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65話
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「それでは、始めます」
「…いやいや、右手右足ないのにどう戦うんだ?」
「ああ、大丈夫だよ。そのままで」
「それでは、開始いたします。始めてください」
「〔防御結界〕〔オーラウェポン:結界タイプ〕
〔飛翔〕
さてと…じゃ、手加減はするけど攻撃するね」
「…マジか」
「〔神器:千剣〕〔飛翔×千剣:翔霊剣〕」
※千剣:魔力で形成された剣で、今回は神器の形態変化により、複数の剣を召喚された。
※翔霊剣:召喚した剣を飛翔させ、意思に従って自由に操作する技。
「じゃ、頑張って」
「うぉぉぉ!」
へぇ、意外と粘ってる。致命傷になるものだけ防いで、擦り傷とかは無視してるみたいだね。
でも…この剣に意識を向けすぎたら…
「〔爆炎:灯篭祭〕〔爆炎:火花〕〔転移〕」
※火花:地面に火で作られた花畑を出現させる
「動いたら、ボンッ」
「なっ…う、後ろ!?」
「はい、終わり」
私は彼の首筋に剣を突きつけた。
「これで終わりでいいよね?」
「じ、実技試験…合格」
「左利きだったのか?」
「いや?右利きだよ。左腕はもう再生が終わってるから使えるだけで」
「再生持ちか…というか、そんな奴がここまで怪我するなんざ、何と戦ったんだ?」
「災害級モンスター。元々私が住んでたのは最果ての楽園だったけど、雷虎龍っていう魔物が居てね。倒したはいいけど、最後の一撃で反動で消し飛んだの」
「雷虎龍だと!?それに、最果ての楽園!?」
「そんなに驚くこと?」
「当たり前だ!雷虎龍は縄張りがない代わりに、世界中を一瞬で移動する魔物だから、色んなところで出没情報があるんだ。
それを倒しただと?」
「2体居ないならね。ああでも、転生するとか言ってたし、もしかしたら新しく生まれたかも?」
「おいおい、災害級がまた復活するって?」
「次は私の従魔になるって言ってたから大丈夫だよ」
「お、おう…大丈夫、なのか?」
「じゃ、私は依頼を見てくるよ。あーでも、暫くは動けないんだよねぇ」
「Dランクは1ヶ月は依頼を受けずとも問題ありませんよ」
「あ、そうなの?じゃ、再生が終わったらまた来るよ」
「分かりました」
「…いやいや、右手右足ないのにどう戦うんだ?」
「ああ、大丈夫だよ。そのままで」
「それでは、開始いたします。始めてください」
「〔防御結界〕〔オーラウェポン:結界タイプ〕
〔飛翔〕
さてと…じゃ、手加減はするけど攻撃するね」
「…マジか」
「〔神器:千剣〕〔飛翔×千剣:翔霊剣〕」
※千剣:魔力で形成された剣で、今回は神器の形態変化により、複数の剣を召喚された。
※翔霊剣:召喚した剣を飛翔させ、意思に従って自由に操作する技。
「じゃ、頑張って」
「うぉぉぉ!」
へぇ、意外と粘ってる。致命傷になるものだけ防いで、擦り傷とかは無視してるみたいだね。
でも…この剣に意識を向けすぎたら…
「〔爆炎:灯篭祭〕〔爆炎:火花〕〔転移〕」
※火花:地面に火で作られた花畑を出現させる
「動いたら、ボンッ」
「なっ…う、後ろ!?」
「はい、終わり」
私は彼の首筋に剣を突きつけた。
「これで終わりでいいよね?」
「じ、実技試験…合格」
「左利きだったのか?」
「いや?右利きだよ。左腕はもう再生が終わってるから使えるだけで」
「再生持ちか…というか、そんな奴がここまで怪我するなんざ、何と戦ったんだ?」
「災害級モンスター。元々私が住んでたのは最果ての楽園だったけど、雷虎龍っていう魔物が居てね。倒したはいいけど、最後の一撃で反動で消し飛んだの」
「雷虎龍だと!?それに、最果ての楽園!?」
「そんなに驚くこと?」
「当たり前だ!雷虎龍は縄張りがない代わりに、世界中を一瞬で移動する魔物だから、色んなところで出没情報があるんだ。
それを倒しただと?」
「2体居ないならね。ああでも、転生するとか言ってたし、もしかしたら新しく生まれたかも?」
「おいおい、災害級がまた復活するって?」
「次は私の従魔になるって言ってたから大丈夫だよ」
「お、おう…大丈夫、なのか?」
「じゃ、私は依頼を見てくるよ。あーでも、暫くは動けないんだよねぇ」
「Dランクは1ヶ月は依頼を受けずとも問題ありませんよ」
「あ、そうなの?じゃ、再生が終わったらまた来るよ」
「分かりました」
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