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2章 商業都市
119.
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「お、第2波も片付いたみたいだな。この調子なら第3波もちゃんと勝てるんじゃないか?」
《どうだろうな。スタンピードは弱い魔物から順番にやってくるし、終わるまで何回来るか分からないんだ。
それに…ここまで戦闘が続くと、回復役の奴らの神聖力もだいぶ少なくなってきてる。
魔力を回復するのはポーションでも出来るが、神聖力はポーションでは回復できないからな》
「なるほどなぁ…なら、神聖力を回復するポーションを作ってみたら、金儲けできそうだよな」
《ああ。それを神が許してくれたらだが…》
〖別に構わなねぇぞ。神聖力は俺らが力を貸しているとは言え、呼吸して回復する神力から、余分な文を分け与えているってだけだからな。
むしろ、そんなポーションがあるなら、節約にもなるし、力をより蓄えられる〗
「まぁ、今度作ってみるさ。多分作れても量産は俺しかできないかもしれないが」
《第3波が来たぞ》
「んー、ランクはC~Bって所か?」
《今の状況だと、Bは少し厳しいかもな…強い冒険者はまだ残っているが、それでもかなり疲労してきている。
回復ポーションで回復できるのは、生命力や怪我だけだから、疲労までは回復できない。
それに、主のポーションは純粋な魔素を加えているから効果は少なくなっているが、ポーションってのは飲みすぎれば中毒になる。
そうなれば、暫くはポーションを飲むと体調がの悪化するはずだ》
「まぁ、そこは仕方ねぇだろうな。結局は薬の乱用だからな。
さてと…ちょっと思いついた方法を試してみよう。
草原の光魔素が集まっていたところにある薬草には、光の魔素が少し入っている。
回復効果とそれを抽出して、水に混ぜた後、そこに魔素を加えたみたいに、ここに聖力を混ぜて…今は場所がないから、スキルで…〔調薬〕」
〔神への忠誠(劣)〕
神から授けられた神聖力を回復できる薬。
神も公認した薬で、服用後は一定期間神聖力の効果が上がり、消耗率が減少する。
ただし、このポーションはきちんと調合出来なかった為、効果が半減し、追加効果は得られない。
「うん、作り方はあってるから、やり方もわかったしこれで量産はできる。
それに、光の魔素なら空の上、神聖力なら教会で作ればこちらの力を消費することなくできるから…癒しの魔法使って、その効果を水に付与することが出来れば、同じことができるかもしれないな」
《おい、始まったぞ。どうするんだ?》
「冒険者だけでも勝てるように、Bランクの魔物は傷を負わせる。倒すのはダメだ、いつでも俺たちが居るってわけではないからな」
《どうだろうな。スタンピードは弱い魔物から順番にやってくるし、終わるまで何回来るか分からないんだ。
それに…ここまで戦闘が続くと、回復役の奴らの神聖力もだいぶ少なくなってきてる。
魔力を回復するのはポーションでも出来るが、神聖力はポーションでは回復できないからな》
「なるほどなぁ…なら、神聖力を回復するポーションを作ってみたら、金儲けできそうだよな」
《ああ。それを神が許してくれたらだが…》
〖別に構わなねぇぞ。神聖力は俺らが力を貸しているとは言え、呼吸して回復する神力から、余分な文を分け与えているってだけだからな。
むしろ、そんなポーションがあるなら、節約にもなるし、力をより蓄えられる〗
「まぁ、今度作ってみるさ。多分作れても量産は俺しかできないかもしれないが」
《第3波が来たぞ》
「んー、ランクはC~Bって所か?」
《今の状況だと、Bは少し厳しいかもな…強い冒険者はまだ残っているが、それでもかなり疲労してきている。
回復ポーションで回復できるのは、生命力や怪我だけだから、疲労までは回復できない。
それに、主のポーションは純粋な魔素を加えているから効果は少なくなっているが、ポーションってのは飲みすぎれば中毒になる。
そうなれば、暫くはポーションを飲むと体調がの悪化するはずだ》
「まぁ、そこは仕方ねぇだろうな。結局は薬の乱用だからな。
さてと…ちょっと思いついた方法を試してみよう。
草原の光魔素が集まっていたところにある薬草には、光の魔素が少し入っている。
回復効果とそれを抽出して、水に混ぜた後、そこに魔素を加えたみたいに、ここに聖力を混ぜて…今は場所がないから、スキルで…〔調薬〕」
〔神への忠誠(劣)〕
神から授けられた神聖力を回復できる薬。
神も公認した薬で、服用後は一定期間神聖力の効果が上がり、消耗率が減少する。
ただし、このポーションはきちんと調合出来なかった為、効果が半減し、追加効果は得られない。
「うん、作り方はあってるから、やり方もわかったしこれで量産はできる。
それに、光の魔素なら空の上、神聖力なら教会で作ればこちらの力を消費することなくできるから…癒しの魔法使って、その効果を水に付与することが出来れば、同じことができるかもしれないな」
《おい、始まったぞ。どうするんだ?》
「冒険者だけでも勝てるように、Bランクの魔物は傷を負わせる。倒すのはダメだ、いつでも俺たちが居るってわけではないからな」
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