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1章 学園
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「取り敢えず、教室に向かいながら設定を考えるか。
お前が悪役を務めた理由…んー、お前の父って確か犯罪者だったよな?」
「ええ、上手いこと隠しているようだけど、隠してる場所は私が知っているわ」
「なるほどねぇ…で、お前は平民に落ちること自体はどう思ってる?
お前のストーリー上の最後はよくて平民堕ちだったろ」
「そうね…平民になっても冒険者になればいいから、そこら辺はあまり考えてないわ」
「なるほどねぇ…じゃ、一応貴族として残る方法もあるにはあるが…とりあえず、お前のあのイメージを全部父親に擦り付けてやろう。
んで、俺がお前の親父の悪事の証拠を得てそれを国王に渡せばお前の家門は終わりだが、その前にヒロインたちと和解、んで魔法の論文を出して俺と同じように賢者の称号を得て権力を手に入れる。
これなら、面倒な領地の管理などはなく、敵に集中できる」
「で、でも…私は論文書けるほどそんなに頭良くないわよ?
確かにテストの結果とかはある程度覚えているけど…」
「博士号は共同でも獲得はできるんだ。
だから、俺とお前の共同で…お前には、精霊士になってもらう。
その為にもまずは残りの属性である土属性を獲得してもらう必要があるんだが…どうするかなぁ…」
「土属性はこのキャラクターでも唯一持っていない属性よ。
だから、四大属性の獲得は不可能だわ」
「いや、方法はあるにはある、んだが…これまたかなり危険な方法でなぁ…ま、取り敢えずダンにも協力してもらって、お前も特待生にしよう」
「で、できるの?」
「んー、まぁ聞いてみなきゃ分からんがな。
さて、それじゃあ俺はちょっ実験するから、そうだな…ちょっと待ってろ」
レイドはそう言って近くの壁を使って手紙を書き始めた。
「よし、これをルイか皇子に渡してくれ」
「わ、分かったわ」
「あと、こっちの手紙はダンの方に。
間違えた瞬間、お前の人生が終わっちまうかもしれんから気を付けろよ」
「ええ…大丈夫よ」
さてと…じゃ、俺は属性を増やせるかどうかを試してみよう。
あの時俺が火属性を手に入れたのは、死の淵を感じながら火の魔素…魔力粒子を吸収したから。
なら、魔力粒子を耐性以上に吸収させて無理やり属性を得ることも出来るかもしれない。
となると、まずは結界に似ている、防が多い属性の土属性からだな。
お前が悪役を務めた理由…んー、お前の父って確か犯罪者だったよな?」
「ええ、上手いこと隠しているようだけど、隠してる場所は私が知っているわ」
「なるほどねぇ…で、お前は平民に落ちること自体はどう思ってる?
お前のストーリー上の最後はよくて平民堕ちだったろ」
「そうね…平民になっても冒険者になればいいから、そこら辺はあまり考えてないわ」
「なるほどねぇ…じゃ、一応貴族として残る方法もあるにはあるが…とりあえず、お前のあのイメージを全部父親に擦り付けてやろう。
んで、俺がお前の親父の悪事の証拠を得てそれを国王に渡せばお前の家門は終わりだが、その前にヒロインたちと和解、んで魔法の論文を出して俺と同じように賢者の称号を得て権力を手に入れる。
これなら、面倒な領地の管理などはなく、敵に集中できる」
「で、でも…私は論文書けるほどそんなに頭良くないわよ?
確かにテストの結果とかはある程度覚えているけど…」
「博士号は共同でも獲得はできるんだ。
だから、俺とお前の共同で…お前には、精霊士になってもらう。
その為にもまずは残りの属性である土属性を獲得してもらう必要があるんだが…どうするかなぁ…」
「土属性はこのキャラクターでも唯一持っていない属性よ。
だから、四大属性の獲得は不可能だわ」
「いや、方法はあるにはある、んだが…これまたかなり危険な方法でなぁ…ま、取り敢えずダンにも協力してもらって、お前も特待生にしよう」
「で、できるの?」
「んー、まぁ聞いてみなきゃ分からんがな。
さて、それじゃあ俺はちょっ実験するから、そうだな…ちょっと待ってろ」
レイドはそう言って近くの壁を使って手紙を書き始めた。
「よし、これをルイか皇子に渡してくれ」
「わ、分かったわ」
「あと、こっちの手紙はダンの方に。
間違えた瞬間、お前の人生が終わっちまうかもしれんから気を付けろよ」
「ええ…大丈夫よ」
さてと…じゃ、俺は属性を増やせるかどうかを試してみよう。
あの時俺が火属性を手に入れたのは、死の淵を感じながら火の魔素…魔力粒子を吸収したから。
なら、魔力粒子を耐性以上に吸収させて無理やり属性を得ることも出来るかもしれない。
となると、まずは結界に似ている、防が多い属性の土属性からだな。
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