異世界に転生して性転換したけどとりあえず生きてる

更に新型を

「ただいま戻りました」

「どうだった？」

　ギルドではミルシアが手続きしてる最中だったようだ。

「怪しい船はありましたが、いかんせん手元には何もないので確認ができず、どこの国か確認する程度で精いっぱいでした」

「まぁ基本的にいは魔物が出た時物だからな」

「各国に通達自体はしてるから一番乗りはできませんし……」

「それでどこの国の船だったんだ？」

「南の国です」

「南の国、か……ならば猶予はあるな」

「確かに運河を使う以上３日はかかってしまいますわね」

　南の国はユウキのいる国からはかなり遠くて国交も盛んではないので何故その国が、という疑問が全員の共通である。



「とりあえずコレが今回の依頼書だ」

　レティから依頼書を受け取り内容を確認する、ゴーレムの奪取及び破壊と明記されいる事を確認してさっそく行こうとする。

「どうせならゴーレム同士の戦闘を見たいと思ってしまいましたわ、よければルーツで出てくれません」

「それだと壊しちゃうけど良いの？」

「ゴーレムですもの、また作ればいいですわ、それにゴーレム同士の戦闘なんて滅多に見れる物ではありませんし」

「わかったよ、じゃあ着てくる」

「わかっていると思うがゴーレムを輸送する車両は時間かかるからゴーレムに乗り込んで単身で行くことになるぞ」

「……わかったよ」

　ユウキが使う用のゴーレムが保管されている所に向かうと乗り込む前に手が止まる。

「３日、あるんだよな……」

　ゴーレムに乗り込みかけた時に日本から持ち帰ったプラモデルを思い出した、アニメの資料集とプラモデルの説明書を取りに戻りまたすぐにゴーレムが保管してある所に戻る。

「ユウキ、それはいったい？」

「ゴーレム戦とコイツを良いものにしてやんよ」

「間に合いますの？」

「間に合わせるの」

「では楽しみにしていますわ、車両の用意はしておきますから完成しましたらすぐに私しを読んで下さいまし」

「了解」



「できたよー」

「本当にできましたのね……、随分変更されたようですわね、これなら楽しめそうですわね」

　ミルシアも用意していたようで動きやすい服装に遠くを見るための装備がいくつも輸送用車両に搭載されていた。

「見る気は十分だね」

「もちろんですわ」

「でも残念」

「何がですの？」

「コイツは単独飛行ができるから車両はいらないんだなぁ」

「では私だけでも運んでもらいますわよ！」

「どうあっても見たいんだね」

「当たり前ですわ！」

「乗り心地は保証しないし護衛もいないよ？」

「乗り心地は期待しておりませんし護衛でしたらミザリーちゃんがいますから問題ありませんの」

「うす、じゃあいきます」

　手にミルシアとミザリーを乗せてゴーレムを起動させる、最悪動かなければ自身を伸ばして無理やり動かす気でいたがちゃんと動いてくれたようだ。

「それじゃあホープワン行きます！」