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ゴーレム作成2
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「はてさて、どうしたものか…」
授業が終わり、寮に帰宅しマキナがお腹を空かせないように料理を作ってから机に向かう、目の前にはさっき少女から借りた核がある。
「スキャンとか解析とかできないしなー、あぁチートとか欲しいなぁ…チクショウ……まぁ兎に角」
机の引き出しからA4サイズの紙を取り出し核を覗いたときに見える魔法陣を書き初める。
「まさかハガキサイズや名詞サイズまであるんだもんなぁ」
「お母さん何してるの?」
後ろからマキナの声がしたので振り返ると大きなコップにさっき作ったシチューとこの前店で買ったフランスパンを持っていた。
「食べながら歩かない、そしてコップにシチューはいれちゃだめ」
「お母さんまだ食べてないよね?」
「すでに食べたよ」
「そうなんだ、でも横においておくね、そして……、お休み~」
「はいはい、お休み~」
ユウキが徹夜をするのを察したのかマキナはコップとフランスパンを机に置いてからユウキを思いっきり抱きしめた後自分の部屋に戻っていった。
「ふぅ~やっと半分終わった」
学校をサボり3日間で長い数字の羅列以外にも文字やら図形があるため解析自体はまだ半分どころか4分の1位しかおわっていない。
「お母さんシチュー無くなった~」
一息ついたタイミングでマキナが話しかけてくる。
「あれ…もう1日保つように作ったはずなんだけど?」
「でも無くなったのは事実だし」
ユウキは時計を見て考える、もうかなり遅い時間でお店なども閉まっているだろう。
「う~む、よし」
何かを決心し、部屋の窓にむかう。
「気分転換にちょっと狩ってくる」
「はぁい、いってらっしゃい」
ユウキは窓から飛び出し背中から翼を出して飛んで行った、本当ならマキナも行きたいのだが彼女は水龍で水中では自由自在なのだが水中に特化しているため空を飛ぶための翼を持っていない、そのためついていく事ができず見送るしかなかった。
「このへんかな?」
学校から少し離れた場所にある森の上空で停止しその場で滞空し呼吸を整え、周囲に人の気配が無いか確認してから自分の小指を少し爪で切り血を数滴地面に少し落とすとその血を落とした場所に獣や魔物の気配が集まりだす。
ユウキはふと切った小指に違和感を感じたので見てみると切ったはずの傷がきれいに治っていた。
「んーあれ、治ってる?、まあいいや」
自己完結した後両手を龍化させて血の匂いに集まった獣や魔物の元に行き、血を落とした近くにわざと音を立てて着地する、その姿を見た獣達は目の前にいきなりエサがきたので容赦なく飛び込む。
森の奥深く、当然街の灯りも届かず外灯などの照明はないあるとすれば月明りのみ、しかしその月明かりですらも森の木々によって遮られてしまう、そんな中一つの開けた、いや今さっき開けられた場所がありその中心にはユウキがいた。
「あーすっきりした」
ユウキは大変笑顔であった。
「やっぱりイライラしたら暴れるに限るね、慣れない事をするもんじゃないよね」
使えそうな肉だけは回収して寮に帰るとマキナはすでに寝ていた。
授業が終わり、寮に帰宅しマキナがお腹を空かせないように料理を作ってから机に向かう、目の前にはさっき少女から借りた核がある。
「スキャンとか解析とかできないしなー、あぁチートとか欲しいなぁ…チクショウ……まぁ兎に角」
机の引き出しからA4サイズの紙を取り出し核を覗いたときに見える魔法陣を書き初める。
「まさかハガキサイズや名詞サイズまであるんだもんなぁ」
「お母さん何してるの?」
後ろからマキナの声がしたので振り返ると大きなコップにさっき作ったシチューとこの前店で買ったフランスパンを持っていた。
「食べながら歩かない、そしてコップにシチューはいれちゃだめ」
「お母さんまだ食べてないよね?」
「すでに食べたよ」
「そうなんだ、でも横においておくね、そして……、お休み~」
「はいはい、お休み~」
ユウキが徹夜をするのを察したのかマキナはコップとフランスパンを机に置いてからユウキを思いっきり抱きしめた後自分の部屋に戻っていった。
「ふぅ~やっと半分終わった」
学校をサボり3日間で長い数字の羅列以外にも文字やら図形があるため解析自体はまだ半分どころか4分の1位しかおわっていない。
「お母さんシチュー無くなった~」
一息ついたタイミングでマキナが話しかけてくる。
「あれ…もう1日保つように作ったはずなんだけど?」
「でも無くなったのは事実だし」
ユウキは時計を見て考える、もうかなり遅い時間でお店なども閉まっているだろう。
「う~む、よし」
何かを決心し、部屋の窓にむかう。
「気分転換にちょっと狩ってくる」
「はぁい、いってらっしゃい」
ユウキは窓から飛び出し背中から翼を出して飛んで行った、本当ならマキナも行きたいのだが彼女は水龍で水中では自由自在なのだが水中に特化しているため空を飛ぶための翼を持っていない、そのためついていく事ができず見送るしかなかった。
「このへんかな?」
学校から少し離れた場所にある森の上空で停止しその場で滞空し呼吸を整え、周囲に人の気配が無いか確認してから自分の小指を少し爪で切り血を数滴地面に少し落とすとその血を落とした場所に獣や魔物の気配が集まりだす。
ユウキはふと切った小指に違和感を感じたので見てみると切ったはずの傷がきれいに治っていた。
「んーあれ、治ってる?、まあいいや」
自己完結した後両手を龍化させて血の匂いに集まった獣や魔物の元に行き、血を落とした近くにわざと音を立てて着地する、その姿を見た獣達は目の前にいきなりエサがきたので容赦なく飛び込む。
森の奥深く、当然街の灯りも届かず外灯などの照明はないあるとすれば月明りのみ、しかしその月明かりですらも森の木々によって遮られてしまう、そんな中一つの開けた、いや今さっき開けられた場所がありその中心にはユウキがいた。
「あーすっきりした」
ユウキは大変笑顔であった。
「やっぱりイライラしたら暴れるに限るね、慣れない事をするもんじゃないよね」
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