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1章 学園
24話 ドワーフの里
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「じゃ、俺はちょっとダンの所に用があるから、2人は適当に…ってか、ルイの方はこのあと授業だったか」
「いや、今日はないぞ」
「そうなのか?じゃ、適当に2人でブラブラしててくれ」
レイドはそういって2人と別れたあと、ダンの部屋に転移した。
「ダン、問題発生だ」
「お主が表彰式を抜けたのも問題だがな」
「それよりももっと問題だ。魔王と接触した」
「ほぉ、そうか…む?今なんと…」
「魔王と接触した。ついでに言うと、半月後にこの王国と、ドワーフ、エルフ、獣人の里を侵略されることが確定となって、それら全てを守る必要ができた。
ダン、急ですまんが、他国のお前の友人たちにアポを取れるか?
全員の誓約を解除する」
「…うむ、分かった。といっても、お主ならばそのAFで資格は既に持っているがな」
「あ、これが通行証にもなるのか?」
「うむ」
「なるほど…ありがとう。とりあえずまずは精霊を得るために渓谷から行くから、最初はドワーフか…」
「それより、レイドよ。怪我はなかったか」
「ああ、問題ない。怪我したのは魔王の方だし。
取り敢えず、宝物庫で適当になにか1個取ってくるから、今から国王のところに行くか…既に城に戻っているか?」
「いや、隣の執務室で休んでおる」
「ああ、じゃあ先にそっちに話を持っていこう。
取り敢えず、他の人らには秘密にしておいてくれ。特に、勇者候補や聖女候補、シア、ルイとかあっこら辺には」
「うむ」
レイドはその返事を聞く前に、扉から出ていき、国王の元へ走っていった。
「すまんが時間が無い、礼儀無視ですまんが、今すぐ宝物庫を開けてくれ」
「ど、どうしたのだ!?突然抜け出したかと思うたが…」
「話は城についてから話す。転移するぞ」
レイドはそう言いながら、国王を抱えて城の中に転移した。
「宝物庫に案内してくれ」
「わ、分かったが…せめて何があったかを教えてくれ」
「魔王と接触した。
俺が持っている中で、1番強い…いや、それは嘘だが普段から使っている剣を1本犠牲に少しだけ傷を付けられたが、それだけだった。
取り敢えず、半月後にこの国とドワーフ、エルフ、獣人の里に四天王が侵略しに来るから、それまでに俺は四大精霊との契約と各国に居る古代人種の誓約を解除してくる」
「なっ…ま、魔王がこの国に来ていたのか!?」
「紅の宝玉を探しにな。だが、多分俺が持っているのは知らないから、最後は俺との一騎打ちになる。
それまでに力をつけなきゃならんのでな、今すぐ旅立つ準備をする。
定期的に学園には戻ってくるから、学園の方はダンと国王で頼んだ」
「う、うむ!さぁここだ、好きなものを持っていくが良い」
「ええっと確か、こっちに…って、なんだこれ?」
「む?ああ、それは触れない方が良い。悪魔を封印した時の物なのだ」
「へぇ…」
元々聖剣を強化して俺の武器にしようかと思っていたが…
〘封印された聖剣〙
初代勇者が使用していた聖剣で、太古の時代に存在していた生物を素材に作られている。
所有者がこの聖剣を所持すると、自動的に封印が解除される。
【封印後】
攻撃力+500
俊敏力+500
魔 力+500
【効果】
魔力伝導率+250%
魔力消費-25%
闘気伝導率+250%
闘気消費-25%
スキル効果+100%
スキルクールダウン無効化
自動再生
不壊
限界突破
素材吸収
概念干渉
「(ぶっ壊れ武器だな…だが、封印を解除できるかが鍵か…)」
【封印】
転生者である初代勇者と魔王が神々に対抗するために創り出し聖剣に刻まれた封印は、転生者の称号を持つ者が四大精霊と魔王の力を所持している場合のみ、所有者と認められ、封印が解除される。
「転生者…俺のことだな?魔王の力…さっき貰った、よな…四大精霊…四大精霊?」
『私とイフリート、あとセイレーンとタイタン』
「…だよな!てことはこれ…使える、よな?」
『ん、たぶん?』
「…よし、国王。これを貰おう」
「!?は、話を聞いていたのか!?それは悪魔が封印された…」
「いや、問題ない。これで大丈夫だ。
じゃ、俺はちょっと…ドワーフの里に行ってくる」
「う、うむ」
「いや、今日はないぞ」
「そうなのか?じゃ、適当に2人でブラブラしててくれ」
レイドはそういって2人と別れたあと、ダンの部屋に転移した。
「ダン、問題発生だ」
「お主が表彰式を抜けたのも問題だがな」
「それよりももっと問題だ。魔王と接触した」
「ほぉ、そうか…む?今なんと…」
「魔王と接触した。ついでに言うと、半月後にこの王国と、ドワーフ、エルフ、獣人の里を侵略されることが確定となって、それら全てを守る必要ができた。
ダン、急ですまんが、他国のお前の友人たちにアポを取れるか?
全員の誓約を解除する」
「…うむ、分かった。といっても、お主ならばそのAFで資格は既に持っているがな」
「あ、これが通行証にもなるのか?」
「うむ」
「なるほど…ありがとう。とりあえずまずは精霊を得るために渓谷から行くから、最初はドワーフか…」
「それより、レイドよ。怪我はなかったか」
「ああ、問題ない。怪我したのは魔王の方だし。
取り敢えず、宝物庫で適当になにか1個取ってくるから、今から国王のところに行くか…既に城に戻っているか?」
「いや、隣の執務室で休んでおる」
「ああ、じゃあ先にそっちに話を持っていこう。
取り敢えず、他の人らには秘密にしておいてくれ。特に、勇者候補や聖女候補、シア、ルイとかあっこら辺には」
「うむ」
レイドはその返事を聞く前に、扉から出ていき、国王の元へ走っていった。
「すまんが時間が無い、礼儀無視ですまんが、今すぐ宝物庫を開けてくれ」
「ど、どうしたのだ!?突然抜け出したかと思うたが…」
「話は城についてから話す。転移するぞ」
レイドはそう言いながら、国王を抱えて城の中に転移した。
「宝物庫に案内してくれ」
「わ、分かったが…せめて何があったかを教えてくれ」
「魔王と接触した。
俺が持っている中で、1番強い…いや、それは嘘だが普段から使っている剣を1本犠牲に少しだけ傷を付けられたが、それだけだった。
取り敢えず、半月後にこの国とドワーフ、エルフ、獣人の里に四天王が侵略しに来るから、それまでに俺は四大精霊との契約と各国に居る古代人種の誓約を解除してくる」
「なっ…ま、魔王がこの国に来ていたのか!?」
「紅の宝玉を探しにな。だが、多分俺が持っているのは知らないから、最後は俺との一騎打ちになる。
それまでに力をつけなきゃならんのでな、今すぐ旅立つ準備をする。
定期的に学園には戻ってくるから、学園の方はダンと国王で頼んだ」
「う、うむ!さぁここだ、好きなものを持っていくが良い」
「ええっと確か、こっちに…って、なんだこれ?」
「む?ああ、それは触れない方が良い。悪魔を封印した時の物なのだ」
「へぇ…」
元々聖剣を強化して俺の武器にしようかと思っていたが…
〘封印された聖剣〙
初代勇者が使用していた聖剣で、太古の時代に存在していた生物を素材に作られている。
所有者がこの聖剣を所持すると、自動的に封印が解除される。
【封印後】
攻撃力+500
俊敏力+500
魔 力+500
【効果】
魔力伝導率+250%
魔力消費-25%
闘気伝導率+250%
闘気消費-25%
スキル効果+100%
スキルクールダウン無効化
自動再生
不壊
限界突破
素材吸収
概念干渉
「(ぶっ壊れ武器だな…だが、封印を解除できるかが鍵か…)」
【封印】
転生者である初代勇者と魔王が神々に対抗するために創り出し聖剣に刻まれた封印は、転生者の称号を持つ者が四大精霊と魔王の力を所持している場合のみ、所有者と認められ、封印が解除される。
「転生者…俺のことだな?魔王の力…さっき貰った、よな…四大精霊…四大精霊?」
『私とイフリート、あとセイレーンとタイタン』
「…だよな!てことはこれ…使える、よな?」
『ん、たぶん?』
「…よし、国王。これを貰おう」
「!?は、話を聞いていたのか!?それは悪魔が封印された…」
「いや、問題ない。これで大丈夫だ。
じゃ、俺はちょっと…ドワーフの里に行ってくる」
「う、うむ」
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