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22.毒花の罠
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アンジェリアは、再びベルナルドと共に過ごすようになった。
求婚されたことを、こっそりカプリスに打ち明けると、最初は騙されているのではないかと、なかなか信じてもらえなかった。
だが、ベルナルドからも決意のほどを聞かされると、ようやくカプリスも納得したようだ。まさかこのようなことがあるとは、などと呟きながら、涙を流した。
いずれベルナルドの家や、もしかしたら逃亡生活という、世の荒波に立ち向かっていくことになるのだろうが、今はまだ以前の生活の延長線上にいる。
どのようなことだろうと、ベルナルドと一緒なら恐ろしくはないアンジェリアだったが、気がかりなことがあった。
ベルナルドが、日に日に憔悴していくのだ。
「旦那様……だいぶん、お疲れのようですね。今日はゆっくりお休みになってくださいませ」
「……そうだな。悪いが、そうさせてもらおう」
夜も、ただ寄り添って眠るだけの日が増えてきた。
抱いてもらえないことは寂しくもあったが、それよりもベルナルドの体が心配だった。
ベルナルドは一人で結界の補修作業をしているが、やはりそれが困難らしい。調整役になれる素質を持ったビビアーナをはねつけたため、負担はかなり大きいようだ。
アンジェリアは、自分に法力がないことが悔しくて仕方がない。
もし調整役になれる素質があったら、どのような厳しい訓練だって厭いはしないのに、アンジェリアにはベルナルドをただ見ていることしかできないのだ。
まして、調整役を得られなかった原因の一端は、アンジェリアにもある。
アンジェリアは無力感と罪悪感に駆られ、どうにかベルナルドの助けになれるようなことはないだろうかと、必死に考える。
そして、ひとつの結論に達した。
「……まあ、よくのこのこと、あたくしの前に顔を出せたものだわ」
アンジェリアがビビアーナを訪ねると、呆れたような声に迎えられた。
だが、門前払いされず、会ってくれただけでもありがたい。
「も……申し訳ございません……でも、どうしても、ビビアーナ様にお願いがあって、身の程知らずは承知の上で、こうしてやってまいりました」
「お願い?」
不機嫌そうな表情のまま、ビビアーナが軽く首を傾げる。
「どうか、調整役をお引き受けください。お願いいたします」
深々と頭を下げ、アンジェリアは懇願する。
アンジェリアが出した結論は、ビビアーナに調整役を務めてもらうよう頼むことだった。
調整役がいれば、ベルナルドの負担は大幅に減る。このままではベルナルドは憔悴しきって、倒れてしまうかもしれない。どうにかならないかと考えたとき、やはり調整役になれるビビアーナのことしか浮かばなかったのだ。
一度ははねつけたのだから、そう簡単に引き受けてくれることはないだろう。しかし、アンジェリアには、これしか方法が思いつかない。
「いいわよ」
だが、予想に反して、ビビアーナはあっさりと承諾した。
アンジェリアはあっけにとられて、ぽかんとビビアーナを見つめる。
「……結界が崩壊したら危険なことくらい、あたくしだってわかるわよ。もう、あれこれ言っている場合ではないくらいに差し迫っているのだから、仕方がないわ」
そっけない態度は変わらなかったが、ビビアーナは真剣な声で述べて、ため息を吐く。
ビビアーナも危機感を覚えていたのだと、アンジェリアは胸を打たれる。
「ただ、あなたは何もしないっていうのが、気に入らないのよねえ」
ところが、続くビビアーナの言葉で、雲行きが怪しくなる。
「あなたはベルナルド様に守られて、ただぼんやりしているだけ。能力がないのだから仕方がないのでしょうけれど、でもそれって不公平よね」
アンジェリアは、ビビアーナに何も言い返すことができない。
まさに、そのとおりだった。
何もできないアンジェリアがお願いなど、不遜もいいところだ。
しかし、いくら恥知らずに願い出ているとはいっても、こればかりは引くことはできない。
「……申し訳ございません。私にできることでしたら、何でもいたします。ですから、どうかお願いいたします」
「ふうん、何でもするの? 本当に?」
アンジェリアが必死に頼み込むと、ビビアーナはつまらなさそうに確認してくる。
「はい、もちろんです」
「ふうん……」
即答するアンジェリアの言葉を聞き、ビビアーナは黙り込んで何かを考えているようだった。
しばし沈黙が流れる。
「……そうね、じゃあ、あたくしの意欲を高めるお手伝いをしてもらえるかしら?」
「はい、何をすればよいでしょう」
「準備をするから、明日、また来てちょうだい。いえ……後から使いを出すから、そこで指定した場所に来てちょうだい」
「は……はい……」
「調整役になれるよう、訓練はきちんとするから、安心なさいな。さ、今日はもう帰っていいわよ」
手伝いの詳しい内容については聞かせてもらえず、アンジェリアは追い出されるように、神殿へと戻っていった。
どことなく不安を抱えながら、日課の掃除を始める。
しばらくして、ビビアーナからの使いが手紙を持ってやって来た。
手紙には、行くべき場所と時間が書かれていた。だが、指定された場所が、町はずれの小屋であることに、アンジェリアは胸騒ぎを覚える。
ビビアーナの意欲を高める手伝いと言っていたが、そのような場所でいったい何をするというのだろうか。
指定の時間は明日の昼過ぎなので、まだ間がある。アンジェリアは、どことなくそわそわとした落ち着かない気分だった。
「アンジェリア、どこか具合でも悪いのか?」
「い、いえ……そんなことありませんわ。それよりも、疲れによいお茶を淹れますわね」
夜になり、ベルナルドと過ごす時間を迎えても、アンジェリアはぼんやりとしてしまっていた。
心配そうなベルナルドから声をかけられ、慌てて取り繕う。
ベルナルドは訝しそうではあったが何も言わず、この日も二人で穏やかな時間を過ごして、共に寄り添って寝た。
翌日、朝から落ち着かないアンジェリアだったが、早めに神殿の掃除をひととおり終えてしまう。
動いている間は不安をごまかせたが、いざ指定の時間が近づくと、心細くなってきた。
それでも、アンジェリアは勇気を振り絞って、町はずれの小屋へと向かう。
町はずれの小屋は、境界の森に向かう道の途中にある。もともと人通りの少ない道だが、今は境界の森が封鎖されているためか、アンジェリア以外に人の姿が見当たらない。
まるで遠い別の世界に繋がる道のようで、アンジェリアは背筋にぞくぞくとした寒気を覚える。無意識のまま、救いを求めるように、母の形見のペンダントに手を伸ばした。
やがて小屋にたどりつくと、中から人の気配がした。
アンジェリアはほっとすると同時に、緊張が走る。
おそるおそる中に入ると、そこにはビビアーナと、若い男が三人いた。
三人の男たちは、アンジェリアの知らない相手だった。良い身なりをしているが、どことなく軽薄そうな雰囲気が漂っていて、アンジェリアに値踏みするような視線を向けてくる。
無遠慮な視線に、アンジェリアはうなじがぞわぞわするような不快感と、居心地の悪さがわきあがってきた。
「来たわね。彼らはあたくしのお友達よ。彼らにも協力してもらうの」
ビビアーナが微笑みながら、にこやかに口を開いた。
だが、それが獲物を密やかに絡めとる毒花の艶やかさに見え、アンジェリアはぞくりと背筋を震わせる。
「あたくし、あなたが乱れるところを見たいの。そんなおとなしそうな顔をして、ベルナルド様を体でたぶらかしたのだから、きっと凄いのでしょう? 楽しみだわ」
求婚されたことを、こっそりカプリスに打ち明けると、最初は騙されているのではないかと、なかなか信じてもらえなかった。
だが、ベルナルドからも決意のほどを聞かされると、ようやくカプリスも納得したようだ。まさかこのようなことがあるとは、などと呟きながら、涙を流した。
いずれベルナルドの家や、もしかしたら逃亡生活という、世の荒波に立ち向かっていくことになるのだろうが、今はまだ以前の生活の延長線上にいる。
どのようなことだろうと、ベルナルドと一緒なら恐ろしくはないアンジェリアだったが、気がかりなことがあった。
ベルナルドが、日に日に憔悴していくのだ。
「旦那様……だいぶん、お疲れのようですね。今日はゆっくりお休みになってくださいませ」
「……そうだな。悪いが、そうさせてもらおう」
夜も、ただ寄り添って眠るだけの日が増えてきた。
抱いてもらえないことは寂しくもあったが、それよりもベルナルドの体が心配だった。
ベルナルドは一人で結界の補修作業をしているが、やはりそれが困難らしい。調整役になれる素質を持ったビビアーナをはねつけたため、負担はかなり大きいようだ。
アンジェリアは、自分に法力がないことが悔しくて仕方がない。
もし調整役になれる素質があったら、どのような厳しい訓練だって厭いはしないのに、アンジェリアにはベルナルドをただ見ていることしかできないのだ。
まして、調整役を得られなかった原因の一端は、アンジェリアにもある。
アンジェリアは無力感と罪悪感に駆られ、どうにかベルナルドの助けになれるようなことはないだろうかと、必死に考える。
そして、ひとつの結論に達した。
「……まあ、よくのこのこと、あたくしの前に顔を出せたものだわ」
アンジェリアがビビアーナを訪ねると、呆れたような声に迎えられた。
だが、門前払いされず、会ってくれただけでもありがたい。
「も……申し訳ございません……でも、どうしても、ビビアーナ様にお願いがあって、身の程知らずは承知の上で、こうしてやってまいりました」
「お願い?」
不機嫌そうな表情のまま、ビビアーナが軽く首を傾げる。
「どうか、調整役をお引き受けください。お願いいたします」
深々と頭を下げ、アンジェリアは懇願する。
アンジェリアが出した結論は、ビビアーナに調整役を務めてもらうよう頼むことだった。
調整役がいれば、ベルナルドの負担は大幅に減る。このままではベルナルドは憔悴しきって、倒れてしまうかもしれない。どうにかならないかと考えたとき、やはり調整役になれるビビアーナのことしか浮かばなかったのだ。
一度ははねつけたのだから、そう簡単に引き受けてくれることはないだろう。しかし、アンジェリアには、これしか方法が思いつかない。
「いいわよ」
だが、予想に反して、ビビアーナはあっさりと承諾した。
アンジェリアはあっけにとられて、ぽかんとビビアーナを見つめる。
「……結界が崩壊したら危険なことくらい、あたくしだってわかるわよ。もう、あれこれ言っている場合ではないくらいに差し迫っているのだから、仕方がないわ」
そっけない態度は変わらなかったが、ビビアーナは真剣な声で述べて、ため息を吐く。
ビビアーナも危機感を覚えていたのだと、アンジェリアは胸を打たれる。
「ただ、あなたは何もしないっていうのが、気に入らないのよねえ」
ところが、続くビビアーナの言葉で、雲行きが怪しくなる。
「あなたはベルナルド様に守られて、ただぼんやりしているだけ。能力がないのだから仕方がないのでしょうけれど、でもそれって不公平よね」
アンジェリアは、ビビアーナに何も言い返すことができない。
まさに、そのとおりだった。
何もできないアンジェリアがお願いなど、不遜もいいところだ。
しかし、いくら恥知らずに願い出ているとはいっても、こればかりは引くことはできない。
「……申し訳ございません。私にできることでしたら、何でもいたします。ですから、どうかお願いいたします」
「ふうん、何でもするの? 本当に?」
アンジェリアが必死に頼み込むと、ビビアーナはつまらなさそうに確認してくる。
「はい、もちろんです」
「ふうん……」
即答するアンジェリアの言葉を聞き、ビビアーナは黙り込んで何かを考えているようだった。
しばし沈黙が流れる。
「……そうね、じゃあ、あたくしの意欲を高めるお手伝いをしてもらえるかしら?」
「はい、何をすればよいでしょう」
「準備をするから、明日、また来てちょうだい。いえ……後から使いを出すから、そこで指定した場所に来てちょうだい」
「は……はい……」
「調整役になれるよう、訓練はきちんとするから、安心なさいな。さ、今日はもう帰っていいわよ」
手伝いの詳しい内容については聞かせてもらえず、アンジェリアは追い出されるように、神殿へと戻っていった。
どことなく不安を抱えながら、日課の掃除を始める。
しばらくして、ビビアーナからの使いが手紙を持ってやって来た。
手紙には、行くべき場所と時間が書かれていた。だが、指定された場所が、町はずれの小屋であることに、アンジェリアは胸騒ぎを覚える。
ビビアーナの意欲を高める手伝いと言っていたが、そのような場所でいったい何をするというのだろうか。
指定の時間は明日の昼過ぎなので、まだ間がある。アンジェリアは、どことなくそわそわとした落ち着かない気分だった。
「アンジェリア、どこか具合でも悪いのか?」
「い、いえ……そんなことありませんわ。それよりも、疲れによいお茶を淹れますわね」
夜になり、ベルナルドと過ごす時間を迎えても、アンジェリアはぼんやりとしてしまっていた。
心配そうなベルナルドから声をかけられ、慌てて取り繕う。
ベルナルドは訝しそうではあったが何も言わず、この日も二人で穏やかな時間を過ごして、共に寄り添って寝た。
翌日、朝から落ち着かないアンジェリアだったが、早めに神殿の掃除をひととおり終えてしまう。
動いている間は不安をごまかせたが、いざ指定の時間が近づくと、心細くなってきた。
それでも、アンジェリアは勇気を振り絞って、町はずれの小屋へと向かう。
町はずれの小屋は、境界の森に向かう道の途中にある。もともと人通りの少ない道だが、今は境界の森が封鎖されているためか、アンジェリア以外に人の姿が見当たらない。
まるで遠い別の世界に繋がる道のようで、アンジェリアは背筋にぞくぞくとした寒気を覚える。無意識のまま、救いを求めるように、母の形見のペンダントに手を伸ばした。
やがて小屋にたどりつくと、中から人の気配がした。
アンジェリアはほっとすると同時に、緊張が走る。
おそるおそる中に入ると、そこにはビビアーナと、若い男が三人いた。
三人の男たちは、アンジェリアの知らない相手だった。良い身なりをしているが、どことなく軽薄そうな雰囲気が漂っていて、アンジェリアに値踏みするような視線を向けてくる。
無遠慮な視線に、アンジェリアはうなじがぞわぞわするような不快感と、居心地の悪さがわきあがってきた。
「来たわね。彼らはあたくしのお友達よ。彼らにも協力してもらうの」
ビビアーナが微笑みながら、にこやかに口を開いた。
だが、それが獲物を密やかに絡めとる毒花の艶やかさに見え、アンジェリアはぞくりと背筋を震わせる。
「あたくし、あなたが乱れるところを見たいの。そんなおとなしそうな顔をして、ベルナルド様を体でたぶらかしたのだから、きっと凄いのでしょう? 楽しみだわ」
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