198 / 244
外付けオプションは自前
しおりを挟む
「ホープワン、行きます!」
ユウキが自分専用のゴーレムを起動させる、前世でもロボットアニメは好きだったので以前のテストの時は無かったが不思議と気分が高揚がする。
ゴーレムの出力をユウキの保有している魔力で底上げして背部の噴出口から一気に噴出させて垂直に飛び上がる、ゴーレム単体では間に合わなかったのでユウキが翼を広げて目的の方向へ飛んでいく。
「いつの間に空を飛べるようになったのですの?」
「ごめん、コレ自前なんだ、流石に間に合わなかった」
「そうですの、でもいずれゴーレムに実装されるのでしょう?」
「それはゴーレムの運用次第でしょう、今の運用なら翼は邪魔でしかないでしょうに」
「それもそうですわね……では強襲部隊でも設立しましょうかね」
「どこに攻めるんだよ」
「あら、敵なんていくらでも作れますわよ」
「止めてくれ……、ついたぞ」
「もう着きましたの?!」
目の前にはゴーレムを積んでいると思われる船が見えてきた、その先には大きな港も見える。
「港で迎え撃ちますわよ」
「了解」
港にゴーレムを持っていくと人が警戒しながら集まってきた。
「私はミルシアロゼッタ、この国の新設された部隊の責任者、そして貴族ロゼッタ家の物です、そこの船舶には私が作り上げた新型兵器が積み込まれた可能性があります、ココにギルドに通した正式な書類があります、このまま国境を超える前に検査させていただきます!」
貴族がやたら強そうな護衛をつれて正式な書類を持って現れたので誰も逆らう物はいなかった。
「さ、見ていきますわよ」
ミルシアの指示で降ろされていく荷物を一緒に検品していく、ゴーレムが入らないような小さな物は無視していって大きな物だけを見ていく。
当然開封したりで動いているのはユウキと港の作業員なのでミルシアはひたすら見ていくだけだ、ミザリーは護衛しているのでミルシアの近くで周囲を警戒しているだけで検品はしていない。
「ミルシア、あれは目標のヤツでは?」
ミザリーが船の方を指している、全員がその方向を向くとゴーレムがこっそりと抜け出している所だった。
「ユウキ!」
「あいよ」
素早くゴーレムに乗り込み、逃げようとしているゴーレムに接近する。
「おい、新型は3体じゃないのか、あんなの聞いてないよ」
「知らないよ、こっちだってそんなの聞いてないって」
「どうするの?」
「こいつも持って帰るしかないでしょうよ」
ゴーレムの間で外付けにあるスピーカーごしのため丸聞こえである。
「なめられたもんだね、というかよくもまぁあそこまで自由自在に動かせるもんだ」
ユウキの中ではまだぎこちない動きをする印象しかなかったが、割と自由に動かせている。
ユウキが自分専用のゴーレムを起動させる、前世でもロボットアニメは好きだったので以前のテストの時は無かったが不思議と気分が高揚がする。
ゴーレムの出力をユウキの保有している魔力で底上げして背部の噴出口から一気に噴出させて垂直に飛び上がる、ゴーレム単体では間に合わなかったのでユウキが翼を広げて目的の方向へ飛んでいく。
「いつの間に空を飛べるようになったのですの?」
「ごめん、コレ自前なんだ、流石に間に合わなかった」
「そうですの、でもいずれゴーレムに実装されるのでしょう?」
「それはゴーレムの運用次第でしょう、今の運用なら翼は邪魔でしかないでしょうに」
「それもそうですわね……では強襲部隊でも設立しましょうかね」
「どこに攻めるんだよ」
「あら、敵なんていくらでも作れますわよ」
「止めてくれ……、ついたぞ」
「もう着きましたの?!」
目の前にはゴーレムを積んでいると思われる船が見えてきた、その先には大きな港も見える。
「港で迎え撃ちますわよ」
「了解」
港にゴーレムを持っていくと人が警戒しながら集まってきた。
「私はミルシアロゼッタ、この国の新設された部隊の責任者、そして貴族ロゼッタ家の物です、そこの船舶には私が作り上げた新型兵器が積み込まれた可能性があります、ココにギルドに通した正式な書類があります、このまま国境を超える前に検査させていただきます!」
貴族がやたら強そうな護衛をつれて正式な書類を持って現れたので誰も逆らう物はいなかった。
「さ、見ていきますわよ」
ミルシアの指示で降ろされていく荷物を一緒に検品していく、ゴーレムが入らないような小さな物は無視していって大きな物だけを見ていく。
当然開封したりで動いているのはユウキと港の作業員なのでミルシアはひたすら見ていくだけだ、ミザリーは護衛しているのでミルシアの近くで周囲を警戒しているだけで検品はしていない。
「ミルシア、あれは目標のヤツでは?」
ミザリーが船の方を指している、全員がその方向を向くとゴーレムがこっそりと抜け出している所だった。
「ユウキ!」
「あいよ」
素早くゴーレムに乗り込み、逃げようとしているゴーレムに接近する。
「おい、新型は3体じゃないのか、あんなの聞いてないよ」
「知らないよ、こっちだってそんなの聞いてないって」
「どうするの?」
「こいつも持って帰るしかないでしょうよ」
ゴーレムの間で外付けにあるスピーカーごしのため丸聞こえである。
「なめられたもんだね、というかよくもまぁあそこまで自由自在に動かせるもんだ」
ユウキの中ではまだぎこちない動きをする印象しかなかったが、割と自由に動かせている。
0
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
捨てられた第四王女は母国には戻らない
風見ゆうみ
恋愛
フラル王国には一人の王子と四人の王女がいた。第四王女は王家にとって災厄か幸運のどちらかだと古くから伝えられていた。
災厄とみなされた第四王女のミーリルは、七歳の時に国境近くの森の中で置き去りにされてしまう。
何とか隣国にたどり着き、警備兵によって保護されたミーリルは、彼女の境遇を気の毒に思ったジャルヌ辺境伯家に、ミリルとして迎え入れられる。
そんな中、ミーリルを捨てた王家には不幸なことばかり起こるようになる。ミーリルが幸運をもたらす娘だったと気づいた王家は、秘密裏にミーリルを捜し始めるが見つけることはできなかった。
それから八年後、フラル王国の第三王女がジャルヌ辺境伯家の嫡男のリディアスに、ミーリルの婚約者である公爵令息が第三王女に恋をする。
リディアスに大事にされているミーリルを憎く思った第三王女は、実の妹とは知らずにミーリルに接触しようとするのだが……。
大魔法使いノアと99の呪い~16歳までに解かないと自分が呪われる契約を結んでしまった~
くろす・ねひる
ファンタジー
「呪いを解かなきゃ、呪われる!?」ある日、王城に99の呪いが降りかかった! 13歳の大魔法使いノアは、とっさに妹の身代わりになった。その代償として彼は、16歳になるまでにすべての呪いを解かなければ、残り全部が自分に返ってくる精霊契約を結んでしまう。
ノアが受けた呪いは、他人に超傲慢に振る舞ってしまうというものだ。学園に入学したノアは呪われた人を探そうとするが、高慢少年と化したせいでコミュニケーションは壊滅状態。そんな彼に、第二王子アルバートが興味を示す。
「ノア、私は君と友だちになりたい」「意味がわからん。心底不快だ」
大魔法使いと王子のバディが、呪いを解くために悪戦苦闘する、のんびりファンタジー・コメディ。
※爵位を継いだり結婚する相手だったりに性別の縛りはない世界観です
小説家になろう、カクヨムさまでも公開させていただいています。
溜息だって吐きたくなるわっ!〜100賢人仕込みの龍姫は万年反抗期〜
ぽん
ファンタジー
ロンサンティエ帝国・・・龍に愛された国は待ちに待った時を迎えていた。
国を上げての慶事に王城は湧き立っていた。
《龍より贈られし巫女が国に繁栄を齎す。》
先代の巫女が亡くなってから500年。
その間、栄華を貪り尽くした王族や貴族は堕落し民に苦行を強いていた。
龍気が宿る宝樹を復活させよ。
強欲に塗れた王侯貴族が巫女の登場を首を長くして待っている。
「面倒臭い・・・。」
これは、龍に愛された1人の娘が国を引っ掻き回すお話。
100人の賢人にスキルを叩き込まれた完全無双な美しい娘。
ちょっと口が悪いが、大好きな龍達と共に後宮を生き抜く娘の姿をご覧あれ。
ーーーーーーーーーー
世界観は西洋と中華を織り交ぜたいと思います。
違和感を感じる方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
広い心で見逃して下さいませ。
ゆるりと投稿して参ります。
どうぞ、最後まで気長にお付き合い下さい。
※念の為にR15をつけております。
※誤字脱字を含め、稚拙な部分が御座いましたら、呆れながらもご愛嬌とお許し下さい。
以下の作品も投稿しております。
暇なお時間にどうぞ覗いて頂けると嬉しいです。
《拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜》
《続・拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜》
《地獄の沙汰も酒次第・・・街に愛された殺し屋達に会いたいのならBar Hopeへようこそ》
ひめさまはおうちにかえりたい
あかね
ファンタジー
政略結婚と言えど、これはない。帰ろう。とヴァージニアは決めた。故郷の兄に気に入らなかったら潰して帰ってこいと言われ嫁いだお姫様が、王冠を手にするまでのお話。(おうちにかえりたい編)
稀代の悪女として処刑されたはずの私は、なぜか幼女になって公爵様に溺愛されています
水谷繭
ファンタジー
グレースは皆に悪女と罵られながら処刑された。しかし、確かに死んだはずが目を覚ますと森の中だった。その上、なぜか元の姿とは似ても似つかない幼女の姿になっている。
森を彷徨っていたグレースは、公爵様に見つかりお屋敷に引き取られることに。初めは戸惑っていたグレースだが、都合がいいので、かわい子ぶって公爵家の力を利用することに決める。
公爵様にシャーリーと名付けられ、溺愛されながら過ごすグレース。そんなある日、前世で自分を陥れたシスターと出くわす。公爵様に好意を持っているそのシスターは、シャーリーを世話するという口実で公爵に近づこうとする。シスターの目的を察したグレースは、彼女に復讐することを思いつき……。
◇画像はGirly Drop様からお借りしました
◆エール送ってくれた方ありがとうございます!
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
精霊の使い?いいえ、違います。
らがまふぃん
ファンタジー
精霊の存在する世界。精霊が加護を与える者は精霊の使いと呼ばれ、尊ばれる世界。
精霊が加護を与えることは稀であるのだが――。
優秀な兄姉と比べられ、幼い頃から奇行を繰り返すため「愚か者」と、家族は元より使用人にまで虐げられていたアビアント侯爵家次女シーナ。
ある日、シーナの世話係としてつけられたリイザと共に領地へ送られたシーナは、運命の邂逅を果たす。それにより明かされる、シーナの真実とは。
※ご都合主義ですので、ふわぁっとお読みください。虐待表現があるのでR15にしてあります。全十七話+番外編でお届けいたします。
*R6.6/25にHOTランキング入りしておりました!たくさんの方の目に触れる機会に感謝です。たくさんのお気に入り登録、しおり、エールにいいね、本当にありがとうございます!気まぐれに番外編を綴りますので、もうしばらくお付き合いくださいませ。 *R6.7/3番外編も終了しました。たくさんの方にお読みいただき、本当にありがとうございました。
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/2に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。
無能な悪役王子に転生した俺、推しの為に暗躍していたら主人公がキレているようです。どうやら主人公も転生者らしい~
そらら
ファンタジー
【ファンタジー小説大賞の投票お待ちしております!】
大人気ゲーム「剣と魔法のファンタジー」の悪役王子に転生した俺。
王族という血統でありながら、何も努力しない怠惰な第一王子。
中盤で主人公に暗殺されるざまぁ対象。
俺はそんな破滅的な運命を変える為に、魔法を極めて強くなる。
そんで推しの為に暗躍してたら、主人公がキレて来たんだが?
「お前なんかにヒロインと王位は渡さないぞ!?」
「俺は別に王位はいらないぞ? 推しの為に暗躍中だ」
「ふざけんな! 原作をぶっ壊しやがって、殺してやる」
「申し訳ないが、もう俺は主人公より強いぞ?」
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル総合週間ランキング50位入り。1300スター、3500フォロワーを達成!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる