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1章 学園
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「ミネルバ夫人、申し訳ありませんが──今から抜け出して素材を集めに行ってもよろしいでしょうか」
「素材?ああ…良いわよ、許可するわ」
「ありがとうございます」
レイドは、その返事を聞いたあと、テラスの方に寄ってから笛を取り出した。
「笛?これは…テラスの方か」
「ああ、レイド君よ。あまり気にしないで良いわよ」
「そ、そうか?なんか嫌な気配が段々と近寄ってきてるんだが…ってかなんか巨大な影?あれ。影か!?本当に大丈夫なのか!?」
「ああ、あれはレイド君が飼っている龍よ」
「龍!?なぜそんなに落ち着いてるいるんだ!?」
「あら、情報は淑女の武器よ」
「それではミネルバ夫人、行ってまいります…あっ、忘れてた。お母様、父上、こちらプレゼントです」
「「あ、ありがとう…」」
「それでは、また明日お会いしましょう!」
さて、とりあえず黒影のアラクネから行くか。
「布はアラクネの糸、犬耳とかはどうするか…んー…よし、生地を作って、それと狼の毛を合成して耳を生やそう。
んじゃ、あと必要なのは…手錠とかを作る用の鉄…は重いか。んー、となると軽くて鉄みたいな素材は…手錠ってなると黒か灰色の方が良いよな。
んー、龍。黒か灰色で軽い素材って何かないか?」
«ふむ…ならば亜竜はどうだ。あれならば灰色だが、人間にとっては丈夫だろう»
「ワイバーンか…うん、それにしよう。どっちみち結界を付与すれば問題ないしな」
«であろうな。まずは何処から行くのだ?»
「取り敢えずは黒影のアラクネから。
んで、そのあとは適当に下地用の毛皮を狩りながら砂漠かワイバーンの巣に突っ込もう。
あ、ついでにクリスタルディアの角も回収するか」
«むっ、ならば1本我にくれ!あれは非常に美味いのだ»
「えっ、あれって食えるのか?」
«茹でれば高級食材だぞ?»
「へぇ、それは俺も食べてみたいな。よし、まずは黒影でアラクネとクリスタルディアを探そう!」
«うむ!»
その夜、王国内で龍が現れては一瞬にして消え、黒影の森にてとてつもない気配が現れたと国王の元に報告が入ったが、国王は何かを悟り、その報告をスルーした。
「素材?ああ…良いわよ、許可するわ」
「ありがとうございます」
レイドは、その返事を聞いたあと、テラスの方に寄ってから笛を取り出した。
「笛?これは…テラスの方か」
「ああ、レイド君よ。あまり気にしないで良いわよ」
「そ、そうか?なんか嫌な気配が段々と近寄ってきてるんだが…ってかなんか巨大な影?あれ。影か!?本当に大丈夫なのか!?」
「ああ、あれはレイド君が飼っている龍よ」
「龍!?なぜそんなに落ち着いてるいるんだ!?」
「あら、情報は淑女の武器よ」
「それではミネルバ夫人、行ってまいります…あっ、忘れてた。お母様、父上、こちらプレゼントです」
「「あ、ありがとう…」」
「それでは、また明日お会いしましょう!」
さて、とりあえず黒影のアラクネから行くか。
「布はアラクネの糸、犬耳とかはどうするか…んー…よし、生地を作って、それと狼の毛を合成して耳を生やそう。
んじゃ、あと必要なのは…手錠とかを作る用の鉄…は重いか。んー、となると軽くて鉄みたいな素材は…手錠ってなると黒か灰色の方が良いよな。
んー、龍。黒か灰色で軽い素材って何かないか?」
«ふむ…ならば亜竜はどうだ。あれならば灰色だが、人間にとっては丈夫だろう»
「ワイバーンか…うん、それにしよう。どっちみち結界を付与すれば問題ないしな」
«であろうな。まずは何処から行くのだ?»
「取り敢えずは黒影のアラクネから。
んで、そのあとは適当に下地用の毛皮を狩りながら砂漠かワイバーンの巣に突っ込もう。
あ、ついでにクリスタルディアの角も回収するか」
«むっ、ならば1本我にくれ!あれは非常に美味いのだ»
「えっ、あれって食えるのか?」
«茹でれば高級食材だぞ?»
「へぇ、それは俺も食べてみたいな。よし、まずは黒影でアラクネとクリスタルディアを探そう!」
«うむ!»
その夜、王国内で龍が現れては一瞬にして消え、黒影の森にてとてつもない気配が現れたと国王の元に報告が入ったが、国王は何かを悟り、その報告をスルーした。
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