからなくなって、布団を頭まで被って丸まる。気づくとそのまま眠ってしまっていた。
「おはよう」
翌朝起きると、2人はもう起きて朝食の準備をしていた。
「おはよ~。よく寝れた?」
クキがウインクしてくる。そっと近づいて「ありがとう」と昨夜の礼を伝えると、もう一度ウインクして食事の用意に戻っていった。
「ヒスイ、食べたらアジトに戻る準備をしてくれ。昼までには出発する」
朝食中にトーカからこの後の予定を伝えられる。
「わかった」
「俺はケガが治るまでここで療養の許可でたもんね~。夢の自堕落生活」
「治ったら休んだ分も働けよ」
「オニ!」
トーカもいつも通りに戻ってる。良かった。昨日聞き耳たててたことは言えないけど。
「クキはここに残るのか」
「うん。ケガが治るまではね」
「俺も残れないかな」
2人に不思議な顔をされる。
「ヒスイくん……」
「アジトに戻るのが怖いか?」
トーカに本音を言い当てられてビクッとなる。
「今回のことで気づいたんだな。自分のせいで周りが傷つけられるかもしれないと」
素直に頷く。顔を上げられず俯いていると、クキの傷が目に入った。
「ヒスイ、俺の目を見なさい」
トーカは真っ直ぐに俺を見ている。
「お前が今の立場を受け入れるなら、決して孤独になってはいけないよ。アジトのみんなのことは大丈夫。お前を1人にしないために俺がいるんだから」
昨夜のトーカを思い出す。親のような気持ちだと。その言葉が実感となって俺に染み込んでいった。
「うん。わかった。食べたら支度する」
「急がなくていいからな」
母さんが死んでから、こんな風に誰かの温かい目を向けられる日が来るなんて思ってもいなかった。
「寂しいよ~。俺のこと忘れないでね」
隠れ家を出る時、クキが大袈裟に泣いて抱きついてきた。
「どうせいつも俺の仕事を手伝ってんだから、また会えるだろ」
トーカは呆れ顔だ。
「そうだけど~。ヒスイくんホント可愛くて弟みたいなんだもん」
父親に続いて兄貴までできたみたいだ。そのうち大家族にでもなるんじゃないか。
「トーカにいじめられたら言うんだよ~。弱みはいっぱいにぎってあるかね」
「やめろ」
あはははと笑いながら「大丈夫だよ」とクキを抱きしめ返す。その後しぶしぶ離れるクキに礼を言って出発した。
クキは俺たちが見えなくなるまで手を振っていた。
アルアの待ってる車が見えてきた。
ああ、終わったんだな。
ふっと出たため息に、トーカが「さあ、帰ろうか」と優しく微笑んでいた。
10
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
シシルナ島物語 隻眼の牙狼族の少年 ノルドの成長譚
織部
ファンタジー
ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。
背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。
母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。
セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。
彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。
セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。
「セラ、ウミ」
「ええ、そうよ。海」
ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します!
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。

器用貧乏の底辺冒険者~俺だけ使える『ステータスボード』で最強になる!~
夢・風魔
ファンタジー
*タイトル少し変更しました。
全ての能力が平均的で、これと言って突出したところもない主人公。
適正職も見つからず、未だに見習いから職業を決められずにいる。
パーティーでは荷物持ち兼、交代要員。
全ての見習い職業の「初期スキル」を使えるがそれだけ。
ある日、新しく発見されたダンジョンにパーティーメンバーと潜るとモンスターハウスに遭遇してパーティー決壊の危機に。
パーティーリーダーの裏切りによって囮にされたロイドは、仲間たちにも見捨てられひとりダンジョン内を必死に逃げ惑う。
突然地面が陥没し、そこでロイドは『ステータスボード』を手に入れた。
ロイドのステータスはオール25。
彼にはユニークスキルが備わっていた。
ステータスが強制的に平均化される、ユニークスキルが……。
ステータスボードを手に入れてからロイドの人生は一変する。
LVUPで付与されるポイントを使ってステータスUP、スキル獲得。
不器用大富豪と蔑まれてきたロイドは、ひとりで前衛後衛支援の全てをこなす
最強の冒険者として称えられるようになる・・・かも?
【過度なざまぁはありませんが、結果的にはそうなる・・みたいな?】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる