71 / 98
1章 稀代の商人
七十二、自律人形
しおりを挟む
「さてと…一通り終わったし、とりあえず店番を作っておこうかな」
そう言いながら必要な材料を世界から取り出していき、早速作り始める。
「えっと、自律型にしないといけないから、まずは人間の形を作って、その後各五感に当たる部位に魔法陣…
んで、心臓には結界を張って、戦闘系の能力も幾つか付けておいてと。
あとは何が必要だろうな…
あっ、商品の説明とかも必要か。なら、脳に記憶、考察、修正の効果を魔法陣化して付与して、商品は…取り敢えず、食料系、石材系、木材系…を用意して、それらの知識を入れる。
あとは、店の中の形を変えて、商品の種類ごとに階を変えて、同じような人形を複数設置。
良し、これで大丈夫だな。
じゃ、早速──起動!」
自律人形に仕上げの魔力を心臓部分のコアに流し込み、店内全体の人形を起動させた。
「よし、あとは売り切れた場合の対処をしとけば良いかな。
うーんと、どうするか…」
売り切れた場合、明日まで待ってもらう方が楽だが、継続的に来てもらうなら、多少のサービスは必要…
となると…
「うん。在庫がで次第、届けると伝えるようにも記憶に入れておくかな。
あとは、届ける用の座標追跡、飛行、収納の効果の魔法陣化をして、鳥の模型にそれらを付与、これでいいかな。
さて、商品は取り敢えず、
木材は家具や訓練用の武器、あとは薪とかも必要。
石材は基本的にはそのままにして、宝石とかはアクセサリーに変化させる。
食料もそのままでいいかな。
あ、菌が入らないようにケースに入れて、殺菌効果のある浄化と、時間停止機能を搭載したら…よし、完成!
あと残した物とかはあるか?
うーん…あっ、アイツらの武器を作ってなかったな…まぁ、武器に関しては最終的にまた変更が出るかもしれないし一旦放置で良いかな。
…うん、やり残したことは無さそうだし、これで問題は無いかな。
ユグドラシル、そういや結局俺は何したらいいんだ?」
何処かでずっとこちらを覗いてる神に問い掛けると、急に目の前に現れた。
「うーん、そうだね…出来るのであれば、まずは魔力溜まりを全て回収して欲しい。
そして、全ての種族の王を従えてくれないかな?
世界を平和にする…それが最終目的だけど、それを実行するにはまず、魔物以外の全ての種族が手を取り会わないといけないんだ。
だからまぁ、今は龍は君に従ってるから、そうだね…この国以外を旅するのも良いんじゃないかな?」
「旅、ねぇ…わかった。
せっかくだし、準備ができ次第、この異世界を満喫するついでに旅をしよう。
んで、世界が平和になったら…俺を向こうの世界に送り返してくれ。別の人間としてでも良いから」
「…へぇ、未練はないと思ったけど…意外な心境の変化だね?」
「必ず会いに行かないといけない奴が居てな…まぁ、そんなことは今は良いんだ。
とりあえず…メンバーを集めよう。
俺とガラハドは勿論主要メンバーとして…ナインとかはこの国の、あの教会の総責任者として必要だし、他も必要だしなぁ…
うん、取り敢えず俺とガラハド、あとは今から訓練を付けるあの二人にも声を掛けておくか。
それまでに、通信の魔道具も量産しておかないと」
そう言いながら必要な材料を世界から取り出していき、早速作り始める。
「えっと、自律型にしないといけないから、まずは人間の形を作って、その後各五感に当たる部位に魔法陣…
んで、心臓には結界を張って、戦闘系の能力も幾つか付けておいてと。
あとは何が必要だろうな…
あっ、商品の説明とかも必要か。なら、脳に記憶、考察、修正の効果を魔法陣化して付与して、商品は…取り敢えず、食料系、石材系、木材系…を用意して、それらの知識を入れる。
あとは、店の中の形を変えて、商品の種類ごとに階を変えて、同じような人形を複数設置。
良し、これで大丈夫だな。
じゃ、早速──起動!」
自律人形に仕上げの魔力を心臓部分のコアに流し込み、店内全体の人形を起動させた。
「よし、あとは売り切れた場合の対処をしとけば良いかな。
うーんと、どうするか…」
売り切れた場合、明日まで待ってもらう方が楽だが、継続的に来てもらうなら、多少のサービスは必要…
となると…
「うん。在庫がで次第、届けると伝えるようにも記憶に入れておくかな。
あとは、届ける用の座標追跡、飛行、収納の効果の魔法陣化をして、鳥の模型にそれらを付与、これでいいかな。
さて、商品は取り敢えず、
木材は家具や訓練用の武器、あとは薪とかも必要。
石材は基本的にはそのままにして、宝石とかはアクセサリーに変化させる。
食料もそのままでいいかな。
あ、菌が入らないようにケースに入れて、殺菌効果のある浄化と、時間停止機能を搭載したら…よし、完成!
あと残した物とかはあるか?
うーん…あっ、アイツらの武器を作ってなかったな…まぁ、武器に関しては最終的にまた変更が出るかもしれないし一旦放置で良いかな。
…うん、やり残したことは無さそうだし、これで問題は無いかな。
ユグドラシル、そういや結局俺は何したらいいんだ?」
何処かでずっとこちらを覗いてる神に問い掛けると、急に目の前に現れた。
「うーん、そうだね…出来るのであれば、まずは魔力溜まりを全て回収して欲しい。
そして、全ての種族の王を従えてくれないかな?
世界を平和にする…それが最終目的だけど、それを実行するにはまず、魔物以外の全ての種族が手を取り会わないといけないんだ。
だからまぁ、今は龍は君に従ってるから、そうだね…この国以外を旅するのも良いんじゃないかな?」
「旅、ねぇ…わかった。
せっかくだし、準備ができ次第、この異世界を満喫するついでに旅をしよう。
んで、世界が平和になったら…俺を向こうの世界に送り返してくれ。別の人間としてでも良いから」
「…へぇ、未練はないと思ったけど…意外な心境の変化だね?」
「必ず会いに行かないといけない奴が居てな…まぁ、そんなことは今は良いんだ。
とりあえず…メンバーを集めよう。
俺とガラハドは勿論主要メンバーとして…ナインとかはこの国の、あの教会の総責任者として必要だし、他も必要だしなぁ…
うん、取り敢えず俺とガラハド、あとは今から訓練を付けるあの二人にも声を掛けておくか。
それまでに、通信の魔道具も量産しておかないと」
0
お気に入りに追加
84
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
腐った伯爵家を捨てて 戦姫の副団長はじめます~溢れる魔力とホムンクルス貸しますか? 高いですよ?~
薄味メロン
ファンタジー
領地には魔物が溢れ、没落を待つばかり。
【伯爵家に逆らった罪で、共に滅びろ】
そんな未来を回避するために、悪役だった男が奮闘する物語。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
最強魔導師エンペラー
ブレイブ
ファンタジー
魔法が当たり前の世界 魔法学園ではF~ZZにランク分けされており かつて実在したZZクラス1位の最強魔導師エンペラー 彼は突然行方不明になった。そして現在 三代目エンペラーはエンペラーであるが 三代目だけは知らぬ秘密があった
あいつに無理矢理連れてこられた異世界生活
mio
ファンタジー
なんやかんや、無理矢理あいつに異世界へと連れていかれました。
こうなったら仕方ない。とにかく、平和に楽しく暮らしていこう。
なぜ、少女は異世界へと連れてこられたのか。
自分の中に眠る力とは何なのか。
その答えを知った時少女は、ある決断をする。
長い間更新をさぼってしまってすいませんでした!
私の代わりが見つかったから契約破棄ですか……その代わりの人……私の勘が正しければ……結界詐欺師ですよ
Ryo-k
ファンタジー
「リリーナ! 貴様との契約を破棄する!」
結界魔術師リリーナにそう仰るのは、ライオネル・ウォルツ侯爵。
「彼女は結界魔術師1級を所持している。だから貴様はもう不要だ」
とシュナ・ファールと名乗る別の女性を部屋に呼んで宣言する。
リリーナは結界魔術師2級を所持している。
ライオネルの言葉が本当なら確かにすごいことだ。
……本当なら……ね。
※完結まで執筆済み
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
女神に同情されて異世界へと飛ばされたアラフォーおっさん、特S級モンスター相手に無双した結果、実力がバレて世界に見つかってしまう
サイダーボウイ
ファンタジー
「ちょっと冬馬君。このプレゼン資料ぜんぜんダメ。一から作り直してくれない?」
万年ヒラ社員の冬馬弦人(39歳)は、今日も上司にこき使われていた。
地方の中堅大学を卒業後、都内の中小家電メーカーに就職。
これまで文句も言わず、コツコツと地道に勤め上げてきた。
彼女なしの独身に平凡な年収。
これといって自慢できるものはなにひとつないが、当の本人はあまり気にしていない。
2匹の猫と穏やかに暮らし、仕事終わりに缶ビールが1本飲めれば、それだけで幸せだったのだが・・・。
「おめでとう♪ たった今、あなたには異世界へ旅立つ権利が生まれたわ」
誕生日を迎えた夜。
突如、目の前に現れた女神によって、弦人の人生は大きく変わることになる。
「40歳まで童貞だったなんて・・・これまで惨めで辛かったでしょ? でももう大丈夫! これからは異世界で楽しく遊んで暮らせるんだから♪」
女神に同情される形で異世界へと旅立つことになった弦人。
しかし、降り立って彼はすぐに気づく。
女神のとんでもないしくじりによって、ハードモードから異世界生活をスタートさせなければならないという現実に。
これは、これまで日の目を見なかったアラフォーおっさんが、異世界で無双しながら成り上がり、その実力がバレて世界に見つかってしまうという人生逆転の物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる