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1章 学園

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「うーん…こうか!」
«遅い、もう一度»
「なぁこれ反復練習とは言えもうちょいどうにかならないのか?」
«慣れだ»
「う、うーん…」
«(器は転生者だとしてもその鍛錬は対象外となる…結界の本質に触れられる天才的な素質と同じように、本質を感じる素質があるのかもしれぬな…
普通はここまで直ぐには出来ぬのだが)»
「あっ、コツ掴んだかも…」
«むっ…(身に付くのが早すぎる…才能どころの話ではないぞ)»

レイドはそうポツっと言葉を漏らした瞬間、本当にそうなったかのように先程まで苦戦していたものを、式が揃ったかのようにスラスラと実践していった。

「…よし!見ろ闇龍、スキルを獲得できたぞ!」
«う、うむ…あとはそれを意識して使うことで経験値が溜まる。
回復速度を早めたいのであれば、パッシブ効果であろうと意識して使うようにしろ»
「おう」
«では、約束通りに。龍帝の権威を授けよう。「〘魔力干渉:共鳴〙」»

レイドと闇龍は感覚をお互い共有し、龍はスキルを発動、レイドはそのスキルの感覚を共鳴によって自身の肉体として把握、そして記憶した。

「ん~…よし、多分覚えれた。〘龍帝の権威〙」

共鳴を解除し、改めてレイドはそのスキルを発動すると、辺りに龍の気配が溢れた。

「うわぁ…これ、これ加減しないとやばそうだな」
«うむ。下等生物では、龍の気配だけで気絶するだろう、手加減はしてやった方が良い。
(まぁ…此奴には効かぬだろうが…寧ろ喜んで特攻するだろうな…デバフがバフになるとは、他の龍も思わぬだろうな)»
「よし、明日は歓迎会だが、まだ昼頃だし今からダッシュで育て上げる。
その為にも…うーん、まぁ遮蔽物もないしここらでいいか…じゃ、龍たちはちょっと周りを見ておいてくれ」
«?…うむ»

さてと…ここらで集中して、魔力回復とオーラの運用、あとは龍帝の権威の制御と…あとすることはあるかな…んー、魔力消費と魔力回復の速度を一定にして常に魔力消費をどうするか最小限に抑える練習もしておくか…

【レイド・アズナブル】〘Lv.26〙
【能力値】
体 力:45
魔 力:178
精神力:120
攻撃力:62
防御力:51
抵抗力:28
闘 気:15
【固有スキル】
〘結界魔法〙
【戦闘スキル】
〘剣神〙
〘万戦技〙
【魔法スキル】
〘魔導干渉〙
〘無属性〙
〘火属性〙
〘土属性〙
〘聖属性〙
〘冥属性〙
【補助スキル】
〘錬金術〙
〘生産〙
〘侍従術〙
〘礼儀作法〙
〘探偵〙
〘鑑定〙
〘未来視〙
〘心眼〙
【常時スキル】
〘言語理解〙
〘再生〙
〘強骨〙
〘鉄壁〙
〘疾走〙
〘魔力回復〙
〘冥聖耐性〙
〘火炎耐性〙
〘苦痛耐性〙
【称号】
〘転生者〙
〘好愛者〙
〘龍を従えし者〙
【加護】
〘創造神〙
〘輪廻神〙
〘結界神〙
〘龍神〙
〘剣神〙
〘武神〙
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