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ステータスのある世界
独自規格は迷惑
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2人が構えるとそれに収まるように銃が出現する、この世界でもアイテムボックスなる便利な収納があるがいちいち手を入れて出す物を考えて出したりするので戦闘中はあまり使えなかったりするがアレは構えるだけで武器が出現した、この世界の常識の外にいる物だと痛感してしまう。
閃光と共に極大サイズの弾丸が放たれる、魔王はその攻撃に対処できずに命中する。
魔王のお腹に大きな穴が空き悲鳴と共に絶命した。
俺が苦労した数年は一体何だったんだろう。
「終わった終わった、帰ろう」
男の方がやる気の無さそうに姿勢を崩したかた思うと一瞬で2人が消えてしまった。
「なんだったんだアレは…」
仲間の一人が何とか声をだす。
「でもアレがなければ私達は……」
確かにアレが現れなければ僕たちは負けて世界が破壊されていただろう。
「魔王は死んだ、これでこの世界は平和になった…ハズだ」
外も暗黒の雲が覆っていた空が晴れて徐々に晴れていく。
魔王を鑑定するとHPは最大だが状態に(死亡)と表記されている、このまま再生するかもしれないのでナイフで一応解体していく、バラしていくとHPが0になり(死亡)の表記が消え体が灰になって崩れていった、たぶんこれで完全に死亡したのだろう。
「…とにかく終わったんだ帰ろう、魔王は死んだし証拠の魔石もあるしこれを持って神殿に行けば長い旅も終わる」
壊れて使えなくなった武具は修理や復元が不可能な物は廃棄しる事にした、これでアイテムボックスに余裕ができたので、魔王の根城で何かないか探す事にした。
魔王の寝床は以外にも質素で先ほど戦った場所の方が豪華の造りをしており金目になりそうな物は無かった。
「おい、見ろよ!」
仲間の1人が奥の部屋から少女を抱えてやってきた。
「おまえ…」
「やめい、俺をそんな目で見るな!」
女癖が昔から悪かった奴が真っ先に10歳ほどの少女を抱えて来たのだそりゃ警戒もする。
「どこからさらって来たのか?」
「いや…」
鑑定してみると種族の項目は【魔族】と表記されており、称号にも【魔王の娘】と表記されている。
「この子どうする?」
パーティが沈黙し誰も手を上げようとしない。
「この子じゃ何も出来ないだろうなぁ…」
パーティーの誰かが少女をみて呟く。
「なんて事言うの!」
パーティ古参の女性が声を荒げる。
「じゃあお前が世話するか?」
「それは…」
この世界では〈鑑定〉はほとんどの人間が使えるので鑑定されてしまえば一発で魔族だと判明してしまう、魔王が死んでいるとはいえ魔族は恐怖の存在であるし子供でも一般の大人以上の腕力を有していると言われており、物好きが買うとは思えない、それに魔族の所に預けようにも今どこに住んでいるかも不明なのである。
「困ったな…」
見た目が少女な事もあり見捨てる選択肢がなく八方ふさがりだ。
「……、ぅ…」
少女が目を覚ます。
「……しゅき」
目が覚めた少女は僕を見るなり呟いた、熱く鋭い視線が突き刺さる。
「こりゃあんたが面倒見るしかないようだな」
「幾久しく宜しくお願い致します」
仲間の1人がふざけて言うと少女は本気にしたのか目の前で深々とお辞儀をした。
「こちらこそ、よろしく…」
言ってしまったついつい言ってしまった、少女はぱぁっと笑顔になり抱き着いてきた。
こうして少女の物語が始まった。
…アレ元の世界に帰れなくね?
閃光と共に極大サイズの弾丸が放たれる、魔王はその攻撃に対処できずに命中する。
魔王のお腹に大きな穴が空き悲鳴と共に絶命した。
俺が苦労した数年は一体何だったんだろう。
「終わった終わった、帰ろう」
男の方がやる気の無さそうに姿勢を崩したかた思うと一瞬で2人が消えてしまった。
「なんだったんだアレは…」
仲間の一人が何とか声をだす。
「でもアレがなければ私達は……」
確かにアレが現れなければ僕たちは負けて世界が破壊されていただろう。
「魔王は死んだ、これでこの世界は平和になった…ハズだ」
外も暗黒の雲が覆っていた空が晴れて徐々に晴れていく。
魔王を鑑定するとHPは最大だが状態に(死亡)と表記されている、このまま再生するかもしれないのでナイフで一応解体していく、バラしていくとHPが0になり(死亡)の表記が消え体が灰になって崩れていった、たぶんこれで完全に死亡したのだろう。
「…とにかく終わったんだ帰ろう、魔王は死んだし証拠の魔石もあるしこれを持って神殿に行けば長い旅も終わる」
壊れて使えなくなった武具は修理や復元が不可能な物は廃棄しる事にした、これでアイテムボックスに余裕ができたので、魔王の根城で何かないか探す事にした。
魔王の寝床は以外にも質素で先ほど戦った場所の方が豪華の造りをしており金目になりそうな物は無かった。
「おい、見ろよ!」
仲間の1人が奥の部屋から少女を抱えてやってきた。
「おまえ…」
「やめい、俺をそんな目で見るな!」
女癖が昔から悪かった奴が真っ先に10歳ほどの少女を抱えて来たのだそりゃ警戒もする。
「どこからさらって来たのか?」
「いや…」
鑑定してみると種族の項目は【魔族】と表記されており、称号にも【魔王の娘】と表記されている。
「この子どうする?」
パーティが沈黙し誰も手を上げようとしない。
「この子じゃ何も出来ないだろうなぁ…」
パーティーの誰かが少女をみて呟く。
「なんて事言うの!」
パーティ古参の女性が声を荒げる。
「じゃあお前が世話するか?」
「それは…」
この世界では〈鑑定〉はほとんどの人間が使えるので鑑定されてしまえば一発で魔族だと判明してしまう、魔王が死んでいるとはいえ魔族は恐怖の存在であるし子供でも一般の大人以上の腕力を有していると言われており、物好きが買うとは思えない、それに魔族の所に預けようにも今どこに住んでいるかも不明なのである。
「困ったな…」
見た目が少女な事もあり見捨てる選択肢がなく八方ふさがりだ。
「……、ぅ…」
少女が目を覚ます。
「……しゅき」
目が覚めた少女は僕を見るなり呟いた、熱く鋭い視線が突き刺さる。
「こりゃあんたが面倒見るしかないようだな」
「幾久しく宜しくお願い致します」
仲間の1人がふざけて言うと少女は本気にしたのか目の前で深々とお辞儀をした。
「こちらこそ、よろしく…」
言ってしまったついつい言ってしまった、少女はぱぁっと笑顔になり抱き着いてきた。
こうして少女の物語が始まった。
…アレ元の世界に帰れなくね?
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