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悪魔でシスターですから

記録2

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 ヒコ村で出会った女性について、代筆屋を通じていろいろ情報が得られるかと思っていたが情報は得られなかった。
 彼女の見た目が美形なのもあって村の人たちから奇妙な視線が向けれらているので居心地が悪いだろうが彼女がきにしている様子はない。
 こんな状態では早く移動したいが夜通しの移動はさすがに私でも辛いのでこの村の教会で泊まる事にした。
 シスターを使って様子をうかがわせたが特に不振な素振りはなかったそうだ、不満をぶつけられたので報酬を多めに払っておくことで納得させる。
 それから彼女の追跡しやすいようにギルドに登録させておく、自分の口利きが無きれば登録は愚か門前払いされていただろう。
 昨日の戦闘で戦える事は分かっていたので適当な討伐依頼をぶつけていくつかしっかりと力量を計りたいと思う、そう思っていたのだがどうもきな臭い討伐依頼が出ていた、最悪自分でも最低限調査だけでもだきるだろうから彼女名義で受けることにする。
 一応確認してみたが索敵は出来ないと言っていた、それでも自分が索敵した方向を少し向いていたので直感というものがあるのだろうか。
 反応があったが変わった反応だったので好奇心から普段は入らないような長さの草むらを進んで行く。

 少し進むとこちらに敵意を向けたオーク達が攻撃してきた、こんな狂暴なオークは見た事も聞いたこともなかった、この程度のオーク達では簡単に倒せるが足元が悪いのでさっそく彼女まかせてみる。

 あの魔法発動はなんだ……、使う魔法をそのまま命令する事で発動している、普通なら【フレイム】などの短い文章で十分なハズだが、しかし変な魔法発動な事もあって威力はすさまじく、通常ならオークを少し焼く程度だったが、炎でオークを貫くを初めて見た、その夜に自分でも同じようにやってみたが魔法が発動する事はなかった。
 それと狂暴化したオークは通常ありえなし、こんな事があるのなら必ず操っている存在がいるのは明白だろう、これは彼女の事は一旦保留にしてギルドに報告して調査をしてもらった方がいいだろう。
 本来なら倒したオークなどのモンスターは処理などをするが、こちらは2人に対してオークの数が多いので悔しいがそのまま放置してギルドに急いだ。
 町に到着すると普段は使わない権限を行使して入り、ギルドに報告する、なお教会への報告はこの提出する記録をもって完了したものとします。
 この町、アンデ町のギルドは有能で急いで人員を集めて調査に向かってくれた、これなら自分追及しなくても大丈夫だろう、出せる情報は少ないので全ての情報は出している、もうこの件に関しては関わらなくても大丈夫だろう。
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