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2章 商業都市
97.
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「壱晴、戻ってきたか」
《とりあえずは約束は取り付けてきた。あと、商業都市での商売は、商業ギルドに登録するんじゃなくて、商業神に登録するらしいから、ついでに砂糖の見本を使って登録してきた》
「ありがとうな。じゃ、この後は商会を作って金儲けだ」
《それはいいが、そんなに金を稼いでもうするつもりなんだ?殆どは現地で採取してるのに》
「金でしか買えないものもあるからな」
《そういうもんなのか》
「ああ。それじゃ、拠点地に戻るか」
《次は何するんだ?》
「お前達のランクアップと武器について研究かな」
『招待が届きました』
「保留で。とりあえず、武器の研究の方が直ぐに終わると思うから、そっちを先にするか。
戦闘の時にいつまでも聖力で武器を具現化する訳にもいかないしな」
《俺は何をすれば良い?》
「んー、そうだな…とりあえず研究は難航すると思うから…雷輝の方を手伝ってくれないか?」
《わかった》
さてと…とりあえず解析スキルを使いながらやってみるか…
「聖武具…ふぅむ…完全に壊れているから、構造をメモしながらどういった感じなのかを見てみるが…その前に、見た目と…心眼で見た状況を確認するか。
〔心眼〕」
心眼でその武具を見てみると、中心の宝石のようなものから武具全域に広がる様に道ができていた。
「ふぅむ…中心の核となる場所から…回路か?これは…人体の構造に似ているな。
魔導回路の基礎と同じような感じで…中心核を軸に、全身に力が循環するように…
よし、とりあえずメモは終わったから、今度は解体しながら〔解析〕と〔鑑定〕
へぇ、武具の剣の部分が複数の構造になってる。今は力が消失して機能していないが、
1層目が鋭利化、超振動、剣聖の導き…3つ目のこの効果はなんだ?」
〔剣聖の導き〕
対称を斬る時、最も最適な道を創り出して斬ることが出来る。
その導かれた道通りに斬ると、剣に最も負担のない様に斬ることができ、またその剣撃は最高の一撃となる。
「ふぅむ剣を使いやすくするスキルみたいだな。
で、2層目は…
属性変換、属性吸収、特殊斬撃。
属性変換は、吸収した外部、もしくは自身の魔力を属性に変換してこの剣自体を魔剣にする効果で、属性吸収は
魔法と魔術の源である魔力、魔素。
武闘技の源である闘気。
霊法術の源である霊力。
聖術の源である聖力。
神の権利である神聖力。
邪神の権利である邪神力。
これら全てを吸収して、適切な力に変換する…内部コアがないが、それも取り付けてたら更に改良できそうだ。
そういえば確か、ヒーラーが使う癒しの力は聖神が人の子に授けた奇跡の力って言われているから神聖力だったか。ある意味、ヒーラーは聖神の眷属に当たるのかもな。
で、最後の特殊斬撃は、吸収できる力の攻撃を分解して吸収に作用させるのと同時に、その力を使った斬撃を飛ばすことも出来ると。これマジで強いが、再現は難しそうだな…
ラスト、3層目。物理耐性、特殊耐性、状態悪化無効、超速再生、自己修復、自己成長…
てんこ盛りだが、効果自体を考えれば殆ど全てが剣の耐久力と再生力を上げて不壊属性を擬似的に再現しているって感じだな。
なるほど、武器を作る際にいくつかの層に分けて作れば良いのか。作る時には頭に入れておこう。
で、問題は…どこに武器の形を変化させる機能があるかどうか…鑑定の説明にあった意思で形を変えるというもの…これ探さないと聖武具の修繕は難しいと思うし…解体は終わったから、全部に解析と鑑定を掛けながら、重要そうな物を…って、この核か?」
〔魔装コア〕
聖武具や魔武具等の上位種族特化の装備の動力源となっているコア。
装備にその力が流れるように自動的にコアと装備に回路が作られるため、装着するだけで装備が完成するが、使用者の力に合わせた形を取るため、使用者の力を流し込み、認証する必要がある。
また、この魔装コアには自動変形のルーン文字が刻まれている為、自由に形を変形させることが出来る。
《とりあえずは約束は取り付けてきた。あと、商業都市での商売は、商業ギルドに登録するんじゃなくて、商業神に登録するらしいから、ついでに砂糖の見本を使って登録してきた》
「ありがとうな。じゃ、この後は商会を作って金儲けだ」
《それはいいが、そんなに金を稼いでもうするつもりなんだ?殆どは現地で採取してるのに》
「金でしか買えないものもあるからな」
《そういうもんなのか》
「ああ。それじゃ、拠点地に戻るか」
《次は何するんだ?》
「お前達のランクアップと武器について研究かな」
『招待が届きました』
「保留で。とりあえず、武器の研究の方が直ぐに終わると思うから、そっちを先にするか。
戦闘の時にいつまでも聖力で武器を具現化する訳にもいかないしな」
《俺は何をすれば良い?》
「んー、そうだな…とりあえず研究は難航すると思うから…雷輝の方を手伝ってくれないか?」
《わかった》
さてと…とりあえず解析スキルを使いながらやってみるか…
「聖武具…ふぅむ…完全に壊れているから、構造をメモしながらどういった感じなのかを見てみるが…その前に、見た目と…心眼で見た状況を確認するか。
〔心眼〕」
心眼でその武具を見てみると、中心の宝石のようなものから武具全域に広がる様に道ができていた。
「ふぅむ…中心の核となる場所から…回路か?これは…人体の構造に似ているな。
魔導回路の基礎と同じような感じで…中心核を軸に、全身に力が循環するように…
よし、とりあえずメモは終わったから、今度は解体しながら〔解析〕と〔鑑定〕
へぇ、武具の剣の部分が複数の構造になってる。今は力が消失して機能していないが、
1層目が鋭利化、超振動、剣聖の導き…3つ目のこの効果はなんだ?」
〔剣聖の導き〕
対称を斬る時、最も最適な道を創り出して斬ることが出来る。
その導かれた道通りに斬ると、剣に最も負担のない様に斬ることができ、またその剣撃は最高の一撃となる。
「ふぅむ剣を使いやすくするスキルみたいだな。
で、2層目は…
属性変換、属性吸収、特殊斬撃。
属性変換は、吸収した外部、もしくは自身の魔力を属性に変換してこの剣自体を魔剣にする効果で、属性吸収は
魔法と魔術の源である魔力、魔素。
武闘技の源である闘気。
霊法術の源である霊力。
聖術の源である聖力。
神の権利である神聖力。
邪神の権利である邪神力。
これら全てを吸収して、適切な力に変換する…内部コアがないが、それも取り付けてたら更に改良できそうだ。
そういえば確か、ヒーラーが使う癒しの力は聖神が人の子に授けた奇跡の力って言われているから神聖力だったか。ある意味、ヒーラーは聖神の眷属に当たるのかもな。
で、最後の特殊斬撃は、吸収できる力の攻撃を分解して吸収に作用させるのと同時に、その力を使った斬撃を飛ばすことも出来ると。これマジで強いが、再現は難しそうだな…
ラスト、3層目。物理耐性、特殊耐性、状態悪化無効、超速再生、自己修復、自己成長…
てんこ盛りだが、効果自体を考えれば殆ど全てが剣の耐久力と再生力を上げて不壊属性を擬似的に再現しているって感じだな。
なるほど、武器を作る際にいくつかの層に分けて作れば良いのか。作る時には頭に入れておこう。
で、問題は…どこに武器の形を変化させる機能があるかどうか…鑑定の説明にあった意思で形を変えるというもの…これ探さないと聖武具の修繕は難しいと思うし…解体は終わったから、全部に解析と鑑定を掛けながら、重要そうな物を…って、この核か?」
〔魔装コア〕
聖武具や魔武具等の上位種族特化の装備の動力源となっているコア。
装備にその力が流れるように自動的にコアと装備に回路が作られるため、装着するだけで装備が完成するが、使用者の力に合わせた形を取るため、使用者の力を流し込み、認証する必要がある。
また、この魔装コアには自動変形のルーン文字が刻まれている為、自由に形を変形させることが出来る。
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