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2章 商業都市
102.
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「これ全部で何個あるんだ?」
〖さぁ?挑戦者が更新する度に増やしていたからな〗
「そうか。じゃ、まぁどんどん倒していけば問題ないな」
ゲートを通った瞬間、次のステージは平原へと変化していた。
「お、平原。なんか懐かしく感じるなぁ」
感慨に浸りながらボスモンスターを探していると、丘の上から白い狼がこちらを見ていた。
「あの姿…草原の覇者?常に覚醒状態って訳か」
«アォォォォン!»
「ハッ…上等だ、何度でも殺してやるよ!
〔夜王狼装〕」
覇者が彼のそばまで高速移動した瞬間、その場に合わせて彼は覇者を殴り飛ばした。
「雑魚が…ボスというのも呆れたもんだな」
〖(マジか…普通の人間なら苦戦するはずなんだがな…)〗
«グ、グルルルッ…»
フラフラと起き上がった瞬間、今度は牙を掴み、顎を蹴飛ばしながら下に引き抜き、その牙を使い脳を突き刺した。
「次のゲートを出せ」
次に入ったゲートの先は渓谷だった。
辺りを見渡していると、甲高い鳴き声が聞こえてきた。
«ピュイイイイ!»
「上か!グリフォン…逸話に登場する怪物か。初めて対敵するモンスターだな」
さて…どうしたものか。今は初期地点の足場に立っているが、周りを見ても足場がない。かと言って、天使化したとしても空中戦はあまりしたことがないからどっちみち不利だ。
だが…この先空中戦がないとはいえないからな…
「〔天使化〕…ここは風の魔素か。なら…って、いきなりかよ!風の魔法…いや、魔術か?だが、魔素の気配はしなかったが…まぁ、吸収してみれば分かるか…っと、また来た。ふぅむ…なるほど、霊力か!道理で身に覚えがないわけだ。
てか、それならこいつって本当にグリフォンなのか?魔物なら魔術を使うはずだが… 」
〔グリフォン〕
風の精霊獣で、風の精霊魔法を巧みに使い、空中戦を得意とすることから、空の王の異名を持つ。
「精霊獣!てことは、契約とかも出来るのか?やったことないが…これは試してみるか」
俺は早速、先程吸収した霊力を体内に流し込み、以前と同じように肉体を核へと変換していった。
「邪魔をしてくれるなよ。〔封符〕」
〖さぁ?挑戦者が更新する度に増やしていたからな〗
「そうか。じゃ、まぁどんどん倒していけば問題ないな」
ゲートを通った瞬間、次のステージは平原へと変化していた。
「お、平原。なんか懐かしく感じるなぁ」
感慨に浸りながらボスモンスターを探していると、丘の上から白い狼がこちらを見ていた。
「あの姿…草原の覇者?常に覚醒状態って訳か」
«アォォォォン!»
「ハッ…上等だ、何度でも殺してやるよ!
〔夜王狼装〕」
覇者が彼のそばまで高速移動した瞬間、その場に合わせて彼は覇者を殴り飛ばした。
「雑魚が…ボスというのも呆れたもんだな」
〖(マジか…普通の人間なら苦戦するはずなんだがな…)〗
«グ、グルルルッ…»
フラフラと起き上がった瞬間、今度は牙を掴み、顎を蹴飛ばしながら下に引き抜き、その牙を使い脳を突き刺した。
「次のゲートを出せ」
次に入ったゲートの先は渓谷だった。
辺りを見渡していると、甲高い鳴き声が聞こえてきた。
«ピュイイイイ!»
「上か!グリフォン…逸話に登場する怪物か。初めて対敵するモンスターだな」
さて…どうしたものか。今は初期地点の足場に立っているが、周りを見ても足場がない。かと言って、天使化したとしても空中戦はあまりしたことがないからどっちみち不利だ。
だが…この先空中戦がないとはいえないからな…
「〔天使化〕…ここは風の魔素か。なら…って、いきなりかよ!風の魔法…いや、魔術か?だが、魔素の気配はしなかったが…まぁ、吸収してみれば分かるか…っと、また来た。ふぅむ…なるほど、霊力か!道理で身に覚えがないわけだ。
てか、それならこいつって本当にグリフォンなのか?魔物なら魔術を使うはずだが… 」
〔グリフォン〕
風の精霊獣で、風の精霊魔法を巧みに使い、空中戦を得意とすることから、空の王の異名を持つ。
「精霊獣!てことは、契約とかも出来るのか?やったことないが…これは試してみるか」
俺は早速、先程吸収した霊力を体内に流し込み、以前と同じように肉体を核へと変換していった。
「邪魔をしてくれるなよ。〔封符〕」
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