72 / 244
予備の在庫確認
しおりを挟む「これで案内は終わりになります」
「本当にすごかったですわ、また時間が作れましたら来たいものです」
「ありがとうございます、そう言っていただけで何よりです、最後に何か質問はありませんでしようか、答えられる範囲になりますが何でも回答いたします」
「あーじゃあ質問」
手を上げる人が居なかったのでユウキが突然思いついたように声を上げる。
「はい、なんでしょうか?」
「ここはいつも何体稼働状態なんですか?」
「そうですね、確実に稼働してるのは基本的に1体になります、ちなみに現在は3体稼働しております」
「予備とかはあるんですか?」
「正確な数はパーツ単位になってしまいますので私にもわかりませんがかなりの数ありますよ」
「それは見せれないのですか?」
「申し訳ありません、その区画は見物用にはできておりませんのでドア越しでしかそこはお見せするとこはできません」
「それでも見れるなら見てみたいです」
「私も見てみたいですわ」
「それでは、ドア越しということで見に行きましょうか」
「はーい」
「それでは参りましょう」
本来の道と思われる所から少し離れた方へ進み遺跡のメイドの予備がある所に向かう。
「見にくいですがこちらになります」
小さな小窓がいくつかあるドアのの前に到着した。
「これ、ですか…」
「はいここからしか見ることができません、申し訳ありませんがご理解の程お願いいたします」
「まぁ、仕方ありませんわね」
「そう言ってくださって助かります」
「順番に見ていきますか」
中を除くと薄暗く長い廊下のようになっており、その両側に隙間なく同じ服装の同じ姿の遺跡のメイドが俯いて並んでいる。
「あれ?」
並んでいる中に一体だけ他と違う姿のモノがあり、ひと際目立っている。
「あれだけ、なんか違うくないですか?」
「あぁ、あれは私とは別の目的で作られた物ですね」
「あれは動かさないんですの?」
「あれは対魔物等撃退用の機体ですね、しかし危険などが無かったために長年使っていなかったため動くかどうかわかりません」
「それにしてもかなり攻撃的な見た目ですわね」
姿自体は遺跡のメイドによく似てるが、手首から下は指では無く膝下まで届くほどの長い3本の鍵爪になっている、薄暗くて良く見えないが背が他のメイドより少し高いので他にも違いはいくつかあるだろう。
「あれって動かすことはできないんですの?」
「どうでしょう…試しにテスト稼働を兼ねて火を入れてみますね」
「おお、おねがいします」
遺跡のメイドが手を目線の高さまで上げてから指を何度か振っているとドアの奥から何かが機動するような音がした。
「一応動いたみたいですわね」
「はい、少々お待ち下さいませ」
指をさらに振るとドアの奥にいた機体が消えた。
「消えてしまいましたわ」
「こちらに転送しました」
「うわ!」
いつも間にかユウキ達の後ろにさきほどのメイドが現れた、ユウキはいきなり現れた気配にいつもより低い声で反応してしまった。
「おはようございます私【XXXU-OW21S】は起動を確認いたしました」
「おはよう…ございます」
「私が機動されたということは何か事態がおこったということでしょうか?」
「あ、いえ長年機動してなかったので動作テストです」
「そうですか、各部に異常は感知されません、私は正常に機能しております」
「私これ欲しいですわ」
ミルシアが突然【XXXU-OW21S】に向かって言い出す。
「本当にすごかったですわ、また時間が作れましたら来たいものです」
「ありがとうございます、そう言っていただけで何よりです、最後に何か質問はありませんでしようか、答えられる範囲になりますが何でも回答いたします」
「あーじゃあ質問」
手を上げる人が居なかったのでユウキが突然思いついたように声を上げる。
「はい、なんでしょうか?」
「ここはいつも何体稼働状態なんですか?」
「そうですね、確実に稼働してるのは基本的に1体になります、ちなみに現在は3体稼働しております」
「予備とかはあるんですか?」
「正確な数はパーツ単位になってしまいますので私にもわかりませんがかなりの数ありますよ」
「それは見せれないのですか?」
「申し訳ありません、その区画は見物用にはできておりませんのでドア越しでしかそこはお見せするとこはできません」
「それでも見れるなら見てみたいです」
「私も見てみたいですわ」
「それでは、ドア越しということで見に行きましょうか」
「はーい」
「それでは参りましょう」
本来の道と思われる所から少し離れた方へ進み遺跡のメイドの予備がある所に向かう。
「見にくいですがこちらになります」
小さな小窓がいくつかあるドアのの前に到着した。
「これ、ですか…」
「はいここからしか見ることができません、申し訳ありませんがご理解の程お願いいたします」
「まぁ、仕方ありませんわね」
「そう言ってくださって助かります」
「順番に見ていきますか」
中を除くと薄暗く長い廊下のようになっており、その両側に隙間なく同じ服装の同じ姿の遺跡のメイドが俯いて並んでいる。
「あれ?」
並んでいる中に一体だけ他と違う姿のモノがあり、ひと際目立っている。
「あれだけ、なんか違うくないですか?」
「あぁ、あれは私とは別の目的で作られた物ですね」
「あれは動かさないんですの?」
「あれは対魔物等撃退用の機体ですね、しかし危険などが無かったために長年使っていなかったため動くかどうかわかりません」
「それにしてもかなり攻撃的な見た目ですわね」
姿自体は遺跡のメイドによく似てるが、手首から下は指では無く膝下まで届くほどの長い3本の鍵爪になっている、薄暗くて良く見えないが背が他のメイドより少し高いので他にも違いはいくつかあるだろう。
「あれって動かすことはできないんですの?」
「どうでしょう…試しにテスト稼働を兼ねて火を入れてみますね」
「おお、おねがいします」
遺跡のメイドが手を目線の高さまで上げてから指を何度か振っているとドアの奥から何かが機動するような音がした。
「一応動いたみたいですわね」
「はい、少々お待ち下さいませ」
指をさらに振るとドアの奥にいた機体が消えた。
「消えてしまいましたわ」
「こちらに転送しました」
「うわ!」
いつも間にかユウキ達の後ろにさきほどのメイドが現れた、ユウキはいきなり現れた気配にいつもより低い声で反応してしまった。
「おはようございます私【XXXU-OW21S】は起動を確認いたしました」
「おはよう…ございます」
「私が機動されたということは何か事態がおこったということでしょうか?」
「あ、いえ長年機動してなかったので動作テストです」
「そうですか、各部に異常は感知されません、私は正常に機能しております」
「私これ欲しいですわ」
ミルシアが突然【XXXU-OW21S】に向かって言い出す。
0
お気に入りに追加
67
あなたにおすすめの小説
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる