61 / 88
第2章2部【帝都ティルトル剣術祭編】
第59話【決勝戦〜とうまVSスザク〜】
しおりを挟む帝都ティルトル剣術祭魔法の部の決勝戦も終わり、等々本当に終盤に差し掛かって来た頃。遂に俺の出番がやって来た。
「ふぅ……」
「どうしたのよとうま?」
「おいおい、まさか緊張してんのか?」
「大丈夫?とうま?」
俺が緊張で吐いた息の音を聞いた3人が、各自後ろからそう声を掛けてくる。
「そりゃ緊張するだろ、決勝戦なんだぞ?この戦いで勝者が決まるんだ。」
今、俺たちはフィールド前のエリアに居て、入場のアナウンスを待っているという状態だ。
たく……ここまで来なくて良いってあれだけ言ったのによ。
なんだかんだで3人ともついてきやがった。
「今更緊張なんてしないでよね、とうまは私たち全員の気持ちも背負ってるのよ?」
「だから、そんな事を言われるから俺は更に緊張してくるんだって……」
はぁ……それにお前らこの祭りに思い入れなんてないだろ。
――まぁでも、
「――でもよ、ここまでお前らが背中押してくれてるんだ、死なない程度に頑張って来るぜ。」
「えぇ!」「おう!」「うん!」
俺は3人の方に振り返ると、真っ直ぐ拳を突き出す。
その拳に、3人は拳を合わした。
するとそこで――
『それではッ!大変長らくお待たせ致しました!これより帝都ティルトル剣術祭剣の部決勝戦、とうま選手VSスザク選手の試合を開始致しますッ!』
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」」
『両選手、入場ッ!!』
「お、アナウンスが流れたな、じゃ、行って来るぜ。」
「えぇ、頑張って来なさいよ!」
「負けたら承知しねぇからな!」
「頑張って来てねー!」
「おう!」
へっ、これから戦うスザクがどれだけ強かったとしても、今の俺にはみさと、ちなつ、くるみがついてるんだ、ひとつも怖くなんかねぇよ!!
---
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」
俺がフィールドに姿を現すと、先程のアナウンス時の歓声から連続して競技場内がどっと湧き上がった。
すげぇな本当に、これが決勝戦の景色ってやつなのか。
歓声はある程度のところまでデカくなりゃあそれ以上はどちらも同じくらい大きく聞こえる。
だから、正直な所準決勝の歓声と決勝の歓声の聞こえる大きさは変わらない。
でも、雰囲気は全然違っている。これからこの勝者が決まるという事を知らなかったとしても本能でそう気付く様な、本当に不思議な感覚だ。
そしてきっと、今の雰囲気よりも、優勝者が感じる雰囲気の方がもう1段上なのだろう。
「へっ……」
余計に負けられねぇ……!勝って、その感覚をたっぷりとあいつらに自慢してやるんだ……!
俺は歓声を聞いて止まっていた足を再び動かし始め、フィールドの中心部分に向かって歩き始めた。
だが――絶対勝つと誓ったのは良いとして、どうやって勝とうか。
準決勝の時は、相手がちなつ――女の子だったからこそユニークスキルを奇襲的な方法で使い、相手の意表を突く事が出来て勝てたが、
今回はもうさっき1度使ったから奇襲的に使えなければ、そもそも相手が男だから、ユニークスキルが発動出来ない。
となれば、やっぱり正面からねじ伏せるしか……
いや、それは絶対に無理だ。
俺たちのパーティーの中で恐らく1、2番目にタイマンの強いみさとを正面から易々とねじ伏せた相手を俺が完封出来るわけが無い。
じゃあどうやって……?
――くっそ、マジで浮かばねぇ……
とりあえず、戦いながら考えるとするかね。
今回の俺の装備はいつも依頼を受けている時に使っている通りの剣と盾。
盾を装備していなかった準決勝でも、回避に全振りすればほとんどの攻撃を避けられたんだ、そこに、更に盾を追加すればたとえ相手が異次元のスピードを持つ上級冒険者だったとしても、何か作戦が思い付くまでだったら何とか耐えられるはず……!
そこまで考えたところで、俺とスザクは互いにフィールドの中心部分まで移動が完了し、進む足を止めた。
「緊張してるのか?とうま。」
「まぁ、少しはな。でも、アイツらが直前で背中を押してくれたんだ、だから大丈夫だぜ。スザクこそ、相手が俺だからって手抜くなよ?」
「当たり前だ。俺は相手が誰だったとしても手は抜かない。正面から斬り捨てるのみ……!」
そこで、スザクの身体からオーラが放たれている様な気がした。
それは非常に重く、背中に重りを乗せられている様な、そんな雰囲気をフィールド内に満たして行く。
本当に来た……!これがみさとの行ってた……!
-試合前-
「そう言えば、スザクとフィールドで実際に対面した時、なんだか身体全体が水中に居るかの様な、そんな感覚に襲われたわ。」
「はぁ?何言ってんだよ、水中になんている訳ねぇだろ?それはみさとが緊張し過ぎて頭おかしくなってただけじゃねぇのか?」
「はぁ……腹立つ言い方をするわね……マジでぶん殴るわよ全く……要するに、身体が重くなるって事よ」
---
あの時俺は半分冗談でみさとの言葉を聞き流していたが……まさかマジとはな。
これが上級冒険者と対峙した時のプレッシャーって訳か。
『それではッ!これより、とうま選手とスザク選手の決勝戦を開始致しますッ!』
『試合――――』
「……ッ!」
俺は背中から剣を抜くと、何時仕掛けて来られても良いように身構える。
『開始ッ!!』
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」」
こうして決勝戦の火蓋が切って落とされた。
瞬間――
「な!?」
試合前にスザクが行っていた通り、いきなり俺を斬り捨てに来やがった。
こいつ、決勝戦を一瞬で終わらせる気かよ……!?
「はぁぁッ!!」
スザクは一瞬にして俺を捉えられる位置まで移動すると、そう叫びながら槍を振るう。
「あっぶねぇ!」
だが、俺だって今みたいないきなりの攻撃を予測していなかった訳じゃねぇ!
寸前で身体を盾でガードすると、次いで即座にバックステップ。
攻撃を回避した。
が――
「これで終わると思うなよ」
やはりスザクも上級冒険者。今の攻撃を避けられるという事はある程度理解していたと言わんばかりに、一切表情は変えず、移動はせずに今度は突きを放って来た。
「……ッ!?」
この攻撃、やべぇ……!
俺はすぐさま盾で突きが飛んでくる場所をガード。
「おぉ、この攻撃も防ぐか、中々良いスピードを持っているな。」
――しかし、その代償で、盾を吹き飛ばされてしまった。
くそ……これじゃもう長くは回避し続けれ無いじゃねぇか。
今の突き攻撃。
遠観客席から見れば俺の反応が遅れて攻撃を食らった。そう見えるかもしれない。
だが、実際最初の攻撃同様に反応は出来ていた。
では何故、最初の攻撃の様に避けられなかったのか?
それは、その攻撃を放つ時にする動作に関係があった。
まず最初の攻撃、これはまず俺を捉える事の出来る場所まで移動し、そこから槍を振り上げて振り下ろす。
まぁこれは俺やみさと、ちなつもする様な本当に誰でもする動きだな。
しかし、一方俺が避けきれなかった2回目の攻撃。
これの動作に最初の「移動」が入っていない。
要するに、最初の斬りつける攻撃に比べて、突き攻撃は射程距離が長いから、その分移動を必要とせず、攻撃までの速度が早かったのだ。
「くっそ……」
参ったな、この攻撃を繰り返されたら一瞬で負けそうだ。
それこそ、次の一撃で負けたっておかしくねぇ……
――だが、それなら俺だって次の攻撃でスザクを沈めてやる……!
「なぁ、スザク。ひとつ聞いても良いか?」
そこで俺は、次の攻撃をいつ仕掛けようかと考えていたであろうスザクにそう話し掛けた。
『おぉっと!?何やら両選手、会話を始めました!!』
「なんだ?答えられる範囲なら構わないが。」
ほう、やっぱりここで「どうせ時間稼ぎだろ」と言って来ないのがいかにまだ余裕があるのかってのを感じさせるぜ。
だが、その余裕は何時まで持つかな?
実はもう見つけたんだよな、スザクの弱点を。
「お前、前に1度肩をモンスターかなんかに攻撃された事、あるよな?」
「……ッ!」
そこで、そのセリフを聞いたスザクは明らかに動揺をした。
やっぱり、図星か。
「あぁ、何故知っているのかは知らないが、あるぞ。だが、それがどうしたって言うんだ?」
「ふっ……その怪我の後遺症なのかは知らないが、お前が攻撃を仕掛けてくる瞬間、肩がピクっと動くんだよ。」
そう、実は1撃目を避けた時からその事には気付いていたのだが、2発目でそれが確信に変わったぜ。
「なるほど、でもよ、それを分かったところでとうま、お前は俺のスピードにはついてこれ無いんじゃないのか?」
「それはやってみなくちゃ分かんないと思うぜ……!」
そこで俺は回避の姿勢を辞めると、剣を真正面から構える。
「ふっ、良いだろう。なら俺も正面から全力でそれを受け止めてやるよ!」
「さぁ来いやッ!!」
正直、これで俺が本当に勝てるのかどうかは分からない。
でも、今言った通りやってみなきゃ分かんねぇ!!
ヒキニート時代にずっとしていたFPSゲーで鍛えたこの動体視力に賭けるッ!!
するとその瞬間、スザクは今まで見た中でもダントツに1番早い突きを放った。が……!
見えた……!!
それとほぼ同時に俺も身体を横に倒すと、突き攻撃を避けながら剣を振り上げ、スザク目掛けて振り下ろす準備をする。
「……ッ!」
そこで、スザクもヤバいと思ったのか少し引きつった表情になった。
よし……!本当に行ける……!!
「もらったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
しかし、その瞬間、俺のスザクを捉えようとしていた剣も、俺の攻撃から何とか回避しようとしていたスザクも、どちらの動きも競技場外から聞こえてきた爆発音を聞き、あまりの動揺から固まった。
0
お気に入りに追加
733
あなたにおすすめの小説

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる